仮面ライダーディライト-世界の光導者-   作:トラグマアーク〜駄作者ナンバーワン〜

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アナアギ編後半です!!

残りは…


第18導 乗り越えろ、その力!

『ウオォォォォアァァァァッッッッ!!!!』

 

試作段階のシステムを使用した為、その脅威的な力に飲み込まれたG4=マコトは、獣の様な唸り声を上げながらGK-06四式改でオルタナティブを勢い良く斬り付ける。

 

『……!!』

 

『ちっ…これじゃ埒が明かねぇな…コイツで大人しくしてなっ!!』

 

【ATTACK-RIDE…CROSS-ATTACK!】

 

ディスティールは暴走するG4を完全に止めるべく、召喚したライダーに必殺技を発動させる「クロスアタック」をドライバーにスラッシュした。

 

【FINAL-VENT】

 

『……!!』

 

オルタナティブはスラッシュバイザーにファイナルベントのカードを読み込ませると、何処からかサイコローグがバイク状に変形した「サイコローダー」が現れ、オルタナティブは直ぐ様それに搭乗し独楽の様に超回転して突撃する必殺技「デッドエンド」でG4を倒そうとするが…

 

『小賢しいだよォォォォッッッッ!!!!ウアガアァァァァッッッッ!!!!』

 

『ガァァッッ!!』

 

再び獣の様に叫びながら、肩に掛けてある多目的巡航4連ミサイルランチャー「ギガント」で四基の小型ミサイルを発射して、真正面に特攻してくるオルタナティブに放ち大爆発を起こした。

 

『あちゃ〜…やっぱ擬似じゃ相手にならなかったな…。』

 

『でもあの威力は凄いわね…んふ、益々欲しくなってきたわ♪』

 

ディシーフとディスティールはG4の聞きしに勝る脅威的な戦闘力を目の当たりにし、一層そのシステムを手に入れる意欲を高め、体制を整えているその時…

 

『ん…?あれは…。』

 

そこへ、ウォーターロード・アクエリアスの出現とG4システムの暴走を聞きG3-Xを装着したトオルが、ガードチェイサーに搭乗して此方に走って来た。

 

『あらあら、お巡りさんがきちゃったわね。此処は一先ず退こうかしら♪』

 

『あばよ。』

 

【【ATTACK-RIDE…WARP!】】

 

G3-Xを「お巡りさん」呼ばわりするディシーフ達は、ワープのカードを使いその場から姿を消した。

 

『…ったく世話の焼ける後輩だな…おい後輩、さっさと帰…!!』

 

『ガアァッ!!』

 

ガードチェイサーから降りたG3-XはG4に近付き帰る様促そうと手を伸ばしたが、GK-06四式改で突き刺そうとした。G3-Xがそれを避けるとG4は…

 

『ウゥッッ……ウガアァァァァッッッッ!!!!』

 

『あっ!おいコラ待て!!』

 

突然武器を落とし尚も呻きながら頭を抱え、その場から逃げる様に去って行き、G3-Xはガードチェイサーに乗ってを追いかけて行った。

 

『何がどうなってるんだ…?…ってカオル先生が居ない!?』

 

騒ぎが一時的に収まった事に安堵するディライトだが、カオルがいつの間にか姿を消していた。恐らく今の騒ぎに乗じて逃走したのだろう…。と、思いきや…

 

『うぅっ……うぅっ……!!』

 

『マナちゃん!?』

 

そこにはなんと、立ったまま一人で泣いているマナの姿があったのだった…。

 

 

 

―世界の光導者、ディライト!9つの影の世界を巡り、その瞳は、何を照らす?

 

 

―レストラン・サンライト

 

 

「はい、太陽ランチとティラミスパフェをどうぞ♪」

 

「ハグググ…!!…ングッ!!…うぇぇん…ハグググ…!!…ングッ!!…うぇぇん…ぢぇんぢぇ…。」

 

「食べるか泣くかどっちかにしなよ…。」

 

「まぁまぁ…。あの後一体何があったのかな?」

 

マナは太陽ランチを勢い良くかっ込む様に食べては泣き、ティラミスパフェを食べては泣き…を繰り返す。それに突っ込むコウイチを宥めた闇影は、あの後どうしたのかを彼女に尋ねた。

 

「ヒック…じちゅは…」

 

 

 

「マナ、奴の気は今煌に向いている…。だから今の内に逃げる。だがお前は煌の所へ一度残れ。お前との旅は此処までだ。」

 

「…え?」

 

ディライトがウォーターロード・アクエリアスと戦っている最中にカオルは、マナに闇影達の所に残る様言いもう旅には連れて行かないと言い出した。突然自分から離れろと言われたマナは…

 

「なっ…なんでっ!?」

 

「私が生きている限り、奴は何度でも襲って来る。そうなったらお前に迄被害が及ぶ。だから此処で別れるんだ。後の事はもう人に頼んである。」

 

目を見開き理由を尋ねた。その理由は、アギトの力を持つ自分と一緒にいると、ウォーターRがこの先何度も自分に襲って来る為、その巻き添いを受けない様にする為だと淡々と語るカオル。

 

「いやよいやよ!!マナはちぇんちぇいといっちょにいたいの!!ちぇんちぇいがいにゃいとしゃびしぃの…!!あぶないことらったらへっちゃらよ!!だから…「…く…だよ…。」え…?」

 

「迷惑なんだよ!!お前みたいな子供がウロウロして!!どれだけ私の診察の邪魔をすれば気が済むんだ!!」

 

「……!!」

 

「話は済んだ。もうお前とは会う事は無いだろう…。じゃあな…。」

 

聞き分けの無いマナにカオルは、彼女がいると迷惑で邪魔だと大声で捲し立ててその場から去って行った。

 

「あっ…まって!!まってよちぇんちぇぇぇぇぇいっ!!グスッ…ヒック…!!」

 

 

 

「うぅっ……うわぁぁぁぁっっっっんっ!!!!」

 

「ま、前も聞いたけど凄い泣き声だ…。」

 

事情を話終えたマナは、今の話を思い出し再び大声で泣き出した。あまりの煩さに耳を塞ぐ闇影達。そこへレストランのドアが開き、頭の天辺が禿げた口元に白い髭を生やした男性が入店して来た。

 

「あ、いらっしゃいませ!」

 

「いやいや、ワシは客じゃないんです。ここに地羽マナって子はいますかな?」

 

「ええ、いますよ。」

 

「マナちゃん、迎えに来たよ。」

 

「うえぇぇんっ…!!ん、あ、マスター…。」

 

「えっ、じゃあさっきの話でマナちゃんの事を頼んだ人って、この人?」

 

来店して来た老人を見て泣き止んだマナ。この老人は、カオルとマナ行き付けの喫茶店「フルヴォン」の店主(マスター)であり、彼等とは親密な関係で結ばれている。マナの面倒を見て貰える程の…。

 

「さっマナちゃん、今日からはわしが君の面倒を見るか…「いや…」ら…?」

 

「やだやだやだやだ!!じぇっっっったい!!いやぁぁぁぁっっっっ!!!!」

 

「あっ!マナちゃん!!」

 

マスターが手を差し出そうとすると、マナはカオルと離れるのが嫌な為、大声で駄々をこねながらジタバタした後、そのまま店を飛び出して行った。

 

「はぁ…無理も無いか…二年間も一緒にいたカオル君から突然離れる様言われたらな…。」

 

「カオルさんも冷てぇよなぁ…急に離れろだなんてよぉ…。」

 

マナが出て行った事に無理も無いと額に手を当てるマスターを見て、カオルの態度が冷たいとぼやくコウイチ。それを聞いたマスターは…

 

「カオル君がマナちゃんを突き離したのは、アンノウンからの襲撃に巻き込みたくないだけじゃないんだよ…。」

 

「え…?」

 

「もしかして…二年前に弟さんが亡くなった事に関係が…!?」

 

「うむ…本当はカオル君自身が話した方が良いんじゃが…場合が場合じゃし事情を話すよ。」

 

二年前のカオルの弟・テツヤ/仮面ライダーアギトの死についてを語り出す…。

 

 

―二年前

 

 

『ブフフ…見つけたヨン、アギト…。』

 

「なっ、何なんだコイツは…!?」

 

当時、周囲から「天才」と呼ばれる程の技術を持つ外科医であったカオルとテツヤが病院の研修に向かう最中に、ウォーターRがアギトの力を持つテツヤを抹殺するべく襲撃に現れた。

 

「アンノウンか…兄さんは下がってて!!」

 

狙いが自分だと知りカオルに離れる様促したテツヤは、腰に中心が目の様な形をしたベルト「オルタリング」を出現させ…

 

「変身!」

 

オルタリングの両サイドのボタンを押したテツヤの身体は輝き、二本のクロスホーンが特徴に、金色の龍をイメージした戦士「仮面ライダーアギト グランドフォーム」に変身した。

 

「テ…テツヤ…その姿は…!?」

 

『後で話すよ…。行くぞ!!はぁぁぁあっっ!!』

 

初めて見る、自分のもう一つの姿に驚くカオルにアギトGFは事情を後で説明すると言い、ウォーターRに向かって走り出した。そして、パンチやキックを素早く繰り出すが…

 

『ブフフ…無駄無駄♪我輩の身体は液体に変化する事が出来るかラネ♪』

 

ウォーターRの、自身の身体を液体に変える能力によりアギトGFの攻撃は水を切ったかの様に全く効いていなかった。更に…

 

『あ〜言い忘れてたケド…液体なら何でも変えれルヨ。普通の水でも海水でも…』

 

『何っ…!!グッ…!?身体が…!!』

 

『毒液にモネッ!!』

 

『グワァッ!!』

 

毒液の身体に変化したウォーターRに触れたアギトGFは、それにより身体を蝕み体力が消耗していき苦しみ出し、そこに更にウォーターRの振るった杖から放つ青い光弾によりアギトGFを壁まで吹き飛ばした。

 

「テツヤッ!!」

 

『グッ…!!』

 

『ブフフ…止め…ギィエェェッッ!!?』

 

ウォーターRがアギトGFに止めを刺そうした時、カオルが護身用のスタンガンをスイッチを入れた状態で放り投げてアギトGFを守った。

 

『に…兄さん…!!』

 

『やってくれたネェ…我輩達神の使いを邪魔した罪は重イヨ…!?』

 

アギト抹殺の邪魔をされた事に頭に来たウォーターRは、アンノウンの禁忌「アギトの力を持たない人間の抹殺」をしようと標的をカオルに変更して杖から青い光弾を放った。

 

「喰らいナヨ!!」

 

「あ…ああ…!!」

 

『兄さあぁぁっっん!!ウアァァァァッッッッ!!!!』

 

 

 

「……ん、い…生き…てる…。っ痛…!!左目が見えん……!!そうだ!!テツヤ、テツヤはど…!!」

 

意識を取り戻したが左目の視力を失ってしまったカオル。直ぐ様アギトGFを探そうとしたが、目の前の光景を見て絶句した…。何故なら…

 

「……。」

 

「テ…テツヤ……テツヤ!!」

 

カオルを庇うようにボロボロの身体で仁王立ちをしたテツヤの姿がそこにあったからだ…。力が抜けたテツヤは後ろ向きに倒れ出したが、カオルがそれを支えた。

 

「テツヤ!!しっかりしろ!!テツヤ!!」

 

「ぅ、うぅっ……!!にい…さん…もしかして今左目…見えない…でしょ…?」

 

「何故それを…!?ってそんな事はどうでも…!!」

 

「ずっと前から…兄さんの左目が見えなくなる夢を見て…もしかしたら予知夢…なのかもね…。…兄さんはこれから…沢山の人の…命を救って…いくんだから…目が見えないと…駄目だよ…。だから…僕が死んだら…僕の左目を使いなよ…。ゲホッ…!!」

 

テツヤは息絶え絶えに予知夢で見たカオルの左目の失明について話すと、自分の死後に自分の左目を移植する様言った。カオルの医者生命を経たせない為に…。

 

「分かった…分かったからもう喋るな!!私が直ぐに治してやるから…テツヤ…?テツヤ!!ウオォォォォッッッッ!!!!」

 

テツヤは息絶えてこの世を去って行き、カオルは弟を救えなかった無力さに大きく泣き叫んだ…。

 

 

 

「それから目を移植したカオル君の周りで異変が起きたのが原因で周囲の人間から気味悪がられて、彼は病院を追いやられ、医者免許も剥奪されたんだ…。恐らくその異変が…」

 

「アギトの力か…粗方解りました。そうと解れば…!!」

 

カオルの過去を聞いた闇影は、彼の持つアナザーアギトの力は移植したテツヤ、即ちアギトの左目が原因であり、アンノウンから遠ざかりマナをマスターに預けたのも、彼女を弟と同じ運命を辿らせない為だと理解した。すると闇影は立ち上がり、今の話をマナとカオルを探そうと店を出ようとしたが…

 

「待って下さい闇影さん…これ、お返しします…。返すのを忘れてごめんなさい…。」

 

ツルギは預かったままのFSRのカードを謝りながら闇影に返却した。

 

「ありがとうツルギちゃん!行って来る!!」

 

 

「……。」

 

一方カオルは…

 

「(そうだ…これでいいんだ…これで…もうテツヤの時の様な思いは御免だ…。今の私は…疫病神だから…。)」

 

闇影の思っていた通り、自分のせいでマナをテツヤと同じ運命に遭わせないが為に彼女から離れたのだった。自らを「疫病神」だと思い込みながら宛もなく歩いていた。すると…

 

「ちぇんちぇ〜い!!」

 

「なっ!!マナ!!」

 

そこへ、別れた筈のマナが泣きながら自分に向かって走り、袖にしがみついて来た。

 

「どうして戻って来たんだ!!お前みたいな足手まといは…!!「うちょちかないで!!」」

 

カオルの「マナが足手まとい」だと言う言葉を彼女は嘘だと遮った。

 

「ちぇんちぇいはマナをおとうとしゃんとおなじようにちなせなくないからあんなことをいったんでちょ!?」

 

「!!何のはな…!!」

 

「マナだっておとなのれでぃよ!!ちぇんちぇいのきもちくやいじゅっといたんらからわかるのさ!!」

 

「だがそれでもお前が私に付いてくる理由には…!!」

 

マナは、カオルが自分を突き離した真意に気付いていたのだった。だがカオルの言う様に、二年間ずっと一緒にいたから自分の気持ちが解る理由になっても、自分に義理堅くついてくる理由にはならない。そう言い出そうとすると…

 

「…マナもちぇんちぇいとおなじあぎとのちからをもっててまわりからきらわれておちこんでるところをちぇんちぇいがたしゅけてくれた…ちぇんちぇいはマナのいっちょうのおんじんらから、そのおんがえちをしたいのさ!!」

 

「!!…何だとっ…!!」

 

何とマナもまたアギトの力を持つ者だったのだ。彼女がカオルをここまで慕っている理由、それはその力を持つが故に周囲から疎遠されて孤独にうちひしがれていた所を彼が救ってくれた為である。

 

「そういう事だったのか…。」

 

カオルは今のマナの話を初めて知った様でありただただ驚いていたその時…。

 

『ガアァァァァッッッ!!!!』

 

「「!!!!」」

 

『おい後輩!!止めろ!!止めろって!!』

 

『グアァァッッ!!』

 

『うわあぁぁっっ!!』

 

丁度カオル達がいる近くの廃工場で、暴走したG4がギガントを使い周囲に攻撃をしていた。G3-Xは彼に羽交い締めをして暴走を止めるで呼び掛けるが、その声は届かずG4に力ずくで振りほどかれてしまう。

 

『おい馬鹿後輩…お前、何時までそんなガラクタに振り回されてんだよ…お前の馬鹿が付くほどの信念はんなガラクタなんかに負ける程弱かったのかよ…。んな馬鹿なお前を心配する俺が分かんねぇのかよ!!……緋山!!』

 

『グ…グ…グ……!!ナン…ジョウ…サン…!!』

 

G3-X(トオル)は倒れても尚、G4(マコト)に呼び掛ける。今まで「後輩」と呼んでいた彼を「緋山」と苗字で呼んだのもこれが初めてである。するとG4の意識も徐々に正気に戻りつつあった。

 

「何なんだあれは…!?」

 

「アッチョンプリケ〜〜!!ろ、ろ、ろ、ろぼっとがなんかあばれてるぅぅっっ!?」

 

カオルとマナは、そんな二体のロボットライダーのやり取りを目を奪われていた時、『最悪』な事が起きてしまった…。

 

『ブフフ…聞〜いちゃっタヨ♪まさかそこの子供もアギトだったなんテネ♪これは一大事だヨネェ恐いヨネェ…。』

 

「「『!!!!」」』

 

そこにウォーターRが現れ、今の話を聞きマナもアギトの力を持っている事を知られてしまった。「一大事」だとか「恐い」とかわざとらしい言葉を出しながら、スライムの様に身体を歪ませG4へと近付いて行く…。そして…

 

『グガアァァッッ!!?』

 

「緋山!!」

 

「貴様!!何をっ!?」

 

ゲル状になったウォーターRはG4のボディ全体を包む様に覆い出した。その異様な行動に何のつもりだと尋ねるカオル。

 

『前に言った筈ダヨ…我輩は全身を液体に変える力を持っているッテ…。液体には色々あるんダヨ…。』

 

「!!『液体』金属…!!」

 

『ブフフ…!!その通り!!』

 

「液体」金属に変化したウォーターRは、G4のボディを溶かし液体金属に変えてそれを自身の身体に取り込んでいき、装着者のマコトを追い出した。するとウォーターRは、G4の形をした銀色の液体状の身体に、内部中心にある赤い単眼が特徴のG4システムとアンノウンが融合した特異体「ジーフォーアクア」へと変貌した。

 

『ブフフ…!!これがアンノウンとG4とやらが融合した我輩の新たな姿…元気百倍!!力も百倍!!この力で愚かなヒト共を皆殺しにしてやルヨ!!ブフフ…!!』

 

ジーフォーAはG4システムを取り込んだ影響なのか、アンノウンの禁忌とされた「アギト以外の人間の抹殺」を平然と口にしながら、身体から銀色の身体をした無数のアンノウンを生み出していく。

 

『ヒトハ…ヒトノママデイイ…!!』

 

『グルルル…!!』

 

『ジャァァッッ!!』

 

「ちぇんちぇい…。」

 

「くっ…このままでは…!!」

 

無数のアンノウンを目の前に危機を感じているカオルとそれに怯え彼にしがみつくマナ。そこへ…

 

【ATTACK-RIDE…LASER!】

 

『ギャアァァッッ!!』

 

『何ダネ!?』

 

突如黄色いレーザーが放たれアンノウン達を狙撃した。その人物は勿論…

 

『カオル先生!マナちゃん!大丈夫ですか!?』

 

「「煌!!/こっくしゃん!!」」

 

マシンディライターに乗ったままライトブッカー・ガンモードを構えたディライトだった。

 

『前は失敗したけど、今度こそアギトを援軍に出す!!』

 

【FINAL-SHADOW-RIDE…A・A・A・AGITO!】

 

マシンディライターから降りたディライトは前回のミスを反省しながら、自身の影を太陽の如く熱き赤と、太陽の如く輝く白のボディをした光輝への目覚め、仮面ライダーアギトの最終形態「シャイニングフォーム」にFSRさせた。

 

「あれはテツヤの…!!煌…お前は一体…!?」

 

SアギトSFを目の当たりにしたカオルは、自身の影をテツヤと同じアギトに変化させたディライトの能力に感嘆の声を上げていた。

 

『一気に料理してやる!!』

 

【FINAL-ATTACK-RIDE…A・A・A・AGITO!】

 

『はぁぁぁぁ…シャイニングクラッシュ!!』

 

『グギャアァァァァッッッッ!!!!』

 

ディライトとSアギトSFはライトブッカー・ソードモードとシャイニングカリバーを大きく振るい、黒と白の斬撃波「シャイニングクラッシュ」を放ちアンノウンの軍勢を言葉通り「料理」した。

 

『ブフフ…中々やるネェ…。ならこちらもお返ししないとネェ…!!シェルギガント!全弾発射!!』

 

『うわぁぁっっ!!』

 

ジーフォーAは右腕をギガントの形に変化させて、無数の銀色の槍貝を模したミサイル「シェルギガント」をディライトとSアギトSFに放ち爆発を起こしてSアギトSFを破壊し、ディライトを変身解除させた。

 

「くっ…!!これが…G4システムとアンノウンの能力を合わせた力か…!! 」

 

闇影はジーフォーAのG4システムの破壊力とアンノウンの神に近い力と言う、全く異なる力同士が合わさった脅威的な力に戦慄していた。

 

「ちぇんちぇい!!このままじゃこっくしゃんがあぶない!!あぎとのちからでたしゅけてあげて!!」

 

「私は…テツヤの命を奪ったアギトの力をこれ以上使いたくない…!!ましてや戦う為に…!!」

 

闇影の危機にマナはカオルにアギトの力で助ける様に頼むが、彼はテツヤの命を奪い切欠となったアギトの力を使う事を躊躇っていた。

 

『ブフフ…ホントヒトってのは愚かだネェ…。我輩は前から思うんだけど、そもそも世界にとって必要無いのはヒトそのものじゃないのカイ?』

 

「なにかってなこといってんのよアンタ!!」

 

ジーフォーAは右腕を元に戻しながら、人間の存在そのものを全否定し始めた。それを聞いたマナは、飛び跳ねながら怒り出した。

 

『だ〜ってそうじゃなイカ…。アギトの力といい、このG4システムとやらといい、あまりに分不相応な力を弱いヒト共が持てば世界が危なくなると思わないカネ?』

 

「しょっ…!しょれは…!!」

 

ジーフォーAの言う様に、確かにアギトの力やG4システム等の人知を超えた強大な力は、一歩間違えれば世界に悪影響を及ぼしかねない代物だ。現にマコトも不完全とは言え、G4システムのリスクにより自我を破壊寸前にまで追い込まれていたのだから…。

 

『そんなヒト共が世界を動かしているなんて…笑い話にもならなイヨ…。だからこそヒト共は全て根絶やしにして、より良い世界を我輩達アンノウンが築いてあげルヨ!!』

 

「だからって…人を皆殺しにする権利なんて誰にも無い…!!」

 

『何だッテ?』

 

「お前の言う通り、人は強大な力に飲み込まれる程弱い…。だけど、それを乗り越えられる強さも持っている!!」

 

『ブフフ…ただの綺麗事ダヨ…。』

 

立ち上がる闇影の言葉をジーフォーAは綺麗事だと言い一蹴する。しかし…闇影は言葉を続ける。

 

「綺麗事だとしても!異なる力を持ってしまったとしても!人は自分の気持ち次第でそんな運命も変える事を…乗り越える事が出来るんだっ!!」

 

「……。」

 

カオルは無言のまま何を思ったのか、腰に特殊ベルト「アンクポイント」を出現させながら闇影の隣に近付く。同時にライトブッカーから三枚のカードが闇影の手元に飛び出した。

 

『お前…何者ダネ…?』

 

「お節介教師な仮面ライダーだ!!宜しく!!変身!」

 

【KAMEN-RIDE…DELIGHT!】

 

闇影は何時もの決め台詞を言うと、ディライトドライバーでディライトに変身した。そして…

 

「乗り越えて見せる…!!自分の運命を…!!変身!」

 

カオルが両腕を下にクロスさせると、アンクポイントから光を放ち彼の身体をマフラーを巻いた黒に近い緑色の飛蝗に、常時展開したV字のクロスホーンに赤い複眼と凄まじき形相をした、ライダーと言うより怪人に近い姿をしたこの世界の守護者「アナザーアギト」へと変身させた。

 

「さて、アンノウンに代わって輝く道へと導きますか!」

 

『あまり調子に乗るナヨ…!!現れよ、我が同胞達よ!!』

 

『グルルル…!!』

 

『ゲゲゲ…!!』

 

ディライトの言葉に勘に触ったジーフォーAは、再び体内から銀色のオクトパスロードとスクィッドロードを生み出し彼等を襲わせた。

 

『もう一度調理するまでさ!はいっ!やぁっ!せいっ!!』

 

『グガァッッ!!』

 

『たぁっ!せやっ!むんっ!!』

 

『ゲガァッッ!!』

 

ディライトはライトブッカーで素早くオクトパスRを斬り付けていき、アナザーアギトも目にも止まらぬ速度でパンチとキックをスクィッドRに繰り出した。

 

『むぅぅぅぅん…!!はあっ!!』

 

『『グガアァァァァッッッッ!!!!』』

 

二体のアンノウンを背後に追いやると、アナザーアギトは腕をクロスさせながら足元に緑色のアギトの紋章を輝かせると口のクラッシャーを開き鋭い歯牙を露出させるとジャンプし、飛び蹴りをする「アサルトキック」でアンノウン達を撃破した。

 

『おのれ…!!シェルギガント!!』

 

『『うわぁぁっっ!!』』

 

これに怒りを感じたジーフォーAは、シェルギガントをディライトとアナザーアギトに放ち出した。

 

『もう一人のアギトもそこのオレンジもヒト共も…全て始末してヤル!!』

 

『そうはいかん…皆が死ぬと治療が出来なくなり私が儲からなくなるからな…。』

 

『ははは…まあ理由は兎も角、人を見下すお前に人が力を乗り越える所を見せてやる!!』

 

【FINAL-FORM-RIDE…A・A・A・ANOTHER-AGITO!】

 

『カオル先生、力を抜いて下さいよ。ほっ!!』

 

『何…だぁぁっっ!!?』

 

ディライトがアナザーアギトの背中に手を当てると、アナザーアギトは自身の専用バイク「ダークホッパー」をスライダー状にした「アナザーアギトホッパー」へとFFRした。

 

「アッチョンプリケ〜!!ちぇ、ちぇ、ちぇ、ちぇんちぇいがへんけいしちゃってゆ〜っっっっ!!」

 

『よっ…と!!行きますよ!!』

 

ディライトがAホッパーに乗ると、それは突然動き出し低空を滑走させながらライトブッカー・ガンモードでジーフォーAに連射した。

 

『グワワワ!!何のつもりか知らないけど…そんな攻撃じゃ我輩は倒せなイヨ!!シェルギガント!!』

 

ジーフォーAは三度シェルギガントを使い、ディライトとAホッパーを破壊しようとするが…

 

『よっ!ほっ!はいっ!!』

 

まるでスケートボードの様に軽快な動きを取り、シェルギガントのミサイルを全て回避した。そして…

 

『止めと行きますか!!』

 

【FINAL-ATTACK-RIDE…A・A・A・ANOTHER-AGITO!】

 

『これで…終わりだぁぁぁぁっっっっ!!!!』

 

『ギィエェェェェッッッッ!!!!』

 

ディライトがFARを発動させると、Aホッパーは一度地に着陸させると飛蝗の様に上空を垂直に飛び上がり、そこからジーフォーAに向けて正面に緑色のアギトの紋章を浮かばせ、周囲に緑色の風を纏いながら超スピードで一直線に滑走し、ディライトのライトブッカー・ソードモードで一閃するFAR「ディライトゲイル」でジーフォーAの赤い単眼を斬り裂き大爆破させた…。が…

 

『あれ?…って!!うわっ!わっ!わっ!わっ!!わあぁぁぁぁっっっっ!!!!ぎゃべっ!!』

 

その直後にAホッパーが急にストップしアナザーアギトの姿に戻ってしまった為、ディライトはそのまま勢い良く投げ出され、廃工場近くの電柱に顔面を激突してしまった。

 

『痛っつ〜〜!!も…戻るなら戻るって言って下さいよぉっ!!』

 

『す、すまん…。』

 

 

「えっ…ちぇんちぇい…いま…なんて…?」

 

「今言った通りだ。アギトの力を持っているなら、お前は今までみたく私と一緒について来いと言ったんだ。…嫌か?」

 

「ううん…!!やったぁぁぁぁっっっっ!!!!ちぇんちぇいといっちょにいられゆ!!」

 

「良かったねマナちゃん!…それで、これからも旅を?」

 

「あぁ。まだ私達の様にアギトの力を持っている人達がいるからな…その人達が苦しんでいたら助けようと思って…な。だがその前に、あの青年を治療してからだがな。」

 

カオルは、G4システムの影響で意識を失ったマコトの治療を終えてから自分達と同じ力を持ち苦しむ人々を救う為の旅をするようだ。

 

「そうですか…。貴方達なら必ず救えますよ!!力を乗り越えた貴方達なら!!」

 

「ふ…お前さんも自分の使命とやらを全うして行けよ。そろそろ行くぞ、マナ!」

 

「あ〜らまんちゅ〜〜♪」

 

 

 

「あらあら…今回も宝は手に入らず終いか…。」

 

「自分の運命を乗り越える…か…。」

 

G4システムが不意になってしまい今回も傍観のみだった巡と周は、二人の様子を陰から見ていた。周は、何故かやや暗い表情で呟き…

 

 

 

―やめて…やめてよ…!!――!!

 

―あんたなんか――!!

 

―やめろぉぉぉぉっっっっ!!!!

 

 

 

「……。」

 

「周?」

 

「…ん?いんや、何でもねぇ。さ〜て!さっさと次の世界の宝を目指そうぜ!!」

 

何かを思い出していた周は、巡の言葉にハッとなり次の世界の宝を目指すと言ってその場を後にした…。

 

 

 

「マナちゃん、カオル先生と一緒に旅が出来て良かったね。」

 

影魅璃は、満面の笑みを浮かべて走るマナとそれを後ろから小さな笑みを浮かべたカオルが旅をする絵が描かれたキャンバスを見て感激していた。

 

「ええ。苦難を乗り越えたからこそ絆が強まったんでしょう…。さっ、晩御飯にしましょう!今日は魚介類のバーベキューだよ!!」

 

「ぅおほっ!!旨ぇぇっっ!!」

 

「んん〜♪ホント美味しい!!どう、ツルギちゃん?」

 

「はい…美味しいです…。」

 

「いや〜良かった!『無料』で手に入った食材だから食費が節約出来て良かった良かった!!」

 

「「「!!!?」」」

 

闇影の食材が『無料』だと言う言葉を聞き、身を凍らせる三人。

 

「おい闇影…もしかしてこの食材…!!」

 

「ん?あぁ、丁度戦いが終わった後に何体か蛸や烏賊があったからそれを拾って…」

 

「「「ぶーーーーっっっっ!!!!」」」

 

コウイチの質問に闇影はついベラベラと真相を語り、それを聞いた三人は口に含んだ具を吹き出した。(因みに影魅璃は平然と食べている)そして顔を険しくし…

 

「闇影ェェッッ!!」

 

「先生ェェッッ!!」

 

「闇影さん…やっぱり貴方を抹殺します!!」

 

「ちょ、ちょっと待ってよ。三人共顔が恐い…ってうわああぁっっ!!」

 

「とんでもない事」をやらかした闇影は黒深子・コウイチ・ツルギに追い回されていく。すると、次の世界を表すキャンバスには山の背景の真ん中に全身真っ黒の鍬形の戦士が立っている絵が描かれた。しかし、その戦士は点滅するかの様に消えたり現れたりしていた。

 

「最後は…クウガの世界か…ぎゃべっ!!?」

 

闇影は次の、最後の世界を確認した直後に、コウイチ達からの制裁を受けて地に沈んでいった…。




最後は消去法でクウガです!!

その変身者は意外な人物です!!

好きなレギュラーキャラは?

  • 煌闇影/仮面ライダーディライト
  • 白石黒深子/スワンオルフェノク
  • 赤鏡コウイチ/仮面ライダーリュウガ
  • 諸刃ツルギ/仮面ライダーサソード
  • 彩盗巡/仮面ライダーディシーフ
  • 戴問周/仮面ライダーディスティール
  • 白石影魅璃
  • 創士傀斗
  • 紅蓮
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