クエスト「20人で助け合い、崩壊したセカイを救え」   作:夜桜家の壁

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雷夜視点ですよ


後悔はして………ない……はず

 店を出て俺はすぐには帰らずに散策している。

 

 遥にあんなこと言って良かったのかな?冷静になってもう一度考えてみる。確かに完璧な遥を求めている人はたくさんいると思う。けどそう思っているのはある程度桐谷遥を知っている人で、ずっと見ている古参達は違うと信じてる。彼らは元気に活動しているだけでも嬉しく思ってるはずだ。

 やっぱり理想の追いすぎなのかな?先生が同じ考えなはずないし………いや、俺がツインダイスとして戻った時の観客の声や顔を見たらわかるはずだ。嬉しくて泣いてた人、テンションの上がった人、色々いた。だから俺の信念は変えちゃいけない。

 

 

「おや?そこにいるのは雷夜くんじゃないか。こんなところで合うなんてね」

 

「類……」

 

 

 ちょっとした公園で少し休憩しているとなぜここにいるのかは分からないが類がいた。

 

 

「僕は何かあったのかは聞いたほうがいいかい?」

 

「いや、ちょっとした質問に答えてほしい」

 

「いいとも」

 

「よし、なにかのファンは推しに対してこうであってほしいと思うのか、それとも活動さえしてくれればいいのか……どっちだと思う?」

 

「僕だったら後者だね。押される側の時はそのほうが助かるからね」

 

「ま、類ならそう考えるだろうな。今日はそれで口論になったってだけ」

 

「それは大変だったね」

 

「類は何しにこっちまで来たの?ネタ探し?」

 

「それもあるけど今日は部品集めだね」

 

「部品って……ショーのやつ?もしかして機械の部品ってこと?」

 

「そうだよ。いつもなら父さんに車出しててもらってるんだけど、今日は来るのが遅いんだ。だから今は一人で観に行こうとしてるんだけど……ついて来るかい?」

 

「あー……ごめん今日はつかれたし帰るわ」

 

「そっかそれは残念だ。おや?どうやら瑞希も来るらしいよ?」

 

「類、お前まで噂に乗るなよ……お前なら知ってるだろ。俺は瑞希と付き合ったりしてない、しかもその噂俺の家に類たちが遊びに来たときのじゃん。もう古いよ」

 

「でも君は否定してなかっただろう?」

 

「最後の方はめんどくなっただけ、普通に否定はしてるから」

 

 

「あれ雷夜先輩いるじゃん。類、今日一人で来たんじゃないの?」

 

「類、貴様逃がす気なかっただろ」

 

「やあ瑞希くん、いやあばったりと合っちゃったからねしばらく話してたんだ」

 

「ふーん、それにしてもまた懐かしい話してたね。ボクと雷夜先輩ができてるとかいう噂」

 

「まあ懐かしいって行っても半年前のことなんだけどね」

 

「そうだ、瑞希くんは雷夜くんのことどう思ってるのかな?付き合ったりデキるのかい?」

 

「…………はぁ、これから20年ボクのことを受け入れてくれる人がいなかったら考えてもいいよ」

 

「じゃあ俺と瑞希がデキることはないな」

 

「だといいね。それより早く行こうよ」

 

「いや俺は帰るから……ちょ瑞希放して」

 

「せっかくこっち来たんだったら行こうよ。いい気分転換になるかもよ」

 

 

 そのまま俺は瑞希から類に渡され、類に運ばれながら一緒に部品めぐりに連れて行かれた。

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