刺激が欲しい男はTS化して親友と敵対する   作:となりのスモモ

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俺ってそんなに強かったの?

 

「あ~もう朝かー俺いつも朝弱いから定時制のとこ行っときゃ良かったなー」

 

こんな事を言っているが俺は魔法学園に入って後悔はしていない。ちなみに俺は朝にかなり弱くて、今ならRPGに良く出てくる最弱のスライムにも負ける自信がある。

 

俺は朝に弱い+寝起きの体に鞭を打ち、朝食を食べるために階段を降りる。いつもなら朝食は食べずにベッドでスマホを見ながらダラダラしているが今日は頭を働かせなければ最悪正体がモロバレするので食べないといけない。

 

だってうっかり「昨日の優真の反応面白かったわw」みたいな当事者しか知り得ない事を言ってしまえば、その場は凍りついて地獄のような空気感が完成してしまう。その瞬間には言い訳しても詰み状態になって正体を暴露しないといけないだろう。そして俺は絶対にこんな事にはなりたくない。そのため少しでも頭を働かせすために久し振りに朝食を作り食べたのだ。

 

ちなみに作ったのはもやしのソテーだ。美味しかった(棒読み)具体的に言うと雨野先輩の手料理が恋しくなるくらいの美味しさだった。

 

「あっもうそろ学園に行かないと遅刻だ!」

 

時刻を見てみると時計の針は8時15分辺りを指している。いつもなら優真が電話で起こしてくれるが、今日はそれが無かった。魔法学園では8時半までに自分の席に着いておければ問題ない。いつもなら8時には着いて居るがこの様子では時間とのギリギリの戦いになる。遅刻したらペナルティが科せられる。

 

俺は急いで身支度を整えて家の玄関から飛び出して学園に向かった。

 

 

 

 

 

 

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突然だが今俺はグラウンドを50周させられている。

無事に遅刻した結果、5分だけの遅刻なのにそれに×10させられて走らされて息は絶え絶えの死にかけだ。それもな?1周2kmあるグランドを走らさせるから100km走らなければいけない。普通にとち狂ってるとしか思えんわ!しかも始める前に先生に確認してみたら「時間厳守は基本だ」としか言わない。確かにそうだが魔法を使えるとしても限度はあるだろ?いつか教育委員会に訴えてやるわ。あるのか知らんけど。

 

「よっ!ユッキー!」

 

丁度半分くらいを走った所で優真が現れた。あいつは俺の前に来ると普段の仮面を外して陽気になる。やっぱり王子様は言い過ぎたか?

 

「いやー今日は電話出来なくて悪かったね」

 

ホントだゾ?今俺がこうして意味不明な距離を走らされてるのもお前のせいだ。まぁ俺が手伝い無しに起きれられないのが問題だけどな!

 

俺は優真と話すために立ち止まり向かい合う形になる。ちなみにこの事がバレたら罰が追加される。

 

「何か今日は朝から忙しい事でもあったのか?」

 

普段から優真は必ず7時半くらいには学園にいるらしい。あやふやなのは俺がそんな時間に来た事がないからだ。そしてそんな優真は俺がアラーム程度では起きない事は昔から知っているから8時に電話をして貰っている。だからこそ遅刻が5分で済んだのは奇跡とも言える。

 

「まぁそうだとも言えるかな。そうだね…ユキには伝えるけど依頼されて攫われた少女を見つけたんだけど、その少女がかなり強かったよ。そして雰囲気はEarl級で尚且つ実力も兼ね備えてた。だから危険だと思ってその事を今朝…」

 

「少女だって!?どんな姿をしていたんだ?教えて欲しい(変態並感)」

 

俺はつい興奮してしまい優真の話を遮ってその女の特徴を問いただす。昨日の話で少女とくれば俺しかいない。そして確か俺の姿を見ていたしフードとかの外した姿を見た筈だ。その時の印象をこいつに聞いてみたい。

 

「その少女はセーラー服をしていて、まぁとても可愛くて綺麗な子だなと思ったよ。ていうか最初に聞くことがそれなのか……?」

 

優真が少し顔を赤くしてそう言う。俺のTS姿ってやっぱり可愛い過ぎるのか?ここまで来たら魔性の少女だな。

 

「っていうか話を戻すがそもそもEarl級とかってなんだ?」

 

そういったら優真が何を言ってんだコイツ的な目を向けてくる。そして俺はその目線に目を合わせて俺も同じ視線を送らせてやった。

 

そしたら優真はヤレヤレと言っているかのように首を左右に振りEarl級などの事について教えてくれた。

 

「はぁ…これだからユキって奴は…これって一年生で学習する内容だからね?Earl級ってのは怪物の階級の事で、上から3番目に強いんだ。他にも階級があって~」

 

俺は優真の話を途中から聞き流しながら今後の事について考える。う~ん俺ってそんな強いと思われとったの?いや正確には李音恋としての姿だけど。あっ俺が階級について知らなかったのはパスな?いくら俺が天才(自称)だとしても知らない事もある。断じて授業をサボった訳ではないからな(震え声)

 

「~で最後の階級は普通に魔力を持ってれば誰でも一撃で倒す事が出来るんだ。ってユキお前聞いてたのか?」

 

「え、いやもちろん聞いてたぜ?」

 

俺は笑って誤魔化しながらそう言う。

 

それにしてもそんなに強いと思われてるならかなり警戒されていそうだな。これは1週間ぐらい間を空けた方が良さそうだ。その間に優真達は少しは警戒を解いてくれるかもしれない。

 

「絶対に聞いてなかっただろ……まぁその少女はそれくらい危険だから今言う場所には行くなよ。この山にあの少女が~」

 

そんなTSしてる俺の話を聞いてると暇になってきて、ふはは!その少女の正体は実は俺なんだよぉ!とか言いたくなってきた。これはヤバい(確信)。言ったらダメだと分かってても言いたくなる。

 

丁度そんな時に地獄なのか天国なのか知らないが先生から見つかってしまった。

 

「おいっ!そんな所で何止まってんだ!お前には罰があるんだからキッチリこなせ!追加として30周走って貰うぞ!」

 

何で時代錯誤な教師がいるんですかねぇ…(困惑)いやまぁ好奇心を止めてくれたのは有難いけど、30周追加ってあいつの頭禿げる呪いでも掛けてやろうか?っていうかいつの間にか優真が居なくなってたし。逃げ足早すぎるだろ。

 

 

結局俺は日没くらいまで走らされたのであった。

 

 

 





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リアルが忙しくなってきたゾ(´▽`) '` '` '`

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