クエスト「20人で助け合い、崩壊したセカイを救え」 作:夜桜家の壁
「えーまとめると、今年は受験生だから冬休みの宿題は出さないが、その分ちゃんと受験勉強しろよって事だ。それじゃあこれにて解散。安全運転で帰るんだぞ」
先生の少し長い話が終わり、この瞬間からは冬休みとなる。
「雷夜くん、今日このあと時間はあるかな?よかったら実験に付き合って欲しいんだけども………」
「類の実験は何が起きるかわからないじゃん。まぁでも暇だしいいよ。それじゃあ今から行くか」
「そうだね。それにしても中々酷いことを言う。けど今日の実験は薬品を使わないから安心してほしい」
「そうかならまだ安心………できねぇよ‼︎それにちょっと待て、類って薬品取り扱ってたっけ?俺の記憶だと類機械類を扱ってるだけだと記憶してるけど……類って薬品使うの⁉︎」
類の発言に驚きつついると類の少し堪えきれない笑みの声が聞こえてくる。
そして
「ふふふ。雷夜くん、多分だけど…………考えてること口に出てるよ」
「えっ?嘘………俺なんか変なこと言ってないよね?」
「客観的に見たら失礼な事言ってるように見えるだろうけど、今回は僕がちょっとふざけたからね、気にしなくていいよ。………でも、最近考えてることが少し漏れてるのか独り言が多くなってるね」
「まぁちょっと不安なんだよ。だって瑞希が最近屋上に来ること減ってるしさ」
「瑞希が最近来てないのはおそらくだけど、君が屋上で勉強してるからじゃないかな?」
それだけじゃないと思うんだけどなぁ。俺が勉強してるなら類と喋ってたらいいと思うんだよなぁ。類とも喋らずにいるのが違和感なんだよな。
「理由は僕にもわからないね。でも僕は今は自分のことの方が気になってるのもあるけど………そこまで心配しなくても大丈夫だと思うよ」
「類って結構あっさりしてるよな。まぁ今は瑞希は大丈夫だと信じるしかないか。よし………類、今日は何やるんだ?」
「今日は小型ロボットのメンテナンスと新しい機体の制作かな。雷夜くんはメンテナンスした機体を動かしておかしい所はないか、確認して欲しい」
「わかった。でもまぁ………俺やること少ないな。あのロボ基本的にプログラムで制御されてるし」
類のロボにはまだAIの付いた物は無かったように感じる。まぁネネロボの性能とか考えたら既に入っててもおかしくないけどね。
今はタブで前進とかまぁWASDみたいになってるし楽なんだよね。コントローラーでも操作はできるな。この機能使うのメンテとかで本番使わないの勿体なく感じるよね。
そんな事を話しながら類の家に向かってい……なんか視線を感じる。怖いなぁ。なんかシャンプーしてる時に後ろから感じる視線は実は上から見てるって言うよね。
でも家に付いたから少し安心だ。これでもし類がいなかったら少し怖かったな。
「そうだ。雷夜くんに聞きたい事があったんだった。新しい機体は今までとは違った形にしてみたいんだ。それで何かいい案はないかな?」
「無茶振り過ぎない?それ。だって何を変えたいのかわかんないし。でもまぁあれか、ショーで使うんだろうし………水を使うのはどう?船を元に何か作れそうじゃない?例えばだけどさ、ミニ戦艦作って噴水の要領で水出してみるとか」
「面白そうじゃないか‼︎そうだな、次の機体も含めて地面以外の水の上や中と空で作ってみよう。空は一旦ドローンだけ買って操作に慣れよう」
「今日は水中とか水上を考えるわけね」
「そうだね。とりあえず水を使ってどんなショウをしたいかというか話になってくるわけだけれども………………」
その後も類との話し合いは続いた。