クエスト「20人で助け合い、崩壊したセカイを救え」 作:夜桜家の壁
「雷夜くんどうだい?この学校で一番高い所から見る景色は」
「やっぱり都会だなって感じ。それよりもここで寝たら一番気持ちいいと思う」
今俺は学校で一番物理的に高い所にいる。ここからはビルが沢山あってショッピングモールも見える。なんなら前にいた学校すら見える。
今日は天気が良く、昼寝するなら一番適しているだろうと言える。
そうして類の舞台装置を見たりしていると屋上の扉が開いた。
「……誰?」
「やあ瑞希くん、彼は昨日転校してきた東雲雷夜くんだよ」
「どうも、雷夜です。君の名前は?」
「暁山瑞希……よろしく」
「あぁ君が昨日噂されてた瑞希くん?よろしく。呼び捨てしていいか?」
「別にいいけど……そんなに話す気ないから」
「どうせ俺も瑞希も屋上にくるんだから話す事になるよ」
「雷夜先輩は噂でボクのこと聞いてるんでしょ、そんな人と話したいと思うの?」
「噂は噂でしかないよ。俺は個人的に仲良くなりたいと思ってるし、噂が本当だろうと俺からしたら悪いけどどうでもいい。今の瑞希は俺の友達の友達でしかないから」
「そうなんだ。所でなんで学校で点滴してるの?」
「予備、別にしなくてもいいんだけど何かあったら困るから。せっかくの研究材料がなくなったら困るでしょ?」
「ふーん……まぁいいや。類、また放課後くるから」
「またね、瑞希くん」
「類はどうやって瑞希と話せるようになったの」
「瑞希くんと話せるようになるのは時間がかかるから、少しずつ頑張るしかないね」
「方法はなんでもいいのか、ただ時間がいると………しばらくは瑞希にお見舞いに来てもらえるようになるまで仲良くなれるように過ごそうか」
「しかしながら、雷夜くんはいつ噂を聞いていたんだい?」
「親切なことにこの学校には噂を教えてくれた人がいたんだ。ホントにいらないけど今回は話の種に使えたからいいけど」
「噂は気にならなかったのかい?」
「普通の怪談話の噂とかなら興味あるけど人の噂話なんてただの陰口じゃん。それに誰が何を好きであろうとその人の個性でしかないし。瑞希は類の友達だろ?だったら俺は瑞希と色々話せるようになりたい」
「君は優しいんだね」
「どうした急に」
「瑞希くんの周りでは受け入れてる人は少ない。大体の人がそうゆう反応をするのに君はあるがままを受け入れる事が出来る。それを優しいと言わないのならなんて言うんだい?」
「優しいように見えるだろうけど、俺はそんなに優しくなんてないから。じゃあ今日は帰るね」
「またね雷夜くん」
原作での瑞希をみて、慣れて、解ろうとして、本人の意思を知っていたから俺は瑞希をそのまま受け入れようとした。受け入れるのは推しだったからできた事だ。もし他の知らないキャラ、例えば久城茜はISのキャラでもし茜が瑞希と同じだったとしてすぐに受け入れられるとは思えない。
だから俺は優しくなんてない。