クエスト「20人で助け合い、崩壊したセカイを救え」 作:夜桜家の壁
「おはよう……兄さんは今日はよく眠れた?」
「睡眠時間という意味ならそこまで、深さならかなり」
「私も似た感じだよ。今日は絵名がいつもよりうるさいから起こされちゃった」
怜華は普段宮女で多少のロールプレイしながら学校に通うとかいう気を張る生活を楽しんで行っているが、その分楽しんだ疲れもあるようで、夜はグッスリと寝ると聞いていた。そんなふうに寝ているのを起こされた怜華はわかりやすく眠そうにしている。
「すごい眠そうだね、どうする?こっちで二度寝とかする?俺は眠くないから庭とかでダンスとか練習してるし、何ならシロとやってるけど」
「兄さんも一緒に寝ない?たまにする二度寝って最高なのは私が保証するよ?これは前世からわかってる事だからね」
「俺そんなに眠くないんだけど……」
「まだ全然朝早いんだから、まだ起きてすぐでしょ?すぐ寝れるって」
「俺今日早起きだから!おきてからそこそこ時間たってんの!3時間くらい!」
「3時間くらい?それって私より早くおきてるじゃん。それなら眠いでしょ。たまには妹のお願いを 聞 い て 欲しいなぁ」
なんか最近怜華がよくわからない。目覚めた時はまだこうゆうのでこんな行動をしたんだとか、わかったのに今はそれが全然ない。そして身長も高く、俺を越した事で少し怖く感じる。……なんか少し絵名っぽい?普段から絵名と彰人の会話見てるからそれで覚えたのかなぁ。
「兄さんの私を見る目がなんか孫を見てるみたいな目になってる」
「なんか理不尽さみたいなのって絵名から覚えたのかなぁって思っただけだから、てか兄やぞ、怜華の成長見るのはそんな目にもなるって」
「いや、開き直らないでよ。何だろこの、お互いにこいつが年下みたいな感覚でいるの。魂の年齢的には私の方が上なのに実際の年齢的には兄さんが年上だし……ほんと変なの」
「確かに変だけども。てか寝ないの?」
完全に忘れてたが怜華は眠くないのだろうか?それとも眠くて脊髄で返答してんのか?
「そうだった。とりあえず兄さんの部屋まで案内してよ」
「来た事あるよね?知らないっけ?」
「うーん、来た事あっても覚えてないよね、構造自体特殊だしさ」
「慣れちゃえば普通に快適ではあるんだけどなぁ」
扉を開けて、家の中を歩きながら会話する。シロが寝てるから声量は小さく、それでも聞き取りやすくして会話する。
階段を登って真っ直ぐ進んだ先にある俺の部屋に入っていく。
するとガチャっと音がした。
「ガチャって……怜華、何で鍵閉めたの?」
「……兄さんも眠らせるためです」
怜華は鍵にガチャガチャと、何か変な機械を取り付けながら話を続ける。
「私、前世ではよく明るいような曲ばっかり聞いてたの。だからまふゆのOWNの曲を聞いてさ、初めて感じたことがあったんだ」
「………」
「まふゆがさ………怖いんだよね」
「だから、兄さんには一緒に寝てくれないと困る訳なの」
「ね、兄さん。一緒に寝てもらうよ?」
───俺は怜華の方が怖いよ!!
怜華は多分SANチェックで100ファン出すような事したんでしょう。SAN値チェックにファンブルとかなかった気もするけど、そんな感じになってるという事で。