ドルマゲスに転生してしまったので悲しくない人生を送りたい   作:えにぃ

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久々に話を投稿するとお気に入り登録数が目に見えて減っていくのは、更新通知が来たときに「そういえばこんなのあったな。でもまあ…もういいか」となる、ということなのでしょうか。日に日に目減りしていく数値を見ると、仕方ないとはいえど自分の未熟さを思い知らされます。

100話も近い今、この小説は最早自己満足で終わらせてはいけない!と私は勝手に思っている(自己満足)ので、面白いところも面白くないところもどんどん言って頂けると嬉しいです!(感想欲求モンスター)



ところで原作(PS2版)ゼシカってエイトに気はあったのでしょうか?リーザスでのオリジナルエピソードが挿入されたリメイク版では言うまでもないですが…私が当時DQⅧをプレイしていた時は勝手にククールとくっつくもんだと思ってました。








Chapter31 雪山地方 ①

ゼシカの兄、サーベルトの導きで雪山地方の寄合所『オークニス』を目指す一行。ゼシカを取り戻すため呪われた彼女との激戦に臨み、辛勝した彼らだが、心の内はこの空のように薄曇りを残す。あのエイトたちをしてまるで敵わないと思わせたサーベルトを、完膚なきまで叩きのめした漆黒の魔物、崩壊したリブルアーチ、キラの口より語られた『秘宝の杖』の正体…。考えるべきことがさらに増えてしまった一行は今はただ北に向かって歩くのだった。

 

 

「…暗黒神ラプソーン、か…。」

 

「…おっさん、その呟きももう何度目でがすか。そろそろ聞き飽きたでがすよ」

 

「うるさいわい!その先の情報を何も知らないのでは仕方ないじゃろうが!」

 

「…」

 

「…」

 

「か、カリカリして悪かったでがすよ」

 

「わ、わしこそ大声を出してすまなかったわい」

 

「…」

 

「…」

 

「あー、リブルアーチの人たちはこれからどうするんでがすかね?」

 

「うーむ、あのままキラに率いられてアスカンタ王国にでも移住するのではないか?」

 

「そうかもしれないでがすな。」

 

「…」

 

「…」

 

ヤンガスとトロデが衝突した時、普段ならククールが揶揄って有耶無耶になるか、エイトが諫めて双方矛を収めるかのどちらかになるのだが、今回はその二人がずっとぼそぼそと喋っているのでなんとも気まずい。にぎやかな紅一点のゼシカも馬車で眠っているのでは話に花も咲かないというものだ。こんなに静かなパーティーはエイト・トロデ・ミーティアの三人(?)でトラペッタを目指していた時以来である。ヤンガスは冷えた空気に身震いした。

 

「ねえ、ククール」

 

「なんだ?」

 

「…」

 

「なんだよ?」

 

「さっきの、ええと、キラさん?の話だけど」

 

「ああ。それがどうかしたか?」

 

「どこまでが本当だと思う?」

 

「…へぇ」

 

「ど、どうかした?」

 

「いや、うん。驚いたな。…人の良いお前のことだ、まるっきり信じてるものだと思ってた。」

 

「僕だって能天気なところはあるかもしれないけど、バカじゃないつもりだよ。彼女の話をすべて信じるには証拠に欠ける。かといって全てを嘘と断じられもしない。」

 

「オレと同じ意見だな。要所要所に嘘…というよりかは『ゴマカシ』があるように思えた。(やっこ)さん、どうにかしてオレたちをこのクソ寒い雪山に行かせたかったらしい。」

 

「となると僕たちを雪山に誘導したサーベルトさんのことも気になるんだけど…」

 

「要は果たして本物の『サーベルト・アルバート』なのか?ってことだろ。ゼシカ曰く死体は火葬までしたらしいしな。」

 

「あのサーベルトさんが偽物だとすると、彼らの目的は…?そもそもドルマゲスと彼らは本当に繋がっているのか?暗黒神ラプソーンとの関係は?…うーん」

 

わからない!と頭を抱えるエイトと肩を竦めてオレもお手上げだ、と薄く笑うククール。気がつけばちらほらと空からは雪が舞い降りてくるのが見え、大地はその様相を次第に白く染めていく。

 

「おお、コイツが雪でがすね。実物を見るのは久々でがすな」

 

「洞窟を抜ければそこはなんとやら…というやつか。しかし何という寒さじゃ…ミーティアや、歩くのが辛くはないかい」

 

ミーティアは平気だと首を振った。寒さに対する耐性も馬のそれと同程度まで引き上げられたのは不幸中の幸いといったところだろうか。

 

「こう寒いとわしも馬車に潜りたくなるわい…そうじゃ、ゼシカはまだ起きんのか?」

 

「…まだ寝てるみたいだね。傷はとっくに癒えてるはずなんだけど…」

 

「ククール、前みたくキスするふりをして起こすでがすよ」

 

「イヤだね。あんな痛い思いはもう勘弁。第一、キスしても目覚めなかったらどうすんだ?あとでゼシカにブチギレられたときにヤンガス、お前のせいにしてもいいってんなら話は別だが。」

 

「あー…いや、それは…」

 

ククールは闇の遺跡でゼシカにぶん殴られた頬をさする。痛みは消えても、痛みの記憶は消えないものなのだ。

 

「…んぅ…」

 

「あ!起きた!みんな、ゼシカが起きたよ!」「本当か!」「やれやれ、心配かけさせやがって」

 

半日以上昏々(こんこん)と眠り続けていたゼシカが遂に目を覚ましたため、トロデは風を遮れる適当な場所に馬車を停めた。

 

「…。」

 

「おはよう、ゼシカ。調子はどう?」

 

「…おはよ。……みんな、あの…その…ごめんなさい。色々。」

 

ゆっくり起き上がったゼシカは、軽く佇まいを直すとエイトたちに頭を下げ、謝罪の言葉を述べた。睡眠の深さからも伺えるが、よほど疲労が蓄積していたのだろう。今のゼシカにいつもの快活さは毛ほども見られない。

 

「…。まあとりあえずはい、これ。サンドイッチ。お腹空いてるんじゃない?スープは今から温めるから待ってて。」

 

「ありがと。お腹ペコペコだったから…すごくうれしい」

 

「…覚えてんのか?自分が操られてた時のこと」

 

「…全部覚えてるわけじゃないの。なんだかずいぶん長い夢を見てたような…でも、みんなに酷いことしたのはなんとなく…本当にごめんなさい」

 

「…確かにあの時のゼシカにゃ手痛いダメージを負わされやしたが、それがアンタの意志じゃないってことはちゃんとわかってるでがすよ。気にしなくていいでがす」

 

「ふむ…。どうやら正気を取り戻しておるようじゃな。一応、確認しておくぞ。わしらは闇の遺跡で『魔王』を追い詰め、その翌日にお前さんが姿を消した。そうじゃな?」

 

「ええ。覚えてるわ。私、禍々しい魔のチカラに完全に身も心も支配されてた…。…そう、『魔王(かのじょ)』と同じように。」

 

「…!」

 

ゼシカの言葉にエイトたちの脳内にある仮説が浮かび上がる。しかし思うところは同じ、エイトはヤンガスとククールを目で制すると、ひとまずゼシカの言葉を最後まで聞くことにした。

 

「私を支配した強大な魔のチカラの持ち主の名前は…」

 

「…」

 

「暗黒神ラプソーン…じゃな?」「!」「ふふん」

 

「(おっさんはほんと…)」「(言わせてやれよ…)」

 

どこか自慢げにそう言い放つトロデに対し、今まさにその名を出そうとしたゼシカは口をもごもごとさせる。

 

「え、ええ、そうよ。でも、一体どうして?」

 

「これで繋がったな…のう、エイト?」

 

「そうですね、王様。…ゼシカ、他にも何かわかったことはある?思い出してからでいいんだけど」

 

「そ、そうよ。私はラプソーンに操られた…だけどそのおかげで色んな事がわかったわ。聞いて。話したいことがたくさんあるの。」

 

「まあ、焦らんでよいわい。順を追ってゆっくり話すんじゃ。」

 

「うん…」

 

「じゃあエイト、ここいらで野営でもするか。向こうの空を見てみろ、とんでもない吹雪だ。まだ比較的気温も高くて風も弱い…そうだな、そこの窪みで休憩にしようぜ」

 

「そうだね、ゼシカもまだ起きたばかりだし。ヤンガス、王様、それでも大丈夫でしょうか?」

 

トロデとヤンガスの同意も得、一行は野営の準備に取り掛かった。ヤンガスの勧めでゼシカはもうひと眠りすることにした。

 

 

パチパチと弾ける焚き火を囲み、ゼシカは野菜スープを一口すする。

 

「(美味しい。それにいい温度…)」

 

熱い食べ物が好みなゼシカは、湯気立ち上るスープを思わずもう一口すすった。

 

「ごめんねエイト。さっきスープ温めてくれたのに、私またすぐ寝ちゃって…」

 

エイトは気にしてないよ、と笑った。ゼシカははにかんだような、屈託のないエイトのその笑顔に兄の面影を見た──ような気がした。

 

「(…?)」

 

「ま、そんだけ疲れが残ってたってことだよな。少しは楽になったか?」

 

「うん、ずいぶん楽になったわ。……じゃ、続きを話すわね」

 

「確かゼシカが操られてた時に得た情報…でがしたね」

 

エイトが全員にスープを配り、手ごろな岩に腰かけたのを確認するとゼシカは知り得たことを話し始めた。

 

「…私の心にラプソーンはこう命令したわ。世界に散った七賢者の末裔を殺し、我が封印を解けって。」

 

「七賢者…」

 

「七賢者っていうのは、かつて地上を荒らしたラプソーンの魂を封印した存在らしいの。賢者たちはラプソーンを完全には滅ぼせなかったけど、その魂を杖に閉じ込めて自分たちの血で封印したのね。暗黒神ラプソーンの呪いがその七賢者を狙っていて…マスター・ライラスとサーベルト兄さん…二人は七賢者の末裔だったのよ」

 

「…。待てよ、それじゃあベルガラックのオーナーも…」

 

「…そうね、きっと彼も賢者の末裔なのよ。」

 

「うーむ、ややこしい話じゃが、おおよそキラの話と一致しておるな。つまりわしとミーティアが人間に戻れなかったのはその暗黒神と関係があるということか。仮にドルマゲスに追いついて倒したとしてもきっと呪いは解けなかったのじゃろうな」

 

「それはわからないけど────って!その話、知ってたの!?おっとと!…ふぅ。キラって…えーっと、どちら様…?」

 

自分が精神と肉体を支配されてまで持ち帰ってきた情報を、既にトロデたちが知っていたことにゼシカは驚きを隠せない。思わずスープをこぼしそうになり慌ててバランスを取った。そのままぐいとスープを飲む。二回も温めなおしてもらったスープをひっくり返しては申し訳が立たない。

 

「オレたちがアスカンタ王国に訪れた時に『月影のハープ』をくれた女さ。あのバカでかいキラーパンサーを乗り回してた。覚えてないか?」

 

「あ、あ~。あの子ね。だけどどうして彼女が…」

 

「それはわからない。わからないんだ。でもゼシカ、君が実際にそう言ってくれたから確信が持てるよ。暗黒神ラプソーンの存在、呪い、七賢者。…七賢者はあと何人いるの?」

 

「ええと、あと5人よ。ベルガラックの町長と、私が狙ったチェルスと…他にもう3人。」

 

「…。」

 

ゼシカが指折り賢者を数えると、エイトたちは気まずそうに俯いた。

 

「?ど、どうしたの?」

 

「ゼシカよ、チェルスは…死んでしまったのじゃ。」

 

「!!!」

 

ゼシカは今度こそスープの椀を取り落としてしまった。顔を青くし、両手で口を押さえる。

 

「そ、んな…私…」

 

「…あまり、気に病むでない。お前さんが殺したわけではないのじゃ。」

 

「じゃ、じゃあ誰が…」

 

「キラ…彼女の言葉を信用するのならば、ラプソーンの配下の魔物がチェルスを亡き者にしたという。そのままその魔物はドルマゲスとサーベルトを打倒し、どこかへ去っていったというが…」

 

「オレたちが駆け付けた時には…ドルマゲスなんざいなかったよな、エイト」

 

「そうだね。」

 

「え?待って!?ドルマゲスさんがいたの?来てたの?え、いなかったの!?ど、どういうこと!?それに兄さんが!?あ!そうだ兄さんが私を助けてくれて…!でもあれは夢?でも兄さんはいて、でも兄さんはもう死んじゃってたはずで………アレ!?!?!?」

 

「ゼシカ?」

 

「………。」

 

自分が殺人を犯したのではないかという恐怖、そうではなかったという安堵、しかし兄と同じ暗黒神による被害者がまた出てしまったという悲しみ、その兄がリブルアーチにいたという驚き、さらにその場に恩人であり仇敵であるドルマゲス、つまりディムがいたとかいないとか…

 

あらゆる衝撃が一気に押し寄せてきたゼシカは思考を停止し、一切の動きを止めてフリーズしてしまった。そのショートした頭からはうっすらと湯気が立ち上る。

 

「ゼシカー?おーい?」

 

「………。」

 

「あー…まずったでがすなあ。」

 

「一気にいろいろ言い過ぎたね…反省」

 

「うむ…」

 

特にゼシカのドルマゲスに対する倒錯した感情をリーザスの村で本人から直接聞かされているエイト・トロデ・ヤンガスは渋い顔をした。これだけの情報を処理するにはゼシカの精神は若すぎたのだ。

 

「…まあ、今度は寝たわけでもなし、続きは歩きながらでもできる。頭が熱暴走したのなら北風で冷やせばいいさ。ちょうど吹雪も止み始めたみたいだしな。」

 

「…。確かに。ゼシカには悪いけど今のうちに進んでおこうか」

 

ククールが右親指で指した方を見ると、分厚い雲の間に晴れ間が見えた。山の天気は変わりやすく、そして吹雪の夜ほど危険なものは無い。であれば天気が穏やかなうちにオークニスまで進むのが吉。そう判断したエイトは未だ硬直中のゼシカの手を引き、また雪山を進むことにした。

 

 

晴れた雪山。

 

空の深い青と新雪の澄んだ白が美しい、心清らかな場所である。

 

 

 

「お前の兄貴、サーベルトはドルマゲスに襲われて死んだんじゃなかったのか?」

 

「兄さんは…皆は兄さんが助けてくれたんでしょ?そうじゃないの?」

 

「気を悪くしたらごめん。サーベルトさんはリーザスの村で亡くなって、火葬もしたって…僕たちは聞いたんだけど」

 

「そ、それはそうよ。私もしっかり兄さんの遺体を最後まで見届けたんだから…。兄さんが生きているはずはないわ」

 

「ということは、リブルアーチで僕たちを助けてくれた彼はやっぱりニセモノだったのかな…?」

 

「私たちを助けてくれた兄さんがニセモノなわけないでしょ!」

 

「どっちだよ」

 

ならばもう一度戻って確かめよう!と提案するゼシカだが、エイトは申し訳なさそうに首を振る。リブルアーチが消滅したことで『ルーラ』の座標が不安定になっており、一瞬で移動することはできず、かといって今から歩いて戻ると確実に夜の雪山で一夜を過ごすことになる。リブルアーチに戻るとしても一度オークニスの座標を『ルーラ』に登録してからの方が効率が良い、というククールの提言にゼシカも渋々納得し、一行は進路をオークニスから変更することは無かった。

 

「(…キラの話が全くのデタラメじゃねえってことは、ラプソーンや七賢者のことからしてなんとなく分かったでがすが、サーベルトの(あん)ちゃんやディ…ドルマゲス、『魔王』についてはまだイマイチ確信には至らないでがすな…)」

 

「ゼシカの兄を名乗る人物の素性が知れないとなると、わしらが今北へ向かっておるのも果たして正しいことなのかどうかすら危うくなってくるの…まったく、わしやミーティアがこんな寒い思いをするのも全てドルマゲスのせい…ああいや、ラプソーンのせいだったか…けしからん、許せん」

 

「…。」

 

ブツブツ…ブツブツ…

 

「(さっきからブツブツブツブツと…ま、おっさんは王族でがすから環境の変化に弱くても仕方ないでがすかね。アッシもこれ以上寒くなってたら気が立ってたかもしれないでげす。おっさんみてえにはなりたくないでげすよ。)」

 

すっかり風も止み、顔を出した太陽の照り付けで一面の銀世界は一層煌めく。良好な視界の元、ゼシカは不可思議なものを見つけた。

 

「!見て。小さな雪玉がたくさん転がって…山の上に誰かいるのかな?」

 

「…?オレには誰かいるようには見えないけどな」

 

「…小さな雪玉…?まさかっ!」

 

 

 

晴れた雪山。

 

気温が上昇すると雪の結晶構造は変化し、層間の結合が弱まる。そうして生まれた結合の綻びが雪の重量により一定の閾値(しきいち)を超えた時、発生するのは────

 

「みんなっ!危ない!!『ベギラマ』!!」

 

「私もっ!『メラゾーマ』…ッッ!ダメ!抑えきれな…」

 

「ヤンガス!『ばくだん岩のかけら』ッ!上に投げろッ!」

 

「はっ!?…いや、そういうことならっ!」

 

「ミーティア!わしから離れるでないぞっ!」

 

エイトやゼシカの健闘むなしく、山肌を大きく露出するようにして発生した全層雪崩は勢いに任せて一行を跡形もなく飲み込んでしまった。後に残ったのは顔色一つ変えない美しい雪山だけである。

 

 

 

 

 

 




原作との相違点

・ゼシカの目覚めるタイミングが遅い。
原作ではチェルスが殺される寸前に目を覚ましたのだが、兄の敵討ちを達成していた原作と異なり、今回はゼシカ自身の情緒が非常に不安定であったために眠っている時間が長くなった。そのため、『ベギラゴン』『マヒャド』を習得するイベントがスキップされた。

・一行が暗黒神に対する知識を既に持っている。
原作ではもしゼシカがラプソーンの情報を持ち帰っていなければ完全にその後詰んでいたであろう危険な状況であったが、アスカンタ王国のキラが要点を説明してくれたため、全員ラプソーンや七賢者への理解度が高い。正確には全て50%程度の信用度だった話がゼシカの説明で100%まで引き上げられた形。なのでドルマゲスの足跡やサーベルトについてのキラの話の信用度は依然50%ほど、半信半疑である。

・サーベルトが生きている?
サーベルト・アルバートは目の前で息絶え、遺体がすり替えられるようなこともなく、火葬は滞りなく実行されたことは他ならぬ彼の実妹であるゼシカ・アルバートが確認している。では呪われしゼシカ戦で助太刀に来たのは誰?

・ドルマゲスがリブルアーチにいた?
闇の遺跡でディム=ドルマゲスであることをエイトに看破されたのち、姿をくらましていたドルマゲス。キラによればドルマゲスもまたサーベルトと共に黒い魔物と戦っていたようだが…どこにも姿が見当たらないのはキラがエイトたちに嘘をついているのか、それとも彼は町の崩落に巻き込まれて死んでしまったのだろうか?

・トロデとヤンガスの口喧嘩スキップ(どうでもいい)
原作では雪崩の直前、寒すぎてみんなイライラしていたが、今回は吹雪が止むまで待っていたのでまだ心に余裕があった。この場面に限らないが、基本的に一行は原作よりちょっと仲良し。



エイト
レベル:31

ヤンガス
レベル:31

ゼシカ
レベル:34

ククール
レベル:32



「なんで私が目覚めるまで待ってくれなかったのよー!私なら兄さんが本物かどうかなんて一瞬で分かったのにー!」

「ごめんね…」

「サーベルトが今すぐ北へ行けって言ったんだから仕方ないだろ。流石のオレも命を救ってもらった相手の要望を邪険にゃできないんだよ」

「サーベルトの兄ちゃんが本当にゼシカの兄貴ならゼシカが目覚めるまで待ってくれてたんじゃないでがすかね?」

「そ、そーよ!そいつニセモノよ!」

「あ、でもゼシカが起きたら心配してたと伝えるようにも言われたでがすな」

「その人は正真正銘、私の兄さんよ!」

「なあエイト、ゼシカって兄貴のこととなると途端にアホになるよな」

「んー…はは…」



エイトがスープを美味しく作れるのはディムから上手な火加減を教わったからです。というのをエイトが言ってみんながしんみりする場面があったのですが、本文からは字数とテンポの関係から泣く泣く排除しました。
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