クエスト「20人で助け合い、崩壊したセカイを救え」 作:夜桜家の壁
「うんんっ………私、何してたんだっけ……時計は………12時、寝過ごした?」
「ん?水、飲んでくる」
「いってらっしゃい………?なんで雷夜いるんだっけ?」
確かえーっと、そうだ!甘えに来たんだ!!それで捕まえて一緒に寝たんだ!!うわ、すごい急に思い出して頭が痛い。けど今12時って事は4時間くらいしか寝てないんだ。二度寝としては寝過ぎなくらいだけど、最近のこと思えば妥当……なのかも。
「それにしてもよくぐっすり眠れた。やっぱり兄は偉大だ」
「別に偉大な存在じゃないんだけど。それで怜華はまあまあ寝て、気分は良くなったの?」
「結構今はいい感じになったよ、ありがと」
「最近はあんまり熟睡できなかったんだけど、兄さんのそばって安心できるんだよね。いい睡眠時間だったと思う」
「うーん、まぁ怜華がよく寝れたというならまぁ良かったのか……?それよりも今日何用で来たのか教えてよ。結局よくわかってないからさ」
今日が何用で来たのか?えぇ、えっとなんて言おうかな、実は本題が一緒に寝てもらうことだなんて言ったら、兄さんビックリする、かな?いや、兄さんならビックリはしないで多分、普通に怒るか、何も起きない、どっちだ………いや悩んでるくらいになら、
「最近こはねの様子が変わってたり、まふゆがサブ垢作ったりしててそろそろ私の仕事かなぁって思ったんだけど、モモジャンもレオニも動きがないっていうか、ねぇ、それで兄さんの方はどれだけ進んでるのかなって思ってさ!」
今の不満をそのまま質問風にいえばいい。さすが私、よくこんなにペラペラと言葉が出てくる。普段から鍛えてるだけはあるよね。
「お、おう、とりあえず落ち着こうか。ほら息を吸って〜吐いて〜」
「す〜〜は〜〜」
「とりあえず落ち着いたな、多分。それで進み具合か、ワンダショはとりあえず最初の公演、つまりはネネロボ充電不足事件が起きるはずの公演の練習期間かな、多分次の土曜日までのはず」
「それでこはね達の方はどうなの?」
「こはね達、ビビバスは明日の夕方から対決。内容は白石たちの番に機材のトラブルが起こされるやつ。つまりは明日は忙しい」
「私呼ばれてない………」
「ま、まぁ彰人に呼ばれないのはしょうがないんじゃないかな、こはねもまだ自信なんてないだろうし」
「そうなんだけどさ、何かもっと関われるのかなぁって思ってたのに全然だから」
「……怜華はレオニ、モモジャンに関われるじゃん。なんならこようと思えばこっちにもこれるし。モモジャンなんて、まずみのりが50回落ちるとこから始まるし、レオニは、多分しばらくしないと咲希が退院できないと思うし、しょうがないんじゃないかな」
始まりの時点がかなり遅いのは私はちゃんとわかってた。けど兄さんが沢山楽しめてるのが羨ましく感じちゃう。
ううん。私はちゃんとわかってる。これがないものねだりのどうしようもない感情だって、だから今は待つだけ。今まで待ってきた、3年も待ってきた。後少しなんだ。
「そうだよね、今は待つよ。それに1週間もしたら多分セカイに呼ばれるよね。まふゆのセカイに」
「そう、そこが怜華の最初の仕事かな。セカイについて他のセカイのミク達は話してくれるけど、まふゆのところは……話すの大変そうだし?怜華が頑張ることになるかもしれない。あるいは、まふゆと喋っててもらうかも」
「兄さんそれ、仕事の内容の差すごくないですか?」
「いや、ほら俺多分だけどまふゆと相性悪いじゃん。まふゆのとこに連れてったらすぐに追い出されるかもだし」
「追い出されたら面白いね。どうせ私も最後には追い出されるだろうけど、連れてってすぐに吹き飛ばされる兄さん。ちょっと笑えるね」
もし実際にそうなったら私ツボに入る自信ある。こうゆうシュールってやつ笑えちゃうんだよね。
「笑わないでよ?けどまぁそうなるかもだしよろしくね」
「よくわかった。とりあえず賑やかしになって、兄さんがどっか行っちゃったら私が代わりをするよ。……あと笑う。だから安心して」
「あ、安心できないよ怜華」
その後、お昼寝ご飯を食べて、雑談、少しゲームをして帰ることになった。
「ふふふ、今日はもう用事もないので帰らせていただきますね。久方ぶりに快眠できて、とても満足してます」
「メインもしかしてそっちだったりする?」
「あら、言いがかりはよしてくださいな。私の大好きな兄さん、またいつか」
兄さんの表情がなんともいえない。目が線になって口も線、( ̄_ ̄)こんな表情になった。
あ、戻った。
「……まだ明るいからそんなに心配してないけど、気をつけて帰るように。あと、お小遣いあげるからアイスでも買ってから帰りな」
「あ、ありがと……こほん、ありがとうございます。それでは」
最後気を抜いていたらロールプレイ忘れてた。兄さんに別れを告げて、コンビニエンスな店に足を運ぶ。
アイス何買って帰ろうかな。