ドルマゲスに転生してしまったので悲しくない人生を送りたい   作:えにぃ

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遅れて申し訳ありません。
私病弱なものでして…
そして時間が空いたことにより陥るスランプ…ああ、悲しいなぁ…








Chapter8 パルミド地方 ①

オディロ院長との面談の末、クサレ僧侶こと聖堂騎士ククールを仲間に引き入れた一行は、マイエラ修道院を出発して東へと旅を進めていた。仲間が一人増えたものの魔物も強力になってきており、道中の戦闘は極めて厳しいものになっていた。しかしドルマゲスの恐ろしさをオディロから改めて警告された一行は経験を積むために戦いに身を投じ、回復しては先を進むことを繰り返しているのだった。

 

 

 

 

「わあ、このお花キレイね!なんていう花なのかしら?」

 

ゼシカは川沿いの教会の反対側に建っている家の花壇に咲いている花が気に入ったようで、しゃがんで青と白の小さな花を眺めている。

 

「初めて見る花だね。僕は知らないなぁ。」

 

「レディを相手取る手前、オレも花には知悉していると思っていたが…確かに見たことのない花だな。」

 

「おーい!なんじゃ花などに足を止めよって!ここにどんな花よりも美しい姫がいるというのに!お~よしよしミーティアや、気を落とすでないぞ。あやつらは物珍しい花を見てはしゃいでおるだけじゃ。」

 

また始まったでがす、とトロデの娘溺愛タイムを見てヤンガスが肩を竦める。

 

「それより兄貴、あっちの教会で少し休みやせんか?アッシ、今日は連戦に次ぐ連戦でもうへとへとでがす…」

 

ヤンガスがそう言うと、一気にパーティーの間にだれた空気が流れ始めた。ゼシカもククールも魔力はもうからっきしで、エイトもそこまで体力に余裕がある方ではない。さっき花を見て喜んでいたのだって一種の現実逃避に過ぎないのだ。…空はまだ青く、太陽はまだまだ降りる気がないようだが。

 

「良いアイデアだヤンガス。さっ、そうと決まれば早く行こうぜ?」

 

「…うーん、そうだね。まだお昼だけど、少し休ませてもらおう。」

 

先を急ぐエイトとしても、今現在何を優先すべきかくらいは分かっている。命あっての物種、ここで魔力と体力、そして英気を養ってから進んだ方が安全で効率がいいだろうと考え、神父とシスターに無理を言って宿泊させてもらうことにするのだった。

 

 

その日の深夜。昼間にぐっすり眠ってしまったトロデは、何となく寝付けず少し夜風に当たることにした。なので扉を開けて外へ出たのだが、教会の庭には既に先客がいた。

 

「…ククール」

 

「ん…ああ、じいさんか。」

 

彼もまた眠れずに外へ出てきたのだろうかとトロデは思ったが、顔を見るとどうも神妙な顔で夜空を見つめている。トロデもまた一国の民を束ねる王、この表情は見知ったものであった。

 

「…ククールよ、お前何やら事情がありそうじゃな。」

 

「……」

 

ククールはトロデを一瞥した後、また黙って上を向いた。

 

「話せば気が楽になることもあるやもしれんぞ? まあ、無理にとは言わんが…」

 

「…」

 

二人の間に何とも言えない時間が流れる。その沈黙を破り先に言葉を発したのは元から湿っぽい空気のキライなククールだった。

 

「…オレにはさ、マルチェロっつー…その、兄貴がいるんだ。アンタらが来た時にはもう修道院にはいなかったがな…少し、アイツのことを考えてた。」

 

「ほう、兄弟がいたのか。」

 

「兄弟、つっても繋がってる血は半分だけだ。オレとあいつの関係は兄弟の二文字では語れない。じいさん、長くなるぜ?」

 

「…構わん。話すがよい。」

 

 

それからククールは自身の過去を自嘲気味に語り始めた。両親が死んで独り身になり、修道院に転がり込んだこと。そこでマルチェロと出会い、彼との因縁を知ったこと。そしてククールが修道院で暮らし始めてからずっとマルチェロはククールを恨み続けていること…。それらの話を、トロデはただ黙って聞いていた。

 

 

「…」

 

「…でも、まあ、ね。クソ親父はしたい放題やってさっさと死んじまった。アイツには憎める相手はオレしか残ってないんだ、わからないでもないんだよ。…結局マルチェロがどこに行ったのか、何をしに行ったのか、終ぞアイツはオレに教えてはくれなかった。もしかしたらアイツは一刻も早くオレから離れたくて旅に出たのかもしれないな。」

 

「ククール、お前…」

 

「…まあでもさ?もしかしたらオレみたいにオディロ院長に厄介払いされてたりしてな!…そう考えるとなんだか笑えてくるぜ。血は争えない、ってな。不思議と悪い気分じゃあねぇ。」

 

そう言うとククールは少し少年っぽさが残る顔でクククと小さく笑った。

 

「(児子の頃から強い憎悪を受け続けたにも拘らずその対象を“兄弟”とまで呼び慕うとは…大した奴じゃわい。…チャラチャラした遊び好きの僧侶だと思っていたワシの認識も改めなければならぬようじゃな…。)」

 

「おっと、もうお月様があんなところに。…オレはもうひと眠りするかね。じいさん、わざわざありがとな。」

 

「…まあワシの暇つぶしくらいにはなったわい。ゆっくり休むんじゃぞ。」

 

ククールはキザにポーズを決めて教会に向かおうとしたが、またすぐにトロデの下へ戻ってきた。

 

「?」

 

「そうそう、あんたに言わなきゃと思ってたことを思い出したんだ。」

 

「おお、そうか。なんじゃ?」

 

「オレ、昔ドニの町でドルマゲスって奴に会ったぜ。じゃあな、おやすみ!」

 

「……………は?」

 

ククールは颯爽と身を翻し、自分の寝床へ戻っていった。

 

「…は?え!?お、おい待たんかい!!!そっちの話を先にせんか!!!」

 

ククールから投下された突然の爆弾発言にトロデは夜中にもかかわらずつい大声を出してしまい、寝間着のシスターによってキレ気味に注意され、馬車でふて寝するのだった。

 

 

翌朝、エイトたちは川沿いの教会を出発し、次なる目的地を目指して旅を続けていた。

 

「へ~。でもまさかククールが昔ドルマゲスと出会ってたなんて…」

 

「アンタね!どうしてそういうことは先に言わないのよ!!」

 

「はは…悪い悪い。今の今まで忘れてたんだよ。奴と会ったのは一年以上前、しかもたった数時間だけだったからな。」

 

「それで、何か会話はしたんでげすか?」

 

「会話というか…まあカードさ。あとはわかるだろ?オレはいつも通りイカサマをしたんだ。でも奴には一度も勝てなかった。…引きも悪くなかった、イカサマもした、なのに勝てなかった。後にも先にもこんなことは初めてさ。…オレは奴も何かしらのイカサマをしていたってことまでは見抜いたんだが、その正体まではついぞ掴めなかった。ありゃ天性の道化(ピエロ)だな。」

 

「それで、奴はどんな格好をしていたのじゃ!?」

 

「うーん…背は高かったな。多分オレと同じかそれ以上だろう。格好はまんまピエロって感じの派手な服装だった。…まあ奴自身遊行のついでに酒場に寄っただけとは言っていたから、いつもあの服装なのかまでは…悪いが知らないぜ。あとアインスだかなんだかの同行者の姿はなかったな。」

 

「…なによ、ほとんど何も分からないじゃないの。」

 

「悪かったな。次会ったらよく見ておくさ。」

 

ゼシカはまだククールのことをそこまで良くは思っていないらしく、ついつい言葉が刺々しくなってしまう。しかし別にククールの方は気にしていないようでゼシカの口撃もさらりと受け流している。

 

「でも、どんな情報も役に立つ時がいつか来るよ。それに、ククールはドルマゲスを見ているからもしあった時に一目でわかるのは大きい。」

 

「おっ、嬉しいことを言ってくれるじゃないかエイト。その通り、顔くらいは覚えてるから見かけたら教えてやるぜ?」

 

「やれやれどうだか。それより兄貴、今はどこへ向かってるでげすか?」

 

「うーん、そうだね。今はパルミドってところに向かおうと思ってるよ。」

 

「おっ!パルミドでげすか?船着き場でアッシが言っていた町ってのはパルミドのことでがす。町の案内はアッシに任せてくだせぇ!」

 

「げ、ヤンガスお前パルミドの人間だったのかよ…いや、それを聞いて逆に納得か。」

 

「そういえばヤンガスは私たちの大陸の出身じゃなかったわよね。パルミドには何があるの?」

 

「パルミドは臭くて汚くて危険なところでがすが、故にどんな人間も受け入れる度量の有る町でげす。パルミドにはカジノもあるし、錬金に詳しい闇商人もいるでげす。そして何より、そこを根城にする優秀な情報屋がアッシの顔見知りなんでげす。きっと情報屋のダンナならドルマゲスの情報も掴んでいるに違いないでげすよ。」

 

「臭くて汚いのはイヤだけど…ま、ドルマゲスの足取りが掴めるのなら仕方ないわね。」

 

「ふーん、カジノねぇ…」

 

パルミドに行くと聞くと露骨に嫌な顔をしていたククールだが、カジノの話を耳にしてからは割と楽しみにしているようにも見える。元からパルミドを目指していたエイトや、ドルマゲスの情報が欲しいトロデとゼシカも特に反対する理由はないのでそのままパルミドに向かうことが決定した。

 

 

 

…のだが。

 

「うーん、迷った…?」

 

「おいおい、ちゃんと地図を見て進もうぜ?」

 

「う、うん…あれー…?」

 

世界地図にあまり慣れていないエイトは宝箱を追いかけて道を外れていくうちに森の中に入り、自分が今どこにいるか分からなくなってしまったのだった。

 

「やれやれ。エイト、ワシに地図を貸してみろ。…ふんふん、こりゃ完全に迷っとるな。ここがどこかもわからんわい。とりあえず現在地がどこかを知らぬことには始まらん。なにか、近くに目印になりそうなものはないか?」

 

「まったくしょーがないわねぇ。じゃあわたし、ちょっと向こうの方を見てくるわね!」

 

「ならアッシは向こうに。」

 

「オレはあっち側を見てくるかな。魔物が出たら戻ってくるぜ。」

 

「みんなありがとう!王様、僕たちはまっすぐ行きましょうか。」

 

仕方ないので手分けして目印を探しにいくことになり、エイトは森を分け入るように進んでいた。少し開けた場所に着くと、何かの建物が見える。人がいるかもしれないと考えたエイトは、扉を開けようと試みるが、生憎扉には鍵がかかっていた。諦めて戻ろうとしたエイトの頬を一陣の風がすり抜ける。エイトが振り返るように見上げた建物の屋上には、赤と緑の奇抜な服に身を包んだ男が佇んでいた。

 

 

「(よかった、人がいた…!)すみませ~ん!」

 

「………………。」

 

「?すみませーん!」

 

「………………。」

 

「すみません!!!旅のものですけども!」

 

「………………。」

 

「???(変な人だな…これ以上は無駄そうだ…)」

 

「おおっ、せっかく話しかけてくれたのに無視してすまなかったな。おぬしの話にも耳を傾けようではないか。わしの名はモリー。今はここで風の話を聞いていた。」

 

「(やっぱり変な人だ…)僕の名前はエイトです。ええとすみません、少し聞きたいことが…」

 

「風がわしにこう言うのだ。まもなくここに素晴らしい才能の持ち主がやって来るだろうと。ボーイ!おぬしは旅人だな?」

 

「え、あ、は、はい…」

 

「ならばボーイに頼みたいことがある。まずはこれを受け取ってくれ。」

 

エイトはモリーから(一方的に)3枚のメモを手渡された。エイトは完全にモリーのペースに乗せられ、何も言えないでいる。主君であるトロデもよく人の話を聞かないことがあるが、ここまで酷いことは無い。エイトはおっとりしている性格なのでそこまで長話が嫌いなわけではないが、今は遭難中という緊急事態なので、うんざりし始めていた。

 

「(どこかのタイミングで割って入らなきゃ…)」

 

「わしとの話が終わったら、そのメモをつぶさに見るといい。そのメモには…」

 

「…」

 

結局、エイトはモリーの魔物に力を示してここまで導いてほしいという話を最後まで聞いてしまったので、エイトはモリーの話が終わったであろう瞬間を見計らって質問する。

 

「はい!モリーさん、その三匹の魔物に会いに行くためにも、まずは僕たちパルミドに行かなくてはならないんです!パルミドにはここからどうやって行けばいいですか?」

 

「おお??そ、そうだな…モンスターバトルロード格闘場が地図のここなので…」

 

ようやくモリーから道を教えてもらったエイトは、彼に礼を言って別れ、皆の所へ戻った。

馬車の周りには、既に他の三人も戻ってきていたが、顔を見るに成果なしといった感じだ。エイトはモリーという男性に出会い、お使いを頼まれたことを含め、パルミドへの道筋を伝えた。

 

「エイトはお人よしねぇ。急いでるんだから断っても良かったのに。」

 

「いやいや、アッシは兄貴のこういう困っている人を放っておけないところが好きなんでげすよ。」

 

「それもそうよね。私も偉いなとは思うわ。」

 

「(断れる雰囲気じゃなかっただけだけど…ま、いっか)」

 

「よし、ではパルミド目指して出発じゃ!」

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

「あれ、あそこにいるのは人じゃないですか?」

 

「ん?おお、本当じゃな。こんな夜の草原を一人で旅とは危なっかしい奴じゃ。おいエイト、迷い人かもしれん、様子を見て来てくれんか?」

 

「了解しました。」

 

パルミドへの道半ば、エイトが遠くに見つけたのは人影だった。トロデの言ったとおりにエイトが迎えに行くと、最初は長身の男性に見えていたのだが、実際は少年だということが分かった。エイトはとりあえず少年に挨拶をして敵意が無いことを伝える。

 

「こんばんは。僕は旅人のエイトといいます。君の名前は?」

 

「こ、こんばんは。わ、僕の名前は…ディムです。ええと…こう見えても冒険者です。」

 

「そうなんだ!僕も冒険者で、今はパルミドに向けて旅をしているんだ。…ねぇ、夜の草原は危ないよ。もしディム君がよければ今晩は僕らと一緒に過ごさない?ちょうど今からキャンプをしようと思ってるんだ。」

 

明らかにまだ14やそこらの少年に見える相手が冒険者であることに少し驚いたが、相手が一般人だろうとそうでなかろうと夜の草原は危険であることには変わりないので、エイトは共に夜が過ぎるのを待つことを提案した。

 

「え…いいのですか?」

 

「大丈夫!僕の仲間たちはみんな優しいから、きっとディム君のことも喜んで迎え入れてくれるよ!」

 

「そうですか!ではお言葉に甘えて…」

 

 

「─―というわけで、今晩一緒に過ごしてもよいでしょうか?」

 

「うむ、あんなところで何をしておったか知らんが、夜は危険じゃ。ディムとやら、今日はしっかり休息をとるんじゃな。」

 

「ありがとうございます。僕もどこか安全なところで休みたいと思っていたところなのでとても助かりました。」

 

「んん?兄貴、その子は誰でげすか?」

 

トロデへの挨拶を済ませたところで、キャンプの火おこしをしていたヤンガスや、他の仲間たちがこちらに気付いてやってきた。

 

「僕、冒険者のディムといいます。こちらのエイトさんのご厚意で今晩ここで過ごさせていただけることになりました。よろしくお願いします。」

 

「あら!小さいのに随分礼儀正しいわね…!私はゼシカ、よろしくね!」

 

「ん?お前…いや気のせいだな。オレはククール。よろしく。」

 

「アッシはヤンガス。こんななりでげすがアンタを取って食ったりはしないでがすよ。」

 

「よろしくお願いします。…ああそうだ、せっかく安全な場所を提供していただけるのですから、何か僕にも手伝わせてください!料理とか、得意ですよ!」

 

「へぇ、そりゃいいや。じゃあディム、料理を作ってくれ。今日はほんとはオレが料理当番なんだがどうも献立が思いつかなくてな。頼むよ。」

 

「ふっふっふ、お任せあれ。」

 

正直、エイトたちは期待していなかった。…というと語弊があるが、少年ディムの作る料理はまあ人並みのものだろうと思っていたのだ。しかし蓋を開けてみるとどうだろう。並んでいたのはどれをとっても食欲をそそる料理の数々、見たことのないものも多く、しかもそれら全てがまたハズレなしの美味しさだった。エイトたちは食事に大満足し、ディムを口々に褒め称えた。

 

その後もディムはエイトとは武器の話を、ヤンガスとは人情の物語を、ゼシカとは魔法理論について、ククールとは遊びの話を、トロデとは錬金釜の機構について語り合って大いに盛り上がり、その日は今までで一番短い夜となった。ちなみにミーティアも丁寧なブラッシングとマッサージをしてもらってたいそうご満悦だったという。

 

 

「では、僕はこれくらいで失礼しますね。みなさん、昨夜は本当にありがとうございました!僕自身も学びが多く得られて、とても楽しかったです!」

 

「ディムの兄ちゃんが作った料理は冗談抜きに今まで食った中で一番美味かったでげすよ。今度会った時はアッシにもできる料理を教えてほしいでげす。」

 

「こんなに誰かと魔法について語り合えたのは久しぶり、なんだか懐かしい気分になったわ!本当にありがとう!」

 

「…なぁお前、オレたちと一緒に旅しないか?お前とならまだまだ話せることが多そうだ。」

 

「いやはや、こんなところで錬金術に精通している者に出会えるとは思っていなかったわい。これから早速試させてもらうぞ。色々世話になったの。」

 

「ディム、君を昨日誘って本当に良かったよ。ククールが言ったように、僕も君が一緒に旅をしてくれたら嬉しいんだけど…?」

 

エイトの控えめな勧誘を、ディムはやんわりと断った。

 

「…僕も、すごく楽しい時間を過ごさせていただきました。きっとあなたたちとなら楽しい旅ができると思います。でも、僕には為さなければならないことがあって…今はそのために旅をしているので、ごめんなさい。」

 

「そっか…。うん、気にしないで!じゃあまたいつか!!」

 

お元気でー!と手を振るディムをみんなで見送りながら馬車はディムと反対方向へ進み始めた。

 

 

 

ディムと名乗る不思議な少年。初対面にも関わらず、まるで()()()()()()()()()()かのように友好的な雰囲気を醸し出すことに長けていた。エイトたちは余所者を自分たちのパーティーに臨時で加入させているにすぎないはずなのに、誰もそれに違和感を抱かずただ彼を受け入れていたのがその証左である。もしもこのパーティーにマルチェロのような疑り深く聡い人間がいれば「違和感を抱かないという違和感」に感付いたかもしれないが、エイトたちはただ彼との対話を楽しむこと以外のことに考えが及んでいなかった。

 

パルミドはもう目と鼻の先である。

 

 

 

 

 





原作との相違点

・まさかのアスカンタ編全カット。
オディロ院長の「南東」発言を実直に守った結果、そもそもアスカンタに寄ることがなくなった。寄ったとしてもイチャイチャしている国王夫妻しかいないので何のイベントも起きないが、もし王の前で「ドルマゲス」とでも口に出そうものなら彼に関する膨大な量の情報が得られたことだろう。

・ククールとトロデの会話内容が少し変わった。
マルチェロの不在やオディロ生存により一部の内容が変更された。オディロが生きているのでククールはちょっと性格が丸くなっている。

・ククールがドルマゲスと会ったことがある。
ククールとドルマゲスが以前会ったことがあるというのは第六章で少しだけお伝えしました。

・変な新キャラが出てきて出ていった。
作者はオリキャラを出す気はない!と豪語しているが、原作にこんなキャラは存在しない。つまり、どういうこと??



エイト
レベル:15

ヤンガス
レベル:15

ゼシカ
レベル:14

ククール
レベル:14
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