War Commander’s 異世界傭兵戦記 作:ウルヴァリン
朝にシルヴィ達の提案を承諾し、そのまま準備に時間を費やしたが経過はあっという間だ。とはいっても今回はどんな装備をするかは決めていたのでさっと終わらせて軽く二度寝をしたが……。
今回の装備はアバター2に新しく設定したMARSOCだ。
Crye PrecisionのG3コンバットユニフォームのウッドランドカラーにウッドランドカラーのブッシュハット、タンカラーのオードナンス プレートキャリアにM45A1対応のCQCホルスター。オークリーハーフフィンガーグローブにアンダーアーマータクティカルブーツ。
武装に関しては火力に赴きを置くことにした。Mk18 Mod1にM203A1 40mmグレネードランチャー、EO TECH EXPS3+G43マグニファイア、SOCOM556 シュアファイアサプレッサーを選択。
サイドアームはM45A1で予備としてM72A7 66mm対戦車ロケットランチャーという火力に重点を置いた構成だ。
二度寝から目覚めるとすぐ宿を後にし、集合場所である東門へと足を運んだ。
「照史様♪こっちです♪」
俺の姿を見つけたシルヴィが飛び跳ねながら手を振る。その際に彼女の胸が激しく揺れて強調されるが見なかったことにしておこう。
「ごめん、ちょっと遅れたかな?」
「いえ、みんな集合したところですから大丈夫ですよ」
東門には優凪の衛のメンバーらしき人達が打ち合わせをしたり雑談をしているに対して新人らしき人達は緊張しているようだ。
「みんな♪照史様が来たよ♪」
シルヴィがそういうと全員が一斉にこちらを見る。その場にいたのは4人で、全員がそれぞれ別種族のようだ。
「シルヴィ、そいつがお前が言ってたヒュムか?えらく変わった服装だな?」
「照史様♪ここにいるのが私の大事な仲間です♪」
「桜崎 照史です。今日はよろしくお願いします」
「応っ。俺はバーバロってんだ。宜しくな」
頭に雄牛の角が生えていて、鍛え抜かれた肉体を持ったバーバロ。恐らくだがミノタウロスだ。
黒一色のフルプレートに背中に背負われた巨大な大剣に大盾。間違いなく巨漢から繰り出されるパワーを最大限に活用したタンク役だろう。
「僕はユーソ。こっちは妹のエレオノーラです」
「エレオノーラだよ♪」
目が1つだけというサイクロプスの兄妹のユーソとエレオノーラ。2人ともかなりそっくりで服装も革鎧に左右の短剣、違いはユーソが右腕、左腕にそれぞれ小型のクロスボウを取り付けたガントレットを装備している。
「私はロヴィータ。術師をしているわ」
先程の肌が白い肌をして踊り子のような際どい赤色の服装とヴェールで妖艶な雰囲気を醸し出すロヴィータ。術師ということは魔法使いか何かの類だろう。
シルヴィが弓使いでラウラがハルバートを使うファイター。優凪の衛での立ち位置としてはタンクのバーバロが引きつけてユーソとエレオノーラが撹乱、ロヴィータがサポートに徹して指揮をしながらシルヴィが弓で援護。前衛のラウラが仕留めるといったところだろう。
「ロヴィータさんは宮廷魔導士をしていたこともある凄いスノーエルフなんですよ♪」
「スノーエルフ?」
「私達エルフの亜種なんです。私達よりも魔力の蓄積量が多くて優秀な魔術師を多く輩出しているのですよ♪」
「やぁねぇシルヴィったら……もう1,000年も前の話じゃない」
「1,000年⁉︎」
シルヴィの思わぬワードに声を出して驚いてしまう。その直後にロヴィータは両方に手を置き、目が全く笑っていない笑みでこちらを見据える。
「桜崎さん……だったっけ?」
「は…はい」
「女性の数字に驚くなんて失礼なんじゃないかしら?」
「は……はい⁉︎失礼しました⁉︎」
「よろしい♪許してあげるわ♪」
……ロヴィータは怒らせないでおこう。
「そ…それよりラウラは?」
「ラウラは手続きに行ってます。大所帯で白磁等級も多いですから東門の詰め所に行って必要書類を提出してるんです」
「今回いく場所は危険なのか?」
「いえ、油断しなければそれほど危なくはない場所なんです。森から少し言ったところにある狩場なんですが、そこで下級の魔物が増えてきてるから討伐して間引きすることが今回の依頼なんです」
「なるほど……」
つまり生態系を維持させることと新人の育成の両立を目的としているようだ。
その後に手続きを完了させたラウラが戻って来て準備を終わらせてから東門へ向かい、俺も後に続いた……………。