【完結】狂い咲きオンスロート~殺し屋から少女になった男の殺戮願望~【第二部】   作:詠符音黎

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37.Hunt down the Wanted

 ――たきなと666が格闘戦を始めた直後、黒花達の格納庫。

 

「アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャァ! 何が電波塔の英雄だぁ! 何が伝説の殺し屋だぁ! んなもん圧倒的な火力の前じゃゴミなんだよぉ!」

 

 天井の開いた格納庫にミロスラーヴァの狂った高笑い、そして爆音が響いていた。

 黒花と千束は今だにミロスラーヴァからの猛攻を受けており、近づく事もできていなかった。

 

「ちっ、これじゃ埒が明かん」

 

 黒花は大型コンテナを背中にしながらさすがに焦った表情で言う。

 二人を襲うグレネード弾は隠れていた障壁を次々と破壊していき逃げ場を徐々に狭めていっていた。

 

「だねーまさにジリ貧って感じ。あんなトリガーハッピーな笑い方してる癖にわりとペース配分して弾撃ってるっぽいからまだまだ弾切れもなさそうだし、どうにかしないとねぇー」

 

 千束は一度マガジンを抜いて残弾を確認しながら言った。

 彼女の銃のマガジンに入った非殺傷弾は僅かであり、持ってきたマガジンの数は残り少ない。

 一方で黒花が使っていたMCXも残りは一マガジンしかなく、後はサイドアームとして常に所持しているM1911とその弾をいくつか持っている程度である。

 

「お互い、持ってる手数も乏しくなってるって感じか」

 

 黒花が千束の様子を見ながら言った。

 

「だね。これならもっといろいろ持ってきて良かったかも。海上の船への潜入って事で身軽さ優先したのが裏目に出たかぁ」

「そこらへんはたきなに任せたところあるだろお前。それはそれで相棒を信頼してる証拠でいいじゃないか」

 

 黒花の言葉に、千束は意外そうな顔をし、すぐさまニヤリといやらしい笑みを浮かべた。

 

「……な、なんだよその顔」

「いーや? 随分丸くなったなぁーと思ってね。あの皆殺しの平等院黒花さんが」

「はぁ……まあ否定はしないよ。どうにも蘇ってからこんな感じでらしくないとは思ってる。てか、今はそんな事言ってる場合じゃないだろ。このコンテナだってそろそろやばいぞ」

 

 二人は背後のコンテナを見る。

 度重なる四十ミリグレネードの直撃によりもうコンテナはベコベコになっていていつ壊れてもおかしくない状況だった。

 

「ひえー、マジでヤバいって感じぃ」

「本当にいつも余裕あるよなお前……。てか、そのドチャクソ良い目でなんか打開策になりそうなもんないのか。これじゃ冗談じゃなくヤバいぞ私達。正面から頭ぶち抜くもできなくないが、絶対その前にこっちが吹き飛ばされるし」

「んー待って待って……!」

 

 千束はぐるりとあたりを見回す。だが、現状を打破できるものはなく千束は大げさにため息をついて言った。

 

「残念。何もなし」

「なしってお前、そんなあっさり――」

「――あのさ」

 

 と、そこで千束は黒花の言葉を遮るように彼女の肩を掴み、ぐいと顔を寄せて言う。

 

「もうさ、考えずに突っ込んじゃおうよ。てか、いつもの殺し合いで死にかけるの楽しー! してる黒花ならそうしたんじゃない?」

「そ、それはそうなんだけどさ……」

 

 僅かに言い淀み目を泳がせる黒花。

 千束はそんな彼女をじっと見据える。

 

「もしかして私がいるから遠慮してる? 下手に私を自分のやり方に巻き込んじゃ駄目って、そんな事思ってる?」

「……はあ、そういうところは鋭いよなお前。まあ、そうだな。初めてちゃんとした部下を持って感じたのさ、私のやり方は一人じゃないと通用しないってな」

 

 黒花はそこで千束の目を見つめ返す。千束の表情はいつになく真面目だった。

 

「私なんて偶然ラッキーで蘇った残機みたいなもんだ。でもあいつらとお前は違う。そもそも私を復活させた研究所だって私が自分で潰した。だから、“私とお前のこれから”は置いておいても、無茶はさせづらいんだよ。……この先のあいつらの事考えると、ついね」

「ふーん……」

 

 千束は静かに鼻を鳴らすように言う。そんな彼女にバツが悪くなる黒花。

 だが、直後に千束は優しく黒花に笑いかけてきた。

 

「やっぱ変わったね、黒花。前も言ったけどバカがちょっとだけ治った」

「……まあ、それはきっと……うん、一度死んだからな。言われた通りそれでマシになったのかもしれん」

 

 笑い答える黒花。彼女は言いかけた「お前のせいだ」という言葉を口にする事はなかった。

 そんなことを面と向かって本人に言えるはずもなかった。

 

「なるほどね、そりゃ明快な理由だ。でも遠慮する必要はないさ。むしろ私があんたの無茶についていけないとかむしろバカにしやがってぇ~! って感じ! メチャクチャに無茶やるのは私の専売特許なんだが?」

 

 ニヤリと笑いながら親指をグッと自分に向けて言う千束。そんな彼女に黒花は同じ様にニヤリと笑って返した。

 

「ふっ、それもそうだな。アホな戦い方やらせたらお前に敵うやついるわけねぇや。じゃ――」

「うん――」

 

 二人は立ち上がり、僅かにもうボロボロのコンテナから離れる。そして、声を合わせて言った。

 

『――やるか』

 

 その言葉に答えるように、目の前のコンテナがついに吹き飛んだ。

 

「ハッハー! まだ逃げ――」

 

 ミロスラーヴァの甲高い笑いが、すぐに驚愕の顔に変わった。

 黒花と千束が宙に舞うコンテナの下をくぐり、爆炎の中を抜けてミロスラーヴァに向かって走ってきたからだ。

 

「はぁ!? なんだよついに死ぬ気になったかぁ!?」

 

 一瞬驚愕するミロスラーヴァだったが、すぐさまグレネードランチャーを握り直し射撃を開始する。

 だが、その爆発をギリギリのところで回避し進んできたのだ。

 黒花はこれまで積み重ねてきた経験と勘で。

 千束は彼女のギフトである目と同じく勘で。

 

「ばっ、馬鹿なっ!? 嘘でしょっ!?」

 

 困惑しながらも射撃を続けるミロスラーヴァ。だが、一度動揺した彼女の射撃精度は余裕があったときと比べて下がっており、二人にとってより接近しやすくなっていた。

 そしてある程度近づいた黒花が走りながらの状態でアサルトライフルの残った五・五六ミリ弾をすべて撃ち込む。

 それは彼女が陣取る四輪駆動車の扉から伸びるように撃ち込まれグレネードランチャーに着弾し銃身を上に跳ね上げる。

 

「やべっ!?」

 

 ミロスラーヴァはそれによりとっさに黒花達の反対側に降りる。

 それを逃す彼女達ではなかった。

 千束が近くにあった大きめの武器ケースを踏み台にしジャンプ、そのままミロスラーヴァが乗っていた車のルーフを踏んでまた跳躍した。

 

「はっ……!?」

 

 振り返り驚愕した顔を見せるミロスラーヴァ。そんな彼女の体に、千束はマガジンに残っていた三発の非殺傷弾を打ち込んだ。

 

「うぎゃっ!?」

 

 ミロスラーヴァは情けない声を上げながら顔から床に転倒する。

 そんな彼女の元に千束は着地し、すぐに黒花も並んだ。もちろん、床に転がったビビットなカラーリングがされたクリンコフを拾い、遠くに放り投げてから。

 

「終わりだ、ミロスラーヴァ」

「いやー惜しかったね。でも私達二人にここまでやったのは褒めてあげる」

「ぐ……うぐぐ……」

 

 二人に見下ろされる形で床に這うミロスラーヴァ。彼女はまだ意識を保っていてプルプルと震えている。

 

「……ばれ……」

「ん?」

 

 そして、何かを小声で呟いている。二人は不審に思い耳を傾ける。

 

「くたばれっ! ゴミ共っ!」

 

 すると、一瞬で仰向けになったかと思いきや、鼻血を流した顔で歪んだ笑みを作って叫び、同時にいつの間にか手にしていた小さい手持ちのボタンのスイッチを目の前で押したのだ。

 

「…………」

「…………?」

「…………は?」

 

 だが、何も起こらない。ミロスラーヴァはその状況に目を丸くして唖然として、何度もそのボタンのスイッチを押している。だが、幾度カチカチとボタンを押しても何も起こらない。

 

「え? どしたの?」

 

 不思議そうな顔でそのミロスラーヴァの様子を見る千束。一方で黒花はそんなミロスラーヴァに対し勝ち誇った笑みを見せて言った。

 

「あー残念だったね。この感じだとお前が船に仕掛けてたであろう爆弾、多分私の部下が解除してる」

「はぁっ……!? そんな!? なんだと……!? ありえない……! 今来たばっかの船でそんな……!?」

「じゃあ解除した本人に聞いてみるか?」

 

 そう言うと黒花は耳元の通信機を弄り始め、懐からスマホを取り出す。そして、スピーカーモードにして画面をミロスラーヴァに向けた。画面には『716』の文字が。

 

「あーこちら黒花。今ミロスラーヴァを倒したんで自己紹介と状況報告よろしく。命令な」

『え、えっ? し、司令官? これ繋がってるの? あ、うんと、その……恥ずかしいけど、命令なら、はい……』

 

 するとおどおどとした自信なさげな声がスマホの向こうから聞こえてきた。

 

『あの、その、えっと……私、第三世代人工人間、C―716、です……コ、コードネームは……“トリニティ”……それでその、下層の敵兵、排除完了……少しだけ逃げたのいたけど、666の方に逃げたしまあいっかって事で……で、仕掛けられてた自沈用の爆弾も、全部無力化しました……んと、場所も作りも教科書通りって感じで、逆にチョロかったです……フヒッ』

 

 どもりながらの通信だったが、最後の爆弾の解除報告のときは少し元気と優越感が出ていたのが声でも伝わってきた。

 一方でミロスラーヴァはさらに困惑を強めた顔をしている。

 

「ウチの爆弾が、そんなにあっさり……? しかも下層がほぼ排除されたって、じゃ、じゃあ……!」

「ま、お前の思ってる通りだろうなぁ。そっちも確認してみるか」

 

 黒花はそこで再び通信機とスマホを操作し、またミロスラーヴァに向ける。その画面に表示されていた文字は『623』である。

 

『はいはーい! じゃあ最初は自己紹介でその後状況報告でいいんだよね? じゃ、いっくねー!』

 

 今度は打って変わって陽気でハキハキとした声が響いてきた。顔が見えないのに笑っているのが伝わってくるほどだ。

 

『はい! アタシは第三世代人工人間C―623! コードネームは“チューリング”でーす! あ、コードネームはみんなの含めて私がネーミングしたんだよ? いいでしょーかっこいいでしょー! ああそうだ状況報告だったね。うん、こっちも敵兵は排除完了! 逃走兵もそっち行ったから到着する前に666にペロっとやられるだろうねー。かわいそ』

 

 ハツラツとした声色に対しその報告内容はミロスラーヴァに取ってもはや助けは来ないという宣告でもあった。

 彼女は今、完全に敗北を悟った。

 

「ということだ。もうセンチピードは終わりだね。ま、月並みな言葉だけど、喧嘩を売った相手が悪かったな」

 

 哀れみすら含みにある黒花の言葉。

 千束はそんな黒花の横顔を見ながら苦笑いを浮かべている。

 

「そんな……ウチの、ウチの作り上げた来た組織が……認めない……そんなの……」

 

 ブツブツと蒼白とした顔で呟くミロスラーヴァ。だが、すぐに彼女はぐっと歯を食いしばり、見下ろす二人の虚を突くように懐に手を入れたかと思うとソレを取り出した。

 

「認めるかあっ!」

 

 それは、既にピンが抜かれたフラッシュバンだった。

 黒花と千束がそれに気づいた瞬間にはもう炸裂し閃光と爆音で二人をマヒさせた。

 

「ぐっ!?」

「わっ!?」

 

 キィーンという耳鳴りが響き目を潰された黒花と千束。ギリギリ意識を保つことができた彼女らはゆっくりと視界と耳を戻していく。

 すると眼前にいたミロスラーヴァはおらず、どこかとまだぐわんぐわんと揺れる頭を無理矢理動かし探す。

 そうしていると、だいぶ回復してきていた二人の耳に騒音が響いた。それは、ヘリのローター音だった。

 

「てめぇら! マジ許さないからな! いつか! この借りは絶対返してやるっ!」

 

 拡声器から声が響いてきたかと思うと、二人の頭上に非武装で二桁人数は乗せられるような大型輸送ヘリが浮かんでいた。運転しているのはもちろんミロスラーヴァだ。

 彼女はそう言い残すとそのままヘリを飛ばし開いた天井から曇天の空へと消えていったのだった。

 

「……自分の足元でフラッシュバン爆破しといてよくあんな元気出せるな」

「似たようなことして銃すり替えたあんさんが言いますかね?」

 

 横で両手を頭の後ろに回しながら言う千束の言葉に目を横に逸らす黒花。

 しかし、彼女はすぐため息をついた。

 

「はぁ……それにしても逃してしまったか。ここで決着つけるつもりだったのに、また粘着されると思うとめんどいなぁ」

「あぁ、それならまあ大丈夫だと思うよ」

「え?」

 

 辟易としていた黒花の横で千束があっけらかんと言った。

 黒花はそれに対しよく分かっていないといった表情したが、それに対し千束は自慢げに笑い、指鉄砲を作って煙を吹き消すジェスチャーをしながら言った。

 

「腕利きの保安官は、他にもいるって事」

 

 

  ◇◆◇◆◇

 

 

 東京郊外にある寂れた廃工場。そこはセンチピードの隠れ家の一つであり、緊急時のヘリの発着場にもなっていた。

 

「クソッ、クソッ、クソッ!」

 

 そこに大型輸送ヘリを着陸させたミロスラーヴァが悪態をつきながら降りてくる。

 

「あいつら絶対許さねぇっ! 下っ端ばかりだがまだ街に散らばっている構成員はいるんだそれをかき集めて組織再編したら必ず――」

 

 だが、そんな彼女の怒りの言葉は続かなかった。

 彼女の太ももを銃弾が撃ち抜いたのだ。発砲音はしなかった。

 

「がっ、がああああああああああああああああっ!?」

 

 ミロスラーヴァは悲鳴を上げながら地面に倒れる。彼女はそのまま痛みで顔を歪めながらも必死に左右に顔を振って周囲を確認しようとする。

 すると、そこに人影が現れた。サプレッサー付きの銃を持ったフキだ。

 

「よう小悪党。こっぴどくやられたみてーだな」

 

 フキがミロスラーヴァを見下ろして言う。ミロスラーヴァはそんなフキに憎悪のこもった視線を向け見上げる。

 

「てっ、てめえっ……! どうやってここが……!」

「あぁ、うちにはすげーマシンがあってな。前にぶっ壊されたが、まあまあ修理できてきたんで場所分かってるネズミの巣から逃げてきたヘリ一機ぐらいなら余裕でその行き先ぐらいは分かるんだよ。んで、こうして私らがてめぇの始末をつけに来たんだ」

「……ああっ! チクショウ……! こんな、こんなザコ相手に……!」

 

 悔しげに血が出るほど唇を噛み醜い表情を見せるミロスラーヴァ。

 そんな彼女相手に、フキは眉間に皺を寄せ睨む。そんな二人の元に別の人影がやってきた。フキのバディであるサクラである。

 

「先輩! 周囲クリアっす!」

「おう、よくやった。……さて、てめぇのせいでただでさえ減ってた仲間達がさらに減ったんだ。落とし前は分かってんだろうな」

 

 フキの明らかに怒りの籠もった言葉。それにミロスラーヴァは一瞬ビクリとするが、すぐにまたフキを睨み返した。

 

「……だ、黙れっ! ヘコヘコ国のケツ舐めてる捨て犬の癖にいっちょまえに人間ぶりやがって! そうだよ! あの肉人形共もゾンビ人形もまるで人間みたいな素振り取ってるが所詮は作りモンで――」

 

 彼女がまくしたてる言葉は、消音された発砲音によって止まった。

 フキの足元には頭を撃ち抜かれたミロスラーヴァの死体が転がっている。それを見て、フキは大きくため息をついた。

 

「ハァー……! 最後までイラつくロクでもねぇカスだったな……」

 

 軽く左手で頭を抱え、空を見上げるフキ。

 激しい雨を降らしていた雲はだんだんと薄くなっており、雲間から僅かに夜空が覗き見え始めていた。

 

「さて、あいつは一体どうでるんだか……」

 

 

   ◇◆◇◆◇

 

 

「なるほど、なら心配はないか」

 

 黒花は安心したように笑い、プレートキャリアについているポーチの一つからタバコのソフトケースを取り出し、流れるように一本抜いてライターで火をつけ吸う。

 

「ふぅー……」

「……最後の一服のつもり?」

 

 千束が少し悲しそうな顔になって小声で言う。それに対し黒花もまた寂しそうに笑って吸いながら言う。

 

「ああ、あのときは結局できなかったからな。だから、今回はしっかり吸っておこうと思って」

「そう……分かった」

 

 千束は静かに返すと、先程まで持っていた非殺傷弾の入っていたコンバットマスターをカバンにしまい出す。そして、そこからなんと黒花が使っているのと同じ拳銃のM1911を取り出したのだ。

 黒花はタバコを口にしたままその姿に驚き目を丸くした。

 

「へぇ……まさか実弾で相手してもらえるとはね。しかも、わざわざ同じ銃でさ」

「まあね。そこはお互い分かってるでしょ。決着、つけなきゃって。それを思ってたきなを足止めまでさせてるんだから今更白々しいよ。だから私も本気で黒花に向き合う。同じ条件でね」

「……そうか。……ありがとう、悪いな」

 

 黒花は嬉しさと切なさが混じったような顔で笑い、とても穏やかな声で言った。そして短くなったタバコを口から離し、ゆっくりと煙を吐き出す。そして残弾を確認する。

 黒花は弾を撃ち尽くしているMCXを落とし足で蹴飛ばすと、すっとM1911をガンホルダーから抜いた。

 二人で同じ銃を持つと、彼女らお互いの顔を見ながらその場でゆっくりと反対方向を向く。

 

「……666」

「……たきな」

 

 そして、同じタイミングで耳の通信機に手を当て、それぞれの相棒に同時に言った。

 

「後は頼んだ」「後をお願い」

 

 一言で通信を切った二人は、素早く向き直り互いに片手で銃を突きつけた。

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