クエスト「20人で助け合い、崩壊したセカイを救え」   作:夜桜家の壁

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筆者である私にも兄らしさが何なのかはわからない。けれどこんな2人を見て見たいと思ったら書くしかないので勢いで書き上げる。


兄らしさとは

 ベットに横がりながらある一つの疑問について探求してみる。兄って何なのだろうか。この一つの質問に対して答えを出すのは難しい。前世では一人っ子、今世に至っては前世の記憶を持ってたから普通の兄の考え方と違うものだろうし、経験から考えることはできない。なら周りにいる兄を元に考えてみよう。

 

 兄といえば天馬司!!こいつだと思ったが、シスコンな点から普通とは言いにくそうだ。けれどあいつは仲がいいから参考になるのかも知らない。

 そういう訳で思い浮かべてみれば、イベントストーリーの中であいつは病弱な妹のためにお雛様を病院にまで持って行く話があったのを思い出した。よほど咲希の事を笑顔にさせたかったのがわかる。つまり兄らしさの一つは『妹を笑顔にする、楽しいとか嬉しいといった感情にさせられるような存在になる事』だろう。

 

 

 知ってる兄について、1人につき一つ結論を出すことにしよう。考えすぎてもよくない。けれどもメインキャラの兄って司だけ何だよね。つまりはメインキャラの家族達の話になってくる。

 

 

 という事で、2人目……と同時に3人目。えむのお兄さん達。何か兄としてどうしたとかぱっと思い出せないが、最初の印象は結構悪めだよね。えむからすれば大好きな兄ではあるけども。

 あの2人は現実を見てる人たちだ。年がある程度離れているしで、物事に対しての見方が違う。えむにちゃんとハッキリと物事をいうことができてるし、良く言えば甘やかすばかりじゃなく心を鬼にして現実を言える。道を修正させることが出来ている。

 つまり兄らしさには、『妹を成長させる事ができる、また守る事もできるという存在になる事』もあるのだと思う。

 

 

 そんなこんな考えていれば、扉からコンコンって音が聞こえてくる。

 

 

「入って大丈夫だよ」

 

「それじゃ失礼。……あれ、雷夜もうベットに横になって………寝る所だった?それなら電気は消しといた方がいいと思うよ」

 

「別に寝るわけじゃなかったからいいの。寝るにはこのライトは眩しすぎる」

 

「いやだから寝るならけせ、って話なんだけど。てか寝ないなら何してんの?」

 

「んー、悩み事というか疑問というか、兄って結局なんなんだろうって思ってさ」

 

「何それ、怜華ちゃんと喧嘩でもしたの?ふふ

 

 

 なんか笑われてるんだけど、それもすごいちっさく。イラってくるなぁ。別に喧嘩してるわけでもないし。むしろ笑うなら普通に笑えよ、バカにされてるみたいじゃん。

 

 

「喧嘩とかしてないんだけど、なんかさっき怜華に電話したら今度兄らしいところを見せて欲しいって言われたんだよ。それで兄らしいとかって何なんだってなってんの。あと憶測でイメージしたら面白かったとかで笑うのやめろ」

 

「いやーごめんって、あんなに仲のいい君たちが喧嘩なんかしてたら面白いのはわかるでしょ?今度からは大きな声で笑ってあげるから許して?」

 

「イラってくるだけだから許すとかじゃないんだけどなぁ」

 

 

 

 

 

「そういえばシロは前世に兄とかいなかったの?いるなら話聞きたいんだけど」

 

「うーん、いたけど……別に仲がいいかと言われるとビミョー何だよね、なんかそこにいるだけの関係っていうの?でも私の中の兄にこうであって欲しかったとかなら言えるよ」

 

「愚痴なら沢山言えるぞってこと?」

 

「言ってしまえばそんなもんかもしれないね。よし、炭酸系のジュース持ってくるから擬似居酒屋やるよ」

 

「え、俺愚痴とか聞きたくないんだけど、いやだいやだ。俺はもう寝る!!俺は寝るかんな!!」

 

「なんだせっかく兄らしさについて多少は話てあげようと思ったのに。………てか雷夜、まず兄らしさって人によって正反対の事言うだろうし参考にならないと思うよ。東雲の2人だって、絵名と彰人ね、2人は仲悪いのが普通な環境にいて、天馬の2人は仲が良いのが普通みたいな環境。普通が違うから『らしさ』って人によるとしか言えないんだよ。ちなみに、兄か姉かみたいな違いはあるけど、兄弟の関係みたいなところでは重要じゃないからね……それに………」

 

 

 なんか、すごい喋ってくれてる……

 

 

「ってあれ、雷夜話について来れてる?おーい、ぼーっとするなー。するなら寝ろー」

 

「ごめんシロ、正直こんなに喋ってくれるとは思ってなかったからビックリしてた」

 

「そっか、まぁいいや、とにかく『兄らしさ』ってやつは人によって全くと言っていいほど違うと思うわけ。だから雷夜には雷夜なりの『兄らしさ』の定義があるし、それは自然体であるからこそ見れるものでもあるから、考えるだけ無意味だね」

 

「じゃあ俺がさっきまで考えてた時間は何だったんだ………なんか悲しいというか、虚無」

 

「いや、まず人間は考える事に意味を見出す存在だよ。完全に無駄って意味じゃないかもしれないよ」

 

 

 何言ってるんだこの人。さっき考えるだけ無意味って言ったじゃん。

 

 

「そうだね。さっき私は無意味とは言った。それは雷夜にとっての『兄らしさ』に対してだけどね」

 

「?結局意味が俺はわかってないんだけど……」

 

「考えるのは怜華ちゃんにとって、兄とはどんな存在か。怜華ちゃんが前世どんな体験をしたかわかんないけど、今世においてはしばらくの間雷夜がお兄さんだったんだから、その時みたくあればいいんじゃないかな?めんどくさくてもう私の結論まで言っちゃったよ。ともかく雷夜は多分いつも通りでも問題ないんじゃない?保証はしないけど」

 

「いつも通りにってよくわかんないな。けどありがとうシロ。シロの話も一意見として色々考えてみるよ」

 

「あぁ、結局考えるのはやめないのね。ものすごい夜更かしは厳禁だかんね。私はそこらへん散歩でもしてくるよ。おやすみ雷夜」

 

「おやすみシロ」

 

 

 俺の返事を聞いてシロは散歩しに行きました。最近は夜この辺でよくバーベキューしてるグループを見かけるのでお腹が空いて戻ってくる事だろう。

 

 

 

 

 

 その後を、怜華が求めてる兄らしさが何かを考えていると、いつも寝る時間を少し越していたので今日は寝ることにした。




オリジナルの部分って面白さの保証が全くないから長くなると不安でしかない。今回の話は大体100分ぐらいでできてます。
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