クエスト「20人で助け合い、崩壊したセカイを救え」 作:夜桜家の壁
茜視点です。
わたしは茜、久城茜、医者の娘だ。
医者の娘だからって医学に関わる仕事に就きたいとは思わない。
だからといってなりたい物もない。
バンドを組んで遊んでいるただの高校生。医者の娘と言うくらいしかアイデンティティのないそこら辺にいる高校生。配信サイトでオリジナルのBGMをたまに出してるくらいの2人組の高校生。
根強いファンが数人いるくらいである。
転生なんて馬鹿みたい。
この前にシロと最近入院してきた男の子との会話で聞こえてきた言葉が転生。私はシロの事はなんでも話せる良き友人だと思っていたがシロはキャラ作りとかも言っていて私の事を信頼してないんじゃないかって考えたりした。
こうやって考えてる時点で転生とかどこかで信じてるんだろうな。
ホント馬鹿みたい。
気づいたら音を頼りに歩いたせいか少し変な道に入ってた。ビビットストリートって言うんだここ。
ビビットストリートに2人の大人がいた。
「前のツインダイスも良かったけどこの街らしさが感じるのは今の方だよな」
「そうだな、だけど雷夜と怜華の息のあったパフォーマンスは見ていて新鮮な気持ちになるんだよな。踊りながらで他に引け劣らない歌唱力を持ってるのがツインダイスの実力を表してるよな」
「それにあの2人は実の兄妹なのにアレだけ息ピッタリってのも驚きだ」
「そういやRADderの中にも兄妹の関係のやつがいたな。もしかしたら杏ちゃんと怜華ちゃんと雷夜くんで新生RADderになったりして」
「それだったらすごいドラマみたいな展開だな。実力はあの伝説にはまだ敵わないけどな」
「おいおいまだ中学生にそこまで期待しちゃダメだろ。あの子たちが高校生とか大学生になってるくらいに期待しとけって」
「確かにそうだな。あの子たちは上手いから忘れがちだけどまだ中学生なんだもんな」
ツインダイス、なんだかちょっと知りたいな。どんな歌を歌うんだろうか。
「あの、お兄さん。そのツインダイスってどこで歌うかとか教えて下さい?最近この辺りに来る時によくツインダイスの名を聞いて少し興味があって」
少しだけ嘘をついた。けどこの嘘のおかげで多分教えてくれると思う。
「すまねぇな俺たちも分かってないんだ。ただこの街に朝来てみるといい」
「あの2人は朝練をよくしてるからな、適当に歩いていれば多分走り込みしてる時に会うことができると思うぜ」
「なるほど教えてくれてありがとうございます」
「気にすんなって。ここのみんなツインダイスの活躍を期待してるから色んな人に見てほしいって思ってるし、何より困ってる人がいたら助けるべきだろ」
なんか嘘ついたの申し訳ないな。
朝練してるならその時に聞かせてもらえるようにしよう。
もしいい歌を歌うのならわたしのグループに誘ってもいいかもしれない。
ISではまずツインダイスがないので誘う流れはないです。
なんか悪役みたいな書き方だけど、ただ好きな音楽を最高のパフォーマンスをしたいだけのいい子のはずなんです。