クエスト「20人で助け合い、崩壊したセカイを救え」   作:夜桜家の壁

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シンプルなドッキリ

「ほなちゃん達いらっしゃ〜い」

「咲希ちゃん、しばらく来れなくてごめんね。元気にしてた?」

「元気だよ、あとたまに来てくれてるだけでも嬉しいから気にしないでいいよ‼︎」

「咲希、またお花持ってきたよ」

「いっちゃんいつもありがと〜とっても嬉しいよ‼︎」

「元気そうだね咲希。ちゃんと勉強してる?私達と一緒に宮女に行くんでしょ」

「もちろんちゃんとやってるよ、しほちゃん。最近はとてもモチベーションが高いんだ、だからアタシどんどん賢くなってるよ。最近解いた問題とか見る?」

 

 

私は今自分の病室でレオニの様子を見ています。

そう、ドッキリというのは咲希ちゃん達が楽しくお話ししてるところに私が突撃するという、なんとも簡単なドッキリです。ですがみんなは私が目覚めたことを知らないのでとっても驚くはずです。咲希ちゃんがみんなを集めるなんて珍しいなと勘づきそうな志歩ちゃんはいますが、私の存在は予想を絶対に上回ると確信してるから問題はない。

 

誰に向かって説明したんだろ、いや兄さんにこんなことがあったよって伝える練習になったと考えるべきかな。

 

そろそろいい頃合いだと思うから突撃しようかな。

 

 

「咲希前まで出来なかったところもちゃんとできてる。確かにどんどん賢くなってるんだね」

「最近先生ができてね、その人から色々わからないところ教わってるんだ」

「先生?病院の看護師さんとか?」

「ううん、違うよ。私達と同じ学年でね、私よりもずーっと入院してる人で、宮女に行こうとしてる人」

「へぇ、咲希いい友達出来たんだ。良かったじゃん」

「実はみんな知ってる人なんだよ〜」

「そう、この私が先生である」

「あっ先生‼︎」

「先生って……」

「もしかしてだけど……」

『怜華⁉︎』

「そうだよ。みんな久しぶりらしいね」

「怜華ちゃん、意識いつ戻ったの⁉︎そしたら連絡してくれてもいいのに……でも、元気になってくれて良かったよ」

「穂波ちゃん」

「本当によかった。もう目が覚めないって何度も思ってたから……よかった。これからはまた5人で遊ぼうね」

「一歌ちゃん」

「………はぁ、意識戻って良かったじゃん。でもなんで教えてくれなかったの?」

「志歩ちゃん……」

「ドッキリが好きな性格でもなかったじゃん。それに」

「ちょっと待って‼︎」

「咲希?まだ私話してるんだけど」

「あのね、先にみんなに伝えないといけないことがあるんだ。この事はとてもつらいと思うかもしれないけど、怜ちゃんと話して、話さないといけないって思ったの。隠しても絶対にいつかバレちゃうから」

「咲希ちゃんありがとね、ここからは私が話すよ。先に答え的なのを言っちゃうね。私は記憶喪失みたいなことにになってるの」

「ちょっと待って、記憶喪失って……昔の事覚えてないの?」

「一歌の言ってることで大体合ってるよ。ただ兄さんがいたことは覚えてたけどね。で、だから性格が違うように感じるかもだし、呼び方も違うかも知れない。それにみんなの事も覚えてなくて、たまたま咲希ちゃんと会って教えてもらっただけなんだ。ごめんね」

「そう……なら仕方ないか。怜華、ごめん、記憶ないのに言われても何のことかわからないよね」

「こっちもごめん。何年も眠ってて、そんな友達が目覚めたらそうなるのもおかしくないもんね。こっちの見通しが甘かったかもしれない」

「なんか懐かしいよね。いつも2人が何か言い争ってもこうやって、お互いに謝るの。2人とも冷静な判断が出来るよくこうなってたよね」

「確かに‼︎なんだかアタシとっても嬉しい気分」

「私そう思うな、怜華は遊ぶ回数が私達と比べると少ない方だったけど怜華が来ると一段と楽しくなってた気がする」

「私が君たちのラストピースなのかもね」

「ラストピース⁉︎カッコいい〜」

「あっそうそう、実は苗字も変わっていてね、東雲って家に住まわせて貰ってるんだ、私は退院した後に行くことになるんだけどね」

「へぇそうなんだ。お父さん達早く目覚めるといいね」

「そうなんだろうね。けど私は記憶が戻ってから目覚めてほしいけどね。」

「怜華ちゃん、もしかしたら怜華ちゃんよりも状態が酷いことになってるかも知れないんだよ。」

「確かに穂波の言う通りだと思う。雷夜先輩はもっと早く目覚めてるからなんともないと考えられる。怜華ぐらい意識が目覚めないと記憶がなくなるのかも知れない」

「そういうふうに考えられるのか。それにしても良く兄さんは退院してるの知ってたね。会ったことあるの?」

「この前にお姉ちゃんが雷夜先輩に助けられたから。その時に見つけた。怜華、雷夜先輩に会った時にお礼代わりに言っといて」

「ダメだよ。そうゆうのはちゃんと自分で言わないと。まぁでも実際にお世話になったのは雫先輩だから今回は伝えといてあげる」

「ありがとう」

 

 

色々と話せてるのは嬉しいなぁ。私は箱推しだからこうしてレオニが集まるのを見るだけでも嬉しい。そろそろ疲れてきたかな。私がこんなに話す機会がそんなにないからちょっと誤算だった。

 

 

「疲れてきちゃった。ごめん誰か私の病室まで車椅子押してくれない?」

「あっそしたらわたし行ってくるね」

「穂波ちゃんごめんね」

「気にしないで。病人が無理するのは良くないよ」

「ありがとね、私ちょっとすぐ寝ちゃうからもし寝てたらベットに移しといて欲しい」

「わかった。ねぇ怜華ちゃん、怜華ちゃんも宮女目指すんだよね?」

「そのつもりだけど、どうしたの急に、進学校だから大変だよって話?それなら私咲希ちゃんの先生ってくらいだから受かると思うよ」

「ううん、そうじゃなくて、いやそれもあるにはあるんだけど……歩けるようにならないと結構厳しくないかなぁって」

「あぁまぁ一応リハビリはしてるからどうにかなるでしょ。ケセラセラだよ」

「そこまで言うなら大丈夫だと思うけど、何かあったらわたし達を頼ってね」

「穂波ちゃん、ホントにありがとね。なんかママみたいだね。じゃあ私はもう寝ようかな。車椅子押してくれてありがとね。また今度こっちにもおいでね」

「うん。おやすみ、怜華ちゃん」

「おやすみ、穂波ちゃん」

 

 

ドッキリは無事に成功して、色々うまく行って良かった。

 

それじゃホントに眠いから寝ちゃおう。今日はとってもいい一日になった。




体調が悪くてつらい。
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