クエスト「20人で助け合い、崩壊したセカイを救え」   作:夜桜家の壁

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嬉しかったなぁ

恥ずかしい。

 

兄さんと会ったその日の夜、そんな感情に支配されていた。

 

兄さんなんであんなこと言えるの?たらしじゃんもう。ぼかして言わないではっきりと転生したこと伝えれば良かったんじゃないかな。そしたら神様からのお使いも終わるし恥ずかしい思いはしなくて済んだはず。

 

けど……なんかとっても嬉しかったな。本当に私が欲しい言葉を言ってくれた。好きになっちゃいそう。コレがガチ恋勢の気持ちなのかな?ただガチ恋はしないし、好むとしても推しとしてだし、間違っても恋愛的なのじゃないし。

 

結構真面目な話、恋愛はしないかな。私は本当に恋愛感情が苦手なんだよね。恋愛的に好きになるってどうゆう感情なの?よくわからない。

 

 

 

はぁ、これからどうしようかな?人格の変化を受け入れてくれたけど、変化っていうかもうほぼ前の私が占めてるし、転生したことを伝えたらどうなるかわからないしなぁ。

多分だけど兄さんに本当のこと伝えたら………あぁ本当に無償の愛って怖い。

あり得そうなルートは、知ってる家族はいなくて絶望するルートか、同じ転生者で仲良くなるルートか。

こんなの考えてるの神様のところいる時には想像もしてなかったなぁ。兄さんって言っても私からしたら他人でしかなかった。だから嫌われてもいいやってくらいだったのに、今では客観的に見たら嫌われないようにしてるように見えるし。

本当にこの子の気持ちが入ってるんだろうな。

 

 

はぁ。こんなこと考えてると疲れちゃうな。何か音楽でも聞こうかな。せっかくこのスマホ自由に使っていいって言われたし。

なに聞こうかな〜千本桜とかがいいかな?それかThe Beast.でもいいなぁ。およ?なにこれ?untitled?へぇもう誰かのセカイいけるんだ。流しちゃえ。

 

その瞬間部屋が少し明るくなり、

 

 

空は宇宙、地面は草原が広がったセカイに来ていた。

 

 

「あれ?もう来ちゃったの?怜華」

「この声…もしかしなくてもミク⁉︎」

「そうだよ。いらっしゃい怜華」

「おぉ、ここのミクはなんか大人っぽいっていうか落ち着いてるとゆうか」

「ふふっ、髪色のせいもあるかもね」

「髪色?」

 

 

ミクにそう言われてよく見ると、おとなしめの翠色に薄紫と暗めの青の中間色みたいな色の髪が混ざっていた。確かに大人っぽい気がする。

 

 

「それよりもさっきミクさ、『もう来ちゃったの?』って言ってたよね。あれどうゆうことなの?」

「う〜ん、なんて言うんだろう?このセカイはまだできたばっかりで完成してないんだよね」

「完成してない?そんなことあるの?」

「君たち転生者ならわかるんじゃないかな?例えばなぜか急にセカイにマリオネットが現れたりしてるでしょ。それの規模がでっかいバージョンが起きてるの。ここまで大きいと珍しい現象なんだけどね」

「ちょっと待って、なんで転生者って知ってるの?」

「このセカイは特殊でね、神様と通信できるんだ。神様いわく、雷夜くんとは連絡がつかなかったけどセカイにいるミク達には繋がるらしい」

「そ、そうなんだ」

「あと伝言があるよ。えっとね、要約するけどお使いで頼んだことしなくてもいいから好きに生きるといい。だから雷夜くんに本当のことを伝える必要はない。とのことでした。私も好きに生きていいと思うよ。ここは雷夜くん1人でできたセカイだから怜華ちゃんが何かしなきゃいけないわけでもないしね」

「まぁ色々と考えるよ。それじゃあまたいつか来るね。バイバイ」

 

 

 

 

 

なら、神様の言う通り隠して兄さんと仲良くしてようかな、しばらくは

とゆうか宮女行くまで。




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