ドルマゲスに転生してしまったので悲しくない人生を送りたい   作:えにぃ

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【閲覧注意】
この話には一部グロテスクな表現が含まれます。
本編とは関連していないので読み飛ばしていただき、同日投稿の番外編をお楽しみください。


こんなみょうちきりんなコーナーも今回ではや四回目ですね。いやはや…
実際私自身も食の探究心は旺盛な方で、電車に揺られて一時間行った場所に行きつけの珍味料理店があります。この前はそこでトカゲのフライ、その前はカンガルーの腸を食しました。双方とも結構なお手前でした。


幕間:(閲覧自由) 美食道化師の諸国たべある記Ⅳ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本棚から一冊の本を手に取ったあなたは内容を読んでみた…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初めましての方は初めまして、お久しぶりの方はお久しぶり。美味しく食べるキミが好き、美味しく食べる自分も好き、なしがない道化師です。……「食わず嫌い」という性質を持つ人間というものはどんな時代にも一定数いますよね。私に言わせてみればなんと人生を損しているのか、と苦言を呈したいところです。常識というエゴに囚われない食事は新しい味覚や文化を知る機会、成長や学びの機会を与え、異なる文化や背景を持つ人々との交流を豊かにし、自己成長や性向を促す柔軟性を手に入れることができ、親しい人々との関係を築くこともできる──一方!「食わず嫌い」であることでそれら全ての可能性は閉ざされるのです!

 

 

 

…ま、こんな本(ゲテモノ)を開いている時点で「食わず嫌い」ではないのでしょうけどね。それではどうぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サザンビーク国領・西

 

・ウドラー

不気味な色をしているが仲間を大切にしている心優しい大木の魔物。単体で現れた際はこっちからちょっかいを出さない限り襲ってくることは無い。スモークチップにする場合、まず青臭くならないように皮を剥き、鉈や鋸で使いやすい大きさへ削っていく。その後適当な入れ物に入れて風通しの良いところで数日乾燥させれば完成。サクラチップのような香りのする良質なチップになる。臭いの強い「しましまキャット」の肉などと相性が良い。

 

・鉄のさそり

サソリには可食部が少ないので(肉の詰まった「おおさそり」は除く)揚げ物にして殻ごと食べるのが主流であるが、この種は外殻が本当に鉄でできているため食べられない。神経系を破壊したのち蒸留酒に漬け込んで薬酒にするとよい。破傷風、ひきつけ、筋肉痛、頭痛に効果があるとかないとか。酒に漬けてもなお少し鉄臭い。

 

・どくどくゾンビ

普通に考えて食えるわけがない。やんなきゃよかった。

 

・スカルライダー

骨の魔獣と共に行動しているのは悪魔の剣士。悪魔は味が悪いので食べるにしろ「せいすい」と料理酒で良く煮込むこと。一方、骨魔獣の方は油壷にぶち込んで数時間揚げるとスナック感覚でつまめるおやつになり、これが結構おいしい。塩を振って食べよう。

 

・ヘルコンドル

強制転移呪文「バシルーラ」や「ベホマラー」が面倒なのでさっさと倒すのも手。とはいえ魔物の中では珍しいゲテモノではない食材の姿をした魔物なので余裕があれば狙ってみると良い。首を落として血抜きをし、羽を毟って皮の表面を炙る。薄いそぎ切りにして、おろした生姜やにんにく、「ヌーク草」と和えて鳥刺しに。甘めの醤油が一番美味い。

 

・ランドゲーロ

人面サイドは切除しておく。皮をはいで剥き身にし、脚の付け根を切り離す。骨を引っ張ってチューリップチキンの形状にしておき、そこに塩や「上やくそう」を細切れにしたものを振りかけてそのままソテーに。それか味の淡白さを活かした料理にするとよい。

 

・マージリンリン

×物質系の魔物は食べられない種が多くて困る。

 

・ガーゴイル

ツノを折って煮詰めると出汁が出るが、別に特段美味しいわけではない。細身なので可食部も少なく、骨も多い。羽を切り離して風通しの良いところで半日ほど乾燥させると炒めたキャベツのような食感になる。色合いは悪いが料理のアクセントに添えるくらいなら○。

 

・ドルイド

【削除済み】

 

・バーサーカー

別にわざわざ食べたいと思う味ではない。普通に戦闘力が高いので手斧を奪い取るか足を破壊して機動力を奪ってから集中攻撃すること。

 

・大王イカ

ザ・海の幸。「きつけ草」と「エビラ」の肉があれば何でも作れる。赤唐辛子とにんにくとレモンでエスニック風炒めにするもよし、パスタとアサリとトマトソースでペスカトーレにするもよし、「ジョロの実」とオイスターソースでサザンビーク風炒めにしてもおいしい。ゲソもミミもワタまで全て美味しいまさにイカの大王。

 

サザンビーク国領・東

 

・ダンビラムーチョ

幅広の刃物「だんびら」を振り回す物騒な魔物。その肉は脂身だらけでとても食べられたものではないが、肉を料理ではなく「脂」として使うなら話は別。鍋に脂身と水を入れて中火にかけ、肉がそぼろになって脂と分離したら濾して冷やすと非常に上質なラードが出来上がる。「ダンビラムーチョ」のラードで作った揚げ物は独特の風味がついてどんな素材でも絶品になる。

 

・アークバッファロー

牛肉に似ているが、牛肉よりももっと低脂肪・低カロリー・低コレステロール。なお、「あばれうしどり」の亜種ではあるがあまり鶏肉の特徴は見られない。肉はやや甘く、あっさりしていて生臭くないのでステーキかジャーキーにして素材の味を楽しむのが○。

 

・グール

× 過去の反省を活かして挑戦を断念。

 

・キラーアーマー

中身は空洞なので魔力鋼を精製する以外に使い道は無いが、放置しておくと無限に「ベホマスライム」を呼び出すのでデザートには事欠かない。「ベホマスライム」の調理法は前巻参照。

 

・スライムベホマズン

全身から芳醇なマスカットの香りを漂わせている巨大なスライム。スライム種は身を攪拌してソーダで割り、カクテルにして飲むのが一般的であるが、「キングスライム」や「スライムベホマズン」は自重で崩壊しないように身が少し丈夫になっているためそのままかぶりつくこともできる。味はそのままマスカットゼリー。大抵の場合食べきる前に全回復されるので足りなくなることは無い。

 

・エリミネーター

【削除済み】

 

・メイジキメラ

通常の「キメラ」より魔力が高いので魔素を抜く作業が面倒になる。味は原種と変わらないので特に「メイジキメラ」だけを狙う必要性は無い。一方で原種よりもグルメで死肉を口にすることが滅多にないため、肉を食して中毒を起こす可能性は低い。

 

・エビルドライブ

骨の魔物に乗ったすばやさの高い魔族の剣士。ややこしいが「スカルライダー」に乗っている剣士は悪魔で、こちらは魔族である。加えて乗り物は「レッサーデーモン」の骨であり、長時間揚げていると溶けてなくなってしまう。剣士の方はワタを鍋で煮こむと美味しい。

 

・さつじんイカリ

×

 

・だいおうキッズ

ゲソを刺身にし、頭は輪切りにしてガーリック醤油炒めに。目玉がプチプチとした食感で楽しい。もう一つ面白い食べ方を考案したのだが、同行者の女性に趣味が悪すぎるとドン引きされたのでここでは割愛する。

 

・マッドロブスター

元は「ウミザリガニ」と呼ばれる食用のエビで、一般家庭でも好んで食されていた。野生化してからは見向きもされなくなってしまったが、味は変わらず濃厚で繊細。エビチリとして料理してもチリソースに「マッドロブスター」本体の味が負けないのでオススメ。

 

・オクトセントリー

上半身は雑味が多く食べづらいが、タコ足の方は身が詰まっていて美味しい。「まんげつ草」とアンチョビ、フルーツトマト、オリーブでプロヴァンス風、素材が足りないなら醤油、みりん、酒、砂糖でタコのやわらか煮にするのもアリ。

 

・ギャオース

船を襲うため船乗りから恐れられている海の竜種。炎と冷気のブレスを吐き出す器官があるため、捌くときは細心の注意が必要。一般的なトカゲ肉よりも白身魚に味が近い。寄生虫が心配なので植物性の油でカラッとフライにして抹茶塩で食べよう。

 

王家の山

 

・マッスルアニマル

筋肉自慢の魔獣。脳筋かと思いきや「マヒャド」を連発してくるなど意外と頭脳派なところもある。肉は堅すぎてとてもじゃないが食べられない。ジャーキーにしても臭みが取れないので見かけたら無視が安定。

 

・バトルレックス

巨大なハルバードを構える竜種。筋力の高さはもちろん身のこなしも軽く、ブレスも吐いてきて王家の山の中ではかなりの脅威。しかし肉は上質、らしい。私はバトルレックスに恩があるため、食したことは無いのです。味が気になるみなさんは是非バトルレックスの味を確かめてみてください。

 

・オークキング

通常の「オーク」よりもしっとりむっちりした食感の肉が特徴。ミンチにして「アークバッファロー」との合い挽き肉で作ったハンバーグの絶品なことといったら!私の同行者は二人とも涙を流していました。おすすめの割合は「アークバッファロー」:「オークキング」=7:3で作ること。門外不出でお願いしますね。

 

・アルゴリザード

体内から希少な鉱石が取れるため強欲な商人に狩りつくされ、絶滅の危機に追いやられているトカゲ。流石に種の存続にかかわるので食べていません。「ジョロの実」ばかりを食べているので肉は臭みがなくサッパリしている…んじゃないでしょうか?

 

北西の孤島

 

・きめんどうし

「メダパニ」を唱え、冒険者が同士討ちをする様を見て嗤う邪悪な魔導士。ゼラチン状の皮はブヨブヨでとてもじゃないが食用には向かない。十数時間煮込むことで「魔物の香水」の原料になることは分かったが、かといってそこまで労力をかける必要性も感じない。

 

・死霊の騎士

×

 

・マージマタンゴ

旅人を氷漬けにして養分にしようと目論むキノコの魔物。「おばけきのこ」や「マタンゴ」と違ってこの種が優秀なのは中毒性がないこと。いくら食べても問題ないのが嬉しい。先端部を薄くスライスし、火で炙った後昆布出汁に通してキノコの刺身に。残った部分はブロック状に切り分けて、「大王イカ」「マッドロブスター」「ふつうのチーズ」でシーフードグラタンにすると無駄なく美味しい。

 

・レッサーデーモン

地の底から這い出てきた地獄の悪魔。痩せこけていて可食部は少なく、肉はパサパサ、内臓も食感が悪く、翼は退化しており、皮は生臭い。食用としての価値はない。倒した後放っておくと死体が「エビルドライブ」の乗り物として復活するので死体は入念に破壊しておくこと。

 

闇の遺跡

 

・ブラッドマミー

誰のものとも知れない血に染まった「マミー」。せっかくきれいな状態で埋葬されていたにもかかわらず血まみれで復活してしまったため食用価値が無くなってしまった。厄介な感染症を移される前に遠距離攻撃で完封すること。

 

・ソードファントム

暗黒デブへの生贄に自ら志願したアホ教徒の残穢。霊体なので一般人には捕食は不可能。「ぼうれいけんし」同様、先に倒すなら剣を狙い、長期戦が予想されるならマントを集中攻撃すると良い。

 

・しにがみきぞく

魔獣のロバに乗って駆け回る外道の貴族。死神だが一丁前の誇りを持ち合わせており、ただの魔物と構えていると不可解な行動に面食らわされる。貴族の方はただの骨なので食べられないが、ロバの魔獣は普通に食べられる。ロバは「湯かけ」という調理法が良く知られているが、命を狙ってくる敵とはいえ流石に残酷すぎるので、絶命させてから「湯かけ」を行う。熱湯だけでは臭みを取ることはできないので、「わかめ王子」が余っていればチュウカスープを作り、そこにロバ肉を十数秒潜らせ、消臭効果のある「いやし草」で巻いて食べる。通常の馬肉よりも上質な甘みと柔らかさがたまらない。

 

・エビルスピリッツ

おぞましい魂が集まった集合体。霊子が圧縮されているので実体がある。棒でよく叩いて伸ばし、衣をつけて天麩羅にする。雑味が強いので、カレー塩で食べるか、「アモールの水」で作った天つゆに潜らせていただく。サクサクフニフニの食感が意外と癖になる。辛くて苦い、まるで人生のような味がする。

 

・なぞの神官

【削除済み】

 

・トロル

痛恨の一撃で山をも砕くと言われる魔物。「ダンビラムーチョ」と同じく脂身が多いが、あちらと違ってこの種はかなりの偏食家なので肉も臭いしマズい上にラードにもならない。というか元々臭いし汚らしいし強いので近寄らないのが吉である。

 

 

 

以降、詳しい調理の手順などが記載されている…あなたは気分が悪くなり本を閉じた。

 

 

 

 




「そうだ!『だいおうキッズ』を【削除済み】しながら【削除済み】するのはどうでしょうか?」

「…!……!」

「ドリィ、キラが引きすぎて言葉を失ってるぞ」

「そうですか?【削除済み】するのも中々風流で趣深いと思ったのですが…」

「………!!!」バタンQ

「流石に冒涜的すぎるぞ…」




マンネリ化を防ぐためにできるだけ色違いの魔物でも別の食べ方を模索していますが…難しいですね。
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