クエスト「20人で助け合い、崩壊したセカイを救え」 作:夜桜家の壁
両方の視点になります。
ガチャ、扉の鍵が閉まりそして何故か怜華が怖くなっている。よくみてみると目がぐるんぐるんとしてて、催眠術か何かくらってるのではとすら思う。何故か頭の中でミクとテトが踊ってる姿が思い浮かんだけれどそれどころじゃない!
「れ、怜華……さん。こっちにベットあるから早く扉から離れてくれません?」
「それじゃあ、兄さん先にベット入って。それを見たら私もそこ行くからね」
「……スゥー」
渋々とだが、ベッドに入って怜華を待つこととする。今の怜華に何を言ってもおそらく今は効果がないだろう。ならば一度怜華を誘いこみ、その後布団を怜華に押し付けて部屋を出るべきだ。
「ちゃんと入ってるね。それじゃあ一緒に二度寝しよ、こんなかわいいかわいい妹が一緒に寝ようって言ってくれるんだよ、普通こんなことないからね。それじゃあ兄さん動かないでね」
「動かないから早くこっちに来て一緒に寝ようか。おいで」
布団を持ち上げて、怜華が入りやすいようにする。それを見た怜華は少し嬉しそうにしながら入ろうとする。
つまり今が1番の至近距離!俺は布団を全て怜華に投げかけようとして、脱出を試みた。
しかし、運が悪いのか、それとも他の何か原因があるのか失敗に終わった。
結論から言えば俺と怜華の顔がかなり近づいていた。普通の添い寝にしてもこんなに顔近づけるのはカップルか何かくらいじゃないかと思える程には近かった。怜華は身内贔屓抜きにかなりの美人のため、妹だというのに数秒は見惚れてしまい動けなかった。これにて俺は怜華の精神安定剤か何かになる事が確定しました。二度寝確定です。
「えっ!?」
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部屋の鍵を閉めて、何でこんなことをしたのか、その理由を話した。それはまふゆの曲は私という人間に何かとっても良くない物をもたらした。
それは言語化する事は出来ず、それを学校で聴いてしまった私はクラスの人に早退を勧められてしまうほど、顔が青ざめたらしていたらしい。
今でもあの曲は不気味でたまに思い出してしまうから、睡眠不足でもある。だから兄さんを使えば安心出来るんじゃないかと、思いついた。思いついてしまった。
兄さんをベッドで横にさせてその後に私がベッドに行く。兄さんがベッドに行ったのを見て少し驚いた。布団を上げて子供をあやすかのような体制になっていたからだ。
兄さんがついに諦めて添い寝してくれる気になった!!それが嬉しくてベッドに入ると、何と兄さんは抜け出そうと左手で起きあがろうとしたが、不幸な事に、私にとってはラッキーな事にシーツで滑り、私と兄さんの顔の間はほとんどなくなっていた………。
「えっ!?」
待って私兄さんと添い寝しようとしてたの!?血は繋がってるけど私と兄さんの魂は別に他人なんだけど!!ちょ、ちょっと待って、私しばらくずっと………脳死で行動してた?
「怜華大丈夫?なんか雰囲気変わったような気がするけど」
「ありがとう兄さん!おかげでなんか目が覚めた気がする!」
「あれ、それじゃあ俺怜華の精神安定剤になる事はない?」
「ないよ!私は兄を精神安定に使う何かだと思ってるの」
「いや、怖いんだって!鍵閉めてくるわ、なんか発言がヤンデレみたいなのにつま先入ってんじゃないのかってくらいには思うんだよ!」
「ヤンデレ………もういいです。私の精神は安定したけど寝不足は解決されてないから一緒に寝てもらうから」
「ヤダよ、俺は外いる………あの手離して」
「兄さんは私より背ちっちゃいし私の方が力あると思うよ。なのでこれで流れないので一緒に寝るよ。雷夜は私のストレス発散の道……スペシャリストだから」
「ねぇ、今道具っていいかけたよね!このご時世人のことを道具っていうのはいかがなものかと思います!」
「それなら妹に優しくしない兄もよくないと思います!なので寝てください!私が寝たら手はなしてもいいから!」
「怜華は魂的に言ったら他人なのにいいの?なんか意識しないの!?」
「意識するとか考えたことないかも。けどそれよりたまにだし一緒に寝たいの。いいでしょ?」
私に投げかけられた布団を掴んで私と兄さんにかける。そうすると会話を続けるだけ無駄だと気づいたのか動きを止めて流れにまかせるように一緒のベッドで2度寝をすることになった。
魂的には半分くらいは兄という意識があるから意識するとか当たり前のようにないんだと思い出して、私はすやすやと深い眠りに落ちた。
最近モチベがひどい………