刺激が欲しい男はTS化して親友と敵対する 作:となりのスモモ
俺は優真達から逃げて来て、恐らく山の奥深くまで来ている。走った距離は覚えてはいないが相当走っていたようで辺りは少し暗くなっていた。
「ここまで来たら安全だろ…流石に…はぁ…はぁ…」
優真達から逃げるのに地獄のような(獣道)を渡り足場は不安定で木から落ちた葉が足を滑らしてくる。視界も良好とは言えず枝が絡みついたりしてかなりウザイったらありゃしない!尚且つ優真達の追っ手も警戒しながらの逃亡劇だったため損耗が激しい…
「取り敢えず朝起きた優真達との戦闘を振り返るか…」
木の陰に隠れて息を整え怪物などを警戒しながら朝起きた優真達との戦闘を振り返る。
「まずあのドローンが誰の奴なのかが分からんわ」
あのドローンが破壊されて優真達が来た。それにより部活動部員の物なのかは分かるが詳細な情報を親友に聞いておくのを忘れた。そもそも興味が無かったのもあるけどね☆
でもそのせいで、黒歴史入りするのかブラフが当たるのかのギャンブルに俺の精神を賭けなければいけなかった。黒歴史入りしたら、ある日ふと思い出してイタイ奴だと自分が悶々とするのが想像しなくても分かる。まぁ結局は大成功を収めたから結果オーライとするか!
「あの時優真はどうして固まったんだ?」
いやまぁ俺が不審な動きをして警戒をするのは分かる。その後優真の挑発にノッて武器を取り出して、それをヤバいと思って無力化しようとするのも分かる。
だがその後が分からない。何と!優真が此方を振り返った時に俺の今の
取り敢えず優真の話は置いといてその後も驚きの連続だ。あれが彩華の性格なのか?聞いてた話と全然違うんだが?(困惑)
優真が言ってた限りだと戦闘中は怖がりで優真と満に守られながら戦うんじゃないのか?俺からは聞かないが優真から話してくれるのでそれくらいの事は知ってるが…
いやそれはショートカットで可愛い彩華に対して「ブスですね♡」って言うくらい無理あるぞって優真に言ってやりたい。
あの時満が優真の後ろで何か彩華に対して指示している様子も無かったし、優真も俺が距離を詰めていた状況だったから指示を出すには無理があるだろうしな。
だからこそ彩華が途中で戦闘中に乱入して来たのが驚きだ。俺の胸がデカくて見えなかったが魔力の残滓が光速で飛んできたのを感じた時には肝が冷えたぜ✩
最初に木の後ろで隠れて居たのは分かってたんだけど、いつの間にか居なくなってたからね……
そして居なくなった後にあんな魔力が練られている雷が飛んでくるとは思わんやん……(震え声)
下手すると死ぬレベルの雷を撃って来たからな…しかもあんな細さで…自称天才の俺でも出来ないくらいの技術だぞ。
反則やんか!あんなん見せつけられたら逃げるしかないでしょ!!
逃げる時に表面上では優真達に余裕を演じたけど、内心では心臓が過労でタヒぬくらいのドキドキ具合だったからな。
だからこそ俺は逃げる時は全速力で逃げてやったんだよ(ドヤ顔)
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「そろそろ家に戻って明日の学園の準備でもして飯食うか。」
今の時間はもう夕方頃だ。辺りは暗いが微かに赤い日差しが入ってくるため今の時間帯が分かる。そのせいか流石に腹が減って来て俺の腹が何か食わせろと言ってくる。朝に優真達と戦闘をしていたのがもう懐かしく感じてくる。
ちなみに俺は今引き続き木の陰で警戒しながら十字架型の自分で作った魔道具に改良を加えている。流石に変身する度に死ぬ程痛い思いとか二度と味わいたくないからな………
「よしっ!改良やっと終わったわぁー」
やっと終わったわ。これで痛みが消えるから完璧なTS魔道具だな!
「やっぱり今朝の事を思い出しながらやったら時間が経つのはやっぱり早いなぁ~」
独り言を言いながらこの完璧になったネックレス型の魔道具の欠点について考える。
他に欠点は思いつく限りだと一つしかないがそれはクオリティを求め過ぎた結果だとも言えるため手を出して改良は出来ない。
それはTS姿時に、限りなく人間に近いためネックレスが完全破壊された時に一生TS姿になるというのが欠点だ。
だがその欠点を直すにしても魂を込めたTS姿の容姿を一から変えなくちゃいけないから絶対にやらない。あと俺の金が死ぬんや…(ここ重要)
「男姿に戻るか……」
男姿に戻るのは万が一にも優真達と遭遇してしまった時に備えての事だ。敵対はもう確実にしていると思って良いだろう。だから遭遇した際に優真達から攻撃されてしまう恐れがある。
だから元の姿になれば怪しまれる事は確実にないため元に戻ろうと思ったのである。
「ここの十字架を押してっと………」
俺は十字架を押して元の姿になる。もう改良したから流石にあの死ぬ程痛い思いはしないで済むようになっている。
「うおっ俺ってこんなに身長デカかったけ?」
身長が急にデカくなって元の姿の筈なのに違和感を感じてしまう。ここも直したい部分ではあるがクオリティを重視した結果だから直す事は出来ない。
「さて、帰るか。」
元の姿だけあって数秒で慣れたため、最初に感じた違和感は無くなり家を目指す。
ここは山奥だから帰る時刻は夜中になってしまうだろう。待ってろよもやし。お前を馬鹿食いしてやるからな。
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「ただいま……」
俺は覇気のない声で誰も居ない家に向かってそう言う。いやね?まさか家に帰る道が分からなくて真夜中になるとは思わんかった…てか攫った奴らはもっと分かりやすい場所に拉致ろうとしろよ!(逆ギレ)
おかげで腹の虫が収まらなくてもう餓死寸前なんだよ…
でも現実は非常で我が家には
そりゃ帰る前は馬鹿食いしたかったが今の状況的にお前じゃない感が強すぎる。正直肉が食いたい。
「おお!帰ってきたか白井!」
元気な返事が返って来る筈が無いため、返事がしたリビングの方を急いで見て見ると雨野先輩がエプロン姿で立っていた。
は?どうしてアンタが居るの?どう考えてもおかしいだろ。それにしても今の時間を見た方がいいんじゃないか?真夜中だぞ?ナニをしにここに来た!?(錯乱)
「え……何で雨野先輩がいるんですか…?」
いつもなら喜ぶ所だが、生憎俺は今のこの意味不明な状況から喜ぶ事なんて芸当は出来ない。
まさかTSした件についてバレたか?いや山奥で変身するのを誰にも見られていないという事は周囲を警戒していたから無い筈だが……
そんな事を考えていると雨野先輩が玄関で突っ立っている俺の方に向かって来て、おデコにデコピンを喰らってしまった。
「お前は考え過ぎだな……もうちょっと思考を柔らかくした方が良いんじゃないか?」
先輩はそう笑いながら言っているが、この状況下に置いてこの先輩は何を言っているのか分からない。多分俺じゃなくてもこの状況が理解出来ずに誰もが考える事に全振りするだろう。
「いやいや、雨野先輩が何で俺の家に居るんですか?それ自体が不思議でならないんですけど……」
いや本当にTSについての事ではないよな?そうだよな?
「ああ、言っていなかったな。私は最近学園に毎日通っていた君が来なかったからな。友達として心配で君の家に上がらせてもらったよ。」
「え?いや他にも言いたい事はまだありますけど、どうして真夜中になるまで待ってて居たんですか?それと家に帰らなくても良いんですか?」
TSの件じゃ無い事に安堵はしたが、今は時刻は0時を指し示している。
そしてそれとは別の心配事がやって来た。雨野先輩が真夜中まで待ってていたという事と、雨野先輩の親がどう思うのかが心配になって来た。
確かに最近はTS魔道具を完成させていたから毎日学園に通っていたが、それが一日来ていないだけで心配して家で待つというのは度が過ぎる事だと思う。
そして雨野先輩の家族はどう思うんだろうか……俺だったら愛娘を一夜男と過ごしたと聞けば怒り狂ってその相手の顔面に正拳突きを喰らわすと思う。
そして優真だったら家で待つのも百歩譲って分かるがどうして雨野先輩なんだ?
「いや優真にな?「由紀の様子を見に行ってくれないか」と言われてしまってな?白井がいつまで経っても帰って来なかったから、私も心配だから早朝までは待とうと思った次第だ。そしてちゃんと優真にはこの事を伝えているから安心してくれ。」
優真は俺に気遣って雨野先輩を派遣してくれたのか?いや、やる事があるから雨野先輩を家で様子見させに来ただけか……
まあ当の本人は誘拐された場所で更に奥まで行ってしまったせいで道に迷っていただけなんだかな…
「雨野先輩の親は大丈夫なんですか?」
どうして真夜中まで待っていたのかを聞いたので、もう一つの懸念している事を言う。
「白井には言って無かったか?私は一人暮らしだぞ。」
それを聞いて固まる俺。一年生から雨野先輩にはお世話になっているが初めて聞いた新事実だ。
「まあ取り敢えず料理はスーパーで買った物を使用して作ってあるからレンジでチンして食べるといい。」
「あと冷蔵庫の中を見たが、もやしだらけじゃないか…しっかり栄養には気を付けるんだぞ…」
雨野先輩はそう言って未だに玄関に突っ立っている俺の横を通り、帰る支度をして帰っていった。
「明日はちゃんと学園にくるんだぞ白井」
「あっ分かりました…しっかり学園に行く事にします…」
別れ際に雨野先輩がそう言ったのでこれは確実に学園に行かないといけない…(使命感)
雨野先輩が玄関から出て行くのを見送ったのを確認してから、雨野先輩が作ってあると言った料理を食べるために向かう。
「まぁ…取り敢えず飯があるらしいからそれを食って寝るか!」
今回の件については思考を停止して雨野先輩が作ってくれたという料理を食べて寝よう。
もう今日は色々な事が起こり過ぎていくら刺激を求めていたとしても流石に疲れた。
だってほぼ丸一日外にいたんだぞ。そして睡眠時間も碌に取れてすらいない。気絶時間を睡眠時間だと思えば休めてはいると思うが入らないだろ?入ったとしたらそれは地球が世紀末の時代だろう。
「おっほー!!ハンバーグがあるぞ!最高過ぎるだろ!雨野先輩!」
俺はリビングにあるテーブルに置かれているのを見て目玉が飛び出る程に驚いた。
やべぇよ…肉があるぞ…俺の冷蔵庫はもやしばっかりだったのに…これは夢でも見てるんじゃないか?
まぁそんな事はどうでもいいか!体が早く肉を食わせろと騒いでいる。だから早く食わないと俺の腹が暴走族並の爆音を鳴らして気が狂って街中を走り回る事になる。
俺はそんな訳分からん事を考えながら、雨野先輩が作ったハンバーグを食べるために席に着く。そして雨野先輩が作ったハンバーグを切ってみた。
「うわっ肉汁が凄すぎてまるで濡れたおま○こみてぇだな。」
下品な例えは許してくれ…俺のキャパはとっくの昔にオーバーしていて頭がイカレてるんだ…だからどうか俺を許してやってくれ…いいな?
「やっぱり冷めてはいるけどめっちゃ美味すぎなんやが…」
エセ関西弁が出てしまう程の美味さ。俺じゃなきゃ見逃しちゃうね★
まずハンバーグは噛めば噛むほど肉汁が出て来て肉汁の宝庫が口の中に溢れ出て来てその肉も旨味が閉じ込められてて口の中がいっぱいに肉が広がるのを感じる。
こんなん美味すぎて普通のハンバーグに戻れん体になってしまうやろ!どうか俺を貰って下さい!雨野先輩!
まぁ無理なんだがな…あの優真ってやつにはやっぱり一発ぶん殴ってやりたい。まあそれも無理なんだけどな!
「もう寝るか!」
俺は雨野先輩が作ったハンバーグを一瞬で平らげて寝る準備を進めていく。
あの手料理を食った後だったら優真を殴りたい衝動が出てくるからな。俺の右手を封印しないと大変な事になる。
俺は2階の方に自室があるため、階段を登って自分の部屋の中に入りそのままベットに横たわる。
「今日は楽しい一日だったな~」
昨日の誘拐から始まり、今日は優真と敵対する事に成功もした。まだTS時の姿になっている時間は限りなく少ないが、こんな短時間で濃密な時間を過ごせるのなら明日から何があるのか楽しくなってくる。
「明日はそれとなく優真達に聞いておかないとな」
明日は俺のTS姿の時の印象をそれとなく聞いておかなければならない。そこから設定が加わって面白くなってくるからな。
「明日から楽しくなるぞ!」
俺は明日からの刺激に心を踊らせながら眠る。
本当に楽しみだな…優真達はどんな事を思ったのだろうか?これもそれとなく聞いておかないといけないな……
誤字等がある場合はご指摘の程よろしくお願いします。
アドバイスや感想等があれば是非書いて下さると幸いです。
ワイの書き溜め消えました♡少しの間投稿頻度落ちますのでごめんやさい。
何やごめんやさいって!と思ったホモの皆さんはワイの姿でも想像して叱って上げて下さい。恐らく喜ぶと思います。
別視点いる?
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いる!
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いらない
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どうでもいい
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主はホモ