ドルマゲスに転生してしまったので悲しくない人生を送りたい   作:えにぃ

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初めましての方は初めまして。お久しぶりの方はお久しぶりです。
この度は長い間更新を途絶えさせてしまって申し訳ありません。なにせハチャメチャに忙しく…。できるだけ時間を見つけてちびちび書くようにはしようと思いますが、定期的な更新はあまりできないかもしれません。あと、話を広げ過ぎた関係でうっかり内容や設定に矛盾が生じてしまう可能性があります。その場合はほぼ100%私のミスなので、「これおかしくね?」と思った場面があればどんどん指摘していただけると非常に有難いです。

今回は久々の勇者サイドなのでこっちのあらすじも長めに…ではどうぞ。








Chapter39 大海原 ②

『魔性の道化師』ドルマゲスによって王と姫、そして国全体にかけられた呪いを解くため、トロデーン王国の兵士エイトは呪いによって魔物の姿になった王トロデ、馬の姿になった姫ミーティアと共にドルマゲスを追う旅に出た。道中で山賊のヤンガス、魔法使いのゼシカ、聖堂騎士のククールを仲間に加えてドルマゲスを追っていたのだが、闇の遺跡でようやく取り返した杖によってゼシカが操られてしまう。救出後のゼシカの証言から黒幕はドルマゲスではなくトロデーン王国の「秘宝の杖」、ひいては杖に封印されし暗黒神ラプソーンであることが判明し、一行は暗黒神の完全復活を食い止めるため旅を続けていた。

 

杖を持ったまま空を飛び去り行方をくらました暗黒神の手先「妖魔ゲモン」を追うため、神鳥レティスに協力を仰ぐべく「海図」を探す勇者一行。手掛かりを求めて立ち寄ったトラペッタの町で、占い師ルイネロに伝説の海賊「キャプテン・クロウ」がアジトにしていたとされる「海賊の洞窟」の場所を教えてもらう。ヤンガス曰く、キャプテン・クロウは海の全てを知る男。自分たちが探している「海図」もまたキャプテン・クロウが関係しているのではないかと睨む一行は、暗く静かな洞窟に足を踏み入れるのだった。

 

 

 

─海賊の洞窟─

 

キャプテン・クロウ。曰く「伝説の海賊」。曰く「世界中の海を冒険した男」「この世の全てを手に入れた男」「海を渡りつくした大海賊」…。彼の武勇を知らしめる肩書は数知れず、残した伝説もまた数知れず。悪徳の町パルミドでその日暮らしの生活を続ける夢追い人たちはみなキャプテン・クロウの黄金伝説に一度は目を焼かれ、彼の遺した宝とロマンを密かに追い求めている。勇者エイトの舎弟、ヤンガスもかつてはその一人だった。だが、終ぞヤンガスは伝説の海賊の財宝の手掛かりを得ることができなかった。彼もまた、他の夢追い人同様夢に破れた存在だったのだ。その後、山賊へと堕ちたヤンガスは燻る冒険心にそっと蓋をし、道行く人々を恐喝しながら日銭を奪う生活を続けていた。

 

だが今、彼はこうしてキャプテン・クロウの秘密のアジトに足を踏み入れることができている。自分一人でここまで来たかったという負い目はある。プライドも。…だが、伝説にもう一度挑戦できる。そのたった一つの事実だけがヤンガスの心の奥底で燻っていた冒険心をこれ以上なく昂らせていた。

 

「ヤンガス?どうしたの、いつになく真剣な顔で…」

 

「兄貴。変なタイミングでがすが…ありがとうございやす。あの時崖から落ちかけたアッシを助けていただいて…兄貴のおかげでアッシはもう一度夢に挑戦できるでがすよ」

 

「え!?う、うん…」

 

「ほんとに変なタイミングね」

 

「言ってやるなよ。ヤンガスにも色々あるんだろ」「えー、オトコのロマンってやつ?」

 

唐突に感謝を述べられたエイトはいきなりのことに目を白黒させるばかりだが、ヤンガスの方はいたって真剣である。

 

「ふむ。あやつがここまで言うなら、そのキャプテンなんとかって海賊の財宝にはかなり期待できそうじゃの。これ、エイトよ。洞窟内の財宝は根こそぎ貰ってくるんじゃ。それを以てトロデーンの再建資金とするぞ」

 

「…じいさんはじいさんで恥も外聞もないな」

 

「うっさいわい!城も人もいないのでは、最早なりふり構っておれんのじゃ!」

 

一行の乗る船はトロデーンの荒野に長年放置され、月の民イシュマウリによって現代に蘇りし『旧き世界』の古代船。エイトたち五人と一頭(トーポも入れて一匹)で乗るには少々大きめの船ではある。そんな古代船ですらまるごと飲み込んでしまえるほどの巨大な入り口から進入し、接岸ギリギリの場所でエイトは錨を下ろした。

 

「桟橋がある…ここで間違いなさそうだね」

 

「ワシとミーティアはいつも通り船の番をしておくわい。…エイトよ、わかっておるな?」

 

「はい、めぼしい財宝は全て持ち帰ってきます!王様!」「ヨシ!」

 

「ねえ言い方…」「腐っても聖堂騎士のオレがこんなやつらと一緒にいて本当に良いのか、時々不安になるぜ」

 

エイトたちはトロデとミーティアに手を振ると船を降り、広い洞窟に埋め込まれるようにしてそびえ立つ巨大な建物に近づいた。

 

「わたしの故郷からも遠くない渓谷に、こんなものがあったなんて…」

 

「こんなドデカいアジトが人目に付かずに隠されてるとは、キャプテン・クロウだったか?そいつがかなりの大物だってのは間違いなさそうだな」

 

「…兄貴!アジトの入り口に鉄格子が!」

 

「うん。…メディさん、グラッドさん。早速使わせてもらいます…」

 

ガチャリ。小気味いい音と共に鉄格子の鍵が開く。メディとグラッドに託された「さいごのカギ」。それをこんなコソ泥じみた使い方をするのは少々気が引けるが…。エイトがそんなことを考えながら鍵をしまっていると、凪いだ海面に波の音が聞こえてきた。

 

「あれは…船?」

 

「見覚えのある船……なぁおい、あれって…」

 

見ると、いつの間にか小さな、しかし鮮やかで豪奢な船が古代船の横に接岸していた。そしてその船から颯爽と飛び降りてきたのは…

 

「ん…なんだ、先客がいると思ったらあんたたちか」

 

「げ…ゲルダっ!?いったいどうしてここにっ!?」

 

「別に?アタシがどこにいたっていいだろ」

 

ヤンガスの悪友、女盗賊ゲルダであった。思いもよらぬ人物との突然の再会にエイトたちも思わず足を止める。

 

「ゲルダさん?ずいぶん久しぶりだね」

 

「ゲルダさん…!」

 

「ゲルダか…思えば、オレたちがパルミドで攫われた馬姫様を取り戻すためにアイツの船を探したことがあったっけ。会うのはそれ以来だな」

 

「よう、ヤンガスとその仲間たち。久しいね」

 

「ゲルダ、お前…怪我はもういいのか?」

 

ヤンガスの言う「怪我」とはゲルダが『魔王』ことユリマに襲撃された際に負わされたものである。内臓の奥深くにまでダメージが入っており、一時はかなり危険な状態だったのだが…

 

「とっくの昔に完治さ。何もせずただゆっくり休むだけってのもたまには悪くないと思ったね」

 

「そ、それはよかった…じゃねえ!」

 

「何だい、相変わらずやかましいヤツだね」

 

そう言って伸びをするゲルダの様子は、彼女をよく知るヤンガスから見ても無理をしているようには見えなかった。友人の快復にひとまず胸を撫で下ろしたヤンガスだが、まだ疑問は残る。

 

「ゲルダ、さっきも聞いたが、どうしてお前がここに来たんだ?」

 

「やれやれ、質問の多い男だこと…。……ウワサによるとここにはあの大海賊キャプテン・クロウのお宝が眠ってるって話じゃないか。あんたもよく知ってる通り、アタシは煌びやかなお宝には目が無くてね。こうしてわざわざ修繕したこの『うるわしの貴婦人号』でやって来たってわけさ。どうだい、キャプテン・クロウの遺した財宝…アタシのリハビリにはうってつけの代物だとは思わないかい?」

 

「むむむ…相変わらず間の悪い…!」

 

「……ここにいるってことはあんたたちも目的は同じみたいだね。フン、面白いじゃないか」

 

「!ゲルダてめえ、まさか競争するなんて言うんじゃ…」

 

「バカなのかい?こんな危険なとこでそんなことするほどアタシはガキじゃないんだよ、あんたと一緒にしないでもらいたいね」「なっ、なにおうっ!」

 

「…さーてヤンガスの兄貴分。エイト…だったっけ?」

 

「?はい、なんでしょうか?」

 

ゲルダにいいようにあしらわれて憤慨するヤンガスをよそに、ゲルダはエイトに近づいた。

 

「いいかい?アタシたちは一度お互いの大事なものをやり取りした仲だ。あんたはアタシの『うるわしの貴婦人号』を、アタシはあんたの大事な馬を。そしてここでの再会、さらには目的まで同じと来た。この機を逃す手はない……どうだい、アタシと手を組むってのは」

 

「手を組む…ですか」「!?ゲルダが…!?」

 

「アタシはそこの盗賊崩れと違って現役の盗賊。宝を探す能力とハングリー精神じゃここにいる誰にも負ける気はないよ。」

 

「兄貴!騙されちゃいけねえでげす!ゲルダはいつもそういってアッシを何度も騙してきたんでがすよ!」

 

「騙したなんて人聞き悪いね、『出し抜いた』と言っておくれよ。…とはいえ、今回はそんな気もない。いくらアタシの忍び足が優れてるとは言っても、袋小路にでも入れば一巻の終わり。その点あんたたちと一緒ならアタシは宝さがしに集中できるってスンポー。」

 

「うーん…」

 

飄々とした様子のゲルダだが、エイトからしても彼女のいわゆる「女盗賊のカン」なるものは魅力的だ。「海図」がここにあるかどうかは定かでないが、仮にここにあるとしても見つけられなければ意味がない。ここで彼女と協力して、宝を見落とす可能性が減るのなら組まない手はないだろう。

 

「…」

 

「うん、いいと思う。王様にはああ言われてたけど、どのみち僕らの目的は『海図』なんだ。…ここはゲルダさんの腕を信じて手を組む。みんなもそれでいい?」

 

「私は賛成よ。宝探し勝負で本職の人に勝てるとは思えないしね。」

 

「オレも賛成。旅の仲間に美女が増えるなら大歓迎さ。」

 

「うう~…あ、兄貴が言うなら……」

 

「よしっ、決まりだね。報酬はお宝を全て回収した後で山分け。索敵はアタシ、戦闘はあんたたち、これで行くよ!」

 

こうして、エイトたちは女盗賊ゲルダと一時的な同盟を結び、改めて海賊の洞窟、その奥地へと足を進めていった。

 

 

海賊王のアジトとは言ったものの、既にキャプテン・クロウの伝説は数十年以上昔の話。エイトたちの予想通り内部は魔物の巣窟と化しており、人が生活していた跡も最早感じられない。朽ちた家具、激しく腐敗した何か、倒壊した壁…その荒れ果てた様相がどこか今のトロデーンと重なり、エイトは少し顔を顰めた。

 

そんなことは露知らず、ヤンガスはゲルダと軽口を叩き合っていた。どうやらゲルダの盗賊のカンと索敵能力は本物のようで、なんとここまで一度も魔物との戦闘になっていない。これにはゲルダを密かに尊敬しているゼシカだけでなく、エイトやククールも舌を巻くばかりである。

 

「それにしても、どういう風の吹き回しだ?お前のことだから俺ぁてっきり早い者勝ちだなんだと言い出すとばかり…」

 

ヤンガスがそう言うと先頭を進んでいたゲルダは立ち止まり、バツが悪そうに頭を掻いた。

 

「…ま、さっきはガキだのなんだの言ってたけどさ。この前の一件で流石のアタシも学んだんだ、この世には自分の思い通りにはならない怪物がいるって。それも魔物だけじゃなく()()()()()()ね。」

 

そう言われてヤンガスの頭に浮かぶのはあの恐ろしい『魔王』の姿だ。かつてゲルダのアジトで遭遇し、闇の遺跡で激突した、全身血塗れで右目の濁った少女。アレは確かに色々な意味で怪物であった。おそらくゼシカやエイト、ククールの頭の中にも同じ姿が浮かんでいることだろう。

 

「いくらお宝のコレクションが増えたって、それを愛でるアタシがいなきゃ意味がない。『命あっての物種だ』…ってあの時アタシに言ってくれたのはヤンガス、あんたじゃないか」

 

「お、おう…?そうだったか…?」

 

「…!フンッ!覚えて無いならもういいよ!とにかく!アタシはハイリスクハイリターンの無鉄砲なやり方より、今の堅実なやり方の方がスマートだと思ったからあんたたちと手を組んだ!これで満足!?」

 

「何怒ってんだよ…」「怒ってない!」

 

先程まで優し気な顔をしていたのに、今度は突然機嫌が悪くなる。そんな気難しいゲルダの扱いに困るヤンガスの後ろで、ゼシカが呆れた顔でヤンガスを指さし、ククールも同調して肩を竦める。おそらくはヤンガスの鈍感さについてだろう。ククールにお前はどう思うよ?と振られたエイトもまた苦笑で返した。無神経なヤンガスと不器用なゲルダ。まあ、だからこそ意外に相性が良いのかもしれない。今度は二人の姿に幼い頃の自分とミーティアの姿が重なり、エイトは微笑した。

 

 

「あれ…行き止まり?」

 

「…!いや、待ちな。この部屋のどこかに隠し部屋か通路があるはず…アタシのカンがそういってるよ」

 

「ふむ、隠し通路ね…賊らしく随分と用心深いこった」

 

「…『用心深い』ってのはアタシら賊にとっちゃ当然のことさ」

 

「『臆病者』って意味だったとしてもか?」

 

「はん、そんなのは最高の誉め言葉だね」

 

「…」

 

ククールはキャプテン・クロウ、ひいてはゲルダのことも合わせて皮肉ったのだが、ゲルダは気にした様子もなくさらりと返す。…確かに。ククールは押し黙る。

 

孤児として修道院に預けられて以来聖堂騎士として生きてきたククールにはその根底に騎士道精神が深く刻まれている。すなわち「弱きを助け強きを挫く」だ。『臆病者』のレッテルを貼られて憤慨しない聖堂騎士はいない。……特に自分にも他人にも厳しいあの兄なら猶更だ。ククールは兄ほど侮辱に機敏ではないと自負しているが、まさか『臆病者』という言葉を肯定的に捉えられる者がいるとは。こんなことは周りの者から見れば些事かもしれないが、ククールにとっては小さくない衝撃だった。

 

「…なんだい、アタシを言いくるめられなくて悔しいのかい?伊達男」

 

「…いや、オレもまだまだ頭が固いな…と。アンタ、面白いぜ」

 

「?聖職者サマの高尚なお考えはアタシには理解できないね」

 

ククールが今まで出会ったことのない価値観の人間に出会えたことに内心喜ぶ一方で、隠し扉のスイッチを探して本棚や机を調べているのはエイトとゼシカ、そしてヤンガス。

 

「…この後ろ…とか…どう?ゼシカ」

 

「ん~?…あっ!これじゃない?こんなところに舵があるなんて不自然よ!」

 

「流石兄貴でがす!じゃあ早速…よっと!」

 

ヤンガスが壁に取り付けられた舵を回転させると、歯車が軋む音と共に壁が後ろへと開いた。

 

「なんだかリーザス像の塔を思い出すわ!」

 

「ええと、たしかリーザスには年に一回お祭りが催される塔があるんだっけ。こんな仕掛けもあるの?」

 

「そうよ。全部終わって落ち着いたらエイトも招待してあげるわね」

 

「ほう、やるじゃないか。さあっ、お宝を目指して進むよ!付いてきな!」

 

「…兄貴ぃ、ゲルダの奴に仕切らせるとどうにもアッシの士気が…。ゲルダを下げて兄貴が先頭に立ってくだせえ」

 

「うーん、それだとゲルダさんに索敵をしてもらってる意味がなくなっちゃうよ」「うぅ~そんな~」

 

げんなりとするヤンガスだが、エイトは彼が内心ではゲルダが一人で突っ走らないことに安堵していることをちゃんと見抜いていた。

 

その後も、ゲルダがダンジョンの仕組みやお宝の存在に気づいては、エイトたちでヒントを探す。ゲルダが捕捉しきれなかった魔物はエイトたちが倒し、その間にゲルダは魔物の落としたゴールドやアイテムを収集する。ゲルダとエイトたちは即席チームにしては中々良い連携が取れていた。そして意外にもそれは、ゲルダの方がより強く実感していた。…当然彼女はそれを口に出すようなことはしないが。

 

「ちっ、ヤンガスがアタシを見張ってなかったらお宝の一つや二つくすねてやってたんだけどね」

 

「心配無用でがす、兄貴!アッシの目の黒いうちは兄貴の前でそんなせこい真似はさせないでがすよ!」

 

「あはは、ありがとうヤンガス」

 

本当にゲルダが隠れてお宝をくすねるつもりなら、わざわざ言うことはないだろうに。エイトたちにもゲルダという女性がどういう人物なのか、次第に分かり始めていた。

 

 

「風の流れが止まった…あんたたち、この先が最深部みたいだよ。最後まで根こそぎ掻っ攫ってやろうじゃないか」

 

「ゲルダさん、ゴキゲンね!」

 

「よっぽどさっき10000ゴールドを拾ったのが嬉しかったんだろ」

 

最深部には魔物の姿も無く、簡素な祭壇のようなものの上に宝箱が一つぽつんと置かれているのみである。ゲルダはいつものように宝箱を開こうとして…その手を止めた。

 

「ゲルダ?」

 

「……嫌な予感がするね。()()()()

 

「宝箱の守護者…ってとこか?」

 

「しかしよくわかったな…」

 

「これもカンさ。もしアタシがあんたたちと競争なんてしてたら焦って気付かなかったかもね。…さあ、後はあんたたちに任せるよ。戦いは好きじゃないからさ」

 

ゲルダが祭壇から下りてくると、入れ替わるようにしてエイトたちが前に出て行く。すれ違い際、ヤンガスはゲルダの顔の前に掌を差し出した。

 

「…何?」

 

「バトンタッチだ。ゲルダ、後は俺たちに任せろ」

 

「へっ、普通ハイタッチなんてのは全部終わった後にやるもんじゃないか。全く……」

 

澱んだ洞窟にパシン、と乾いた音が一つ。

 

「せいぜい頑張んなよ!」

 

ヤンガスたちはゲルダの不器用なエールを受け取り、宝箱に手を掛けた。

 

 

 

 

 

 





原作との相違点

・ゲルダと宝探し対決をしなかった。
原作ではゲルダと早い者勝ちの競争をすることになるが、今作ゲルダは勇者一行との関係が多少軟化しており、また魔王との一件によって自身の考え方を改めた結果、危険を冒して総取りするよりも協力して確実な利益を狙うことを選んだ。

・ゲルダと協力して洞窟を探索した。
原作ゲルダはお前競争する気あんのかと疑いたくなるムーブをかましまくるが、今回はエイトたちと協力しているので普通に女盗賊として有能な動きをしている。当然戦闘も可能な限り回避し、宝箱の取り漏らしもない。

・ゲルダが先走らなかった。
原作では絶対勝てないのに単身キャプテン・クロウに挑み一撃でのされるが、今回は自分の役割をきちんと理解しているため引き下がった。相手はこっちを追う気はないんだから挑まなければいいのに…と思うが、それがわからないゲルダではないはずなので、おそらくヤンガスの手前おいそれと尻尾を巻くわけにはいかない、というプライドが彼女を自棄にさせたと思われる。



エイト
レベル:31→32

ヤンガス
レベル:31→32

ゼシカ
レベル:34

ククール
レベル:32→33

ヤンガスの口調、ゲルダと喋る時だけ変わるの忘れそう……(予言)
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