クエスト「20人で助け合い、崩壊したセカイを救え」   作:夜桜家の壁

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咲希ちゃんって凄かったんだ。


転校
転校生と天才


転校初日

今日から新しい学校で過ごすことになるため不安になってる。そういえば今は病院にいます。彰人や怜華が入院していた所とはまた別で、知ってる人もいない、お見舞いにも平日は無理だろうという距離。

今ずっと1人で頑張っている咲希ちゃんの凄さがわかるような気がする

いや実際に凄い。俺はこんな数日で寂しさで少し辛くなっているのに咲希ちゃんはこれを三年間続けていて本当に頑張ったのだろう。

 

 

「雷夜さん、そろそろ学校に行きますよ」

「分かりました」

 

 

俺は点滴をしていても着れるように少しだけ改造された制服を着る。

そういえば俺の今の主治医は久城誠さんというらしい。シロさんがISで追加されたキャラを教えてくれた時に久城と名のつくキャラがいたが………まさかね。

 

 

 

 

 

そして少しだけ歩いて学校についた。現在時刻は7時20分。まだ朝練をしている生徒以外は誰も登校していない時間だ

今日は転校初日ということもあり早めに来たのだ

 

先生達が何か話している。空き教室を使って転校生の挨拶?的なのをするらしい。

点滴してるのに学校にくるなんてとか思われたらどうしよう。まぁ実際はしなくてもいいらしいが保険的につけている。何か言われたら外せばいいし。

 

それにしてもこの学校の制服見たことあるんだよなぁ。そりゃ今きているし、少し離れた学校といっても街で見かけることぐらいあるだろと思われるだろうがそうじゃない。前世から見たことがあるんだ。

 

そう赤い色のブラザーに水色に似た色のネクタイ………そう

屋上組の2人が着ていた制服と一致するのだ。

 

類に関しては去年一度会ったことがあるのでもし同じクラスになれたら安心できるけど………瑞希に関しては多分俺から関わると噂を聞いて接触して来た者として避けられそう。推しに避けられる未来が簡単に予想できるのがつらい。

まぁとりあえず類と同じクラスである事を祈るだけだ。

 

そうして色々と考えているうちに呼ばれた。

 

「それじゃあ自己紹介してください」

「えっと、今日転校した東雲雷夜です。趣味は音楽とかダンスです。まぁ見ての通り点滴してて今はできないけど、よろしく」

「今日からこの学校で一緒に過ごす東雲雷夜君です。それじゃあ一番後ろのあいてる席に座ってね」

 

 

すっごい子供扱いされた気がする。この先生ここを小学校と勘違いしてない?

それはまぁいいや、俺が座ることになった先は一番窓際の一番後ろ。多分点滴があるから邪魔にならない位置にしたんだろうな。そしてその隣には紫色の髪をして少し制服を着崩した背の高い男の子。

 

 

「類、久しぶり」

「久しぶりだね、雷夜くん。まさか転校生が君だとは少しも思わなかったよ」

「予想されてたら怖かったよ」

「確かにその通りだね」

「昼休みとかに前に言ってたショーの事とか色々聞かせてよ」

「………もちろんだとも」

 

 

少し詰め寄りすぎたかな?類が点滴のことについて何も聞いてこないのに俺が類にショーの事聞くのは少し悪いことした気がする。

 

 

 

他の生徒からはある程度声をかけて貰えたが、隣町とかの距離の転校で面白い話もなさそうと判断されたのかみんな興味をすぐに無くしてしまい、点滴について気になる人がいるくらいに落ち着いた。

良く小説とかである質問攻めみたいにならなくてよかったけれども少し寂しくもある。

 

そうして昼休み、類と共に屋上で色々と話す事になった。

 

 

「さて雷夜くん、何を話そうか?」

「できたら類が改造した色々な道具とか見てみたいな」

「悪いけど今日は持ってきてないんだ。ただ次に作る道具の設計図は持ってきてるからそれの話でもしようか」

「設計図ってなんか凄いワクワクするんだよね。俺たちが初めて会った時も設計図的なのを見れて嬉しかったし」

「あぁあの輪ゴム銃のことだね。あれは微調整して初めて動くものだったから作った人は凄いと思ったよ」

「微調整必要なほど精密なのか……所で類が持ってきた設計図ってなんなの?」

「コレは重いものを持ち上げられるクレーンに似たものだ。僕は機械を使ってショーをするんだ。前に言った通り一人でショーをするからね」

「機械だったら正確に思った通りのショーができそうだね。類は一人でショーの内容を考えたりやっているんだろう?そうしたら類が思い描くショーを見れる。いいと思うよ」

「……きみは僕について何か知っているのかい?」

「えっと、なんのこと?ただ類の機械を使ったショーは類の思い描いた最高の景色が俺にも見えるようなショーなのかなって思っただけなんだけど?」

「そうか、……僕の勘違いのようだ、ごめんね」

「ちなみに何処が類の何かについて知っているように感じたのか教えてくれない?」

「きみにならいいかな。僕はもともと一人でショーをしていたわけじゃないんだ。ただみんな僕のショーのギミックに『こわい』『危なそう』って言って離れていったんだ。安全性は保証しているのにね」

「そして機械は僕の思い描いたショーができるんだ。この僕の考えと雷夜くんの感想は大体同じで僕の過去について知っているのかと思ったのさ」

「なるほど、確かに疑いたくなるね。ねぇ類、俺に何か手伝えることとかってあるかな?ショーをするのは見ての通り点滴してて出来ないけど3Dモデルを使った何かなら役に立てると思うんだけど」

「そうだね……しばらくは大丈夫かな。今作りたいものの設計図とかは大体あるし。……ただ僕の話し相手になってよ。それで何かインスピレーションが出た時に手伝ってもらおうか」

「じゃあこれからよろしく」

「うん、よろしく」

 

 

その後も色々と話、昼休みは終わる。そして放課後となってまた類と話していた

 

 

「なぁ類」

「どうしたんだい」

「屋上にくるまでの階段の屋根に登りたいんだけど、点滴ごと上に移動できる方法ってあるかな?」

「ちょっとした階段にスロープつけて上がる方法が一番楽なんだけど……せっかくだから昔作ったリフトを使おうか。明日持ってくるからそれまで待っていてくれないかい?」

「そのくらいなら全然待つよ」

「じゃあ明日楽しみにしててね。そろそろいい時間だし帰ろうか」

「それじゃあ類また明日」

「じゃあね雷夜くん」

 

「………今日は来なかったか」

 

 

 

今日は類と会えたのでとても楽しかった。俺の推しは瑞希だからあってみたいのだが、多分避けられそうなんだよな。

転校生が瑞希と会うのって噂で聞いたから会いたいってなる。

ようは瑞希からしたら噂で面白そうだから会いにきたって形になる。

そうしたら普通に考えて避けられるよなぁ。どうにかして会いたい。

 

 

まぁいずれ屋上にいたら会えるだろうけど




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