【完結】『侵胎迷宮を抜けて』二次創作   作:サーデェンス・ロー

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書きたかった場面、その2

前話からの重ねての忠告となりますが、本話には原作の2大ネタバレ(と筆者が考える)ものが含まれています。
筆者がここまでドはまりしたのは原作のこの場面による所が大きく――そんな重要かつ宜しい文面を二次創作なんぞで知る事は避けるべしと強く忠告しつつ、原作を先に読む事を強く推奨します。



白と黒

「……開きましたね」

「――――はい」

 

 この階層の東の端に居た小鬼から強奪した鍵はその役目を果たし、上の階層への扉に手を掛けたラフィーアは周囲を警戒しながらそれを押し開ける。

 

「……鍵が動いたのを確認してから呼びに行ったのですが、無事に開いて良かったです」

「……はい。これで陣地に戻って脱出の準備を再開出来ます」

 

 安堵の息を零すラフィーアに対し、サラの反応はどこか精彩に欠いており――それを不審に思った白い少女は、その緑色の瞳をもって頼りになる才女の事を見上げる。

 

「……上にも魔物が居る筈です。……陣地の事を心配なさっているのですか?」

「――いえ、構造的には結界がありますので……」

「…………?」

 

 サラの心配をそう推察したラフィーアの問いに対し、サラの反応は尚も心ここにあらずといったままであり、青い瞳を静かに揺らしている才女の事を見上げる事しか出来なくなってしまった白い少女は微かに首を傾げる。

 

「――大丈夫です。行きましょう」

「……私が前に付きます。この階のような失態はもう致しませんので」

「――――」

 

 それから幾ばくかの時を置き、ようやく明確な言葉を発したサラに静かな決意を示したラフィーアは階段へと踏み込み、警戒しながらそれを昇っていく。

 

「……サラさんの秘術で守られた陣地――あの人以外の魔術師が作った工房に入るのは初めてですが、どんな感じなのでしょうか」

「――――」

 

 とはいえ、それでも好奇心を押さえられなかったラフィーアは楽し気な言葉を洩らし、そんな背中を寂しそうに眺めている視線に気付く術のない白い少女は自分が発した言葉を恥じながら警戒を強める。

 

「(…………無駄口はいけませんでしたか。……これ以上落胆させてしまえば、流石に立つ瀬がありませんね)」

 

 ラフィーアも何も考えずに言葉を発した訳ではなく、気配も魔力の流れも無かった事を把握した上で行動したのだが――ソレが続かなかった事で浮ついている事を咎められたと考えた彼女は緩んだ意識を改め、これ以上落胆させない為にもと周囲に意識を割いていく。

 

「(……これまでの階段と比べ、端々に生活感のようなものがある気がしますね――?)」

 

 そうして周囲の隅々にまで視線を振り、辿り着いた上の階層で目を凝らしたラフィーアは遠目に見えるその光景に自分の目を疑う。

 

「…………あれは、村ですか? こんな瘴気の中に?」

「……イレスが、ゴブリンやオークに与えた居住区です。ローパー等とは違って亜人の魔物は、イレスに絶対忠実というわけじゃないみたいですけど」

 

 その疑念に続いたサラの言葉に「(……この世界の亜人はテントのような家を使うのですね)」と場違いな感想を思うラフィーアは、同時に浮かび上がった素朴な疑念をサラへと向ける。

 

「……真正面から乗り込んで――という事はできないのですよね? ……私は少し苦手ですが、気配を消す魔術を使いながら隙を突き、サラさんの陣地まで行くような形でしょうか?」

 

 それはいつものような相談の始まりであり、今回は流石に咎められる事は無いだろうと考えていたラフィーアの言葉は――。

 

「ラフィーアさん。これから貴女に気配を断つ魔法を掛けます。私が何をされても、何を言われても、絶対に音をたてないで下さい」

「……? ……判りましたが――?」

 

 しかし、サラから発せられた命令のような言葉と強い視線によってそれは途切れ、その気迫に押されたラフィーアは反射的に頷いてしまう。

 

「私に注意が向いている間に……策に囲まれた家に入って下さい。結界がありますから、まず気付かれません」

「……隠蔽なら、私も――」

「ハイド!」

 

 それでも提案を挙げようとしたのはラフィーアの精神を支えている実力と実績が成せる事であったが、それが意味を成す前にサラの魔法が練られ、白い少女の気配が希薄となる。

 

「(…………“隠行”とは正反対の理で創られた術式なのですね)」

 

 そうして事が成され、状況が進んでしまった事で沈黙せざるを得ない立場に立たされたラフィーアは、混乱している自分を落ち着かせるように掛けられた術へと意識を向けてしまい――その隙に、サラは先へと進んで行ってしまう。

 

「ヲ、あの女ガ戻ってキテルじゃねーカ!」

「キキキ、イレスの姉御に捕まえラレなくテ安心したゼ?」

「(……っ!? ……小鬼と豚顔――)」

 

 その行き先から、2種類の亜人型が現れる。

 

「…………」

 

 安全な魔物などこの世界に存在する筈もなく、何の対応も起こさなければ脅威である事に違いない。

 

 しかし、サラは例え2体同時であろうとも音もなくその歪な人型を影に落とせるだけの力を持った術士であり、彼女に言われた通りにラフィーアがそれを眺めていると――。

 

「………………ぇ?」

 

 その次に起こった光景が、ラフィーアの意識を凍りつかせた。

 

 サラの右側から無遠慮に近付いた豚顔は彼女の頬に舌を這わせながらその胸をいいようにひねり上げ、左側から近寄った小鬼の歪な手は才女の秘所に手を伸ばし――そこを弄りながら、その身に纏っている服にも唾液を染み込ませる。

 

 その光景はまるで、自分の内に刷り込まれた『悪夢(むねん)』の1つ。

 

 相手こそ違えども――元居た世界において、そう遠くない未来の自分が置かれる境遇のようで――。

 

「何をしているのですか貴女はっ!」

「ナんだ?」

「違ウ女?」

 

 言葉を練る間もなく、激情のままに前に出たラフィーアの行動によってサラの魔法はあっさりと効果を失い、2体の亜人型の視線が白い少女を捉える。

 

「ラフィーアさん! 貴女は……!」

「……っ」

 

 そうして感情の赴くままに魔石銃を構え、その引き金に指を掛けたラフィーアは寸前の所でその意思を押しと留める。

 

「(……ここでは殺せない。……殺せるならサラさんが殺している――でも、もう逃げられないし逃げる事は許されない)」

 

 爆発した感情の熱に昂るラフィーアであったが、僅かに残っていた理性が導き出したその前提に覚悟を決めた彼女は禁じていた魔術の封を解く。

 

「……私はラフィーア・フィフトメル。……貴方達に名前はありますか?」

 

 そうして場違いな自己紹介を始めたラフィーアは、薄っすらと光を灯した“目”で2体の亜人型を見据えながら対象の名前を問い掛ける。

 

「何を――」

「……貴女は黙って。……――貴方達は、どうしてここに居るのですか?」

 

 サラの真っ当な疑問に自分の声とは思えぬ程に冷淡な言葉で応えたラフィーアは、封を解かれた魅了の魔眼によって多くの認識を奪われ、呆然としている2体の亜人型に向けて畳み掛けるように言葉を重ねる。

 

「オれたちハ――」

「……貴方達は貴方達の目的があってここに来た。……私達には会っていない。……貴方達は、私達には会っていない」

 

 そうして自分の意思を示そうとした2体の亜人型に対し、ラフィーアはその“目”を向けたまま『自分の願望』を告げる事で2体の認識を改変する。

 

「――でモ、『アノ女』が」

 

 その言葉は魔力の薄い亜人型の全てを上書きするに十分な威力を有していた筈だったが、いつか見た『悪夢』でラフィーアに向けられていたのと同じ目をサラに向ける亜人型――その意味を察した白い少女の意識が怒りに染まり、その手が再び魔石銃へと伸びるものの――。

 

「――っ! ……『あの女』はここには居ない。……居るのは、私だけ!」

 

 その怒りを歯を砕かんばかりに噛みしめる事で堪えたラフィーアは“風舞”によって亜人型の腕の中に居るサラへと間合いを詰め、その汚れてしまった黒い服を掴み上げると後ろの壁に向けて放り投げる。

 

「――っ!?」

 

 その小柄な細腕のどこにそんな力があるのかと――否、何らかの魔法の類だと看破したサラであったが、反応の遅れた彼女は受け身を取る間もなく壁面へと叩き付けられ、苦悶の声と共に倒れ伏す。

 

「……ここには、私だけしか居ない」

 

 そうして亜人型の視界からサラを隠す事に成功したラフィーアは、強引な魔術行使の反動による右手の痛みを無視しながら仕上げに掛かる、

 

「『アノ女』ハ、居ナい――」

「……そう、『あの女』は居ない。……私も居ない。……貴方達は誰にも会わずに村に帰る」

「カえる」

「しごト、すル」

 

 2体の亜人型がラフィーアの発した言葉を呟きながら踵を返したのを確認した彼女もまた身を捻り、倒れたままのサラの元へと跳び戻った白い少女は左手1本でその身を包む黒い服を掴み上げ、それを引きずるように下の階層に続く階段へと跳び戻っていく。

 

「っ、ラフィーアさん! 貴女は言われた事も守れないのですか!」

 

 その最中、ラフィーアの左手が限界を迎えた事で地面に足が付いたサラは、声を荒げながら白い少女へと掴みかかる。

 

「貴女こそいったい何をしようとしているのですか!」

 

 詰め寄り、自分の事を掴み上げているサラに対し――ラフィーアは力の入らなくなった両手と地面から浮いてしまった両足を使う事を諦め、服に掛けた“風舞”によって動かした両腕をもって自分を圧迫している才女を壁へと押し付ける。

 

「っ、なんて力――」

「命令なんかで身体を売るなんて絶対に許されない! そんな事は絶対にさせませんし、魅了を使ってでも止めます!」

「っ! 貴女に何が判るって言うんですか!」

 

 言葉を練る事を既に辞めているラフィーアはまだ冷静さの残るサラの言葉に感情だけで応え、その身勝手な感情に決意を踏みにじられたサラもまた理性の枷を外していく。

 

「自分以外の理由で、自分を捨てるような理由なんて知りたくもありませんっ! ……それとも、あんな怪物どもと好き好んでまぐわいたいんですか!」

「――っ! そんな訳がないでしょう! 取り消してください! いくら貴女でもそん――」

 

 そんな中、ラフィーアの放った失礼極まりない発言に鬱積した感情を爆発させたセラもまた本心を曝け出し、押し付けられている細い両腕を押し退け、綺麗なままの白い少女に再び掴み掛かろうとするものの――。

 

「ぐっ、ごほっ、ぐふっ――くぅ……」

 

 その感情が疎ましい相手へと届く前に、瘴気を深く吸い込んでしまったその身体は強く咳き込み――その意志に反して床へと崩れ落ちてしまう。

 

「…………下の階の部屋に、結界を張ってください。……聞きたい事が、たくさん出来ました」

 

 そんなサラの事を見下ろしたラフィーアは、自分の身体も限界が近い事を感じつつも崩れる事を堪え、何度か咳き込み、息を上げながらも要求を突きつける。

 

「もう、終わっている事です。――私の事は気にしなくていいですから、気配を消して上層の陣地に行ってください」

「…………作ってくれないのなら、後の事なんて考えずに上の亜人どもを皆殺しにして――異常を察知して飛んでくるであろうイレスという奴を、“私の杖”を使って倒します」

 

 座り込んだまま諦めを零すサラに、ラフィーアは脅迫のような要求を続け――その虚勢を寂しそうに見上げたサラは、そのまま壁に身を預ける。

 

「…………そんな事――出来る訳ないじゃないですか」

「……亜人どもの皆殺しまでは――出来ますよ。……貴女も、何も考えないのであれば――出来たのでしょう?」

 

 瘴気の毒気が一挙に殲滅する事を許さなくとも、サラであれば暗殺という形を続ける事によって上の階層を支配する『何か』だけにする事は可能であるとラフィーアは確信していた。

 

 だが、瘴気という自分達に連続的な戦闘を許さない状況とイレスという難敵がその行動を許さず、才女は白い少女には取れない手段を取った。

 

 未だに激情に捕らわれたままのラフィーアもそこまでは理解できていたが、それ以上の事が判らない白い少女はサラが折れてくれなければ必ず実行する脅しを盾にして、自分よりも聡明な人の応えを待つ。

 

「――――強情なのですね、ラフィーアさんは」

「……サラさんみたいに、強くないだけですよ」

 

 立ったままのラフィーアを見上げるサラは諦めたように彼女を詰り、要求を通したラフィーアは自分では出来ない事に耐え、それを続けようとした才女に心からの称賛を送る。

 

「――下層に戻って、結界を張ります」

「…………ありがとうございます」

 

 そうして続いた言葉に感謝で応じ、サラの事を引き上げようとしたラフィーアであったが――使い物にならなくなっていた自分の手を隠すように、伸ばしかけたそれを引っ込める。

 

「――――。……背中に入ったダメージが結構酷いみたいでして……立てません――申し訳ありませんが、回復アイテムを取って貰えますか?」

 

 それを汚れた自分への拒絶と見たサラは、これまでに見た事もないような寂しげな表情を見せるものの――涙を見せる事も、ラフィーアを攻める事もせずに現実を進めようとする。

 

「…………いいえ。……サラさんには、私の国元では希少な術を受けてもらいます」

「……? 何を――?」

 

 自分の不注意とサラの反応。

 

 その両方に怒りを覚えたラフィーアはサラの前へと跪き、彼女の両肩に形だけは保っている自分の左右の手を乗せ、静かに魔術を組む。

 

「…………我は咎人、なれど光と命を識る者なり」

 

 ラフィーアの国元であっては、意味の無い言葉の羅列。

 

 その言葉を集中の為の手順として使った彼女は、国元では殆ど扱える者の居ない魔術を発動させる。

 

「――――光……ヒールの魔法ですか……?」

「……私の国元ですと、無から傷を治すというのはこれだけの大魔術となっています」

 

 自分を包んだ微かな光に困惑するサラに向け、自慢するように光(じぶん)の魔術を披露したラフィーアは疲弊に耐えるように目を瞑る。

 

「……と言っても、今のはサラさんに付いているゴミを消したかったので使っただけですが」

「そんなもの、水で流せば――」

 

 青い顔をしたまま強がるラフィーアに対し、サラは自分に拘る白い少女にさめざめとした視線を向けたまま、それが無意味と詰ろうとするものの――。

 

「これは――?」

 

 その言葉通り、自分の頬や服から漂っていた異臭が消えている事にこそ驚かなかったものの――瘴気による疼きと息苦しさが収まっている事。

 

 そして、これまでの忌まわしき経験によって自分の意思とは無関係に昂っていた熱すらも引いている事に気付いたサラは、眼前で息も絶え絶えに微笑む緑色の視線を見据え返す。

 

「……術式の理解が進んでいませんので、防護する魔術は組めないままですが――銀髪(こんなかみ)を持っている所為で、“浄化”の類は得意なんですよ」

「――――こんな事で取り繕っても、私の判断で積み重なった結果は変わりませんよ」

「……私がそうしたかっただけですので、お気になさらずに」

 

 そこで限界を迎えたラフィーアの身体はサラの上へと崩れ落ち――彼女の胸元へと顔を埋める事となった白い少女はその胸の上で荒い息を整えようと呼吸を繰り返す。

 

「――――――いつまでもそうしている心算ですか? ……いい加減、重いんですけれど」

 

 自分の胸元に顔を埋めるラフィーアに向け、怒っているようにも泣いているようにも見える視線を向けていたサラであったが、流石に結界も張っていない場所に長居をする事はできないと彼女に次の行動を促す。

 

「…………魔力を使い切った所為で、力が入りません」

「何をしているのですか、貴女は――?」

 

 そんな視線を知る由もないラフィーアは隠す術のない状況をようやく吐露し、サラはその馬鹿げた意地の張りように呆れたような言葉で詰ろうとするものの――視界の端に入った異質な色に言葉を途切れさせる。

 

「――その両腕……貴女――」

「……痛くなんて、ありません。…………こんなモノより、サラさんの方が、痛い筈ですのに……どうして、貴女は――」

「――――。……本当に強情なのですね、ラフィーアさんは」

 

 そうして本当に動けなくなってしまったラフィーアを乗せ留めていたサラは、諦めたような声音と共に意地を張り続けている白い少女の事を抱き寄せ、泣いている猫をあやすようにその頭と背中を撫でる。

 

「…………っ」

 

 その温かさによって流れ出そうになる涙を、ラフィーアは魔術を以て止めに掛かる。

 

「(……痛い、ですね)」

 

 水の魔術は扱えないラフィーアに目頭から流れる涙を止める術はなく、目元で強引に発生させた魔石の欠片によってそこを傷付け、滲み出た血に“干渉”を掛ける事で涙腺を塞いだ彼女はソレら全ての痛みに耐えるべく閉じていた瞼に力を込める。

 

「(…………本当に、痛いですね)」

 

 どこに行っても付いて来る現実が、自分の背を撫でる止めどない優しさが――とても痛い。

 

「(……でも――)」

 

『…………泣いていい人が泣いていないのに、泣いてなんてやるものですか』

 

 そうして、自分の居た世界から弾かれ、その在り様を揺らがせていた白い少女は――次の在り方を心に決めた。

 

 




後半への折り返し地点。
以後は結末こそそう変わらないまでもオリジナル展開が強めになります。
(あと、現時点で後半部分も7割方出来ていますが、一旦はイラスト(ピク○ブ)の方に戻るので少し休憩です)

別記;
原作のこの場面でミーナさんがその性格を発揮して切り掛からないのは何でだろうと疑問に思っていましたが、本作を書いている内にそれっぽい答えが掴めました。
・前々回の話ですが、夢ラフィーの攻撃方法はどうしても派手になってしまう事から、それに対してサラが注意する事を本作では加えました。
それから判る通り、彼女等の基本姿勢は隠密作戦でなくてはならず、荒事にならないように念を押されています。
=目立てば致命的な事態(イレスさん来訪)になる事を共通の認識としている。
・原作のミーナさんと本作の夢ラフィーは両人とも(設定背景は違えど)軍属であり、命令を守らなければ死ゾ。
=サラさんの立場は同盟関係の指揮官と言った所ですが、それでも命令を無視して動いた夢ラフィーが悪いのは確定。
(幾つか夢ラフィーの釈明をすると、サラさんに対する夢ラフィーの親愛がかなり高い+その行動が自分のトラウマ直撃である事から、飛び出さなければ夢ラフィーは――)
・総括的に見て
=夢ラフィーは彼女の言う「あの人」の手によって膨大な知識を植え付けられるという悪夢を受けていましたが、それは自分で選ばずに受け入れただけの子供である。
それに対してミーナさんはきちんと自分の頭と手足で地獄を選んで進み、研鑽を積んだ大人であるという差が出たと考えながら記しました。





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