クエスト「20人で助け合い、崩壊したセカイを救え」 作:夜桜家の壁
起きると、知っている天井だった。
白い上に皺のない天井、そう病院の天井だ
なんで病院にいるのだろうと思ったが、練習していたのを覚えているし、練習のせいだろう。
とりあえず先生を呼び出そう。ボタンを押すだけで呼び出しができるって普通に考えてみると凄い気がする。
先生が来るまで暇だ。そう思い暇すぎてため息が出る。
「そんなに大きなため息したら、幸せが逃げちゃうよー」
「………誰ですか?」
人間って驚き過ぎると反応が薄くなるんだね、多分死を覚悟しそうになったからかもしれない。死を感じそうになってまで理由なんて知りたくなかった。別にそこまで死は感じてないけど。
「……わたしはただの人間だよ」
「人間以外なら何なんですかって話ですし、人間なのはわかってます」
「……音楽に熱中し過ぎて大学に落ちた人、コレでいいかな?」
「思ったよりも簡単に話してくれるんですね。それに雰囲気も変わってますし、よくわからない人だと思いますけど」
「キャラ作るの大変なの、それより聞きたいことがあるんだけどさ、
雷夜君って敬語使うの?」
「俺のことをなんだと思ってるんですか?普通に考えたら知らぬ間に病室にいて急に話しかけてきた人を警戒しないわけがないじゃないですか」
「うーんどうしたら信用してくれる?」
「まぁそれならまだ少しなら信用するか考えても」
「将来君の味方になれる人」
「ふざけてるの?」
「いや今はまだ言えないけど事実だから信じて」
「ふーんちなみに俺の名前フルネームで言える?」
「?もちろん、夜桜雷夜君」
「貴方誰と勘違いしてるんですか?あっているけど違う。俺は今は東雲雷夜だ」
「……え?」
目の前の人は自分が東雲家に引き取られる前の夜桜と答えた。ありえる可能性は過去に知り合っていた場合だけどそれなら誰が隠さなくていいと思うし、今説明できないって色々とあやし過ぎる。
「東雲ってもしかして姉に絵名って人いる?」
「いるよ、後彰人もいるし。こっちの質問答えて貰っていいかな?転生とか憑依って信じる?ちなみに俺は信じるかない状況なんだけど」
逃げられないように誰かの腕を掴む。
「信じてるか、ほら答えたでしょ?手離して欲しいなぁ」
「落ち着いて落ち着いて、もしかしたら違うかもだけど、転生者だったら誰かに憑依してたりしてないですか?」
「雷夜君も転生者だったりするの?」
「そうです。なので色々聞きたいことがあるのでしばらくお話しどうですか?」
「あのわかったから手掴むのやめてくれない?結構痛いんだけど」
「逃げない?」
「逃げない、どうせ今後会う可能性が高いしあった時に絶対に聞かれる」
「流石にそこまでは……するかもだけど、とりあえず聞きたいことがあるから。最初に転生って信じる?というか転生した?」
「した。ただ憑依になる。雷夜君は転生したってことでいいの?」
「そうだね。次の質問、なんで俺の名前を夜桜の方で答えたの?」
「なんでって雷夜君も転生したなら知ってるでしょ」
「は?」
「プロセカの据え置き版ゲームの『プロジェクトセカイ・インビジブルソング』のラストボス的立ち位置のキャラの名前が夜桜雷夜だから。あれ?知ってるよね?」
プロジェクト・インビジブルソング
雷夜も怜華も知らない新たなプロセカ
それを知っている謎の女性が現れた
物語の歯車はもう少しで動き出す
インビジブルソングとかダサいと思うけどコレぐらいしか思いつかなかったので許して下さい。