クエスト「20人で助け合い、崩壊したセカイを救え」 作:夜桜家の壁
「あっ……」
───ん?
俺の目の前には知らない人がいる。言葉が足りてないな。瑞希と服を買い、解散した後俺は自宅にすぐに帰ることができた。
……できたのだが、リビングに入るとソファーに倒れてるシロ。ここまではまだいい、理解できる。
問題はリビングの奥のキッチンにいる知らない人。そして脳をショートさせながら見ていると制服を着ているのがわかる。またシロと同じ制服のため神高の生徒だとわかる。
お互い沈黙の状態から動かない。やばいすっごい気まずい。しばらくしたのち知らない神高生が動き出した。
「あっそうだ、おかゆ作ってたんだった‼︎」
「あの……誰ですか?シロのお友達?」
「そう。わたしは雛。後勝手にキッチン使ってごめんね、そこにいるシロで察して欲しいな」
うん、シロが倒れてるのはわかるよ。でも何で倒れてるとか全くわからないんだよね。まぁ今回キッチン使ってるのはいいや、シロの看病しようとしてだから。
「よし、とりあえず作れはした。起きたら温めれば食べれるでしょ」
「あの雛さん、シロが倒れてるのはわかるんだけど……何で倒れてるとかわからないです」
「ごめんなさい、わたしのせいかも。なんか最近疲れてそうだったから遊びに誘ったんだけど、帰り道に急に倒れちゃって。家が近かったから使わせてもらったの。だからわたしにも倒れた原因がわからない……ごめんなさい」
「謝らないでください。俺からはシロが普通に見えてたので雛さんが遊びに誘ってくれたことでいい気分転換になったと思います」
さて、今一番問題なのはシロが起きてない事だけど、疲労か?でも体力はある方だと思うんだけどな。とりあえず明日……いやなるべく早い方がいいか。久城先生に聞いてみるべきか。
「すいません、今からシロの親に連絡取ってきます。その間シロの事見ててくれませんか?」
「任せてください。わたしではシロの親に連絡取れないのでお願いします」
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危なかった………雷夜君からしたらただの知らない人だもの。それでも勝手におかゆ作ってるのもおかしいかもしれない。
「さて、シロの事見ててって言われたけど………一体何をするべきでしょうか?──ん?凄い汗⁉︎」
汗が凄いけど表情も辛そうです。ひとまずタオルで汗を拭かないと‼︎
えーとタオルタオル、いや先にハンカチで軽く拭いとくべきだったかも。いや今考えない、悩んで動きを止めちゃダメ。
「あった‼︎」
タオルが見つかったから濡らしてっと。とりあえず額の汗を拭いて、身体は……いや早く拭いちゃおう。ちょうどこの位置からならシロのことは見えないはず。
わたしはシロの身体を雷夜君が戻ってくるまでに拭くことができた。今までで一番ハラハラしたわ。それにしてもあの表情………何か悪夢でもみてたのかな?
それにしても雷夜君よくこんな顔面偏差値の高い人と暮らしてて何で好きになってないんだろう?
もう彼女とかいるのかな?それだと凄いめんどくさそう。わたしもかわいいって言われる方だけど今日のことは参考にならないしなぁ。
シロの表情が柔らかくなってきて雷夜君について色々考えるようになっていた。
そしてしばらくすると扉が開く音が聞こえてきた。