刺激が欲しい男はTS化して親友と敵対する   作:となりのスモモ

11 / 11
見直しなんて(して)無いです


カバーストーリーが出来たぞ

 

「終わった~!これからやっと、李音恋としての活動をこれからする事が出来るぞ!」

 

優真からの警戒を解くための間、ずっと李音恋のカバーストーリーを考え続けてそれを今終えたばかりだ。そしてそれを纏めるのに予定より1週間ほどオーバーした。その間の授業態度とかは聞かないでくれよ?

 

先生の話をガン無視しまくってノートに李音恋の設定についてひたすら書き殴った俺は、傍から見れば真面目に見えるが、その書くスピードに隣の人がドン引きしてたからな。そいつに笑顔を返しながらも手はしっかり動かしてたのには、エレガント過ぎてビビったのか直ぐに顔を背けられた。流石にカッコよすぎたか…

 

そんな事はさておき、李音恋のカバーストーリーを作るに当たっての最初の難題は()()()()()()()()()だ。まず最初に言っておくが、俺は確実に李音恋の事など知らない純粋無垢な魔法学園の一般高校生だ。そいつの口から「森に攫われた少女がいたらしいけど詳しい事教えてくれない?」何て言えば優真達から(何でそんな事聞いてくるんだ?)とか不自然に思われる。

 

だから俺は変態になった!

 

元から変態だと思った奴らは、俺の童貞をくれてやる。とにかく俺は美少女の情報を嗅ぎつけた変態になり、俺が李音恋になった時の印象などを聞いたのだ。最初に聞いたのはもちろん優真だ。

 

 

っていうか1週間ぐらい経ったら学園の掲示板に、李音恋の写真が貼られて「情報提供求む!」と大文字の見出しで書かれていた。このおかげで更に変態になって情報を集めるという目的が達成しやすくなった。

 

まぁ情報収集の最後らへんで俺に残る微かな理性が「別の方法もあったんじゃないか?」とか考えてたけど刺激を求めるドM属性に火がついたのか、段々と気持ち良くなって直ぐに理性なんて弾けとんだ…おかげで女子からの白い目が止まらんくなってしもた(涙目)

 

話を戻すと、優真に対してまず最初に他愛ない話をした後にこの作戦を実行した。グラウンドで李音恋の事を聞いていたからか、幾分か他の人より聞きやすかった。まぁその時の優真の逃げ足の早さにはムカついたけどな!

 

取り敢えずこれが優真から見た李音恋だ。

 

・普通の少女では無く、理知的で濁った目をしている正気がおかしい女

 

・怪物だけしか身に纏っていない格を持っている不思議な女

 

・思わず見惚れてしまう程の美貌を持っており浮世離れしている

 

聞けたのはこれくらいだ。これくらいの情報じゃカバーストーリーなんて書けないと思うだろ?でもな?“理知的で濁った目”っていうのが重要になってくる。その女には壮絶な過去があったのかもしれないとか、そういうのを連想させてくる。まあそういった身体的な印象を元にして考えている。ちなみに三番目の項目は無理矢理聞いた。俺ってやっぱり美少女過ぎたのか…

 

 

次に聞いたのは星羅だ。不自然にならぬように部の人達には、優真から聞いて嗅ぎつけた変態と思われるようにしている。まぁ…その時の反応はその都度語るわ。

 

星羅が思った李音恋を言おう。

 

・正気じゃない女

 

・怪物としての格を感じた

 

・優真に対して攻撃した目的が分からない敵

 

・どうやったらあんな胸が大きくなるの?

 

俺なりに同じ事だと思ったやつは、短めにして解釈して見やすくしている。まぁ四番目の項目に関しての所は察してやってくれ。

 

取り敢えず“目的が分からない敵”というのが重要だ。星羅は確実に李音恋に対して敵対心を持っているし、目的が分からないという事は、俺が動き易くなるという事でもある。ストーリーを作る上での事は聞けなかったがな。

 

星羅とは昔からの付き合いがあるから、この事を聞く際に深くは問い詰められなかったが、「アンタって奴は…やっぱり変態だったのね。」と言われた。やっぱりって何だ?俺そんなに変態に見えてたの!?昔から?とまぁ不安になる事を言われました。今考えてみたら酷くね?李音恋として出会ったら服だけを燃やしてやるか()

 

 

次に聞いたのは雨野先輩だ。知人から攻めて行くのをヘタレだと思ったらそれは正解だ。なんせ俺は片手で数えるくらいしか知り合いが居ないからな☆(ドヤ顔)

 

雨野先輩が思った李音恋はこうだ。

 

・素性が分からない謎の人物

 

・対怪物戦闘部に対して不満を持っている人

 

・敵なのか味方なのか分からない

 

・怪物としての格を感じた

 

三番目に関しての事はどうしてそう思ったのかについて聞こうとしたが、はぐらかされてしまった。っていうか共通して皆が“怪物の格を感じた”とか言ってたんだけど?俺が本物の怪物と戦った時とかそういうの感じなかったんだが……考えても良く分からんわ☆

 

雨野先輩のを纏めると“部に対して不満を持っている”と“素性が分からない”というのが重要になる。部に対して不満を持っている風に見せかけて「貴方達の力はこの程度だから…」とかそういう謎の敵キャラムーブが出来るかも知れない。

 

素性に関しては俺しか知らないのを認識出来たため、好き勝手に出来る事が保証された。李音恋自体が架空の人物だからね。正体は俺だし。

 

雨野先輩にこの事を計画に沿って聞いたら「お前はそういう奴だったのか…?」とか引き攣った顔をして言われました。ありがとうございます。人生が終わりました。サヨナラ…俺の初恋(血涙)

 

 

 

そんなこんなで次に聞いたのは彩華だ。理由としては一応グラウンドの件で面識もあるから安牌だからだ。

 

彩華が思った李音恋はこうだ。

 

・怪物としての格が大きくて恐怖を感じた

 

・優真に危害を及ぼそうとした敵

 

・正気じゃない女

 

・何か色々としてそうな嫌な感じがした。

 

これを聞いた時に思わずツッコミたくなった。だってお前俺に対してめっちゃ殺意込めた魔法撃ってきたやん。あれホンマにガクブル案件やったんやぞ。

 

そんな昔の事は置いといて、これまでの李音恋に共通しているのが“正気じゃない”という点だ。逆に言えば俺に遠回しにダメージが入ってくる。俺としては真面目に刺激を求めた結果なんだけどな…

 

彩華が言った中で重要だったのは“色々としてそうで嫌な感じがした”だった。そこを深く追及すると、余りに露出が多かったから如何わしい事でもしているのかと思ったそうだ。

 

うーん…この場合でストーリーを作るには優真に対して「優真!私の姿を忘れたの?嘘でしょ…!?」といった前世の記憶が蘇るみたいなムーブが必要になって来ると思う。俺は純粋な刺激を求めるのであって、そういった恋愛系の刺激は求めて無いから却下だな。そもそも設定自体に無理あるし…

 

彩華にこの事を計画に沿って聞いたら「それって私に対するセクハラっスか?」と言われました。付け加えるとこれは三番目の事について追及したからだな。どうやら男なら察して欲しいようだった。

 

ワザと追及しようとは断じてしようとは思って無かったからな!だって俺、純粋無垢な一般高校生だし仕方ないだろ!(まぁ困っている顔を見るの最高だったけどな)…((ボソッ…

 

 

次に聞いたのは恋兎音だ。最初は満から聞こうと思ったんだが、マイペースなのと、以外と変態の扱いに慣れている様子だったから付け入る隙が無かった。だから恋兎音に白羽の矢がたった。

 

そんな恋兎音から聞いた李音恋に思った事はこうだ。

 

・背が写真で見ると私より小さくて安心

 

・優真に攻撃した絶対にやらなくちゃいけない敵

 

・優真に好意を抱いたらタヒね

 

これを纏める間にも、うわぁ……としか言葉が出なかった。物騒な言葉は俺の方でマイルドにしてあるけど優真に対しての愛が重すぎだろ。これは俺でもドン引きするくらいのレベルだ。

 

そもそも俺は敵対したいだけであって、優真に異性としての魅力なんて1mmも感じてないからな?

 

いや…待てよ?李音恋が優真に対して歪んだ愛を持っているとして、「何で私以外にも女がいるのよぉぉぉぉ!」とか気が狂った女として敵対しても面白いな。あの時に言っているオカマ風な口調にも合ってる。これは保留だな。

 

恋兎音にこの事を計画に沿って聞いたら最初に驚いた顔をされて「え…由紀さんって…優真さんの事…好きじゃないんだ…」とか言った後に安心したように息を吐いていた。それを聞いた俺は「いや、俺は(親友として)優真の事普通に好き何だが?」と当然な事を言っただけなのに、恋兎音の顔が俺の事を化け物でも見るような目になっていた。

 

今回に関しては本当に何もしてないからな?俺も何で、面識があまり無い恋兎音からそんな目で見られるのが不思議でならなかった。

 

 

最後に聞いたのは満だ。コイツはあれだ。変態として質問したとしても平気な顔で「由紀さんって~そんなロリっ子が好みだったんですか~?」とか言ってくるから一番やりにくかった。

 

満が思った李音恋はこんな感じだ。

 

・優真に攻撃した要注意な少女

 

・正気ではない少女

 

・何か裏がありそうな少女

 

これを聞いた時にふと思った事があった。それは“誰も少女と言っていない”点だ。そりゃ一人の敵としての“女性”として認識してくれるのは有難いが、やっぱり“少女”としての方が色々と俺が楽しめるストーリーは作りやすい。

 

その点まだ満は李音恋の事を“少女”として見ている。しかもオマケで“裏がありそう”もきた。

 

そして皆が共通している点を改めてまとめると“怪しい”のと雨野先輩以外は“敵”として李音恋の事を見ている。

 

これらの情報をまとめて、カバーストーリーの作業が今やっと終わったのだ!ふはは!これの為に俺の自尊心がどれだけ削られた事か…おかげで俺は女子と目を合わせただけで避けられるようになったんだぜ…(白目)

 

どうしてそうなったのか…知りたいよな?

 

それはな…李音恋の写真が貼られていて情報提供を求む!と掲示板に書かれていてだな?それはそれは周囲の反応が気になった訳ですよ。でな?俺はこういう風に聞いていたと思う「デュフフ…フフあの写真見てどう思う?(ニチャア)」

 

浮かれていたんだよな…あの時の自分に真顔で「お前…気持ち悪いよ…」と言いたい。それくらいデュフフ具合がやばかった()

 

そんな事はさておいて俺の考えた最強の李音恋のカバーストーリーを紹介しよう…

 

 

◇◆◇◆◇◆◇

 

 

とある組織で産まれた彼女は名を黒井李音恋(くろいりねあ)と名乗った。

 

その組織では怪物としての研究が盛んであり、彼女はその組織での初めて怪物としての遺伝子を受け継いだ子として、幼少期の頃から非人道的な実験を繰り返された。

 

その内容はとても残酷であった。そして彼女の精神を破壊させるには簡単な内容だった。

 

成長過程を観察するための監視は基本で、トイレや風呂に入る時にも監視の目は入る。そして偶に研究室に連れ去られて強姦やレイプは当たり前、中には体を傷つけるのに性的興奮を覚える輩もいた。

 

極めつけに実験と称して、飢餓にさせてみたり、脱水状態になるとどうなるのかという者や、四肢を切るとどうなるのかという者までいた。そしてそれらの提案が彼女に対して全て実行された。

 

彼女は精神と自我が当然のように破壊された。でも何故か彼女はそれらの実験を受けてもなお、死ななかった。いや死ねなかった(・・・・・・)というのが正しい。

 

なんせ、彼女は体を欠損させて失神するほどの痛みは覚えてもその部位は直ぐに再生する。そして飢えや渇きを、酷く体が訴えても、見た目も変わらず死ぬ事もなかった。

 

 

そんな彼女にも転換期というのは訪れた。

 

彼女が所属している組織が襲撃されたのだ。

 

その際に彼女は何も知らなかったため、研究所の警報器が作動すると、その場にある物ですぐに身を隠した。

 

そして数分も経つと、辺りは静寂に包まれた。

 

李音恋はその数分の間にも沢山の悲鳴が聞こえていたが、彼女の精神は何も反応を示さなかった。

 

彼女は辺りが静寂になった後も、その場から動かずに警戒していた。

 

そこに研究所では見覚えのない青年が通るまでは…

 

その青年は白馬の王子様というような風格を漂わせて、誰かを探すように辺りをさまよっていた。

 

その様子に李音恋は声が出そうになる。

 

「助けて…」

 

と。その一声が出そうになった直後に、青年はその探していた誰かを探し出せたようだった。

 

「君が誘拐された子のようだね。」

「誰です…か…?」

「君を助けにきた。」

「え…本…当ですか?」

「ああ、本当だよ。」

 

途端に泣き崩れる少女。そしてそれを青年は抱擁してその少女を安心させている。

 

ここで李音恋は察してしまった。

 

━━━━━━━自分を助けに来てくれたのではない…と

当然といえば当然だろう。彼女は世間に触れた事もなく、世間からも発表される事も無かった。そのため青年は李音恋の事を知る由もない。

 

李音恋はその女と青年との一部始終を何も言わず、ただ待っていた。未だに「自分も助けて貰えるかも…」という青年に対して自分勝手な淡い期待を込めていた。

 

だが、その青年は当然李音恋に気付くことなく、その女とその場を後にした。

 

李音恋は動揺した。どうして…とも思ったりもした。

研究所が襲撃された事を知らない彼女は、これから始まる生活に深く絶望した。

 

 

だが李音恋は研究所での生活がこれからまた始まると思った絶望の淵に希望の光を見た。

 

研究所の至る所に、自分が憎くてたまらなかった研究所の人が死んでいたのだ。そして彼女は生まれて初めて外の景色を見た。

 

そこには彼女が想像していた絶望しかない世界とは違い、暖かな日差しがあった緑豊かな景色があった。それはまるで自分だけが不幸だったのかと自然が問い掛けて来るようであった。

 

途端に李音恋はあの青年に対して、恐ろしく身勝手な恨みを抱えた。あの人は私の事を知っていて放置したの?という疑念や、あの人は自作自演であの女を助けた。という最早救いようがない程に彼女は、深く青年を恨んだ。

 

李音恋は青年を追うために研究所を出た。李音恋は当然ながら研究所で育っており、世間の一般的な常識は知らない。だが服を着るぐらいの知識はあったため、研究所の人達が李音恋に着させるためだったセーラー服を着用した。

 

李音恋は並々ならぬ恨みを抱えたまま研究所の外へと出たのであった。

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

物語風なのは感情移入して李音恋という役に入りやすくするためにそうした。

 

これを書く時はニヤニヤが止まらなかった。ここをあーしたいこうしたいだの頭の中で色々な構想が出てきて纏めるのが大変だった。

 

物語を簡潔にまとめるのなら

 

青年に恨みを抱く少女

 

の物語だな。まあ詳細については成り行きの方針だし、大雑把な物語があれば、どう行動するのかという計画も建てやすいしな。

 

あと、李音恋の姿になっている時の間はバックれる事にした。詳しく言うと朝から学園をすっぽかすという事だ。

正直に言うと、あの学園は遅刻するだけで馬鹿みたいな量を走らされるからしたくないのが本音だ。

 

「明日は楽しくなるな…」

 

俺は明日に李音恋の姿になり、また優真達と敵対するのを再開させる。初めて会った時から約2週間くらい経過しているから警戒も相当薄れている筈だろう。そこに風穴を空けてやるぜ☆

 

 

 

 

 




変な所があれば訂正致しますので報告をお願いします。

アンケートに投票して頂きありがとうございました。

別視点がいるとのご意見が多くありましたので、ありで行こうかなと思っております。いらないと答えた方には大変申し訳ございませんが、ご理解頂けると助かります。

主はホモに投票した方は正直に手を挙げなさい!ワイは怒らないからね?少しホリホリするだけだよ()

今回の話は見直しなんてしてないので合わないところもあったと思いますが、暖かい目で見て下さって感謝です。

投稿は気分です☆

別視点いる?

  • いる!
  • いらない
  • どうでもいい
  • 主はホモ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。