クエスト「20人で助け合い、崩壊したセカイを救え」 作:夜桜家の壁
今は病院で検査を何故か受けている。どうにも今日は検査する人がいなかったのでちょうどいいから受けてきたらという事だ。
とりあえず暇、検査の間って無心になるよね。という訳で昨日買い物から帰った時の事を思い出してみよう。
俺が帰えると雛さんがリビングで迎え入れてくれた。
「おかえりなさい。雷夜君。えっとねさっきシロが起きてたんだけど………今もう寝ちゃってるんだけと、とりあえずシロが起きたよってだけ」
「シロ目覚めたんだ。よかった。それじゃあおかゆも食べたのかな?」
「食べる前に寝ちゃった。あと見ての通りまたソファで寝てるから、部屋に運んであげた方がいいかも」
あっほんとだ。シロ気持ちよさそうにぐっすりしてるじゃん。うなされてる様子は全くないし、全く辛そうじゃない様に見える。
「ご飯食べてから移動させようか。あと雛さんがここに残っててよかったかもね。だってこんなにぐっすり寝てるんだし」
「……そうかもね」
「夜ご飯カルボナーラにするつもりだけど大丈夫?アレルギーとかあったら変えるけど」
「大丈夫。私は食物アレルギーは持ってないよ」
料理しているとピンポーンと家のインターホンがなる。どうやら誰かが来たようだ。
「多分私の母が来たと思うので出てきます」
「そうなのね。いってらっしゃい」
どうやら雛さんのお母さんが来て、着替えを持ってきてくれたらしい。………よくよく考えたらシロ起きたし、別に止まらなくてもいいのではないか?いや普通にそんなことしたら薄情な人になってしまうか。
「あっ美味しい………香りもよく、とても滑らかな舌触り。クリーミーでとても美味しいです」
「ならよかった。カルボナーラは俺の好きな食べ物兼、俺の得意料理だからね。レシピ通りに作り続けて4年くらい。カルボナーラだけで言ったらお母さんよりも美味しいものを作れると思ってる」
「………ずっとレシピ通りに作っているなら料理を作っている年数的に母親には敵わないのでは?」
「───確かに……」
レシピ通りに作っているならただの料理人としての経験だけで競うことになるじゃん。うわはずっ。
「ふふふ」
「そんなに人の勘違い面白い?」
「いえ、顔を赤くしていて少し恥ずかしいがっているんだなと。もしよかったらわたしの家でカルボナーラのアレンジを考えてみませんか?」
なにそれ楽しそう。でもカルボナーラのアレンジって何があるんだろうか?
「そうですね。例えばわたしの母が作るカルボナーラにはキノコを入れていることがあります。他には野菜を使ったアレンジや明太子を使ったものもあるようです」
「知らないだけでいろんなアレンジがあるんだな」
「そうですね。最近ではインターネットの発展に伴い、簡単に色々なアレンジが見つかりますね」
「………ところで一つ聞きたいことがある」
『あらなんでしょうか』と美しく首を傾げる雛さん。普通にその仕草も関係してるけど、
「その話し方はいったい………?」
「?……あっ‼︎ごめんね、なんか謝るのも違うと思うんだけどね。わたしの家なんというかその………裕福でいわゆるお嬢様みたいに育てられてたから、お母さんとさっき会ってその話し方になってたの」
「なんか俺の妹みたい。やってることは正反対だけど」
「妹がいるの?」
「怜華って言うんですけど、学校ではお嬢様みたいに過ごしてて、家ではラフな感じで。だから似てるなって」
「いつかわたしも会ってみたいな」
そんな話をして風呂を沸かし、特にトラブルとかはなく、客人用の布団を引き出してシロの部屋でシロと雛さんはシロの部屋で寝てもらった。
そして翌日………つまり今日は雛さんのお母さんのご好意で病院まで送ってもらい、今に至る。
シロは普通に起きてきたし、特に問題なんかは無さそうだけど。何故か雛さんの方が辛そうだった。シロ寝相とか悪くないし、お嬢様ならお泊まりとかしないだろうし興奮して寝れなかったんじゃないかな。
………普通に失礼なこと考えてるな。
などなど思い出してるうちに検査とかが終わった。なんかよくわからないけど検査の機械で何故か酔っちゃうのがあるからそれだけは辛かった。むしろ血を抜き取るやつはもう慣れたから痛みがもうそんなにわかんないもん。
検査は特に悪化してるものとかはないとの事。シロに関しては何か薬をもらっていた様だ。
「シロ、薬もらってたけど本当に大丈夫?」
「気にしなくていいよ。しばらくは変わらないのはもう朝にはわかってたし」
「変わる?」
「あっそうだ言ってなかったね。私実は今日雷夜のセカイに入ったんだよね」
───⁉︎