刺激が欲しい男はTS化して親友と敵対する   作:となりのスモモ

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プロローグ

 

 

「チッ怪物共が私の事を狙って来てウンザリですね」

 

いつ何処で栄田優真達が監視しているのか分からないため女口調でそう言い放つ。ここは死角が多い木々が生い茂る山奥であるためいつも気を張っておかないと油断した瞬間に優真達から自分の正体がバレる恐れがある。怪物からは何故か正体がバレているけどね。

 

「ここまで来たら安全かな」

 

そう言って怪物達を撒いて着いた場所で自分の身にある残り僅かな魔力を展開して周囲を索敵する。怪物達から逃げ抜いて辿り着いたのは、ボロボロで所々に穴が空いている木々に隠れている目立たない小屋だ。そしてこの場所こそが自分の今の隠れ家だ。

 

「はぁ…どうしてこんな事になったんだ?」

 

思い当たる節は自分でもいくらでもあるが刺激を求めるにしては今の状況は少々度が過ぎていると思う。っていうか今頃になってあの時には元の姿になれば良かったと思う。でもそん時の自分は「TSした姿になれば優真達も釣れるから一石二鳥だな」とか意味が分からない思考をしていたからな☆そのせいでもう後戻りが出来なくなったから昔の自分を恨みたいし泣きたい。

 

「螉痲ェ葫蘆塑」

 

おっとそんな事を考えていたら怪物がお出ましして来た。相変わらず何言ってんのか分からない。うーん索敵はした筈なんだけどなあ?怪物っていうのは本当にイカレてるわ。まぁ俺もそんな事言えないけどな…

 

「ああーもう鬱陶しいわ。お前来るなら来たよって言ってくれたらいっそ楽なのに。」

 

怪物が言葉を喋る訳が無いけどな。そもそも何言ってんのか声は出すけど意味不明だしな。

 

おっそんな事考えていたら怪物が触手を使って俺に攻撃を仕掛けてきたわ。うへぇー今の姿で触手攻撃とかあらぬ妄想するから止めてくれ。物理じゃなくて精神的にもダメージ入るからな?そこんとこを怪物が分かってくれれば良いんだけど。

 

「気持ち悪い攻撃してくんな!触手とかはもっと俺みたいなTSした奴じゃなくて女の子にしろよォ!」

 

俺は触手を使ってくる怪物に対して半ば八つ当たりのように太刀を使って迫り来る触手を切りながら怪物に対して接近をして一刀両断を決めた。

 

その際に胸を重点的に怪物が狙ってきていたので背筋がゾッとした。アイツ絶対童貞だろ。じゃなきゃ怪物でも触手使っているやつはそんな見た事ないし、そもそも胸を狙ってくる筈がない。

 

まあ俺も童貞だからその気持ちは分からんでもない。俺もこんな胸デカ美少女が相手なら下心は絶対出るに決まってる(童貞並感)

 

いやそんな事考えている場合じゃ無かった。俺の新たな隠れ家も見つかってまた逃げながら生活しないといけない。ホント金髪美少女は人気者過ぎて辛いぜ!

 

「こんな毎日が続けばいいのになぁ~」

 

俺は楽観視していた。そして今の自分が他の敵対勢力に狙われているとも知らずにそんな事を呟いた。

 

 

 

 

 

 

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「ネームドの怪物を発見。狂気の魔女は推定Earl級だと判断。速やかな排除をした方がよろしいかと」

 

 

新たな敵対勢力が自分を討伐しようと画策しているのにこの事に白井由紀は気付かずにその場を後にする。

 

 

そして白井は新たな勢力が現れた事で心身共に疲弊を強いられ最終的にどうなるのかという事を自分の身をもって知らされる。

 

彼が今後どうなるのかは誰も知らない、由紀自身もどうなるのかという事は分からない。これは刺激を求める余り自ら地獄の道を歩む男の物語である。

 

 

 

 

 

 

 

 

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