クエスト「20人で助け合い、崩壊したセカイを救え」   作:夜桜家の壁

162 / 163
えーおそらく2月ぶりでしょうか。執筆時間が本当に確保できてません。それでも続けたいとは思ってはいます。ですので駄文ですが今後ともよろしくおねがいします。


困惑

 今まで情報を必要な、というかすでに獲得してるものしか話さず、俺がいてもいなくても変わらない程度に調整していたが、そんな制限は取っ払う事にした。原作を知ってるだけで俺は別に神様でもなんでもないんだ。だったら成長に少ししか繋がらないすれ違いのような、苦しみを生むだけの状態はノーサンキュー。

 これからは人間らしく辛い思いをしている誰かを救いたいと思う。

 

 

「冬弥がなんで彰人から離れていったのか。それは彰人がこはねに言った言葉が関係しているんだよ」

 

「………どれだ?というかなんで小豆沢に言ったやつが関係してくるんだ?」

 

「彰人がこはねに『覚悟持ってない奴がここに来るな』みたいなこと言ったでしょ?その時冬弥は覚悟を持ってないって自分の事認識してたらしいのね。だから冬弥からすればこはねと冬弥は同じ、なんならこはね以下らしい」

 

「は?何言ってんだアイツ……?」

 

「冬弥はこはねはちゃんと覚悟を持っているけど、自分にはないと思っているって相談があったんだよ」

 

「つまりあれか、オレの突き放す言葉が小豆沢より冬弥に影響があったって話だよな」

 

「その通り。コレは単純に冬弥が考えすぎって話もあれば、個人的にこはねの努力を見てた所為でもある」

 

 

 自分より努力してるって思っちゃったんだろうね。人間って自分の努力を見るのその仕方を知らないとできないし。自己強化だったかな、学校の教師に聞けば知ってるはず。

 

 

「だからさ、今冬弥は自分のこと認めてないんだよ。だから今は彰人が存在を認めて欲しい。そんな行動をしてほしい」

 

「あいつに必要な事がなんなのかはわかった」

 

「なら!どうやって話すかを……」

 

「兄貴、まだ聞きたい事はある。冬弥があんな行動をした理由は理解したと言っていいが、納得はまだしてねー」

 

「あの時の侮辱行為はなんだ?自分がそこまで本気でやってないと考えてるのは事実だから何も言わねーけど、あんな事言う理由がわかんねーんだよ。あいつの言葉は何を伝えようとしてんだ」

 

「彰人それは、前にも言ったと思うけど、大きな傷で解散したら新しくチームを彰人は組みやすいって考えたんだと思う」

 

「いや、組みやすくはなんねーだろ。流石にそこまでバカじゃない」

 

「思考のレベルは俺には分かんないけどさ、重要なのって解散する事の方だ。普通に解散したいって話をしたら引き止められる。だから引き止められないような方法をとった。だから侮辱するような言葉には特に意味はないんじゃないかな」

 

 

 彰人は自身の記憶にある冬弥のことを思い出す。今まで組んできた記憶に冬弥がこの街を嫌いになるような出来事はなかった。観客に何か言われても傷つかず、一緒に乗り越えてきた。そんな自身の見てきたものが、冬弥の発言を認めない。

 だが同時に冗談も言わず、真面目な冬弥の発言だと言うことは真実を告げるものだと経験が認める。

 

 

「オレの中で、あいつはあんな事を言う奴じゃないって確信してんだよ。けど同時に言ったならそれはマジで言ってるって今までの経験が言うんだよ」

 

「………彰人は、今でも冬弥のことを信じれる?」

 

「なんだよ急に………」

 

「冬弥がまた組みたいって言ったら、もう一度──」

 

「信じる」

 

 

 食い気味で返事を返した彰人。さっきまでの悩んでいた表情は消えて、はっきりと当然だと言うような目をしていた。

 

 

「やっぱり、オレはまだあいつと続けたい。怒りであん時は探してたけど、今は引き止めたい」

 

「冬弥が何を考えていても彰人がどう思っているのかは伝えるべきだだと俺は思ってる。だから準備をして、色々と聞こう」

 

「ああ、結局は聞かなきゃわかんねーもんな。しかしどうやって聞くもんか」

 

「それなんだけどさ、杏達に協力してもらおうと思う」

 

 

 今が原作でどこまでのイベントが進んでいるのかはわからないけど、こはねが冬弥の事を気にかけているのは変わらないし、この世界の杏はこの2人の事を知らない仲じゃない。かなり協力的だと思う。

 

 

「ちょっと待てよ、これはオレ達の問題だ。流石に部外者には……」

 

「でもどうせこはねは動くんだよ、杏はそれに協力しないわけがないし、だったら一緒に動くのが理想的なんだよ」

 

 

 彰人が苦虫を噛み潰したような表情をしながらかなりの長考をする。元々潰そうとしたやつに助けられるのはプライドが許さないのか、それとも単純に自分達だけで解決したいのか、何を考えているのかはわからない。そんな彰人が口を開く。

 

「2日ぐらい待って欲しい。結構考えたが、正直オレの中で納得いかないことはあるんだよ。感情が邪魔をしてきやがる。だから少し待っててくれ」

 

「わかった。それじゃあ俺はWEEKND GRAGE行ってくる。どのみち謙さんには手伝ってもらわないと出来ない事多いし」

 

「謙さんならいいけど、てかオレも行く」

 

「コーヒー飲みに行く?」

 

「いや、その辺で歌ってる。頭空っぽにしたい」

 

 

 動きやすい服に彰人は着替えてvivid streetに向かう。練習にしては遅く、夕飯の時間にはまだある微妙な時間ではあるが、多少体を動かすには充分過ぎる。




そういえば皆さまコロナ対策はしていますでしょうか。私最近コロナかかりまして、40℃超えとなりました。死にかけました。1週間程。大変ですので手洗いうがいをしましょう。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。