クエスト「20人で助け合い、崩壊したセカイを救え」 作:夜桜家の壁
『迷惑をかけてやれって迷惑をかけたくないから悩んでるんだけど』
「だから言ったじゃん。感情とか全部無視するならってさ」
志歩が一段と声を低くして機嫌を悪くして返答する。
「感情とか色々無視するなら幼なじみで仲良くしてた方が一番みんなが求めた結果に繋がると思う。それが一番楽かもしれない」
『………それは、確かに私はみんなとうちとけてて。けど実際の話そんな事はできない』
「そうだろうね。でもこの答えは知ってて損はしないと思うよ。だって望んだものが手に入るなら安い方かもしれないからね」
『……………』
志歩が黙っちゃった。まぁ普通にこんなこと言われたら考えちゃうよね。
さて、どうゆうふうに持っていこうかな?原作通りに動かしたいんだけど………
「でも俺なら頼らないけどね。俺が志歩の立場にいるなら……」
『咲希が退院するまで待つ』
「───そうするね。どうせ4人で仲良く過ごせるのは咲希が退院してからだ。だったら今行動を起こして一歌たちを傷つけるリスクがない方がいい。一歌は優しいって聞いてるから志歩の考えも理解してくれるはずだよ」
志歩が自分で答えを出したのはとてもいい。人間って自分で出した結論は疑い辛いからね。
『雷夜さん、今日はありがとうございます。相談に乗ってもらって、しばらくは様子を見てゆっくりと考えてみます』
「それがいいと思うよ。それじゃあね」
『待って、あの今度咲希に会って下さい。今忙しい時期だとはわかってるけど、お願いします』
………まさか咲希に会って欲しいだなんて言われるとは思ってなかった。
「いいよ、今はまだ行く余裕なんてまだあるからね」
『ありがとうございます。それじゃあ』
そう言って通話は切れる。
「迷惑はかけろねぇ、雷夜はそれを言う資格はあったのかな?」
「何が言いたいんだよ」
「いや?ただ雷夜は頼らないなぁって」
俺感情とか全部無視した場合って言ったよね?
「確かに言ってたけど、あんまし関係ないかな?だって俺がそう言ったのは原作はそれが答えみたいなものだからじゃん」
「─────」
「何その諦めたような目」
「原作関係なく頼れよ」
「っ‼︎」
背の低いはずのシロがなんだか大きく見える。なんと言うか圧力がすごいというか………よくわからないけど雰囲気は違くてなんか、こわい。
「なんで頼ろうって考えないの?普通にいつでも頼れよ。私の役割からしても頼って欲しいんだから。それ抜きにしても頼れよ。今まで言わなかったけどさ、いい機会だし色々合わせてもらうけどさ、普段は私と雷夜で料理は当番制にしてるけど、元の予定なら私が作るつもりだったのにさ。他にも色々あるけど」
「ちょっ待って、長い、後わかったから。わかった、今後もっと頼って欲しい事はよくわかった。だから止まって」
ずっと声かけてるのに不満が爆発したのかずーっと喋ってる。なんかこわいより面倒くさいってのが先にきてる。いや普通に頼ってるじゃん。
「そもそも病人である自覚は持ってるの雷夜?」
「うっ……正直全く持ってない」
「はぁ、だよね。持ってるわけなかったよね。でも薬は飲んでるから最低限はあるか。それ抜きで全く持ってないんだろうけど。雷夜これだけは先に言っておくけど、雷夜死ぬ可能性は0じゃないからね」
書くのすごい難しかったのと思ってたより間開いたから投稿しました。