クエスト「20人で助け合い、崩壊したセカイを救え」   作:夜桜家の壁

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マジあげられてなくて申し訳ない。


ひとりの錬金術師

 類が去り、それを追いかけようとした司だが、行ってしまった類にかける言葉を知らず、追いかけることが出来なかった。

 

 

「ね、ねぇ、とりあえずステージに行かない?そこでどうやったら類くん入ってくれるか考えよう?」

 

「そうだね。ここにいても意味ないし、行くか」

 

 

「あぁ」「……うん」それぞれいい返事とは言えないがワンダーステージに行くことになった。

 

 

 

 

 ワンダーステージについた後しばらくは誰も喋ることはなかった。しかし、長いようで短い時間、司と寧々は難しい顔をして、類のことを考えていた。

 

 

「これから………どうする……?」

 

「………」

 

「むむむむむーっ!!」

 

「なっ!なんだ突然っ!!近いぞ!!」

 

 

 ずっと悩んでいたふたりに対してえむはすでにどうしたいのか、すでに決めていた。

 

 

「司くんは、類くんとショーやりたいんでしょ!?じゃあ、あきらめちゃダメだよっ!」

 

「……司……類は、最高のショーをしたいってずっと思ってる。だから、仲間と一緒にショーをやりたいって気持ちは今でも持ってると、思う……だから、考えよう……!また一緒にやるために……!」

 

「ほら、雷夜くんも何か言って!!」

 

「俺一緒にショーしてないし、こんな風にいうのはおかしいかもしれないけど、俺にはお前たち4人で大きく成長して、お互いのことを知り、高めていける団としての姿が確かに見えてるんだ。だから諦めるな。あいつは一緒にショーをしてくれるやつをまだ怖がってるだけだ。自分の本心はちゃんと伝えなきゃ始まらないよ。未来のスターさん」

 

「そう!司くんは未来のスターなんだよ!だったら、類くんも笑顔にしなくっちゃ!」

 

「……!ああ、そうだな。よし……作戦会議だ!!」

 

 

 そうして始まる作戦会議。そうして話し出した司の口から想定してなかった言葉が出てくる。

 

 

「まず、類はどうやったらまた一緒にショーをする気になるか………の前に一つやることがある!!」

 

「なになに?」

 

「……早く言って」

 

「雷夜を団員にすることだ!」

 

「・・・俺なの?」

 

 

 なんと、『素晴らしいショーを見せて入りたいと言わせる』みたいな事を言っていた司から先にメンバーに入れと言ってきた。

 

 

「そうだ」

 

「まって……でも雷夜は元々あのショーがいいものだったら……それだったら入ってもいいって話、だよね?無理じゃない?」

 

「俺もそうゆう条件を付けたはずだ、けど面白いから司の言い訳聞かせてよ」

 

「確かにそう言っていたとオレも覚えているさ、だがオレは気づいたのだ。えむの言っていた諦めるなという事を肯定していたり、自分の本心を言わなければ始まらないなどと言っていたことを」

 

「………それで?」

 

「だからもし、これで断るなら雷雷の励ましは嘘になるだろう。つまり実質的に断れないだろう?」

 

 

 なるほど考えた確かにここでキッパリと断るなどと言えば、それは類も同じように断るだろと言っているようなものだ。やって参加せざるを得ない。

 別に一緒に出来るならしてもいいのだが、色々やっててあまり参加出来ないこともあって、後ろめたさが大きい。

 

 

「本来の条件無視もいいところすぎる。しかし、司の言ってることも十分わかるし、いいよ。ワンダーランズショウタイムに入ろうか」

 

「む、思った以上にすんなりと」

 

「こっちが心配してるのは、練習とかには参加しないだろうし、むしろ邪魔になるだろうって話だからね」

 

「そんなことない……類は、雷夜がいるだけでもかなり安心できるはず。だからいるだけで強い」

 

「現段階での類特攻だと。面白いね。それじゃあ司、これからよろしくな」

 

「ああ、もちろんだ。よし、それじゃあ本題に戻るぞ」

 

 

 正直類よりも先に入ることになるとは思ってなかったよね。

 

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