クエスト「20人で助け合い、崩壊したセカイを救え」   作:夜桜家の壁

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短いです。後今回は会話だけです


とある1日

「ねぇ今日は雷夜先輩いないの?」

 

「彼はしばらく休みだってさ。そういえば、瑞希は雷夜くんと何も連絡手段がなかったね。やっぱり何か連絡手段があった方がいいんじゃないかい?」

 

「ダメだよ」

 

「………ダメ。それは瑞希が雷夜くんに深く関わりすぎるからかな?」

 

「なに?今日はしつこいね」

 

「いや、そんなつもりはなかったんだけどね」

 

「類は今までボクに嘘をついた事ないのになんで今日は嘘をつくの?ボクをどうしたいの?」

 

「……君は雷夜くんと距離を取るのをやめた方がいい」

 

「なんで類はそう思うの?」

 

「雷夜くんは君のことをわかってくれる。君を助けてくれる。彼はとても優しいからね。僕は言っちゃ悪いけど他人に冷たすぎる。僕には何も言わずただ見ていることしかできない。けれど雷夜くんなら君を助けてあげれる。その可能性を捨てるのはもったいないと思うよ」

 

わかったような事言わないでよ‼︎確かに雷夜先輩はボクを受け入れてくれる、いずれ助けようとしてくれる。それはわかってる。けどボクは……ボクは怖いんだよ……」

 

「瑞希……」

 

「類と雷夜先輩はボクが3年になった時にはもういない。類だってボクの大切な人だ。たとえ類が自分は冷たいって言ってもボクを受け入れてくれる人だ。そんな類が卒業した後から会えなくなって、辛い思いをする」

 

「それなのに雷夜先輩はボクを受け入れて、助けようとして、今でさえ卒業したあとの事を考えると辛いのに、雷夜先輩を受け入れたらボクがどうなるのか……分かるけど分かりたくない。もし雷夜先輩を受け入れたら、ボクは今を生きるのが楽になる。ただ雷夜先輩は仲良くなれたって喜ぶだけ。先輩は無意識にボクを堕とそうとしてくるからボクだけが雷夜先輩を必要として、ボクは辛い思いをして、雷夜先輩には迷惑をかけることになる。だからダメなんだよ」

 

「……僕はどうやら考えが浅かったようだね。瑞希には瑞希なりの考えがあった。本人にしかわからない事もあるからね。僕からはこれ以上言う事はないよ」

 

「ボクも類の考えがわからないわけじゃないから大丈夫。だけどボクは自己防衛しないと生きていけないから。そういえば、雷夜先輩ってどれくらい休むのかわかる?ボクは今の距離を維持してこれからも雷夜先輩と関わりたい。長く休むならお見舞いに行きたいから」

 

「……雷夜くんのお父さんが亡くなったと聞いている」

 

「雷夜先輩のお父さん。それって東雲慎英(しののめしんえい)さん?」

 

「いや、雷夜くんの()()()()()()だ」

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