クエスト「20人で助け合い、崩壊したセカイを救え」 作:夜桜家の壁
「───そのアコギ、どうしたの?」
今私は志歩と一緒に屋上でアコギを弾く未羽を見つけた。
私は来賓の方で忙しいのでは?と思うかも知らないが、この前話を聞かされた後のまふゆとの話し合いでしばらくは何もすることがないとわかったのだ。
「あ……先週買ってきたの」
「なんでまた急に」
「この前話を聞いて………私も、音楽を始めたら、寂しくなくなるんじゃないかって思って」
原作通り、でも私からしたらなんのことかわからない。だからと言って何も聞くことはしない。
「………寂しいの?」
「うーん………ちょっと違うかもしれないけど、私転校ばっかりでさ。この学校もいつまでいるかわからないから、友達を作るのもなんか……面倒で」
「確かに転校生でしたね。この前知りました」
実際に私の友達が未羽について志歩の所に行ったって話を聞いてそこから未羽のことを教えてもらったらそんな事実を教えてもらった。まさか転校生だとは思ってなかった。
「うん、いつもそんな感じで、でもひとりでいるには時間が長すぎるなって感じるから。だから買ってみたんだ」
「そう……」
「あ………でもここでギター弾いてるとうるさい?」
「それは…………まぁ、別にいいよ。好きに練習すれば」
「本当?ありがとう、助かる」
「それに怜華よりはいいよ」
おっと私に飛び火してきた。別にいいじゃん。確かにベースとかには合わないけどさ。
「怜華さんも楽器弾いてるの?」
「怜華は二胡って言う楽器を弾いてる事がある」
「……にこ?」
「中国とかの楽器、馬の尻尾が弦になってるんだよ」
「そうなんだ。でも、なんで怜華よりもいいの?」
「それは弾いて貰ったらわかるよ」
あー私今日持ってきてるなぁ。うちの音楽のクラスで二胡の勉強するから持ってきてるなぁ。
「ふーん、そういえば名前言ってなかったね。私2年の高木未羽」
「……2年の日野森志歩」
「日野森さんか、よろしくね」
「うん……」
名前に移ってよかった。別に二胡弾いてもいいんだけどさ。持ってくるの大変だし、穂波いるかもだし。
「それで、怜華さんは二胡……弾いてくれるの?」
「えっその話戻るの?」
「いいじゃん、穂波だって会いたいと思ってるよ」
しょうがない、音楽室よって二胡取ってこよう。あんまし今会いたくないけど………穂波は吹奏楽だしどうせ会うんだろうけどね。というか自分から探すことになりそう。
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吹奏楽部、活動場所音楽室。
「すいません、2年の東雲怜華です。準備室にある私の楽器取りたいんですけど入っていいですか?」
「怜華ちゃん⁉︎」
目の前にいるのは予想できてなかったなぁ。