私は剣を振るい、相手の攻撃を防いだり避けたりする。暗殺者らしく、身軽に動き回って隙を見て攻撃を仕掛けてくる。時々回し蹴りや肘打ちなどを入れてきたりするのを見て、私の戦い方とこの暗殺者との戦い方は同じだと気づいた。
この格闘を交えながら武器を使って戦うスタイルは私と同じだ。だけど、私の戦闘経験の方が上回っているようで、今のところ優勢なのは私の方だ。このまま押し切ろうと思ったその時、私の中で何か衝動が湧き上がった気がした。それは目の前の暗殺者に対してなのか分からないがとにかく無性に殺したくなったのだ。そしてそれが何を意味しているのか理解する前に、身体が勝手に動いていた。
暗殺者は私の腕を斬り落とそうとナイフを振ってきたが、私の腕が硬化して刃を受け止めた。そのまま強引に振り払うと、暗殺者の体勢が崩れた。暗殺者の首を掴んで持ち上げると、暗殺者は苦しそうなうめき声を上げた。首を掴む手に力を込めると、暗殺者が必死に抵抗するように暴れ始めた。
「誰の指図で動いてる?」
そう問いかけても返事はない。返答する余裕もないようだ。仕方ないので力を緩めて暗殺者を地面に叩きつけた後、もう一度質問をした。
「誰の命令で動いているか答えろ」
今度は反応があった。暗殺者は咳込みながら言った。
「お前には関係ないことだ……」
「これが最後の機会よ、誰の差し金なの?言わないなら殺す」
暗殺者は口を閉ざしたまま何も喋らない。まだ抵抗しようとナイフを向けてきたので、私は腕に力を込め、胸目がけて拳を突いて奴を殺した。腕が奴の胸を貫通すると、血飛沫が上がり、地面を赤く染めていく。
静かになると私の理性は少しずつ戻ってきたような感覚を覚えた。それと同時に自分の手を見ると、腕が黒く変色していることに気づいた。今までの腕力を遥かに超えるような力を持ち、刃すら通さないほど硬くなっているようだった。
穢れの進行によって私の身体が少しずつ変化していくのを感じ取ると同時に、自分が自分じゃなくなっていく恐怖に襲われた。まだ大丈夫だ。そう言い聞かせて落ち着こうとするも上手くいかない。
しゃがんで暗殺者の格好を改めて見ると、肩にある紋章に気付いた。角が異常に発達した山羊のような頭を持つ悪魔の姿が刻まれている。それが何なのかは分からないが、どこか見覚えのあるマークだった。紋章を目に焼き付けた後、私は急いでウッドロック・インに戻った。
宿に着くと、入り口の前でカリードが待っていた。彼は私を見るなり駆け寄って来た。
「アイラ、無事だったか!あまりに遅かったから心配していたんだぞ」
「わぁ、凄い返り血……。何かあったんですか?」
ネイラが私の服についた大量の血液を見て驚いていた。
「暗殺者に狙われたけど返り討ちにしただけ」
「暗殺者……」
「本格的にルクス・エテルナが私達を始末しに来たみたいね」
ネイラの言葉を聞いてブランカの顔色が青くなる。そんな彼女を安心させようとエルドスが頭を撫でていた。
「とりあえず部屋に戻りましょう。色々と話さないといけないことがあるの」
部屋に全員が集まると、まず私が襲われたことを報告した。その後、暗殺者達の紋章について話すと、エルドスが反応をしめす。
「その紋章……前に見たことがある。俺が昔所属していた時に身につけていたものだ。『タイタンの影』と呼ばれる組織だ」
「知っているのですか?」
「ああ、裏社会では有名な暗殺集団だよ。大陸全域で活動して、盗みや殺しは勿論、スパイや護衛、裏賭博の仕切りまで何でもやる連中だ。恐らく金を積まれて依頼されたのだろう」
「ルクス・エテルナがタイタンの影に依頼し、私に刺客を差し向けたということね。直接手を下せば良いと思わない?」
「小手調べ程度かも知れないな。今後はもっと強力な暗殺者が送り込まれてくる可能性がある」
「私だけならどうにかできるけど、あなた達を守りながら戦うのは難しいかもしれない。なので、明日私からお題を出す。それをクリアできたら、今後私達がどう動くべきか決めましょう」
「わかった!絶対やってやるさ!」
「じゃ、今日はこの辺で解散にしましょう」
ネイラ、ブランカ、私は立ち上がり部屋に戻った。
――
朝になったら、私達は出発し、スパイダーフォレストへ向った。普段なら私が先頭だが、今回はカリード達の力を試すという事で、私は一番後ろで待機することになった。街から少し離れた所に大きな森が見えた所で一行は止まった。
「ここがスパイダーフォレストでいいんだよな?」
「じゃあ、今回のお題だすね」
私はカリード達に問題を出した。この森の奥、依頼者によると蜘蛛の巣辺りに指輪が落ちてあるらしいので、それを回収して戻ってくること。ただし、この森は名前の通り蜘蛛がたくさんいるので気をつけて進むようにと伝えた。
「蜘蛛か……。毒をもつ個体もいるから油断できない相手だな」
「いざとなれば私の魔法で中和できるので大丈夫です……。それにしても、こんな森の中に落とし物なんて珍しいですね」
「……」
依頼の経緯は話さない方がいいと思い、黙っていることにした。
「それじゃあ、私は最低限の手助けしかしないから頑張って探すこと」
「おう、任せとけって」
カリードが先頭で森の中へ入っていくと、早速一匹目の魔物と遭遇した。それは体長2メートル程の巨大なムカデだった。カリードが剣を構えながら言う。
「こいつなら何とかなりそうだな」
「よし、俺は回り込むぞ」
エルドスが木の陰に隠れながら、巨大ムカデの背後に回った。ネイラとブランカはムカデと距離を取りながらスリングで弾を飛ばし始めた。スリングは扱いやすく、距離を置いて使えるので、魔法が多く使えない時期は重宝する武器だと聞いたことがあった。
「くらえ!」
カリードが斬りかかるも、硬い外殻に阻まれダメージを与えられなかった。それでも諦めずに何度も攻撃を繰り返す。その間にエルドスは背後から忍び寄り、短刀を突き刺そうとした。
ムカデが悲鳴をあげる不意打ちは成功したが、急所に当たらなかったのか、致命傷には至らなかった。すぐにカリードが追撃する。
「これでとどめだっ!」
カリードは勢いよく飛び上がり、上から斬りかかった。今度は上手くいったようで、頭部を真っ二つに斬ることができた。
「ムカデは頭が弱点みたいね」
「そう……ですね、あとは炎にも弱そうです……」
ネイラとブランカが死骸の近くでしゃがみ込んで観察していると、カリードが戻ってきた。
「これ、持って帰ろうぜ?高く売れそうな気がするんだ」
「いやー、傷ついてるしそこまで価値はないと思うよ?」
「でも、こういうのって鎧に使われたりするんじゃないですか?」
「帰りに回収した方がいいと思います……。今持っても重いだけですし……」
「そうだな、無駄な荷物になるだけだ」
私も同意した。
「地図は書けてる?この森迷いそうだし、迷子になったら危険な魔物と遭遇する可能性だって高いから」
「それはあたしの役割だね」
ネイラが自慢げに地図を見せてくる。確かに地図は正確だった。
「良い感じだね」
「花とかを模写するのが結構好きだったから」
「よし、進もう」
しばらく歩くと、大きな蜘蛛3匹に遭遇した。
「蜘蛛の巣がある場所まではまだ遠いのに、こんなに頻繁に出くわすものなのか?」
「そりゃ、スパイダーフォレストなんだし、普通にいるよ」
「カリード、どうする?魔法使う?」
「いいや、まだ取っておこう!」
カリードが前に出る。私は後ろで見ることにした。まずカリードが前に出て、蜘蛛の注意を引く。その隙にエルドスが遊撃として動き、ネイラが援護射撃をする形をとった。
まずエルドスが木の上を素早く移動しながら、蜘蛛の背中に飛び乗った。そして、首元を狙って短刀を振り下ろした。蜘蛛の身体がビクンッと跳ねると、地面に落下していく。その瞬間、カリードが飛び出して、片方の蜘蛛の頭を切り落とした。最後にネイラが放った弾が最後の一匹の頭を貫き、戦闘は終了した。
「どうでしたか?アイラ」
「良い感じだと思う」
私はネイラ達の戦いを見て、評価を下した。普通に難なく倒せているなら問題は無いはず。こういった集団戦闘の知識は私はあまり持ってないので、参考になった。
その後も何度か魔物と遭遇したが、特に問題もなく進んで行った。
「そろそろ休憩にしましょう」
「分かった。エルドス、周囲の警戒を頼むぞ」
エルドスが周囲を偵察して、安全を確保したところで、皆で休息をとる。私は太い木の枝の上に座って、その様子を見ていた。水分補給したり、保存食を食べたりして、各々自由に過ごしている。
「アイラも食うか?」
「いや、今は大丈夫。それより、周囲に気を付けてね」
「分かってるさ!任せておけ」
カリードは自信満々に答えた。結局、休憩時間に魔物が襲ってくることはなかったので、私達は再び出発した。
「結構進んだかな?」
「進んだな。かなり奥深くに来たはずだ」
エルドスの言葉を聞いて、私は辺りを見回す。この辺りになると蜘蛛を容易く殺せるような大型の生物がいる可能性があるので、気を引き締めなければならない。
「思ったけど、凄く大きい木だね。空が全然見えないね」
ネイラが上を見ながら言ったので、私もつられて視線を上げる。すると、そこには巨大な樹が聳え立っていた。
「こんな学説を聞いたことがあります……。魔力が濃い場所は環境も生物も急激に成長することがあると……。恐らくこの森はそういった特殊な土地なのでしょう……」
「お、ブランカの知識博士モードだな」
ブランカは普段から本を読んでいるらしく知識が豊富だった。
「へぇー、そうなんだ。じゃあ、ここの魔物は強いの?」
「それは分からないです……。でも、こういう場所で気を付けるべき魔物は大体決まっています……」
「バンダースナッチか?」
バンダースナッチとは、六本足の巨獣で、鋭い爪と牙を持つ凶暴な魔物だ。かなり素早い上に、毒を持っている個体もいるため、危険度は高い。背中にある棘は麻痺性の神経毒で、刺されると動けなくなるらしい。
「いえ、もっと厄介な相手です……」
「ヒントはあるか?」
「そうですね。大体の魔物は縄張りを持っています。縄張りの中に入らなければ危害を加えられる事はないのですが、腹ペコだったりしたら別です……。そして、縄張りを出たその魔物は人を襲ったり、時には集落を襲って食料を奪うことも
あります。つまり、関わりの無い人でも遭遇するかもしれないという事です……。それに……」
「それに?」
「……もし人の味を覚えたら、さらに大変になりますよね?」
「なるほど」
私は理解した。手慣れた戦士からすれば危険性は相対的に低く感じるだろうが、一般人にとっては脅威となる存在なのだ。それに繁殖力を持ち、大食いである魔物、いや生物は大体あいつである。
「分かったのか?教えてくれ」
エルドスが焦れたように言う。
「まぁ、そんなに驚くことじゃないよ」
私はブランカに向き直る。
「熊だね?」
「正解です……」
ブランカが満足げに微笑む。
「あー、確かに熊もヤバいよな」
「そうだね、一般人がどうにかできる生き物ではないね」
3人とも納得しているようだ。
「さて、木の穴が見えてきたぞ」
カリードが指差す方向には、巨木に穴が開いた場所があった。
「よし、行こう」
カリードが先導して中に入る。他もそれに続く。中に入ると強力な繊維でできた蜘蛛の糸が地面を埋め尽くしていた。
「これは……蜘蛛の巣か……」
「うわー、すごいね」
「上を見てみろ」
エルドスが天井を指差しながら言う。そこには多くの蜘蛛が木に張り付いていた。蜘蛛は獲物がやってきたと言わんばかりにこちらを睨んでいた。
「ネイラ、ファイアーボールの準備を頼む」
カリードの指示でネイラが詠唱を始める。それと同時に蜘蛛の群れが一斉に襲いかかってきた。
「ネイラとブランカに蜘蛛を近づけさせるな!」
カリードとエルドスが前に出て、蜘蛛を次々と斬り伏せていく。私は後ろの方で待機し、身を護る程度に剣を振るった。
「よし、ぶっ飛べってあわわ!!」
ネイラが放った魔法は軌道が暴走して、あらぬ方向へ飛んでいく。蜘蛛が巻き込まれて燃えているが、すぐに鎮火されてしまった。
「ネイラ、他に使える魔法は!?」
「マジックミサイルとスロー、あとグリース!」
「グリース……。そうだ!」
カリードが何か思いついたようで、指示を飛ばす。
「皆、とりあえず巣の外に退避してくれ!」
私達は急いで外に出ると、次の指示が出た。
「よし、ネイラ!巣の入り口に向けてグリースを撃ってくれ!」
「分かった」
ネイラが再び詠唱を始め、今度はしっかりと発動した。脂の液体が入り口にばら撒かれ、粘着性を持った油が付着していく。
「よし、皆スリングを持って蜘蛛を仕留めようぜ」
蜘蛛だろうと脂に引っかかってしまえば、動きは鈍くなる。スリングから放たれる弾の嵐が蜘蛛の群れをどんどん撃ち落としていった。
「これで終わりかな?」
ネイラが呟く。彼らが倒した数は10匹くらいだろうか。
「まだだ、中に入って確認しよう」
私達は慎重に巣穴の中へと足を踏み入れる。すると、そこには大量の死体が転がっていた。
「慎重にな……」
カリードの合図でゆっくりと進んでいく。すると上から大きな影が降ってくる。
「危ないっ!」
エルドスの声で全員咄嵯に回避行動をとる。地面に着地したのは、巨大な蜘蛛だった。
「大きくない!?」
「ブレードスパイダーです!足が刃物のように鋭くなっていますから気を付けて下さい!」
ブランカが叫ぶと同時に、ブレードスパイダーが突進してくる。私達は散開して攻撃を避ける。
「ネイラ、まずはマジックミサイルで牽制だ!」
「分かった!」
ネイラが素早く詠唱を行い、魔力で出来た矢を放つ。傷は与えたがまだ倒れていない。
「くそ、しぶといな……」
カリードが毒づきながら、剣を構える。すると、ブレードスパイダーが口から糸を発射した。
「ぐあっ……」
カリードは避けきれずに、全身に巻き付かれる。
「カリード!」
「大丈夫だ、それよりコイツの首を落としてやれ!」
カリードは動けないようだが、意識はあるようだ。
「蜘蛛の糸には近づくな!こいつは強い粘着性を持っている!」
エルドスが注意を促す。ブレードスパイダーは刃物のような足をカリードの腹に突き刺し、持ち上げる。
「こいつ……、俺を食おうとしてやがる……」
エルドスがブレードスパイダーの頭に一撃を加えようとするが、避けられてしまう。
「スロー行きます!」
ネイラがスローを発動する。ブレードスパイダーの動きが遅くなる。
「今なら……行けます!」
するとブランカは魔法を唱え、彼女の手から一筋の炎が噴き出す。ブランカはそれを剣のように扱い始めた。まずは蜘蛛の糸を燃やし、次にブレードスパイダーの硬い外殻を焼き斬っていく。そして、最後に頭を切り落とした。
「カリード大丈夫!?」
ネイラが駆け寄る。カリードは腹部を刺されていた。プレートに穴が開き、布が赤く染まっている。そこにブランカが治療魔法をかける。
「ありがとう、助かったよ」
カリードは痛みに耐えながらも笑顔を見せた。
「カリードはそこで待ってろ。確か黒い宝石が嵌められた指輪だったな?」
エルドスが蜘蛛の巣を漁り、目的の物を探している。
「あったぞ」
エルドスが見つけた物は、黒く輝く石が埋め込まれた指輪だ。
「これを持ち帰れば依頼達成だな」
カリードが立ち上がり、それを拾う。
「よし、行こう。それにしてもブランカ、さっきの魔法は凄い威力だったな」
「そうでしょうか……。あれはフレイムブレードと言って、炎の剣を一時的に生み出せるんです」
「へぇ、便利そうだね」
帰るまでが冒険だけど、結局帰り道で何か危険なものに遭遇せずに街に帰ることが出来た。ケネブレス・ゲートにたどり着く頃には日が暮れていた。
「さて、アイラ。今日のお題はどうだった?俺達上手く出来てたか?」
カリードが聞いてくる。私は素直に答えることにした。
「ちょっと危ないところはあったけど、上出来だと思う。合格だよ」
「やった!」
カリードとネイラがハイタッチをする。
「いやぁ、最初は不安だったが、何とかなったもんだ」
「ブランカも頑張ってくれた」
「いえ、そんなこと無いですよ……」
ブランカが謙遜していると、エルドスが肩を叩く。
「じゃあ、私は報酬貰ってくる。先戻ってて」
私は依頼主の男の所に向かうことにした。確かナタルス亭とか言ったか。そこに向かうと、店の中はいつも通り賑わっていた。磯の香りがする若い男が私を見つけると、こちらにやってきた。
「あ、あなたは!あの時の!」
「指輪はちゃんと手に入れた。確認して」
私が指輪を見せると、男は喜びの声を上げる。
「おお!流石ですね!ではこれが報酬の靴です」
匂いは気になるものの、魔法がかけられたブーツを受け取る。
「じゃあ、この辺で」
「ああ、ありがとう!」
報告を終えたらウッドロック・インに戻ってカリード達と話し合う。
「さて、次はどうするんだ?」
「トロイ・ブラザーズから調べる。どうやら内紛が起きているらしいから」
「それってどういう事?」
ネイラが首を傾げる。
「後継者争いと、あとは鉄の独占ね。鉱山の事件と絡めれば、何か大きな事を起こそうとしていることは間違いなさそう」
「成程、確かにその線はあり得るな」
エルドスが納得したように言う。
「ただ、問題はどうやって探るかだ。相手は大きいからな」
カリードが腕を組んで考える。
「その前に……」
私は真面目な話をするつもりで切り出した。
「ルクス・エテルナについて、色々探ったけど、奴らは貴族から盗賊ギルドまで、色んな組織と繋がっている。今からそんな組織と戦うことになるけど、覚悟はいい?」
私の問いに対して、皆は黙って真剣な表情で見つめてくる。
「勿論だ!俺はもう決めた!」
カリードが力強く答える。他の三人も同じ気持ちのようだ。しかし、これは本当に危険な事だ。命を落とすかもしれない。
「本当に?例えこの一件を解決したとしても、ある日突然殺されてもおかしくは無いんだよ。それでも戦うつもりなの?」
「ああ、当たり前だ。俺たちは仲間だろ?」
カリードの言葉に、他の民は強く同意するように首を振る。
「……分かった。明日、『アブデルの鷹』という傭兵団に会いに行く。そこで情報を仕入れよう」