クエスト「20人で助け合い、崩壊したセカイを救え」   作:夜桜家の壁

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新年一発目は本編より先の未来のお話。雷夜達のお正月。





あけおめー

「あけましておめでとう〜」

 

「「あけましておめでとう!!」」

 

 

 茜の掛け声に続いて俺とシロが声を上げる。

 

 現在時刻は0時になったばっかりの夜更かしパーティーを行なっているのだ。

 

 

「雷夜雷夜、サイコロを使った遊びとかないの?」

 

「サイコロ使う遊びだと、ぱっと出てくるのだとチンチロとか?」

 

「チンチロいいじゃん雷夜、サイコロ持ってきて」

 

「いやなんで俺なんだよ、茜持ってきてよ」

 

「私がこの家のこと知ってるはずないじゃん。もういいや、シローサイコロ持ってきてくれない?」

 

 

 急に俺と茜の会話に巻き込まれるシロ、可哀想だ。

 

 

「私美味しくお酒飲んでただけなんだけど………」

 

「いいじゃん、持ってきてよシローーはーやーくー」

 

「しょうがないなぁ、雷夜持ってこい」

 

「うぇ!?結局俺かよ。しゃぁない持ってくるか」

 

「私の時は持ってこようとしないのにシロのお願いなら聞くんだ!!雷夜ってシロの事好きなの?」

 

 

 めんどくさい酒飲み過保護のだるい姉みたいな存在が出来た。茜はなんで酒飲んだらこんなになるんだろうか?初めて会った時はまだ幼いような、それでいてしっかり者の姉みたいな人だと思ってたのに。

 そんな人はとりあえず無視しよう。無視するんだー!!って言ってる声が聞こえてくるけど知らん知らん。………水持ってってあげるか。

 

 

 

 

 

「ねぇ雷夜、やっぱりシロがお酒飲むのってまずくない?」

 

「あんたの方がまずいけど………絵面はシロの方がアウトだよな」

 

「それは私の背が低いのを煽ってるのかい?」

 

「煽ってるっていうか、見た目中学生言われても通りそうな身長だし、未成年飲酒みたいというか、」

 

「けどお酒に強そうとかいうギャップで頭ぐるんぐるんになるんだよね。でも絵面はアウトです」

 

「ふーん、じゃあ雷夜は平均くらいありそうだし、飲んでもセーフ?」

 

「バカ、な訳あるか!高校生に酒飲まそうとすんな」

 

「じゃあ私はお酒飲める歳だからセーフだよね?」

 

「セーフだけど絵面がアウトって話だよ。別にお酒飲むなって話でもないし」

 

「ま、そうだよね。てかチンチロやらないの?」

 

「雷夜、何賭ける?」

 

「賭けるのって賭博罪にならん?」

 

「一時的な娯楽の範疇なら大丈夫よ、という事で雷夜が勝ったら今年の年始のしばらくは一緒に行動させる権利をあげよう。それに見合うもの賭けてね?」

 

 

 茜暇人なのか?負けるデメリットないじゃん。え、ないよね?俺と一緒にいることがデメリットとか言わないよね?

 

 

「それじゃあ茜が勝ったらマッサージしてあげるよ。最近忙しかったとか聞いたし」

 

「それじゃあ私から振るよ。一回目は2、1、4役なし、二回目は、それっ!!2、2、4だから4だね!!」

 

「4以上だな、そんじゃそれ一回目!3、3、6つまり6で俺の勝ちだね。一回目で6は強すぎるな」

 

「強すぎ、だけどまぁゾロ目とかじゃないし、まぁ出ること結構あるからしょうがないね。それじゃあ私は1週間くらいここにいようかな、そして1週間は雷夜の後ついてくから」

 

「それじゃあうちらのグループで初詣とか行くか?」

 

「いや雷夜普通にそれは中旬くらいにみんなで行くでしょ。どうせなら普段茜が行かないような所に連れてくのが面白いでしょ」

 

「普段行かないのってどこよ?俺らのセカイの俺の秘密基地とか?」

 

「そんなの作ってたんだ。けどそんなんじゃなくて例えばお父さんにお年玉もらいに行くとか、墓参りするとか」

 

「それ何が面白いんだ?」

 

「正月に一応でも息子が女性を連れて帰ってきたらどう思う?それはもう家族への挨拶よ」

 

「けほ、けほっ!それは面白いとかじゃないって、墓参りもそうゆうこと!?死んだ父さんにってこと!?そうゆうのはダメだと思います!!」

 

「あはは、ごめんごめん」

 

「さ、流石に私もお酒で酔って付き合ったりするのは……よくないんじゃないかなって思うよ?」

 

「だよねw。さてさてそれじゃあ私は次何飲もうかなぁ」

 

「なんか俺もう怖くなってきたから寝ようかな」

 

「私も、酔いが覚めちゃったし寝てもいいかもしれない。………雷夜くん一緒に寝る?さっきの一緒に行動させるって賭けしたしさ?」

 

 

 絶対この人酔い覚めてないって!!ちょこっち来ないで、ただの過保護なのはわかるけど普通に考えてアウトだよ!!シロ、シロ助けて!!

 

 そんな事を思いながらシロに助けを求めたらお酒を飲むのを中断して動きかけてた茜を捕まえてくれた。

 

 

「よしよし、茜まだ酔い覚めてないようだし私の酒飲みに付き合え、そんでお子様な雷夜は風呂入ってとっとと寝てしまえ」

 

「シロありがとう、俺今度から茜とは酒飲まないようにする。普通に怖かったし」

 

 

 

 その後は何事もなく寝ることに成功した。そしてこれは朝起きて気づいたのだが、ついて行動するのだいたい命令権をもらった感じだからこっちが命令しなければ大丈夫なのだと気づいた。

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