クエスト「20人で助け合い、崩壊したセカイを救え」 作:夜桜家の壁
「いいですか、雷夜くんは確かに体調良くなって、体力も戻ってきたから少しの運動ならいいけど、まだ雷夜くんは昨日みたいなライブに出ると何があるかわからないんだよ」
突然だけど俺は今何故か楽な状態で説教を受けている。
………そう楽な状態、人によるけど胡座だったり、椅子に座ったり、などがあるだろう。まぁ人間は座ってるだけで負担かかるけど、いいや。正座しようとすると茜さんには止められた。
やはり、茜さん俺の事心配しすぎてるのでは?
「シロもだからね‼︎シロはこれからはちゃんと雷夜くんが無茶してないか確認してよ‼︎」
やっぱりただこの人は心配症なだけだ。
「茜、でも雷夜に少し頑張ってもらわないと一緒に曲作れないよ?」
「うっ、」
「おっ、おやおや茜く〜ん。もしかして忘れてたわけじゃないよね?まさかそんなわけないよねぇ、君が一番雷夜と一緒にしたいって言ってたのに」
「わたしだってちゃんとわかってるよ……でも私たちが組んで無理させたらどうしようって迷ってるんだよ」
「あーごめんごめん。そんないじけないでよ。でもまぁその気持ちわからないわけじゃないよ」
「えっ?」
「でも雷夜たちむしろ私たちのストッパーがいないとどんどんあの盛り上がったライブやるよ?」
「否定はしない」
「私は兄さんがやるならそれについてく」
「怜華ちゃんまでそっち側いかないでよぉ。でもそっか……」
「茜さん、今日の本題について話しませんか?」
「急だね、でもいいや。もうわたしは怒る気ないし、」
「あはは……それで一緒にチームを組むという話なんだけど、とりあえずは一回一緒に曲を作って、それから決めたい。怜華が一緒にやりたいって今思ってるならすぐにチームを組んでもいいけど……」
「私は兄さんと楽しめればなんでもいいので兄さんの言った通り、とりあえず曲を作ってから考えたい。私は楽しむのが第一だから組んでもおもしろそうくらいにしか考えてないし」
「じゃあそうゆうわけで、なんか今日作ろうか。それじゃあとりあえず何かメモ用紙とか取ってくるよ」
「シロ、怜華ちゃんも雷夜くんも見た目よりも結構元気だったりするのかな?怜華ちゃんはなんか性格が違うというか雰囲気が昨日とは違うし……なんかすごいね」
「怜華、茜がいるからって演じなくていいよ」
えっちょっ、シロ言わなくてもいいじゃない‼︎
「ふーん、まぁいいけどね。茜さん、私は音楽に関わる時はこっちだけど、学校の知り合いがいたら演じるからよろしくね」
「わ、わかった」
やっぱり去年怜華ちゃんのこと誘ったの怒ってるのかな?なんか信用されてないというか、冷たい気が………
「雷夜も結構元気なんだから大丈夫だよ。私も雷夜も栄養バランス考えて作ってるし。元々本人は運動できるんだけど少しのリスクあるだけだし」
うん?という事はもしかしてだけど、
「……もしかしてわたし説教したの勘違いだったりする?」
「茜が優しすぎるだけだよ。過保護とも言えるけどね」
「そんなに過保護かな?」
「みんなの優しいお姉さんって感じ」
シロはもうわたしの妹みたいな所はあるけど、雷夜くんと怜華ちゃんが弟と妹になるって事だよね?
………いいかもしれない。
「なんか悪い気はしないかも」
「茜く〜ん。顔が少しだけにやけてるぞ〜ww。悪い気はしないどころじゃなくて、いいかもとか思ってるんじゃない?これだから過保護って思われるんだよ」
「シ〜ロ〜?流石にわたし怒るからね?」
「「ブルブル」」
ちょっとだけ気を出しすぎたかな?怜華ちゃんまで怖がらせちゃったみたいだし、でも今はシロに反撃しないとね。
「あの茜……さん、その笑顔とっても素敵だと私は思うよ」
「ふふふ、ありがとう。でもそれはそれ、覚悟してね?」
「………お手柔らかにお願いします」
「ごめんね。無理」
「あっあぁ〜〜〜」
「………………何してるのこの2人」
雷夜くんに見られた気がするけど気のせいにする事にしよう。
なんかちょっとだけ百合っぽくなった