クエスト「20人で助け合い、崩壊したセカイを救え」   作:夜桜家の壁

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雷夜視点


変わる時

 

「あの、わたしたちと一緒に活動しませんか!!もしくはわたしたちに楽曲提供させて下さい!!」

 

「ねぇ去年も私に声かけてきたよね?諦めなかったの?」

 

 

 急に女子高生から声をかけられたが、怜華がすぐに対応する。が、今回は女子高生の方に味方がいたようだ。

 

 

「いた、茜……やっぱりこうなるよねぇ。雷夜、怜華ごめんね急に茜どうしてもツインダイスと一緒にしたいんだってさ」

 

「出来たら一緒のグループがいいけど……多分それだと断られると思って、それで私達に楽曲提供させてほしいんです‼︎わたしは1人の音楽を追求する者として、最高の曲を作りたい。そのために、2人の力を借りたいんです‼︎これがわたしの今たった一つしかないやりたい事だから」

 

「私はこのツインダイスをやめるつもりはないから楽曲提供ならしてもらいたいけど、兄さんはどう思います?」

 

「私からもお願いするよ。最高の曲は提供するし、茜の珍しい頼み事だからね」

 

「俺はやっても全然いいよ。ただ俺たちツインダイスとZESTの曲ってまずジャンルが違うじゃん。そうゆう問題があると思うんだけど、シロはどう考えてる?」

 

「それ茜に聞いてよ」

 

「わたしは、2人ならわたしたちが作った曲でも歌いこなせると確信してます。踊りながらも大きな声を出すことができて、そして曲の間奏で怜華さんは観客に声をかけることだってしてしまう。ならもし、歌だけでやるならわたしたちの曲も歌いこなせると思うんです」

 

 

 なるほど、確かに彼女の考え方はわからないわけではない、なんなら確かにと納得するまでである。今俺が思っていることとして、もし踊りながら歌えないのならそれはツインダイスの魅力を無駄にしていることになる点である。

 

 

「ねぇ、雷夜たち流石に帰ろうか。この時間まで中学生を外に連れるのはまずいからね」

 

「そうだな、なら明日俺の家で話そうか。えっと……」

 

「あっごめんなさい。わたしは久城茜です」

 

「茜さんだね。俺は東雲雷夜。もうわかると思うけどこっちは妹の東雲怜華。よろしく」

 

「よろしくお願いします」

 

「よし、じゃあシロ帰ろうか」

 

「兄さん、私は彰人連れて帰ります」

 

「わかった。気をつけるんだぞ」

 

「あの、東雲雷夜って………もしかして少し前まで入院してましたか?」

 

「ん?」

 

「もしかして父……久城霧矢の事知ってますか?」

 

「そうだよ。俺の主治医だよ久城先生は」

 

「だからシロと一緒に帰ってるんだ。………アレ?退院してからまだ半年経ってないよね?運動ダメって言われてない?」

 

「げっ」

 

「兄さん?私その話聞いてませんけど?」

 

「シロちょっと助けて」

 

「私を道連れにしようとしないでくれ‼︎元々私は今日出る事知らなかったんだしさ」

 

「シロも雷夜くんも明日説教だからね」

 

「私も明日説教手伝います」

 

「ちょっと待ってよ茜。私知らなかったんだし理不尽だよ‼︎」

 

「シロは今日ツインダイスについて知ってたんだから出すの止めれたのにしなかったでしょ」

 

「茜さん?流石にそれは可哀想じゃない?俺と怜華はずっと裏にいたし……」

 

「そしたら雷夜くんの説教長くなりますけどいいんですか?」

 

 

 ……説教の時間長くなるのおかしくない?けど怒られるの確定だし、流石にシロが理不尽に怒られるのは流石に違うから甘んじて受け入れよう。

そういう訳で何も言わずに首を縦に振る。

 

 

「わかりました。それじゃあまた明日会いましょう」

 

「兄さん色々聞きますからね」

 

 

そう言って2人は去っていった。

 

 

 

 

 

 

 

帰っている途中にシロから声をかけられる。

 

 

「ねぇ雷夜。なんかかばってもらってありがとう」

 

「いやだって理不尽に怒られるのはなんか違うじゃん。俺には俺なりのルールというか譲れないもの?みたいなのがあるだけだから気にしないでくれ」

 

「気にしないでくれって言われてもね、本来なら私は雷夜が出るのISのストーリーで知ってたわけだし、怒られて当然なんだけどね」

 

「そういえばそうじゃん。はぁ……」

 

「雷夜、私も怜華もZESTとツインダイスが組んでも組まなくてもいいって思ってるからね」

 

「なんだよ急に」

 

「怜華は多分君が決めた事ならなんであろうとついていくよ。

私はこの世界で自由に生きる。原作を変えて誰かが苦しむとかそうゆう事はしないけど原作関係なしに生きる。茜のことは大切な友達……家族だけど悪く言えばどっちでもいい。

だから雷夜が組むか組まないか決めたらそれが答えになるよ、まぁ組んでも組まなくても楽曲提供はするから関係が消えることはないけどね。でもまぁ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()組むべきだと()()思うけどね。」

 

「俺が俺であること、なんかの哲学?」

 

「何言ってるの雷夜?私はどっち選んでも関係が浅くなるか深くなるかでしかないって言ってるんだけど?」

 

「いやお前が……いやなんでもない。少し疲れてるみたいだ。帰ったらなるべく早く寝る」

 

「まぁ組む組まないだけじゃなくて、第3の選択肢がないわけじゃないからそれでもいいけどね。疲れてるならそれでもいいんじゃない?」

 

「……そうかもな?」

 

「今日は頑張ったんだね。お疲れ様。家までおんぶしてあげようか?」

 

「中学3年生が高校2年におんぶしてもらうって、恥ずかしいし嫌だ。それに俺が言えることじゃないけどシロも小さいじゃん。平均より全然」

 

「そうだった、前世の癖で」

 

「ふぁ〜」

 

「本当に眠そうだね。帰ったらお風呂入ってすぐ寝た方がいいよ。明日の朝はその分少し多めに出してあげるからさ」

 

「シロありがとう。すごい助かる。元々明日は俺だったからどこかで変わるよ」

 

「変わらなくていいよ。ただ、茜の提案なるべく前向きにだけ思ってよ。せっかくだったら一緒にしたいからね。それじゃあ早く帰ろうか」

 

 

俺が俺である、哲学的なことであるけどなんだったのだろうか?

それにシロの一人称、色々と考えることがあったからかベットに入ってすぐに眠りについていた。

結局のところ、組む組まないは決まらないでいるため、第3の選択としてまだ組まないでいようと思う。




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