クエスト「20人で助け合い、崩壊したセカイを救え」 作:夜桜家の壁
瑞希のイベストまだ希望が見える形で良かった。けどあんましうちの子ら絡ませるのきつそう。正確には瑞希にはって感じだけど。
「じゃあ司!どうやったら類の気持ちはこっちに向くだろうか。なんか思いつく?」
「……わからん!!しかし、何回も戻ってこいと言ってもあいつには届かない……何か大きなことをしないとダメだとは思う」
「じゃあその大きいのって何って感じだよな」
「わかった!雷夜くんあたしわかった!!またワンダーランドでショーをするの、そうしたらそれを見た類くんはきっと来てくれるよ☆」
「………それ、どうやって類を連れてくるつもり?」
類とまたショーをするためには、またショーをするしかない。しかし、ショーをすること自体は出来るが、それを類に見せる手段がない。類の身体能力はイベントストーリーでよくわかっているため、無理矢理動かすのは難しい。
「類は走るのも速いし、この中で追いつけるのはえむか司だろうけど、2人が捕まえたらショーをする人がいなくなる」
「雷夜はなにか思いついていないのか?中学の時からの知り合いだろう?」
「みんなが一つ忘れてる場所ならある」
「……どこだ?」
「セカイ」
「もしかして、ミクちゃん達に助けてもらうの?」
「あー……確かにあそこならショーが出来る」
「とりあえずセカイに行って、ミク達に助けを求めよう」
スマホを取り出し、まだ名前のない不思議な曲を流せばあたりは白く光り、気がつけばセカイに来ていた。
「やあミク、カイト、今日は類と仲直りするために手伝って欲しくて来たんだ」
「まだ仲直りしてないんだー。よお〜し、もちろん手伝うよ☆」
「司くん達が困っているなら手を貸さないとね」
「ありがとう!ミク、カイト!!」
「それで、………結局どうやって類を連れてくるの?」
「それは、今みたいに誰かが流せばいけるんじゃない?それでその後にショーをするとか」
「それじゃあ、どんなショーをするかいっしょに考えようよ☆」
「よーし、がんばろ〜!」
どんなショーをするのか、伝えたい事はなにか、それに適したショーの配役、様々な事を言語化してお互いが共有し、一度皆で話した後ほとんど原作の通りの脚本になった。違うのは『ゴースト』がいること。
「おばけさんも仲間になった!」
「えむ、おばけさんはやめてゴーストだって」
「ええ〜せっかくかわいくしたのに〜」
「少なくとも俺はカワイイって言われても嬉しくはないかなぁ。どっちかって言ったらカッコいいの方がいいかな」
「………でも、おばけさんの方がショーではウケそう」
ワンダショは子供向けなこと多いしそっちの方がいいのか?そう考えては見たが見落としていたことが一つあった。
「今回のショーは類に向けたものだし、普段は俺ショー自体に参加はしない裏方専門だからショーの受けは関係ないじゃん」
「バレた……」
「ゆくゆくはお前にも参加して欲しいが、今は一旦いい。そろそろ類の事を捕まえに行くぞ。オレと雷夜で気を引くからふたりは不意をついてセカイに連れてきてくれ」
「りょうかーい!」
「がんばる」
「よし、じゃあ行こう。ミク、カイト、それじゃあ類捕まえてくるからショーできるようにしておいてください」
「いつでも準備おっけーにしとくよ〜」
「いってらっしゃい。みんな、がんばってね」
ミクとカイトに見送られて俺達は現実世界へと戻った。