クエスト「20人で助け合い、崩壊したセカイを救え」 作:夜桜家の壁
雷夜視点
途中モブ視点っぽくなると思います。
「お前、本当にきたんだな。てっきり逃げるかと思ってたぜ。でもまぁ逃げなかったのはいいが、助っ人呼ぶなんてな」
「……逃げるわけねぇだろ。それに何が言いたいんだよ」
「いいや?じゃ、お前らの出番は16時からだからな。そうだせっかく来たんだ、他の参加者のライブも聴いてけよ。お前らがこれからどこで歌うのか、よくわかると思うぜ?」
そう言って彰人に喧嘩売った奴は別のところに行った。すると兄さんたちが話しかけてきた。
「彰人、緊張するなよ?俺たちはあくまでもサポートなんだ、彰人が声を出さなきゃ始まらないからな」
「いや緊張はするだろ、逆に雷夜達は緊張しねぇのかよ?」
「私たちは、オーナーから期待されるくらいだから。そんなに緊張してないよ。だって実質お墨付きみたいなもんだしね」
「そうゆうわけだから、今回は彰人が大切だから頑張れって話。まぁ最悪彰人が声出なかったら俺たちツインダイスがメインになるかもだけどな。
さて、まだまだ俺たちの出番まで時間がある。あいつらの言うとおり他のバンド見てみたら?」
「そうだな、裏にいても生きが詰まりそうだし、少しステージ見てみるか」
とりあえずここまではほとんど原作と同じ道を辿っているはずだ。
問題はここから、アキトに緊張はないかと聞かれた時俺は少しだけ違う意味で緊張していた。それはもし俺たちが失敗したときの話だ。
もし失敗して原作の流れを壊してしまったら、もし彰人が本気で音楽をやろうと思わなくなったらなどと普段なら考えないようなことでも考えてしまう。
「兄さん、私達なら絶対に大丈夫です。現状より結果が悪くなることなんてありません」
「そうだといいけどね」
「それでしたら今回最高に楽しみましょう。兄さんは色々と考えて動きすぎです。それが悪いこととは言いませんけど、まず自分で楽しめないとこの会場を沸かすことなんて出来ません」
「……そうだよな、彰人にああ言ったのにこれじゃだめだな。よし、やるぞ!!」
「次は……っと、『東雲彰人とツインダイス』か」
「あっ俺たちの番ですか?」
「本当に中学生なんだ、まぁツインダイスって書いてあるしそうか。でもここのイベントに出るなんてすごいね。っと、マイクはこれ使ってね、君たちのステージ期待してるよ」
「なぁあの子みろよ」
「あれもしかして雷夜じゃないか?」
「やっぱり……」
「でも真ん中の子は知らないな」
「もしかしたらRADderみたいなのが出てくるかもよ」
「雷夜の戻ったツインダイスならありえるかもな。万人うけするかはともかく」
「らいや?誰?有名なのか?怜華はわかるけど……そういえばツインダイスなのに杏いなくね?」
「そうだこいつ知らないんだった。ツインダイスはもともとあの雷夜と怜華の二人のチームだったんだ。だけど急に雷夜が入院したからその代わりとして杏が入ってたんだ」
「そうだったのか……でもその雷夜よりも杏のほうがうまいんじゃないのか?だって雷夜は入院してたんだろ?」
「あいつらは天才なんだよ、歌は杏に引け劣らないどころか曲によっては雷夜のほうが上だったりする。そして何よりも……いやこれは見ればわかる」
「♪────────!!」
「始まった」
「うおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
真ん中の男の子は声が出てないけど、それよりもあの2人の音圧がすごい……そして何よりも、動きが激しい。
「ツインダイスやばい」
「やっぱり雷夜と怜華は2人で一つなんだよ!!切れが全然違うじゃねえか」
「シロ、わたしあの人たちと───」
今まででここまで動きのある組はいただろうか、それはここの観客の反応などを見れば一目瞭然だ。
そして気づくとあの3人のステージは終わっていた。
「どうだすごかっただろう?おれは一年前もあの2人のパフォーマンスを見たんだ。その時よりもうまくなってる、ここまで熱くなるとはマジでは思ってなかったがな。それにしてもあの真ん中の子はつまらなかったな」
「彰人……」
「すまん雷夜、すこし話しかけないでくれ」
「わかった……」
今回のステージは俺たちツインダイスがメインになった。観客をわかせることは出来たがそこには彰人の功績はない。
もし一人で彰人がステージにたった場合は俺の知る原作どうり、憧れに泥を塗ることになっただろう。
「くそ。ちくしょう……っ」
「どうした坊主」
謙さん登場
???謙さんがこっちを見た気がする。だったらあとは謙さんに任せよう。
その場から離れ、少し別の通路にいると、
「あの、私達と一緒に活動しませんか!!もしくは私達に楽曲提供させて下さい!!」
高校生ぐらいの女子に話しかけられた。