クエスト「20人で助け合い、崩壊したセカイを救え」 作:夜桜家の壁
雷夜視点に戻ります。
神社の鳥居とかってみんな好きだよね。くぐるだけでも楽しいし見た目もいい。日本人に鳥居が嫌いな人いないんじゃないかな?
「いた、雷夜さん‼︎ってそっち危ない‼︎」
「ん?遥なんで来てんの?2人で回ればよかったのに。というか今夜遅いんだから声小さくしなよ」
遥と怜華が何故か俺を探していた。俺今神社の裏側にいたから探すの大変だったろうに、てか電話したらよかったじゃん。
でもまぁ俺も探すときに電話の存在忘れるし人のこと言えないけどさ。
「ちょと止まって。そっち傾斜があって危ないから戻って」
「あっそうなのね。裏の景色良かったからもっと進もうとしてた。助かったよ。ありがとう遥」
「ちょと詳しかっただけだし、そんなに気にしないで。それより雷夜さんも一緒に回りませんか?もしかしてもうくじって引きました?」
「まだだよ」
ちょとだけ嘘をついた。除夜の鐘が鳴り、その間に自分用のは引いていた。でもまぁミクの分として引くということは出来るだろうし、渡すのは怜華に任せればいい。
「一つ聞いていいかな?遥はなんで一緒に回ろうと思ったの?」
「不満ですか?せっかくアイドルが一緒に回ろうと誘っているのに………」
遥が足を止め、こちらを見つめる。
「不満って………そんな事は普通にないけど、さっきまで普通に喧嘩してたのによく誘う気になったなって疑問なの」
「そうだよね………あの後話の中で怜華ちゃんから雷夜さんも私の事心配してくれてるって教えてもらったんだ。喧嘩もさ、よくよく考えてみるとあなたも私のファンだった。拒んでいたのは私だけだった。だから別に雷夜は私のことを否定してなかったと思う。確かに私の考えは否定されたけど、自分の事が一番大切だって伝えてたかっただけなんだって気づいたんだ。……私は自分のプライドがそれを気づけなくさせてた。だからその………罪滅ぼしというか……単純に謝りたかったというか……だからその、ごめんなさい」
顔を晒し、下を向く遥。
………年下に謝れるのはどうも苦手だ。どう答えればいいんだろうか?わからない。出来るのは、ただ言いたいことを言うこと。上手く伝えることは苦手だ。直接的にしか言えない。暗喩できない。ぐちゃぐちゃになりながら伝えることしか出来ない。
「………俺はさ、アイドルの裏側とかわからないから言えた事もあると思う。俺は1人のファンとしてしか話せないし、だからこそ言いたかったんだ。努力で完璧を目指す姿勢は見習うべきいい事だけどそれが自分を傷つけるならやめてほしい。多分だけど最初から応援してたファンや親達はそうなんじゃないかな?」
少しだけ下を向いていた顔が上を向く。思い当たるものがあったのだろう。プライドが視界を狭めていたのだろう。あの撮影は少しオフの姿を演じる必要があったから感情的になりやすかったんだと思う。普段から冷静な遥だしきっとそうだろう。
「まぁ無理しない範囲でこれからもアイドル頑張ってよ」
「うん、これからもずっとみんなに笑顔を届ける。これからも応援しててね雷夜」
「ああ、これからも応援するよ。それにやっぱり遥は俺にさんとかつけない方がらしいよ。最初に会ったときみたいにして欲しい」
「ふふ、私らしいってなに?やっぱり面白いね雷夜。身体は弱くて、運動ほとんど出来ないのに歌ってるときの迫力は強い」
なんか褒められてるような褒められてないような、変な感覚を覚える。
話をしてると声が聞こえてくる。怜華が俺たちのことを見つけたのだろう。
「あっ‼︎やっと見つけた。兄さんも遥さんもなにやってるの?もう早く回ろうよ」
「そうだね。熱心な人とかで混み合うかも知れないし、行こうか。おみくじ回しに行くよ」
その後俺たちはお祭りのように色々な屋台を見たり、おみくじを引いたりした。なんと遥は射的でペンギンのぬいぐるみを取ったり、ペンギンの型抜きに挑戦とペンギンにまつわるものをたくさん行なっていた。
ちなみにおみくじの結果は俺が凶、怜華が中吉で遥が大吉。ミクの分は中吉だった。俺だけなんかよくないのなぁ。すごい不安が残ってる感じになったお参りだった。
投稿頻度落ちてたりするけどみんな実際1週間に1本でもちょうど良かったりするのかな?でも俺の短いしなぁ。悩み中。
こいつ悩んでばっかだな。