ドルマゲスに転生してしまったので悲しくない人生を送りたい   作:えにぃ

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アンケートを拝見していると意外と原作を知らない方もこの小説を閲覧してくださっていることが分かって驚きました。私自身、転生二次小説は原作との乖離を楽しむのも一つの醍醐味かと思っていますので、ここにドラクエⅧの世界観とストーリー概要、キャラクターの説明を少しずつ書いていこうと思っています。閲覧必須というわけではないので気楽にどうぞ。本作キャラとの違いも書いたり書かなかったりしようと思います。


説明の際、「原作」がドラゴンクエストⅧ、「本作」がこの小説の世界だと思っていただければ大丈夫です。本作のネタバレはできるだけ控えますが、原作のネタバレはしまくるのでご注意ください。


随時更新予定です。更新後は最新話の前書きでその都度お知らせします。

町や城・ダンジョン、キャラクターを更新しました。2022/09/30
町とキャラクターを更新しました。2022/10/04
町・ダンジョン、キャラクターを更新しました。2022/10/19
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(閲覧自由) 【DQⅧ未プレイ者向け】設定資料集

ドラゴンクエストⅧ

 

キャッチコピー

「見渡す限りの世界がある。(PS2)」「声をあげて、冒険が生まれ変わる。(3DS)」

 

ストーリー概要

世界に三つある王国のうちの一つ、トロデーン王国に主人公は兵士として働いていた。しかしある日城にドルマゲスという道化師が現れ、城に封印されていた絶大な魔力を持つ秘宝の杖を盗み出してしまう。ドルマゲスは手始めに杖の魔力でトロデーン城をイバラで覆い、国民を全てイバラに変え、姿を消す。一命を取り留めたのは呪いを弱める結界の中にいた王と姫、そしてなぜか呪いが効かなかった主人公のみであった。王は魔物の姿に、姫も馬の姿に変えられたため、呪いを解くために憎きドルマゲスを追跡することになる。だが、実はドルマゲスは杖に触れた時点で正気を失い、杖に操られるままに全国を回り特定の人物を殺害していた。杖の正体ははるか昔に七人の賢者によって封印された闇の世界の神ラプソーンであり、杖の持ち主を魔力で操って賢者の末裔を殺させて賢者の血を絶やし、封印を解除して完全復活を遂げることを目論んでいたのだ。全ての元凶であるドルマゲスを闇の遺跡にて撃破し、暗黒神の野望が明らかになったのち、主人公一行は暗黒神の復活を阻止すべく奔走する。

 

 

重要設定

 

・ドルマゲス(原作)

全ての元凶。幼少から他人に笑いものにされながら育ち、自分を笑ってきた者たちを見返すために高名な魔法使いであるマスターライラスに数年間師事するも、魔法を学ぶことは成らず、トロデーン城に封印されている杖のことを知って強く惹かれ、杖を盗み出して国全体を呪いに閉じ込めるという凶行を犯す。(皮肉にもその時は笑いものの象徴である道化師の姿で城に潜入した。)その後は師であるマスターライラスを殺害して家を焼いたことを皮切りに、ゼシカの兄であるサーベルト、ククールの育ての親であるオディロ院長、カジノのオーナーであるギャリングなどの賢者の末裔たちを次々と殺害していく。(この仇討ちのためゼシカとククールは主人公たちと行動を共にするようになる)最期は暗黒神復活のために建造された闇の遺跡で主人公たちと対峙して敗北、石化して砕け散る。魔法の才は最後まで全く開花しなかったが、肉体や頭脳のスペックは非常に高い。口癖は「悲しいなあ…」

 

・ドルマゲス(本作)

ドラクエⅧをプレイしたことのある青年がマスターライラスに師事し始めた頃のドルマゲスに憑依して生まれたこの世界の異分子。ドルマゲス自身の記憶は無いため自分を笑ってきた人々を見返すような野望は無い。転生してからしばらくして初めて命の危機に遭遇し、以降甘えた心を消し去って生存のための鍛錬に余念がない。彼にとって魔法は強くなる手段のための一つに過ぎず、原作ドルマゲスの様に魔法が使えない現状に絶望するようなことはない。恵まれた頭脳と肉体を駆使してこの世界で楽しく生きるために頑張っている。手品や料理が得意で、道化師という言葉を気に入っている。楽しい毎日を終わらせようとする原作開始イベントからは逃れられないと悟り、立ち向かうさなかで魔法の才を開花させ、魔法使いとなった。原作開始後は、ラプソーン撃破のためのヒントを得るために各地の賢者の末裔たちを訪ねる旅に出る。魔法と呪術を操って相手を翻弄する戦術が得意。

 

・七賢者

はるか昔、闇の世界の勢力から光の世界を守るため暗黒神ラプソーンに立ち向かった七人の人間。戦いの末に暗黒神を滅ぼすことは叶わなかったが、魂を神鳥の杖に、肉体を大岩に封印することに成功する。杖は三つの王国のうち最も平和なトロデーン城の宝物庫に封印し、岩は人々が邪険に扱うことが無いように女神像に形を変えて聖地ゴルドに安置した。そして賢者の血が絶え杖の封印が解き放たれてしまうことを防ぐため、七賢者は子孫に対し、血を絶やすことの無いように強く訴えかけた。(が、ほとんどの賢者が子孫を残そうとしていない)

 

 

町や城・ダンジョン

 

 

【北の大陸】

 

─トラペッタ地方─

 

・トラペッタの町

周囲を大きな外壁で囲われており、広場エリアと住宅地エリアに分かれているDQⅧの世界では比較的大きな町。主人公たちが最初に訪れる町でもある。トロデーン国領に分類されるはずだが、トロデーン城の事を知らない町民がいたりするので、もしかしたらトラペッタという自治市なのかもしれない。魔物に対する偏見があり、外壁は魔物を確実に侵入させないために作られたと考えられる。

 

・滝の洞窟

トラペッタの町からまっすぐ行ったところにあるやたら広い洞窟で、DQⅧ最初のダンジョン。洞窟の中には人間の商人や、ヘタレの「おおきづち」、人間の言葉を話す「スライム」がいる。本作ドルマゲスさんはおおきづちとスライムどちらに師事するか迷ったが、おおきづちはヘタレで尊大だったためスライムに決めたという。ボスは「ザバン」。

 

─リーザス地方─

 

・リーザスの村

リーザス地方にある小さな村で、勇者たちの仲間である魔法使いゼシカの故郷。リーザス地方の領主であるアローザ・アルバートが住む大きな邸宅があり、この村の歴史は100年ほどという比較的若い村。主人公が二番目に訪れる村で、レベル上げのためにお世話になることが多い。ポルクとマルクという二人のやんちゃな少年がいる。

 

・リーザス像の塔

リーザスの村から進んだ先にある大きな古代建造物でDQⅧ2つ目のダンジョン。リーザスの村民のみが塔への入り方を知っており、年に一度の「聖なる日」に村民全員でお祭りを行う宗教行事が行われる。塔には「じんめんガエル」など凶悪な魔物が住んでいるが、「聖なる日」には魔物がいなくなるらしい。主人公が挑む二番目のダンジョンで、回転扉やカギのかかった扉など複雑なギミックがある。原作ではこの塔に三回も登ることになる。ボスはいない。

 

・ポルトリンク

リーザスの村の南西にある港町。アルバート家の命で定期船を出している。しかし海の魔物などの影響によって欠便になることもしばしば。色んな野草をランダムに売ってくれるお姉さんや、何故かやたらスキルに詳しいお姉さんがいる。

 

─トロデーン国領─

 

・トロデーン王国

トロデが治めていた国で、三大国の一つ。勇者はここで生活しており、トロデの娘ミーティアとは幼少期からの仲だった。平和で美しい国だったのだが、魔性の道化師ドルマゲス…ひいては復活を目論む暗黒神ラプソーンの手によってイバラに包まれ亡国と成り果てる。たくさんの情報を手に入れることができ、勇者たちは「船」の情報を求めてこの城へ舞い戻ってくる。DQⅧ6つ目のダンジョンで、「はぐれメタル」が登場するためここに籠ったプレーヤーは数知れず。

 

 

【南の大陸】

 

─マイエラ地方─

 

・船着き場

ポルトリンクから出る定期便が発着する波止場。ただの荷上場だが様々な店や宿屋があるなど活気があり、色々な種類の人間がいる。正直後述するドニの町よりも発展しているので地名をつけて港町にしても良いと思う。勇者たちが錬金釜を手に入れるイベントがあり、意外と記憶に残る場所でもある。屋上には四六時中マイエラ修道院を監視しているお姉さん(ストーカーともいう)がいる。

 

・ドニの町

マイエラ地方にある小さな宿場町。勇者たちの仲間である僧侶ククールの生家があった場所。建造物が酒場・宿屋・教会の三つしかないめちゃくちゃ辺鄙な場所だが、酒場が有名な影響なのかなかなか活気はある。ククールと初めて出会うイベントが発生するのがここ。

 

・マイエラ修道院

船着き場とドニの町の中間地点を流れる川の中州という変な場所に建っている修道院で、ククールの育った場所。聖地ゴルド、サヴェッラ大聖堂と並ぶ三大聖地の一角であり、毎日多くの参拝客が訪れる。修道士たちの学屋であると同時に聖堂騎士団の本拠地でもあり、周辺の警護を行っている。院長のオディロが聖人だからギリギリ存在を保てているほど内部は腐っている。聖堂騎士団の項を参照されたし。

 

・旧修道院跡地

とある伝染病の蔓延により放棄されたかつてのマイエラ修道院の廃墟でDQⅧ3つ目のダンジョン。修道院なのに何故か地下に施設がある。マイエラ修道院は変な立地に建設する縛りでもあるのだろうか?中世の墓地宗教施設(カタコンベ)を意識しているのかもしれない。現在も病原菌が生きているのかは不明だが、取り壊されることなく現在までその凄惨な状況を保っている。内部はゾンビ系の魔物や「ハエ男」が、さらに毒や屍が多く配置されており酷く不潔な雰囲気となっている。ボスは「なげきの亡霊」。

 

─アスカンタ国領─

 

・アスカンタ城

アスカンタ王国を治めるパヴァン王とシセル王妃が住まう城。トロデーン、サザンビークと並ぶ三大国の一つではあるが、他の二国に比べて規模は小さく、トロデにも弱小国扱いされている。しかし王城周囲を断崖絶壁で囲まれているため、国防の観点から見ると立地は良好と言えよう。王室小間使いのキラを始め、アスカンタ国民は原作において二年間も喪に服して政治を放棄した王のパヴァンに対し不満の一つも漏らさず心配し続ける聖人の集まりであり、民ガチャランクSSSの王国でもある。

 

・願いの丘

アスカンタ地方に伝わるおとぎ話の舞台として存在する丘陵地であり、DQⅧ4つ目のダンジョン。アスカンタ王国の喪を明けさせるために訪れる。道のりは大して長くはなく、ボスもいないが若干敵がめんどくさい。あと入り口が見つけにくい。頂上で夜が更けるのを待っていると、一度だけとあるイベントが発生する。

 

・モグラのアジト

アスカンタ城の北部に広がる『モグラの生活地域』にある、DQⅧ6つ目のダンジョン。来るのは「願いの丘」をクリアしてからもう少し後。その名の通りドン・モグーラ率いるモグラの盗賊団が根城にしている領域で、人語を解する賢い魔物も多い。主に「いたずらもぐら」「キラースコップ」が生息し、番犬用の「マッドドッグ」も多い。モグラがスコップ一本で掘り進めて作ったダンジョンのため、複雑な作りはしていないが非常に広い。アスカンタでのイベント終了後に行くと「おおめだま」が移住を考えているものの、彼曰く「いい物件だが、家賃が高い」という。何でもないイベントのように見えるが、魔物の中でも貨幣が流通しており、魔物を倒すとゴールドを獲得できることの理由づけに繋がる重要な会話である。ボスは「ドン・モグーラ」

 

─パルミド地方─

 

・パルミド

世捨て人や荒くれ者などならず者たちが集う悪徳の町。交通の便が悪く、大国アスカンタからも離れているため一般人が近寄ることはまずないが、逆に他の町を追い出された悪人や居場所のない貧乏人にとっては格好のたまり場である。勇者の仲間ヤンガスはこの町の出身で、闇商人や情報屋など色々と顔が利く。東側の通りは「物乞い通り」と呼ばれる街道で、その名の通り住居を持たない人間たちや、通行人からゴールドをたかろうとする人間がいる。また、町全体が異常に汗臭いらしく、同じく勇者の仲間ククールは元貴族とあってかこの町の汚さに対して嫌悪感を示している。一方で勇者の仲間ゼシカは現貴族だが、特にパルミドについてそこまで毛嫌いしている様子はない。

 

・女盗賊のアジト

ヤンガスの昔馴染みである女盗賊ゲルダの拠点。アジトと銘打ってはいるがゲルダの実家がどこにあるのかは誰も知らない。建物自体はオシャレなログハウスであるが、中には鉄格子付きの宝物庫があるなど盗賊のアジトらしい部分もある。ちなみにこの宝物庫は『さいごのカギ』というアイテムでのみ開けられるので再訪するのはかなり後になる。イベントも多い割には何故か『ルーラ』の行き先には追加されない。

 

・剣士像の洞窟

パルミド西にある入り組んだ遺跡で、DQⅧ5つ目のダンジョン。「洞窟」とあるが、宝物を守るために古代の金持ちが作った人工の迷宮である。ゾンビ系、エレメント系の魔物が多く登場する。内部はトラップや先に進むための仕掛けも多く、大量に発生する「マミー」などの魔物も含めて生半可な覚悟では攻略できない。最奥には「トラップボックス」というこれまた硬くて痛い強敵がいるが、見事打倒することができれば世界三大宝石の一つ「ビーナスの涙」を手に入れることができる。前述のとおり、ボスは「トラップボックス」。

 

 

【西の大陸:南部】

 

─ベルガラック地方─

 

・ベルガラック

七賢者の一人ギャリングが町長を務める、大きな銀行や酒場でのバニーショー、そして世界一大きなカジノで有名な美しい歓楽街。西の大陸に上陸した勇者たちが最初に訪れる町だが、初回はとある事情によってカジノが閉鎖している。ギャンブルの町であるためサザンビーク王国のチャゴス王子がお忍びで遊びに来ていることがよくあり、そのせいで同国のクラビウス王からは嫌われている。

 

・ラパンハウス

巨大な「キラーパンサー」の形をした建造物。檻には何匹ものキラーパンサーが飼育されており、職員のカラッチとオーナーのラパンが管理している。「キラーパンサー友の会」という組織の本部でもあり(支部はない模様)、その会長でもあるラパンは毎日忙しそうにしている。

 

─サザンビーク国領─

 

・隠者の家

街道から外れ、道なき道を進んだ先にひっそりと建っている一軒家。サザンビーク王国でかつて宮廷魔導士として仕えていた老人があまのじゃくな「スライム」、しょうもないカウントダウンをする「どろにんぎょう」、真面目で素直な「ドラキー」という友好的な魔物たちと共に住んでいる。すぐ近くにはどんな呪いも解く「ふしぎな泉」が湧出しているため、ミーティア推しはよく訪れる場所となるだろう。

 

・サザンビーク城

賢王クラビウス・クランザスが治め、ダメ王子チャゴス・クランザスが次期国王として控えている、という将来が非常に心配な王国。三大国の一つであるが、実質サザンビークが世界最大の王国である。異常に広い王城では、なんとただの城なのにダンジョンマップが表示される。宝箱も30個以上あり、さらに王家の山イベントクリア後に開かれるバザーでは非常に強力な武具道具が取り揃えられる。最低でも①初回②王家の山クリア後③闇の遺跡到着後④闇の遺跡クリア後⑤エンディング後の5回は訪れる必要のある因縁深い場所。主人公の実家なので仕方ない。

 

・王家の山

サザンビーク国領東に位置する、DQⅧ7つ目のダンジョン。入口には無料の回復施設がある。加えて完全露天型ダンジョンなので道に迷うことはそうそうない。イベントはチャゴス王子と同行している状態で進行し、プレイヤーを大変不愉快にさせてくれる。この山に生息する「アルゴリザード」に危害を加えて宝石を略奪するという野蛮極まりない儀式を行い、王位継承権を証明する。ボスは「アルゴングレート」。

 

【大海原】

 

・闇の遺跡

世界地図の端にある「北西の孤島」に存在するDQⅧ8つ目のダンジョン。数千年前に暗黒神ラプソーンを崇めていたとある教団の遺跡。既に荒廃しており、内部では成仏することを許されず彷徨い続ける魂や、瘴気にあてられて狂暴化した凶悪な魔物たちが跋扈する。ラプソーンの復活を願って世界の端に建てられた神殿であり、世界の中心で女神を崇拝する聖地ゴルドとはまさに対照的な存在である。物語の丁度折り返し地点で訪れるダンジョンだが、それにしては敵が強く、頻繁に登場する「なぞの神官」などは「ベギラゴン」「ザオリク」などこの時点では味方でも覚えていないような呪文を連発してくる。また、ダンジョン自体もかなり長いのでその前の「王家の山」と比べると結構な鬼門である。ボスは「ドルマゲス」。

 

・メダル王女の城

港町ポルトリンクの東に見える島の上にある小さな城。病気のメダル王に代わってその娘のメダル王女と大臣が公務を執行している。また、王国としては珍しく城内で魔物と共存しており、道具屋ではホイミスライムが販売員を務めている。世界各地に散らばる「ちいさなメダル」を集めてメダル王女に見せると、その枚数に応じて様々なアイテムを下賜してもらえる。船を手に入れた直後から来ることができるが、城周辺の敵はかなり強力であり、さらに特定の条件下で「ギガンテス」も登場するようになるため油断は禁物。

 

・海賊の洞窟

リーザス村と滝の洞窟のほぼ真ん中に位置する洞窟で、大陸間の川に架かる関所の真下に入口がある、DQⅧ11か所目のダンジョン。内部には古ぼけた罠と宝箱、この地を根城にしていた海賊の残した生活痕が点在し、終盤の目的地へ至る手掛かりの噂がここで繋がる。ダンジョン入口を見つけるのにとにかく苦労するが、迷ったらトラペッタの占い師ルイネロに聞けばヒントをくれる。最奥では海賊王の亡霊が自身の宝物を守っており、原作では女盗賊ゲルダと競争しながらダンジョンを攻略していく。ボスはキャプテン・クロウ。

 

【西の大陸:北部】

 

─リブルアーチ地方─

 

・リブルアーチ

大陸と大陸を繋ぐ巨大な橋の上にある街。様々な職人たちが集まってくる産業と芸術の街であり、特に建築や石細工が盛ん。DQⅧ後半で相対し、プレイヤーたちを困らせる名モンスター「うごくせきぞう」は全てリブルアーチの職人たちが魂を込めて作り上げた石像の成れの果てであり、そう考えるとかなり迷惑な集団である。トラペッタと違い探索自体は非常に楽なのだがその代わりに異常に広く、隠されたアイテムの数はDQⅧ最大の王国サザンビークを優に超える。天才彫刻家ライドン、そして天才呪術師ハワードそれぞれのメインイベントがあり、ボスとの戦闘も含め、ストーリーにおける存在感は大きいと言える。ボスは「呪われしゼシカ」。

 

・ライドンの塔

天才彫刻家ライドンの建てた…というより建てている塔で、DQⅧ9つ目のダンジョン。現在も上に伸びていくように増築中であり、ゲーム中で完成することはない。ストーリーでは「クラン・スピネル」の在りかを最上階にいるライドンに訪ねるために塔を登ることになる。入るためには「石のつるぎ」が必要。石像と巨大シーソーを利用した立体パズルが特徴であり、ドツボに嵌ればかなり長丁場のダンジョンとなる。パズルに集中するためなのか、モンスターとのエンカウント率は他のダンジョンよりも低く設定されている。とはいえゼシカのいない状態で「ゴーレム」や「うごくせきぞう」などの硬い敵との戦いを強いられるため、パズルに気を取られて回復を怠ると思わぬ痛手を負うことになる。ボスはいない。

 

・三角谷

人跡未踏の森の奥、物語後半で神鳥のたましいにより空から到達可能になる集落。かつて七賢者のクーパスに命を救われたエルフとギガンテスが、人間と共に築いた共同体で、魔物・人間・エルフが互いに尊重し共存するというある意味異質な村。三角谷はチェルスの故郷でもある。原作では自分の姿を恐れられることがないのではしゃぎまくるトロデの姿が見られる。

 

─雪山地方─

 

・メディばあさんの家

雪山にあるポツンと一軒家。老婆メディと飼い犬のバフが暮らしている。雪原にひっそりと建つ一軒家ではあるもののその佇まいはかなり立派であり、雪原で遭難した商人や旅人などに宿を貸し出す際にその広々とした空間が役に立っている。この家はとあるイベント後に焼き払われてしまい、アイテムを回収し損ねるプレイヤーも多い。家の裏にはメディが趣味で育てている薬草畑があり、そのさらに奥には神鳥レティスについて書かれた石碑が建っている。

 

・オークニス

メディばあさんの家の北方にある環状の町。内部の熱を逃がさない為、全ての部屋が通路で繋がっている。地下は居住区になっているが、地上部とは対照的に入り組んでおり、さらに通路を塞ぐ男もいて非常に探索がめんどくさい。ユニークな町民が多かったり、ククールの迷言が飛び出したりと中々楽しい街なのだが、ストーリーでは急かされる状況でこの町を訪れるので意外に見逃しているプレイヤーも多いとか多くないとか。

 

・薬草園の洞窟

オークニスからさらに北に進むと見えてくる洞窟。面倒な氷のギミックと往年の難敵「キラーマシン」、そして非常に長い道のりでプレイヤーを苦しめるDQⅧ10か所目のダンジョン。最奥では勇者エイトの愛鼠トーポが「ゼシカの部屋」「サザンビーク城」以来三度目の活躍を見せる。ボスはいない。

 

─隔絶された台地─

 

・レティシアの村

神鳥レティスを信仰する台地唯一の集落。南国風の街並みと素朴な祭祀が共存する小さな村。外界との接触が無いため文明レベルは遅れているが、遭難した神父を保護して一角を教会として開放するなど、閉鎖的・排他的な文化というわけではない。闇の世界に存在する闇のレティシアは原作では唯一存在する闇の世界の拠点。

 

─サヴェッラ地方─

 

・サヴェッラ大聖堂

マイエラ修道院、聖地ゴルドと並ぶ三大聖地の一角。教会の長である法皇はいつもここで暮らしている。白い石造と巡礼の列、中央の巨岩の頂に法皇の館がそびえる。船入手直後から来られるが、周囲の敵は思いのほか強いため、初見殺しに遭うプレイヤーも少なくない。物語的には後半に位置する法皇の館襲撃の舞台であり、教会勢力がマルチェロとラプソーンによって陥落させられていく様子が描かれる。観光客への対応は聖地ゴルドほど悪くない。

 

 

キャラクター

 

・マスター・ライラス

トラペッタの町に住んでいた七賢者の一人『大魔法使い』マスター・コゾの子孫。原作ではオープニング後には既にドルマゲスによって殺されているため非常に影が薄い。町の人も言うように非常に不器用な人間であり、弟子であるドルマゲスとのすれ違いが彼を凶行に走らせてしまった。魔法薬の研究を行っているので魔法に対する学術的知識は非常に高いと思われる。本作ではめちゃくちゃに出番が増え、見事準レギュラーとなった。マスターは称号ではなく、ファミリーネームだと思われる。

 

・ルイネロ

トラペッタの町に住む元・高名な大占い師。自分の占いのせいでユリマの両親が失踪したことで自暴自棄になり水晶玉を捨ててしまう。原作ではユリマと和解した後は占い師としての自信を取り戻し、主人公が次に向かう場所を教えてくれるようになる。本作ではより親バカのイメージが強くなり、ユリマがドルマゲスに近寄るたびにドルマゲスをボコボコにする。

 

・ユリマ

ルイネロの娘。血は繋がっていないがルイネロを父と認め慕っている。予知夢を見ることがあり、その精度は父親の占いにも引けを取らない。本作でもっとも出番が増えたキャラクターの一人。ドルマゲスの事を自分や父親を救い、町を明るくしてくれた英雄のように想っている。父親が自信を取り戻してからは少し感情が重くなった。ドルマゲスがトラペッタから去ったことで感情がついに暴走してしまい、トラペッタから失踪してしまう。

 

・サーベルト・アルバート

リーザスの村に住んでいた、七賢者の一人『魔法剣士』シャマル・クランバートルの子孫で魔法使いゼシカの兄。彼も原作では勇者一行がリーザスの村に到着する前にドルマゲスによって殺されているので影が薄い。領主の息子という肩書だが、村人曰く人のいい優しい青年で、自主的に村の警護などを買って出たという。辺境の村出身のくせにやたら装備が強く、「はがねのつるぎ」「てつかぶと」はともかく、「サーベルトのよろい」と「力の盾」はこの時点ではありえないほど強い。本作では初めはドルマゲスを疑っていたものの、監視と銘打って共に旅をするうちに彼に惹かれて親友となる。

 

・オディロ院長

マイエラ修道院の院長を務めている老人で、七賢者の一人「神の子」エジェウスの子孫。親が死んで孤児となったマルチェロとククールを保護した人物であり、二人は院長に多大な恩を感じている。ドラクエⅧの腐りきった教会上層部の数少ない聖人であり、争いを好まず、どんな悪にも屈することはない強い精神を持っている。責任感はあるが同時におちゃめな面もあり、ギャグとダジャレの事を毎日考えている。

 

・聖堂騎士団

マイエラ修道院に拠点を構え、各地で警護を行う教会組織下の傭兵集団。団員は例外なくプライドが高く傲慢であり、マイエラ修道院の修道士たちや貧乏人、よそ者を酷く軽蔑している。さらに金や女に弱く、欲しいものは実力で手に入れるという騎士道精神のカケラもない人間の集まりである。構成員は殆どが貴族の家の出身で鍛えられながら育っているので一般の町人よりは強いが、勇者たちからすれば大したことはない。

 

・マルチェロ

聖堂騎士団団長でありククールの腹違いの兄。聖堂騎士団に「実力主義」を掲げさせた張本人であり、同騎士団で最も強く、最も狡猾で残忍な男。平民の出ながら類まれなるハングリー精神とカリスマで聖堂騎士団の団長の座まで上り詰め、ゆくゆくは教会の頂点に立って旧体制を崩壊させようと目論んでいる。

 

・パヴァン王

アスカンタ王国の国王。聡明で非常に心優しい王だが、為政者としては心配になるほどに優柔不断で、かつメンタルが弱い面もある。常軌を逸した愛妻家で、原作で妻シセルに先立たれた際には二年間も政治を放棄して喪に服するほどであった。しかしアスカンタ王国の項でも記した通り、アスカンタ国民からは非常に慕われていたため革命が起こることもなくなんとか国家としては存続していた。国民に感謝しろよな!

 

・キラ

アスカンタ王国の王室直属の小間使い。おそらく18歳か、それにも満たないと思われるまだ幼い少女。しかし数年間を王族に捧げた経験上、炊事洗濯には一通りの経験があり、なにより給仕は王国の中でもトップクラスの技術を持つ。昼間には王の身の回りの世話をし、夜中には王のために教会で祈りをささげるなど、原作では失意の真っ只中に落ち込んだままの王を陰に日向に支えている。しかしながら「頑張りすぎてしまう」のが悪い癖でありろくに休みもとらずに働き詰めているため、彼女の身を案じる者も多い。アスカンタ国領の辺境に実家があり、祖母と祖父が暮らしているが、忙しさからもう数年間帰っていない。本作では諸国を漫遊するドルマゲスに憧れを抱き、パヴァンとシセルの導きによってパーティに加わる。

 

・ゲルダ

パルミドの西にアジトを持つ女盗賊で、ヤンガスの昔馴染み。大胆でお転婆、そしてツンデレ。見た目に反して年齢はヤンガスと同じ32歳と勇者たちより年上だが、美人だとパルミドの住民の中でも噂になっている。原作では馬車含むミーティアをまるごと闇商人から買い上げ、それを返してもらうために来た勇者たちと対面し、ミーティア返却を考えるかわりに「剣士像の洞窟」にある宝石「ビーナスの涙」を取ってきてくれと取引を持ち掛ける。「ビーナスの涙」を渡すと一度ミーティアを返さないそぶりを見せるが、本当は最初から返すつもりだったということが分かる。ツンデレおばさ(死)

 

・ギャリング

ベルガラックの町長で、七賢者『無敵の男』ギャリングの子孫(同名)。カジノのオーナーで素手でクマを倒すほどの怪力らしいが、原作では夜中に押し入ってきたドルマゲスにより殺害されてしまう。カジノの元締めらしくかなり強面だが、フォーグとユッケという二人の養子との仲が良好なことから、面倒見は良かったものと思われる。

 

・フォーグ&ユッケ

ギャリングの養子。フォーグが兄でユッケが妹(本当はどっちが年上なのかは拾い子の為不明)紳士的でキザな兄と跳ねっかえり娘の妹は何かとつけてよく衝突するが、心の奥底では互いを大事に思っている。原作では育て親であるギャリングの殺害をめげずに二人協力して秘匿し、犯人であるドルマゲスに刺客を送りつける。しかしドルマゲスが死んでからは兄妹でカジノの継承権を求めて争うことになる。本作ではドルマゲスの導きによって一足早く仲直りを遂げた。

 

 




これを機にドラクエⅧの世界に興味を持っていただければ幸いです!本編もどうぞお楽しみください!

※単なる興味です DQⅧ(PS2、3DS、モバイル版含む)をプレイしたことがある、またはプレイ動画を見たことがある

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