クエスト「20人で助け合い、崩壊したセカイを救え」   作:夜桜家の壁

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マジでど忘れしてた…今後はもしかしたら2週間に1回になる可能性がなくもないので投稿されてなかったらそうなんだろうなと思って欲しいです。


久しぶりの妹との会話

 ついにあのまふゆの毒の吐き場みたいなチャンネルが動画を上げた。

 その曲は奏と似ていて、けれど冷たく、突き刺してくるなにかを押し付けてくるような曲となっていた。実際にあがってる最初の曲は酷く、吐き気がくるような不安定感を全体的に感じさせて、『はやく楽になりたい!!』とか『重りから私を解放して!!』と叫びたくなるようなそんな音楽だった。

 

 

 

 夜寝る前、普段話す機会があんまりないとある人物に電話をかけていた。

 

「もしもし、怜華。ついにまふゆがサブ垢使って動画あげたらしいよ。もう聞いてたりする?」

 

『あ、兄さん。まふゆあげてたんだ、初めて知ったよ。兄さんはもう聴いたの?どんな感じだった?レイピアで刺してくる感じ?それとも刀で斬られる感じ?』

 

「なんか怜華知らないうちに表現が過激になった?ってまあそれはいいや。その例えで言うとしたらレイピアだけど、何だろうな武器っていうよりも岩とか?それに押しつぶされる感じ。何なら物理的なダメージっていうよりも、精神的デバフみたいな方が近いと思うよ」

 

『いや兄さん、精神的デバフ言われても想像つかないんですけど』

 

「いや、まずレイピアとか刀とかで刺されたら斬られたりする感覚の方がまだ現代社会に生きる俺たちにはわかんないって!!」

 

『うるさいです兄さん、電話で鼓膜破る気ですか?」

 

「つっこませたのそっちでしょーが……それより敬語辞めて、悲しくなる」

 

『はいはい普通に喋るから悲しまなーい悲しまなーい。兄さん何だから妹に慰めさせられていいの?』

 

「転生する前は怜華の方が年上じゃん。精神年齢怜華の方が上だから実質ねーさんだよ」

 

『まぁ高校生と大学生では結構な差は感じるけどさ、この世界で生きた年数含めたら、いやそれでもまだ私の方が上疑惑あるか』

 

「まぁ多少の冗談は置いといて、曲調べられた?」

 

『もちろん、普通に話してる間に聴く準備くらい出来てるって』

 

「それじゃあ俺しばらく黙ってるから聞いててよ」

 

『はーい、それじゃあ聴いてみるね』

 

 

 怜華はおそらく片方イヤホンをして聞いているのだろう、たまに怜華がビックリして少し声が漏れているのが聞こえてくるだけで音楽は聞こえて来ない。

 

 

『すごい曲だね。たまにニーゴの曲で踊る時はあったからその違いでビックリしてるよ。寒いというか、凍えるというか、凍りつきそう」

 

「実際に聴かないとわかんないやつでしょ、これ。まふゆがこんな曲作るなんて、怜華は普段学校でまふゆを見た時におもうか?」

 

『あんまり見ることはないけどそう感じることは全くといってもいいほどないかな。愛莉さんからまふゆの事聞いてもそんな様子は感じてないって感じだったし。むしろ兄さんがニーゴの活動してる時はどんな感じなのか気になるんだけどなんか変化あったりはしてなかったの?』

 

「俺いるのって23時とかなんだけど。たまに25時前に雪が来ることはあっても全然喋んないし、正直何も変化してたところはないよね」

 

 

 お互い原作を知っているから、その上であの曲を聞いているととても辛くなり、言葉が続かずにいる。初めてこんな気まずい感じになったと思う。

 

 

『ねぇ雷夜。もし良かったらさ明日そっち泊まりに行ってもいい?』

 

「構わないけどどうして急に?」

 

『た、たまにはお兄さんらしいところみ、見せて欲しいかも〜的な?』

 

「?まぁ明日シロには伝えとくから来な。普通に楽しみに待ってるから」

 

 

 明日、何故か怜華が泊まりに来ることになったお兄さんらしいとこって本当に何だ。

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