まあアレな部分はふせてありますが、なんかあまり向いてないみたいです
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薄暗い部屋に粘り気のある音が響く。何度も、何度も響く。やがて短い呻き声の後に…荒い息遣い。
「勇者殿、お上手ですな」
ぐふふ、と野卑な嗤いをあげる男がいた。
腹が出た醜い中年だ。
髪の毛が無いのはいい、それは身体的特徴だ。善だとか悪だとかという話ではない。だがその男には髪の毛などよりも遥かに大事なものが欠けていた。
品性である。
その品性が欠けた豚の如き男は情欲に濡れた視線を下方へ注いだ。その先には小柄な影…
勇者である。勇者が、勇者たる者が豚野郎の■■にしゃぶりついているのだ。
とんでもない話だった。
豚はその勇者の頭部をおさえ、興奮したように■■■■。■■が勇者の■■、勇者はえずくが頭部を抑えつける手を外す事ができない。
「おっ、■■■■■■■■■■■■、勇者殿!儂の■■!吸いだす様に■■■■■■■!」
豚が汚い叫びをあげた。
同時に、■■■■■■■■■■。
勇者の喉が大きく動く。
■■■■■■。
勇者は豚の■■■■■■、床に蹲る。
年の頃は、少なくとも20にはなっていないだろう。嫌悪感に歪んだ表情で床を睨みつけていた。目の端に浮かんだ雫がみるみる内に大きくなり、頬を伝って地に落ちる。
「……ッこ、これで!!これでいいのだろう!満足か!僕にこんな事をさせて!ぼ、僕は男だというのに!な、なぜ、こんな事を…」
若く蒼い声が響いた。
変声前の少年の声である。
少年は怒鳴り、そして俯き、湿った声をあげた。泣いているのだ。
「勇者殿、儂は勇者殿の為に命をはっておりますぞ。連日送られてくる刺客から勇者殿を護っているではありませんか。しっかし魔王軍も考えたものです、勇者殿がまだ未熟だと知るやいなや、聖なる力とやらに覚醒する前に始末してしまおうというのですからな。しかしご安心あれ。儂が如何なる危険からも勇者殿を護ってさしあげますぞ。本来ならば大金を戴く所です。儂はね、こう見えて達人なのです。護衛として儂以上のものは早々おりますまいよ。ですが、金は要りませぬ。代わりに、ぐぶぶぶ…さ、勇者殿、■■■■■■■」
勇者は後ろから■■■■■■■■■に耐えながら、豚男について思いを巡らせる。豚男はゲロカスだが、その言に間違いはなかった。豚男は確かに日々勇者を命懸けで護っているのだ。
勇者は自身が勇者である事、そして勇者としての使命を理解している。。
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豚男の名は魔術師ゲドス。
ドブカスの様な性格の汚物である。
しかもデブ。
だが、強い。
§
ゲドスの仕込み杖が月光を纏い、闇に銀閃を描いた。
一閃、そして二閃。
同時に、赤黒い飛沫とくぐもった呻き声があがる。どちゃり、どちゃりと何かが落ちた音が何の音かは、ぶわりと広がる鉄臭が雄弁に物語っていた。
闇に乗じて仕掛けた刺客の一団の2名の命が一瞬で失われたのだ。
──魔剣、
月の光を刀身に写し込み、その反射光で敵手の目を突き刺し、怯んだ所を斬り捨てる業である。ゲドスは魔術師ではあるが、剣も佳く使う。
残る刺客もその業の冴えに怯んだか、飛び掛かってはこない。そんな刺客たちに対して、ゲドスはここぞとばかりに嘲笑の鞭を叩きつけた。
「ぐぶぶぶ。儂が魔術師だからと油断しましたな?魔術を封じたからと。陣まで張って。勇者殿に至ってはひよっこもいい所ですからなァ。血が赤い所を見れば卿らは恐らく"人犬"…ぐぶぶぶ!人を裏切り、魔について。捨て駒にされていたら世話はありませんなァ!」
人犬とは人間でありながら人類勢力を裏切り、魔族についた者達への蔑称である。