コミュ力おばけと幼馴染(♀)がイチャコラするだけの話 作:百合好きの獣
また、アンケート回答ありがとうございました。全員分やらせていただきます……。
全員やれ以外の回答が多かった順の登場となります。今回は一之瀬と坂柳。
やりたかったプレイは一之瀬に担当してもらいます。
無人島での特別試験を終え、あとは豪華客船の中でゆるりとバカンスを楽しむだけ――と言うとでも思っていたのか?
そう高度育成高等学校の悪意が聞こえてくるかのように、無人島試験を終えてきっかり三日後に新たなる試験の開始が告げられた。
そして終わった。
あっという間だった。
説明されたルールを把握し、「これは会話をすることで特定の人物を見つけ出す人狼ゲーム!」とちょっと楽しくなっていた天白だったが、試験は翌日には終了となった。
試験が終わったわけではなく、ご存知コミュ力おばけにIQ200(天白主観)の天才少女、最近ちょっとコミュ力が改善した元・孤高(笑)の少女の三人組。
さらにD・B・Aのリーダー格となる少年少女達が寄り集まり、集合知によって即座に人狼の法則を割り出した為、何をするまでもなくおしまいとなってしまったのである。あーあ。
そんでもって、じゃあパイの分配だとばかりにCクラスを食い散らかし、余裕のあるAクラスから少し譲渡したりと本当にやりたい放題やった。
Cクラス以外のリーダーは元は天白、櫛田、坂柳、堀北の四名だけでやろうと決意していた野望に賛同を示してくれたため、この様な結果とあいなったのだった。
Cクラスはなんでハブられたかというと、現在のリーダーが絶対に賛同しないと分かりきっていたからだ。
天白達の野望というのは、全クラスが手を取り合わなければ達成が困難なものなので、Cクラス――正確には、Cクラスリーダーの龍園には協力させることが非常に難しいだろうというのが全員の共通認識だった。
なので、彼をぶっ潰す事にしたのである。
とは言っても、破滅させるだとかそんな話にはならない。暴力でクラスを支配し、「黙って俺に従え。勝たせてやるから」と独裁体勢を敷く彼をけちょんけちょんにやっつけて、求心力が無くなった所で別の頭にすげ替えるだけである。
実質的な植民地支配? 違う違う。内部で革命が起きて、新しいリーダーが協力的になるだけ。私達、ワルクナイヨ。
まあ、それでも抵抗を続けるというのなら仕方ない。その場合は妖怪『ほぐし入道』によるメンタル改善コースを振る舞うだけである。
話が逸れたが、そんな感じでD,B,Aクラスによるクラスポイント食べ放題パーティは終了となった。
観察眼には自信のあった天白は、これは自分も活躍できる機会! と息巻いていたのだが、一瞬で試験が終わってしまったためちょっとだけしょんぼりとした。
まあ、そもそも彼女が人狼だったのでその観察眼も発揮出来る事はなかったのだが。
閑話休題。
というわけで、不意打ちの様に行われた特別試験も終わったため、ここから先は本当にただのバカンスである。
レストランにカラオケ、高級スパに観劇と娯楽が勢ぞろいしたこの豪華客船で、思うままに夏休みを友人たちと堪能出来る。
なので、天白がやることは唯一つ。
「……へいらっしゃい」
「よ、よろしくおねがいしま~す……」
出張天白マッサージ店IN豪華客船である。……バカンスは?
実は、この豪華客船では高級エステが受けられる施設があった。
スパに併設されたそこは誰でも無料で利用でき、多くの女子生徒がそこに殺到した。
で、どっかのマッサージ好きの女教師が学校とエステスタッフに掛け合い、天白も一室を利用できるようにしたのだ。何してくれてんだ。
尚、高級エステを体感した生徒の内、天白マッサージを受けた事のあるものはこぞって「天白ちゃんのやつの方が良かった」と言ってくれていた為、天白はご満悦である。まいどご贔屓にありがとうございます。
この高級エステルームにある備品は自由に使って良いということなので、普段は高くて買えないようなあれやこれやをしいたけお目々になりながら天白は検分していた。
現在はバカンス中なので、商業としてのエステではなく、完全に天白の趣味で親友たちへと振る舞われる予定だ。
バカンス? そんなことより奉仕だ。奉仕こそ、我が道也と天白の中の武士の精神もそう言っている。
そしてその出張特別エステのお客様第一号となったのが、なんとBクラスの一之瀬帆波であった。
一之瀬も、天白の中ではもう既に親友判定となっている。先の一件で親密になった事もそうだが、なんせ櫛田が親友判定を下していたので。
お前の
「わ、私エステって初めてで……何をするところなの……?」
一之瀬は期待半分不安半分で部屋の中をキョロキョロと見回している。
天白専用エステルームは照明を絞っており、ダークブラウンを基調とした室内は薄ぼんやりと暗く、だけども暖かみのある色の照明が照らされているため、隠れ家的でどこか落ち着くような雰囲気となっていた。
床はスパに併設されている為かタイル張りとなっており、土足厳禁ということで一之瀬も天白も素足のままである。
ちなみに壁材は防音仕様となっているため、大きな声を出してしまっても安心である。……何をする気だ?
「……して欲しいことがあれば、それをする。マッサージでも、エステでも」
「う~ん……どういうものかよく分からないから……」
取り敢えず、おすすめで……と一之瀬は控えめにそう言った。
天白は心得たとばかりに頷く。
おすすめということは、好き放題していいということですね? おまかせください。貴女の心も身体もキレイにして差し上げましょう。
「……じゃあ、服を、脱げ」
「にゃっ!?」
「……脱、げ♪」
楽しそうな表情で一之瀬の服へと手をかけ始めた天白に、一之瀬は慌ててストップをかけ、どうにか自分で脱衣をする権利を勝ち取ることが出来た。
そのまま天白に言われた通りに浴室へと入り、湯船で二十分程身体を温めた一之瀬は、バスタオル一枚だけを纏った状態でお風呂から上がった。
「あ、あがったけど……」
「……ん、じゃあそこにうつ伏せになって」
指示された通り、施術台に横たわる。
何かを準備していた天白は、プラスチックの小物いれにそれらを収納し、施術台の近くにあったキャスターラックにそれを置く。
そしてうつ伏せになっている一之瀬を見て、首を傾げた。
「……なんでバスタオル巻いてる?」
「え? だって、これを取ったら見えちゃう……」
「……女の子同士で、何を恥ずかしがっている」
「で、でもぉ……」
「……つべこべいわず、脱ぎな、さいっ」
ていっ、という軽い掛け声と共にバスタオルを引っ剥がされ、一之瀬の裸体が露わになった。
ボリューミーながら引き締まったお尻に、くびれのある腰、そしてうつ伏せになったことでべたりと潰れた脅威的な胸囲(激オモロギャグ)。
天白はそのつぶれたキャノンボールおっぱいを見て、手打ちうどんの作業工程を思い出していた。まな板にべたんと潰すアレである。
「うぅ……恥ずかしいよぅ……」
「……昨日一緒にお風呂に入った時も裸だったでしょ」
「でもその時は百合ちゃんも裸だったもん……」
肌を見せる場所が風呂かそうでないか。そして相手が服を着ているか着ていないかで羞恥心は大きく変わるものだ。それが同性相手だったとしても。
「……しょーがない」
恥ずかしくて心地よさを感じられなければ本末転倒だ、と天白はため息をつきながら自らも服を脱ぎだした。
下着すらも脱ぎ、これで両者共にすっぽんぽんである。
「……わたしも脱いだから、これで少しは恥ずかしくない?」
「た、多分……」
状況としては先日の風呂場と同じではあるのだが、これはこれでなんか違う恥ずかしさが無いかな? と一之瀬は疑問に思ったが、天白がここまでしてくれたので言うに言えず、控えめに頷いた。
天白はもっと恥ずかしがれ。なに? 普段もっと恥ずかしい姿を晒しているやつが三人ほどいるから平気だと? そう……。
「……じゃ、はじめる」
「う、うん」
天白はそう言うと、部屋に備え付けられていたシャワーからお湯を汲み、ぱしゃぱしゃと一之瀬の背にかけ始めた。
「……熱くない?」
「へ、平気だよ」
一之瀬は何をされるのだろうという不安が少し強くなった。まるでまな板の上の鯉みたいだ。
「……今日やるのは、いわゆる垢すり」
「あ、そうなの?」
不安に思っているのを見抜いたのか、天白が施術内容を伝える。
取り敢えず調理されるわけではないと知り、一之瀬は安堵した。
「でも垢すりってよく温泉とか行くと見るけど、実際には受けた事無いなぁ」
「……まあ、そういう人が大半だと思う。学生とかは特に」
人の身体は一定の周期で古い角質が新しい角質に生まれ変わる。
ターンオーバーと呼ばれるそれによって、剥がれた古い角質が、汗や皮脂、埃などと混じる事で出来る汚れが垢である。
垢すりとは、それを専用のタオルやブラシでそぎ落とす行為の事である。
現在日本で広く普及している、温泉施設でよく見かける垢すりは韓国式垢すりがほとんどであるが、実は日本でも江戸初期から垢すり師という職業があるなど、その歴史は長い。
天白がこれから行うのは韓国式の方である。現代で垢すりといったら大体これなので。
天白の小さな手をすっぽりと覆う、ミトンのようなナイロン製の手袋を付け、準備完了。
お湯でふやかした一之瀬の背中を擦っていく。
「そういえば、垢すりって垢を落とすだけなのに、どうして人気があるの?」
「……単純に、肌がキレイになる。あと、代謝機能が活発化して、痩せやすくなったりするとも言われてる」
「ほぇ〜……」
その他にも、マッサージ効果での疲労軽減や体臭の改善等、垢すりをすることのメリットは沢山ある。
痩せやすくなるという言葉に、一之瀬はちょっと関心を示した。別に一之瀬が太っている訳では無いのだが、この豪華客船ではレストランの料理が美味しくてついつい食べすぎてしまったりするので。
すりすり、と背中、腕、脇と擦られるたび、なんだかお風呂で背中を流されているような、不思議な心地よさを感じ始める。
「あぁ~……きもちぃ~……」
「……良かった。痛かったら、言って」
天白はそう言うが、痛さとは無縁の、ただただ気持ちがいい垢すりとなっており、一之瀬はぽわんと蕩けた表情でうっとりとしている。
それから十分ほどで、一之瀬の背中を擦り終えた天白は、手袋を脱いでその背中に手を触れた。
「ひゃっ」
「……いっぱい出た」
天白が手を動かす度に、コロコロと大量の小さな物が背中を擽った。
「え、ええっ……!? 毎日シャワーとかお風呂入ってるのに……」
「……身体を洗うだけでは、落ちない垢もある。毛穴に詰まったやつとか」
「う~……なんかハズカシイ……」
垢とは日頃から身体を洗っていても溜まってしまうものだ。
特に事前にお風呂に入って身体をふやかしていた為、面白いくらいぽろぽろと垢がこそげ落ちていった。
垢すりを受ける、または自分で行う場合は、大体二十分程度湯船で温まってからやると良い。
逆に、ボディーソープ等で身体を洗うのはお勧めしない。垢が出にくくなる。そして身体を温めるといっても、ドライサウナも良くない。汗はかくし身体も温まるが、肌がふやけるわけではないので。
サウナは垢すり後に行こう。そうしたなら、君は自らが生まれ変わったかのような感覚を得られるはずだ。
「……はい、おわり」
備え付けのシャワーで、背中に浮いた垢を流してあげた後、一之瀬のお尻をぺちんと叩いて終わりを告げる。……今お尻を叩く必要がありましたか?
「えっ、終わり……?」
「……うん。上半身……背中と、腕は終わった。後は、表と、下半身が残ってるからやってもいいけど……」
天白は蠱惑的な表情で、視線を一之瀬の腰元へとやり、ぺろりと唇を舐めて言った。
「……全部、見えちゃうよ?」
「にゃにゃにゃにゃっ……!?」
流石にそれは恥ずかしすぎると遠慮された。なお、天白は頼まれたなら隅々までやってあげるつもりでいた。こいつ……!
その後はうつ伏せのまま、せっかくだからと髪を洗い頭皮もマッサージされた。一之瀬はめちゃめちゃ気持ちよくなった。
◇
本日二人目の客は坂柳だった。
「……ウェルカム」
「よろしくお願いします」
施術台に腰かけた坂柳は既に服を脱いで下着姿となっており、ふわりと顔に微笑みをたたえていた。
判断が早すぎる。
「……早速服脱いでるけど、ご希望は垢すり? それともいつもの?」
「そうですね……」
坂柳はふむ、と顎に手を当てて考えた。
ちなみに下着姿を晒すのはもう慣れたようだ。慣れるな。
「垢すりというのも興味がありますが……その、一之瀬さんにしてあげたというものを……」
「……肩甲骨はがし?」
「そ、それです」
どうやら天白は一之瀬が体験した肩甲骨はがしに興味がおありのようだ。
「……肩、こってるの?」
「いえ、そういうわけではないのですが……なぜ不思議そうにされているのですか?」
肩がこる程おっぱいねーだろとは言えなかった。
肩こりの原因はおっぱいだけではないので。
「……ん、まあわかった。それじゃ……下着脱いで」
「は、はい……」
一之瀬と違い、坂柳は素直に下着を外し始める。この場合に関しては一之瀬が正しい。坂柳は幼馴染の認識だけでなく、親友(天白)との距離感についてはバグり始めていた。
脱ぐのはブラだけでよかったのだが、何を勘違いしたのかショーツまで脱いだ坂柳は流石に恥ずかしそうに身体を縮こまらせている。何されるつもりだ?
「……わたしも脱いだ方がいい?」
「えっ、な、なぜですか」
「……帆波ちゃんは自分だけ裸だけなのは恥ずかしいって言ってたから」
「……………………おまかせします」
「ん」
坂柳はなぜか長い葛藤があったし、天白はなぜかノータイムで服を脱いだ。なんだこいつら。
肩甲骨はがしをする前に、肩を軽く揉んであげてこりの状態をチェックする。数度にぎにぎとした後に、天白はぽつりと漏らした。
「……やっぱり、あんまりこってない」
「そ、そうです――”やっぱり”?」
おっと口が滑った。
天白は微笑むことで誤魔化した。
「……有栖ちゃんは姿勢が綺麗だし、筋トレも頑張ってるから肩がこる原因があまりない」
「あ、ありがとうございます。なんだか照れてしまいますね」
誤魔化されてくれた。ちょろいぜ。
坂柳ブレインは言葉の裏を即座に見抜く洞察力があるので、先の様な発言をしてしまえば即座に十の言葉で口撃が返ってくるのだが、なぜか今回は上手く働かない。
今現在彼女の脳内で『薄暗い室内ですし二人とも裸ですしいけない事をしている気分ですはわわ……!』となっている事と関係があるのかもしれない。
「……とりあえず、一通りやってみるね」
「は、はい。お願いします……」
天白は一之瀬にしてあげたように、まずは坂柳に両手を肩に当てさせ、肘を持ってぐるぐると回し始めた。
その途中で、片手を右の肩甲骨に当て、坂柳の右腕を回しながら囁いた。
「……ここ。分かる? ぐるぐるーって、動いてるの」
「ひゃんっ……は、はい……わかります……」
肩甲骨はがしに限らず、筋トレやストレッチなど身体を動かす時はどこが動いているのか、どこに負荷をかけているのかを意識すると良い。
坂柳に肩甲骨はがしは必要なさそうであったが、一応教えてあげると坂柳は顔を真っ赤にしながら頷いた。……ストレッチのアドバイスで赤面を? 妙だな……。
「……じゃ、挿れる、ね」
「お、お願いしましゅ……」
坂柳はなぜか緊張している。
ふむ、身体に力が入っているなと天白は一計を案じた。
「……ふーっ♡」
「ひやぁっ!?♡」
耳に息を吹きかけたのである。
注射を嫌がり身体を強張らせる子供に対し、看護婦さんが気を紛らわせてあげてその隙にぷすっといっちゃうアレである。
坂柳の肩がびくりと跳ね、脱力した瞬間に左肩甲骨に指をずぶり。いっちょ完了。
「あっ……♡ 百合さんのが……私の中に入って……♡」
またか貴様。
どうやらこの坂柳有栖という少女は、自分の身体に(臍等)天白の手が入り込むことに背徳感と快感を感じるようになってしまったようである。
幼馴染とDクラスの親友を含めてもだいぶやばい性癖に目覚めてしまったようだ。
これには高度育成高等学校の坂柳理事長も愕然と――いや、どうやら彼的にはオーケーらしい。良い顔でサムズアップを浮かべた姿が宙にぼんやりと浮かんでいた。
言うまでもなく幻覚である。
「……有栖ちゃんの中、あったかい」
「っ! だ、ダメです百合さん……!♡ そんな、そんなに奥をぐりぐりしたら……っ♡」
「……ここ、とか。……このへんは、どう?」
「あっ♡ だめ、だめですぅ……♡」
無論肩甲骨はがしである。
肉付きも薄く、またこりもないためスムーズに奥まで侵入した天白が、指を入れた瞬間に坂柳が気持ちよさそうな顔&声をしだしたので「こういうのが良いの?」と好き放題に蹂躙し始めた。
あまりやり過ぎても逆効果な為(元々そこまでこっていないので猶更)程々でやめてあげると、坂柳はくた……と天白の胸に背を預けた。
「……す、すごかったです……♡」
恍惚とした表情でそう告げる坂柳に、天白は満足げに頷いて見せた。
そして
「……そういえば、肩甲骨はがしは肩こりの解消の他にも効果があると聞いた」
「どのような……?」
「……――おっぱいが大きくなる効果がある、って」
「………………百合さん」
「……なぁに?」
「逆側もお願いします」
この後逆側も滅茶苦茶肩甲骨を剥がされた。
尚、肩甲骨はがしによるバストアップ効果は個人差があり、姿勢が改善されることでその効果が表れやすくなるのだが、坂柳は元から姿勢がいいため効果が薄かった事を追記しておく。
なお、この時点で特別な関係になっているとルート分岐をしてR-18の展開になります(エロゲ風味)
某嫁さんを作れるサイトで天白百合のイメージを作りました。
【挿絵表示】
上手く生成できず目の色と髪の色が描写とちょっと違いますが、私の中の百合のイメージはこんな感じです。
あくまでも私の中でのイメージなので、お好きな姿でご想像くださればと。
次回は堀北と櫛田+あるふぁの予定
次の日常回何やる問題
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堀北、坂柳、椎名のビブリオガールズトーク
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堀北(兄)、南雲の漢祭り
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きよぽんグループ(外村平田)のオタトーク
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漢葛城、その苦悩
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幼馴染と部屋でイチャイチャするだけ