バラティエで食事を堪能した私は他の商船に乗せてもらい、帰路に着いていた。別れ際にゼフさんは「おう、また来いよ」と言ってくれてサンジ君は「次は俺のフルコースを堪能して頂きます、お姉様」と見送ってくれた。あの子、将来女好きのタラシになりそうね。
なんて思いながら数日を掛けてフーシャ村に帰る前に幾つかの島に寄ってエース達へのお土産を買う事にした。帰りが遅くなっちゃったし、ダダンさん達にも何か買わなきゃね。
そんな訳で商船から降りた私はとある港町で買い物をしていた。楽しくショッピング……なんて思っていたら何やら港の方から悲鳴が聞こえてきた。
「か、海賊だぁー!?」
「うわぁぁぁぁっ!?」
「早く逃げろー!」
どうにも今回、私はトラブルに見舞われやすいみたい。それにしてもこんな小さな港町を襲うなんて何処の海賊……あれ?
「ギャーハッハッハッ!おう、オメェら派手に暴れやがれ!」
「まったく……相変わらずなんだから」
ああ、ドクロの旗印と見覚えのある『鼻』を見た私は溜め息と共に港へと走り出した。
◇◆???side◇◆
俺様は偉大なる大海賊。今日も元気に略奪行為だ。海賊ってーのはやっぱこうじゃなきゃな!
「船長!港町は立派に見えましたが割と小さな町の様です!」
「小せぇ町たぁ悲しいねぇ……だったら奴らの悲鳴を派手に響かせてやんなぁ!」
「「「オオオオォォォォォォッ!!」」」
見張りが意外と小さな町だと俺様に告げる。小さな事は悲しいね、だったら派手に蹂躙してやろう。俺様の号令で気合いの入った部下共は船を降りて町を襲う準備に取り掛かる。こりゃ一時間もかからねぇ内に終わっちまうな。
「ん?……船長、買い物袋を持った女がこっちに向かってきます!」
「何処の馬鹿な主婦だ!?買い物帰りに俺の首を取るってか!?」
見張りの一人が望遠鏡で港町を見ていたのだが何故か主婦が俺様の船に向かって来てるれしい。どんな派手馬鹿だ!だが女ってんなら好都合だ……
「おう、野郎ども!その主婦に海賊の恐ろしさを教えてやれ!見せしめに痛めつけた後で町を襲って宴の準備だ!」
「はい、バ……ギャハッ!?」
「な、なん……だ……」
「ぐひぉ!?」
俺様の叫びの直後……船を降りた直後に部下の数名が宙を舞った。どうやら主婦が部下どもを倒しているらしいが……
「おう、クソ馬鹿共が!海賊の恐ろしさを教えてやれって言っただろうが!なんでお前達が主婦の恐ろしさを教わってんだ!?」
「せ、船長……後ろです!」
俺様は不甲斐ない部下共に怒りを抑えられなかった。どんだけ弱いんだテメェら!しかし、部下が発した一言に俺様は背筋が凍った。
居る……かつてロジャー船長の下に居た頃に味わった冷や水を浴びせられたかな様な強者の濃い殺気。なんで東の海でこんな殺気を放つ主婦が居やがるんだ……
視界の端に見えるスカートがコイツがさっき見張りや部下共を吹っ飛ばした主婦で間違いないだろう。
「やっぱり……アナタだったのね、赤鼻のバギー」
「誰が赤っ鼻じゃ、こるぁ!って……レイラ?レイラじゃねぇか!」
主婦の一言に俺様はキレた。俺様にとっちゃそれは禁句だってのを……しかし、振り返った俺様は言葉を失う。そこに居たのはかつてロジャー船長の下に居た頃、シャンクスと共に何度もやり合った海兵であるレイラが立っているのだから。
「久しぶり、バギー。相変わらず元気みたいで安心したよ」
「おい……俺様の体調を鼻の感触で確かめるんじゃねぇ」
レイラは俺様の鼻を指先で摘みながら笑いかけてくる。
レイラはあの頃と変わらぬ……いや、もっと良い女になりやがった。目に光は消えたままだが。
「バギー……あの町なんだけど」
「ああ、わかってるっての。お前が居るんじゃ襲う訳にはいかねぇな。だがよ……俺様達の再会を祝って宴じゃァァァァァァァァッ!おい、テメェ等!町を襲うのは中止だ!今すぐ宴の準備を始めやがれ!」
「は、はい!バギー船長!」
レイラの言葉を遮り、略奪は中止だと部下共に伝える。コイツが敵に回れば俺様の海賊団は間違いなく潰されるだろう。それ程にレイラは強いと、あの頃に散々思い知らされたからな。
だが、この再会は運命って奴だな!レイラが他の海賊団に居るって話は聞かなかった。シャンクスの野郎の所にレイラが居ないって事はレイラはフリーって事になる。つまりはあの日は断られたがレイラを俺様の仲間に出来るって事だ!今からレイラを誘うのが楽しみだぜ!
「また帰りが遅くなっちゃうかなぁ……」
レイラがポツリと何か呟いたが俺様にとってはどうでも良い事。さーて、どう切り出そうかなぁ!
えー、前書きのアンケートの話ですが皆さんはルフィと誰のCP推しなのかなぁ、と疑問を思いました。
あくまで素朴な疑問ですので今後のストーリーに関わるアンケートではありません。
ルフィの推しCPは?
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ルフィ×ナミ
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ルフィ×ロビン
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ルフィ×ビビ
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ルフィ×ハンコック
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ルフィ×ウタ