仮面ライダーディライト-世界の光導者- 作:トラグマアーク〜駄作者ナンバーワン〜
今回は原典キャラが1人登場します。
第23導 訪れた日常 有幻夢の守護者達
―白石家
「この世界は何なのかしら…?」
「全然見当が付かねぇな…。」
黒深子とコウイチは、目の前にある今回の世界が描かれたキャンバスを前にここが何の世界なのかを首を傾げて考えている。
「本当ですね…闇影さんはどう思いますか?」
ツルギもまた二人と同じ意見であり、闇影からも意見を聞く為話を振った。
「さぁ、俺もよく解らないよ。だから取り敢えず外に出て見よう。そうすれば解るかもしれないしね。」
「相変わらず呑気な答えだな…。ま、お前の能天気は今に始まった事じゃ無ぇからな。」
「ふふ、そうね。こうしていても仕方ないし先生の言う通り外に出て見ましょ。」
「そうですね…では、行きましょう。」
ライダーの世界に詳しい闇影ですら解らない様だが、「一度外に出て見る」と提案し出した。コウイチは彼の呑気な提案に頭を項垂れるが、この能天気な答えは何時もの事だと呆れながらも笑みを浮かべてその提案に賛同する。残りの二人も闇影の意見に賛同し、四人は外へ出る事にした。
「う〜ん…これと言って特に変わった事は無いね。」
「そうよね…殆どの人が普通に暮らしてるしね。」
外の様子を一通り見たものの、これと言った異変は全く起きていない。寧ろ平和そのものと言って良い程、人々が生活をしているくらいだ。
「こうも平和だと俺等って必要なくね?」
あまりの平和な光景にコウイチは自分達が居る意味は無いと言い出す。しかし、それでは何故彼等がこの世界に訪れる事になったのか説明が付かない…。
「何だろうな…もう戦う必要は無いって事かなぁ…?」
「ああ、その通りだぜ。」
「「「「!!!!?」」」」
何処からか何者かがその通りだと答える声が聞こえ、四人が一斉に背後を向くと…
「お前等の旅はもう終わったんだよ。これからは自分の好きな事をすりゃあいい。」
青いジーパンに、ベージュのワイシャツ型の上着の下に白いシャツを着た首の後ろまで届いた少し長めの茶髪をした無愛想な青年が一切の気配を感じずに立っていた。
「君は…?」
「面倒くせぇが名乗ってやる。乾巧だ…。」
「乾…巧…?」
闇影に名前を聞かれた青年、巧はまたも無愛想かつ面倒くさそうな態度で名を名乗った。
「まぁそんな事はどうでもいい。煌…お前はもう戦うなんて面倒くせぇ事しなくていいんだよ。」
「ちょっと待ってくれ!さっきから旅は終わっただの、戦わなくて良いだので話がよく見えないんだけど。もしそうなら、どうして俺達はこの世界に来たんだ?」
闇影は、先程巧の言った言葉の数々について矢継ぎ早に尋ねた。自分の旅は9つの影の世界を光へ導くだけで本当に終わりなのか…?その疑問がずっと頭から離れないでいた。すると巧は…
「はぁ…あんまいっぺんに聞くんじゃねぇよ、面倒くせぇなぁ…。簡単に言うとな…」
またまた面倒くさそうに頭をポリポリ掻いて顔をしかめながらも、簡潔に闇影の質問に答えるべく彼の真横まで近付き立ち止まると…
「ここがお前の旅の終点…お前の居るべき世界…。」
「えっ…?それってどういう…!!」
そう呟いた巧の言葉に反応した闇影は彼の方を振り向いたが、何時の間にか巧は姿を消していた…。
「い、居ない…。」
「何だったのかしら?今の人…。」
「俺の…居るべき世界…?」
―世界の光導者、ディライト!9つの影の世界を巡り終え、その瞳は、何を照らす?
「はぁ…歩いても歩いても何も起きねぇ…いい加減歩くのにうんざりしてきたぜ…。」
「少し…疲れました…。」
巧が消えてからも暫く街中を歩く闇影達だが、未だに何の異変も起きないでいる為コウイチは不満を溢し、ツルギも長時間歩き続けて疲れ始めてきている。
「そうだね…これ以上歩いても仕方ないし、何処かお店で食べよっか?」
「賛成。私、もうお腹すいた〜。」
「じゃあ、そこのお店で…!!」
歩き続けて疲れ出した闇影達は、何処かで昼食を摂るべく近くの店に向かおうとした時…
「「「!!!」」」
「紅蓮…!!」
目の前に突然紅蓮が現れた為、警戒体制を取る四人。だが…
「ディライトよ…この世界で貴様には素晴らしい幸福がもたらされる…。精々楽しむがいい…。」
普段の様な憎悪の籠った静かな口調ではなく、やや穏やかな口調で且つ不敵な笑みを浮かべながら闇影に祝福の言葉を送った。
「は?何言って…!!あれ?消えた…。」
普段とは違う彼女の言葉に眉をひそめる闇影。その理由を尋ねようしたが、紅蓮は何時の間にか姿を消していた。
「どういう事…でしょう…?」
「解らない…。さっきの人といい、あいつといい、俺に何かが起きるのか…?」
サソードヤイバーの構えを解いたツルギと闇影は、先程の巧の言葉や紅蓮の言葉の意味を考えるもその答えを出せずにいた。
「…一先ずこの話は後にしてご飯を食べようか。行こう、黒深…!!」
一旦この話題は切り上げて、昼食を摂るべく黒深子に話掛けようとした闇影だが、何時の間にか彼女とコウイチまでもが姿を消していた。
「黒深子とコウイチがいない!!」
「何処へ行ったのでしょう…!?」
「解らない…兎に角、二人を探そう!!」
二人が消えた事に焦り出す闇影とツルギは、急いで彼等を探そうと走り出す。この世界が何なのか解らない上ではぐれてしまうのは非常に危険である為急いで合流しないと…!!そう思いながら走る二人だが…
「そこの人すいませ〜ん!!」
「貴方、煌闇影さんですよね?写真撮らせて貰えませんか?」
「握手して貰って良いですか!?あたしファンなんです!!」
突然複数の女子高生達が闇影の前に立ち塞がり、写真撮影や握手を求めて来た。
「はっ?えっ?ファン?何言って…」
突然の出来事に頭を混乱させる闇影だが…
「おい、あれって煌闇影だろ?アイドル教師で有名な。」
「スゲ〜!!本物だよ!!」
「テレビで見るよりカッコいいよね!!」
「ウソ!マジで!?」
「一緒に居る子誰?彼女か何か?」
すると、暫く何の音沙汰も無かった周囲の人々が闇影を囲み出して彼を「アイドル教師」だと口々に言い賞賛し出した。中には写メールやカメラで闇影を写す者も。
「闇影さん…これって一体…!?」
「どうなってるんだ…!?」
突然の「人気者」への急上昇にただただ困惑する闇影…。
「先生達は何処に行ったんだろう…?携帯も繋がらないし。」
一方、闇影達とはぐれた黒深子は彼等を探すべく街中を彷徨っていた。携帯で連絡しようも、中々繋がらず徒歩に暮れていると…
「黒深子〜!!」
「ん?あれって…?」
ボーイッシュな印象をした跳ね返った緑の短髪にオレンジのシャツにジーパンを履いた少女が手を振りながら此方へ近付いて来た。よく見ると一人だけではなく三人の少女達だった。
「黒深子、久しぶり!!暫く連絡が無かったけど大丈夫?新しい学校で何かあったの?」
「全く…それならそうと私達に相談してくれば良い物を。」
「ホントだよ、も〜。」
黒いショートヘアにニット帽を被った青いジャケットに黒いシャツとジーパンを履いた少女は連絡をしなかった黒深子にぼやき、栗色のツインテールにピンクのワンピースを着た小学生くらいの身長をした童顔の少女はそんな黒深子に顔をふくらせる。
「瞳…鞘華に早苗!?ホント久しぶり〜!!皆元気にしてた!?」
三人の少女達を見て黒深子は、瞳と呼んだ少女の手を握り喜び出した。
緑色の短髪の少女は火室瞳(ひむろ・ひとみ)、黒髪のショートヘアの少女は刀道鞘華(とうどう・さやか)、栗色のツインテールの少女は甲田早苗(こうだ・さなえ)。彼女達は黒深子の中学生時代の同級生であり、今でも連絡し合う親友でもあった。しかし…
「(あれ?という事はここって…もしかして私の世界!?)」
本来ならここには居ない筈の自分の知り合いが居るという事は、この世界は自分の元居た世界なのでは?と推測する黒深子。
「どしたの黒深子?」
「顔色が悪いけど大丈夫?」
早苗と瞳はそんな黒深子の様子を見て心配し出すが…
「…あっ!ううん、何でもない。」
「なら良いけどな。」
ハッと我に返った黒深子は、何でもないと言って首を振った。
「そ、それより皆こそ三人で集まってどうしたの?」
「う〜ん、何か久しぶりに黒深子達に会いたくなってあたしが連絡したの。」
「最近皆で集まって遊んでないから今日遊ぼうってメールがあったんでな。」
「で、黒深子だけ中々連絡が取れなかったからあたし達三人だけで遊びに行こうってなったんだけどそこで偶然貴女を見つけたって訳。」
どうやら早苗が発信源であり、「久々に皆で遊びに行こう」と、瞳と鞘華に連絡したのだが、黒深子だけ連絡が付かない為已む無く三人だけで遊びに行こうとした時に偶然黒深子を見つけて現在に至ると言う…。
「そうだったの…ゴメンなさい。」
「いいのよ。それよりこうして黒深子に会えて嬉しいよ!!」
「ああ。」
「そうそう!さ、今日は思いっきり遊ぼうね!」
「皆…。」
闇影達と長い旅をしていた為、親友からの連絡に気付かないでいた黒深子は三人に謝るが、彼女達がそれを笑顔で許したのを見て涙を浮かべる。
「ほらほら泣かない!行こ行こ♪」
「う、うん!!」
泣き止む様元気付けながら黒深子の背中を押す早苗。その時…
「…!!(あれ?私、何か大事な事があった気が…!!)」
黒深子の頭の中から「大事な何か」が失われ、その違和感により立ち止まる彼女。
「どしたの黒深子?早く行こ?」
「(…ま、いっか。)ええ、行きましょ♪」
しかし黒深子はそれを気にはせず 、早苗達と共に街中を歩き出す…。
「闇影達は何処行ったんだ?さっきから何度も携帯で連絡してんのにどっちも繋がんねぇし…。」
一方、コウイチも闇影達に再三連絡をしているのだが黒深子同様、彼等からの返事は一切返って来ないでいた。
「チッ…もういいや。俺だけでも先に食って…!!な、何でだ…!?」
連絡が付かずに少し苛つくコウイチは自分だけ先に昼食を摂ろうとした時、偶々目に行った近くのビルを見て目を見開いた。
「ORESAMA(オレサマ)ジャーナル…俺の会社…!!」
そのビルは、コウイチとミホがカメラマンとして勤めている編集社「ORESAMAジャーナル」であった。
「つー事は、ここってリュウガの世界!?何時の間にか里帰りしてたんだ…!!」
勤めている会社が目の前にあった為、自分は「リュウガの世界」に里帰りしたのだと思い込むコウイチ。その時、ビルから一人の女性が現れ…
「おっと、すいま…なっ、な!?」
通路を塞いでいた事に気付き直ぐ様避けながら謝るコウイチだが、その女性の顔を見てまたも目を見開き驚いた。
「あっ!探したぞコウイチ、こんな所に居たのか!!」
「ソラ…!!いや違う…ミホ!!?」
何故ならその女性は既にこの世に存在する筈の無い、羽鳥ミホ/仮面ライダーファムが居たからである…。
「(どういう事だ…!?ミホは確か死んだ筈じゃ無いのか!?ならこれは夢…いや、俺は寝た覚えは無いし…。…もしかして今まで俺は『起きてる夢』を見ているのか…!?だったら…!!)」
今自分は夢の中に居るのかと自問自答を繰り返すコウイチは、これは夢か現実なのかを確認する為…
「ひゃっ!!?///」
自分の頬をつねるのではなく、ミホの胸を強く揉み出した…。
「う〜む…この手触りは本物だから確かに夢じゃないな…。」
触った感触が本物であるようでこれは夢では無いと確信するコウイチ。しかし…
「…///気は済んだか?なら早く来い。編集長が呼んでるぞ。」
「えっ…!?あ、ああ…。」
胸を揉まれるというセクハラ行為を受けたにも関わらず、ミホは激怒せず普通の態度でありコウイチに会社に入る様促した。
「変だな…何時もなら俺の手首の骨を折って掴んで投げ飛ばす筈なんだけどなぁ…?」
普段のミホならばここで制裁を喰らわせる筈なのだが、それが一切こなかった事に疑問を抱きながらビルに入るコウイチ。というか分かってるなら自重しろと言ってやりたい。
―ORESAMAジャーナル・編集部
「な、なぁミホ。俺が編集長に呼ばれる用事って…やっぱクビ?」
「さぁな。私は呼んで来てくれと言われただけだからな。」
コウイチは編集長が自分を呼んだ用件とは解雇を言い渡されるのでは?と考え段々不安な表情になる。三年前、スフィアミラージュに肉体を奪われ、魂が虚像の存在となりずっとミラーワールドにいたのだ。当然、会社もその分無断欠勤しているのだからそれが理由でクビだと宣告されてもおかしくない…。
「おぉ、赤鏡!やっと来たか!!」
そこへその当人である、白髪のオールバックに茶色のスーツを着た中年の男性、編集長の小久保(こくぼ)ダイスケが二人の前に走って現れた。
「へ、編集長!!あ、あの…!三年も勝手に休んでてすいませんでした!!」
編集長室にいる筈のダイスケが突然自分の前に現れた事に驚くコウイチは、即座に会社を「休んで」いた事を謝り出すが…
「そんな事より赤鏡…おめでとう!!君の撮った写真が景(ビュー)ティフル賞に入賞したぞ!!」
「はい!!入賞してしまってホントに…!!って、へ?入賞?」
「凄いじゃないかコウイチ!!景ティフル賞と言ったら私達カメラマンが目指している世界的栄誉賞だぞ!?それに入賞したなんて…!!」
ダイスケからの景ティフル賞入賞の言葉を聞き唖然とするコウイチ。その賞の入賞は、全国のカメラマン達にとっては大きな夢であり、自分の撮影した写真が世界的に美しくなければ取れない程難しい入賞である。それを取れる事はノーベル賞を獲得するに等しい物なのだ。それを聞いたコウイチは…
「マ…マジかよ…ぃよっしゃああぁぁっっ!!!!」
先程の不安な表情から一転して顔を明るくして頭が天井にぶち当たりそうな程飛び上がって大喜びし、着地と同時にミホに抱き着いた。
「お、おめでとうコウイチ…///でもちょっと離れてくれないか。恥ずかしいから…///」
「お、おぉ!!すまね!!(ってあれ?何時もならここで『調子に乗るな!!』と言って腰掴んで窓から突き落とす筈なんだけどなぁ…?)」
ミホに抱き着くのを止めたコウイチは、またも制裁を加えない彼女の態度に疑問を抱いた。二度目だが自重しろと言いたい。
「あ…あの…赤鏡さん…にゅ…にゅ…にゅ…///」
「ん?」
コウイチの背後からおどおどした口調で下を向きながら話し掛ける黒髪のおさげにグルグル眼鏡に紺色のスーツと地味な印象の女性、凰神(おうみ)ユイが彼の入賞を祝う言葉を送ろうとしているが、極度の恥ずかしがり屋で人見知りが激しい為中々それが言えないでいる。
「おお、ユイちゃんか。どしたんだ?」
「にゅ…にゅ…乳輪おめでとうございます!!///」
「へっ…?」
「あっ!!///ごっごめんなさい!!間違えました!!///」
あまりに緊張し過ぎて入賞を乳輪と大声で言い間違えてしまったユイは、顔を真っ赤にしてコウイチにペコペコ平謝りした。
「「「ぷっ…あっははははは!!!!」」」
「ごめんなさい!!間違えてごめんなさい!!///」
「あはは…いや、良いんだよププ…あ、あり…ありが…と…ははは!!」
「うぅ〜〜〜…///!!」
三人に大笑いされて真っ赤な顔をしたユイは涙目になる。コウイチは彼女のメッセージを痙攣したかの様に笑いながら受け取った。
「はは…とまぁ置いといて、今日はその記念に飲み会をしようと思うんだがどうだね?」
「「喜んで!!」」
コウイチの景ティフル入賞祝いに飲み会を開くと言うダイスケの提案に快く賛同するコウイチとミホ。
「それじゃあ今日は定時までにしようか。」
「おっし!!今日は飲みまくって…!!ん?」
飲み会を楽しみに喜ぶコウイチだが、突然彼は何らかの違和感を感じ出した。
「(そういや俺、何しようと思ったんだろ…?何か大事な用がある気がしたんだが…)」
「どうしたんだコウイチ?」
「わ、私また何かしちゃ…いました…?」
「(…ま、いっか。)いや、何でも無ぇ。」
ミホとユイに声を掛けられるが、コウイチはその違和感を気にせず何でも無いと言って返す。
「あ〜今日は本当に楽しかった♪」
一方黒深子達は、早苗の家で寛いでいた。あれからショッピング、ゲームセンター、カラオケと様々な所で暗くなるまで遊びまくり、共働きで両親が居ない早苗の家で泊まる事となり現在に至る…。
「うん!私も黒深子とこうしてまた遊べて本当に楽しかったよ!!」
「ああ。私も本当に嬉しいさ!」
黒深子は久しぶりに級友と出会えた事をとても嬉しく思い、瞳と鞘華もまた同じ気持ちでありその思いを口にした。
「ところで…皆もう高校で彼氏とか出来た〜?」
「「ぶっ!!?///」」
すると早苗が突然、三人に高校で彼氏が出来たのかを聞き出した。その質問を受けて黒深子と鞘華は食べていたお菓子を噴き出した。
「なっ!?何聞いてるんだ!?///そんな事…!!」
「鞘華ぁ…こういうコイバナは女の子にとって一番大事な話なんだよ?ぶっちゃけそれが聞きたくて集めたんだからね♪」
「はぁ…。」
早苗が今日黒深子達を集めた本当の理由は、彼女達の恋の進展についてを聞き出す為であった。それを聞いた鞘華は後悔したかの様に頭を項垂れる。
「ねぇねぇ!黒深子はどう?」
「えっ!?わ、私から!?///私は…///ま…だそんなんじゃ無いけど尊敬している人なら…///」
最初に聞かれた黒深子は顔を赤くしながら、好きかどうかでは無く尊敬はしていると言いながら闇影と自分が写った写真を皆に見せた。
「おっ!黒深子の彼氏、だ〜い発表〜…!!」
その写真が出るや否や、早苗は即座にそれを毟るかの様に取り上げで目にするが、一瞬だけ目が今までとは違う感情の籠ってない鋭い目付きをし…
「え?どうしたの…って、瞳、鞘華?」
「……。」
「……。」
黒深子は早苗のそんな様子を伺うが、瞳と鞘華も同じ目付きをして早苗にアイコンタクトで合図をし出した。すると…
「うわっ…メッチャイケメンじゃん!!」
「あ、あぁ…ここまで良い顔付きをした男性は初めてだ…!!///」
「本当ね…この人とはどんな関係?」
直ぐ様元の表情に戻った三人は、黒深子に闇影とはどんな関係なのかを尋ねる。
「(何だ…ただ驚いただけか…。)う、うん…家庭教師の先生で…今ウチに居候してるの…///」
「「「ええぇぇっっ!!!?一緒に住んでる!!!?あの男嫌いの黒深子が!!!?」」」
黒深子の話を聞いた三人は目を大きく見開いて大声で驚いた。中学時代の黒深子は、元々男性は皆スケベである為あまり関わりたくない人種らしく、告白されてもそれを全部蹴る程だった様である。その彼女が家庭教師とは言え、男性を住み込ませていたのだから驚くのは無理も無かった。
「まさか黒深子がそこまで進んでたなんてねぇ〜…もうエッチとかはしちゃった?」
「ぶっ!!///な、な、何言ってるのよ早苗!!///私先生とはそんな関係じゃ無いわよっ!!///(まぁ…ちょっとして見たいけど///)」
早苗が急にブッ飛んだ質問をした為、黒深子は顔を真っ赤にして全力で否定した。とは言え、心中ではそれを多少期待はしているが。
「照れてる所があ〜や〜し〜♪…あ、もうお菓子無いや。ねぇ、黒深子に彼氏が出来たパーティーも兼ねてお菓子買いに行かない?」
「うん♪おめでたい事だしね♪行こう行こう!!」
「だな。黒深子は残ってろ、私達だけ行くから。」
黒深子に彼氏が出来た記念のパーティーを開くべく、お菓子がなくなった事も相俟って早苗達は黒深子を残して新しいお菓子を買いに出るつもりである。
「え?ちょっ、ちょっと待って。私も行くよ!」
「駄目駄目。黒深子は主役なんだから残らないと!」
「そうそう。何かいるやつがあったらそれ全部買ってくるから。」
黒深子も行こうとしたが、主賓である彼女は残るよう引き止める三人。
「…分かったわ。じゃあお言葉に甘えて任せるわ。」
「んじゃ、行ってくるね♪」
その言葉に甘える事にした黒深子は残り、三人はお菓子を買いに出る為家を後にした。
―居酒屋・具理羅酢(ぐりらす)
「え〜それでは。赤鏡コウイチ君の景ティフル賞入賞を祝って…乾杯!!」
『かんぱ〜〜〜〜〜いっっっっ!!!!』
一方此方では、コウイチの景ティフル賞の入賞祝いにORESAMAジャーナル馴染みの居酒屋で社員全員が飲み会を開き、ダイスケの乾杯の音頭により皆が酒を一杯煽りテンションを上げた。
「おめでとうコウイチ!!」
「お前はORESAMAジャーナルのエースだ!!ほれ!もう一杯!!」
「あざ〜っす!!んぐんぐ…ぷはぁっ!!///」
「「おぉ〜〜っっ!!」」
先輩達から祝いの印として、空になったジョッキにビールを大量に注がれそれに感謝しながら一気に飲み干すコウイチ。そのせいで既に顔が真っ赤である。
「いや〜ホントに凄いよコウイチは。ここでよく枝豆摘まみながらミホさんと一緒に資料やら書類とにらめっこしてたあのコウイチがね。はい、これも食って!!」
同じコウイチを誉める、青いエプロンを着た頭にバンダナを巻いた髪を寝かせた様にペタンとした黒い短髪の男性、ここの店主である二島(にとう)ゴロウはコウイチの前に料理が載った小皿を置いた。この店でコウイチとミホがよく料理を食べながら仕事をしている為、ゴロウとは顔馴染みである。
「サンキュー、ゴローちゃん!おっ!これは俺が好きな海老餃子!!はむっ…んんっ!美味ぇっ!!」
大好物の海老餃子が来たため、コウイチは満面の笑みを浮かべながらそれを口にすると最高に上手かったのか顔を大きく綻ばせた。
「あかがみさ〜〜〜ん…のんれまふか〜〜〜〜///」
そこへ顔を真っ赤にして何時もかけてる眼鏡を外しおさげ髪を解き別の雰囲気を持ったユイが、完全に酔っ払った状態でコウイチに絡み出してきた。
「ぅおっ!!?///ちょっ、ちょっとユイちゃん…!!出来上がり過ぎ…ていうか君、酒飲めん筈でしょ…!?」
コウイチの言う様に、本来ユイは酒の類等一切飲めず普段の飲み会では烏龍茶くらいしか飲まない。その彼女が異性に抱き付く程酔っているという事は、誰かが無理矢理飲ませのかもしれない…。
「わ〜〜たひがおひゃけのんららだえなんてほ〜りふ…いつれきたんれひゅか!!///ヒック…!!///」
「わ、分かったから離し…!!(ぅおっ!?///む、胸が当たって…しかも…かなりデカい…!!これは思わぬダイヤの原石を見つけたかも…!!)」
完全に呂律が回らないでいるユイは、更にコウイチに抱き付く。その時、彼の身体にユイの胸が当たる。意外に大きいらしく、その感触を少し楽しむ。更に…
「も〜うあつくらってきたからわたしぬぎま…!!///しゅ〜〜……zzz」
「わーわー!!ちょっと待て!!…って、何だ寝ちゃったのか…。(ちょっと惜しい気が…。)」
ユイのテンションは最高潮に達し、遂には着ている衣服を全て脱ぎ出そうとしたが、その寸前に彼女は突然倒れそのまま深い眠りについた。コウイチはそれに安心するも、内心残念がっていた。
「やれやれ…コウイチ、ユイちゃんは少しここで休ませるからもうそろそろ二次会に行きなよ。」
「悪りぃなゴローちゃん…って、えっ!?もう二次会!?」
酔い潰れたユイを介抱するゴロウに感謝するコウイチは、何時の間にか二次会の時間になっていた事に驚く。泥酔したユイの豹変ぶりに翻弄された為にここまで時間を掛けていた事に気付かなかったのだった。
「どうすっかなぁ…。」
泥酔したユイはゴロウに任せるとして、コウイチは二次会に行くかどうか迷っている時…
「コウイチ、お前はどうするんだ?」
「おっ、ミホか。俺はまだ飲めるけど、二次会だと色々めんどい事させられそうだからあんま行きたくねぇんだな。お前は?」
やや顔が赤くなってるミホが、二次会に参加するのかどうかを尋ねて来た。まだ飲めるのだが、会社の二次会で余興だの恋愛話だの、自身の過去を根掘り葉堀り聞かれる事が好ましくない故に参加を渋るコウイチ。
「そうか…だっ、だったら…///私の…家で…二次会をひ、開かない…か…?///」
「え…?」
それを聞いたミホは赤くなっている顔を更に赤くし、急にどもった口調で自分の家で二次会を開く事を提案した。普段のミホなら家に泊めろと迫れば、息の根を止められる程首を締められるのだが、その彼女が逆に自分の家に招くのだと聞きコウイチは口をポカンとしながら呆ける。
「い…嫌か…?///嫌なら良いんだ!無理に誘ってすまん!!///」
「い、いや…そうじゃねぇけどよ…お前、何かおかしいぞ?何時もならそんな事言わな…!!」
コウイチは何時もとは違うミホの様子を伺おうとしたが…
「っ痛!!うぅぅっ!!な…何なんだよ…この頭痛は…!?ミ…ミ…ホ…!?」
突然頭に強烈な痛みが走り出しその場で悶絶しながら、焦点の合わない濁った目をしたミホを見たのを最後に、意識を失い倒れてしまう。
「コウイチ…大丈夫か?」
「ぅ…んん…ミ…ミホ…こ、此処は…?」
「私の家。急に頭を抱えて倒れたから家まで運んだんだ。具合はどうだ?」
コウイチが目を覚ますと、一台のベッドの上で仰向けになっておりミホがその横で座っていた。どうやら此処は彼女の家の様だ。
「そうか…悪りぃな…。」
「まだ寝てろ。もうちょっとしたらお粥が出来るからそれまで横になってろ。」
起き上がろうとしたコウイチを寝かせたミホは、粥を作る途中の様でありリビングへと向かった。
「(そういや俺、あいつに聞きたい事があったんだけど…何だっけ…?)」
コウイチは、自分が倒れる直前にミホに聞きたい事があったのだが、それが何なのかをいくら考えても思い出せないでいた。
「ほら、出来たぞ。玉子粥。」
そこへ熱々の玉子粥が入った器が乗ったおぼんを持ったミホが現れた為、一度この話は切り上げる事にした。
「おっ、美味そうだな。いただきます。ふーっ、ふーっ、ふーっ…はんむ…んん…!!美味ぇっ!!」
れんげで掬った玉子粥をフーフーしながら口に運ぶコウイチ。味はとても美味いらしい。
「ほっ、本当か!?///」
「ああ…けど何かちょっと味は濃いけど問題無く美味しいぜ。身体もちょっと元気になってきたかな?」
「そうか…。」
「ふう…大分落ち着いてきた…な…!?」
玉子粥を平らげ体調の具合も和らいだコウイチが横になろうとした時、突然ミホは彼の手を優しく取り…
「コウイチ…」
顔を赤くしながら上目使いで見つめ…
「な、な、な…///急にどうしたんだよミ…んんっっ…!!?///」
―好き…。
コウイチの唇を奪った…。
―森の中
「はぁ…はぁ…何なんだこの世界は…!!」
「先程まで静かだったのに、突然闇影さんを有名人と言って騒ぎ出しましたからね…。」
一方闇影とツルギは、あの後何とか闇影を追い掛けるファンから逃げ切りこの森の中へと姿を隠し、騒ぎが収まりかけたのを見計らい一旦休み現在に至る…。
「一体ここは何の世界なんだ…!?」
「随分な有名ぶりね闇影君♪」
「安心しな。もう連中は追ってこねぇよ。尤も、『初めからそんな奴等は居ねぇ』けどな。」
「巡、周…。どういう事だ?」
一本の木陰から巡と、煙草をくわえた周が現れた。闇影は、自分を追う連中は「初めから居ない」と言う周の言葉がどういう事なのかを尋ねた。
「ここは『有現夢(ゆうげんむ)の世界』…人の内在する夢や願っている幸福を現実に変える世界…。」
「有現夢…!?」
「ま、簡単に言やぁ自分の望んだ夢が現実になるって言うファンタジーな世界さ。」
「夢が現実に…!!まさか、黒深子さんとコウイチさんが居なくなったのは…!?」
「その夢となった現実空間に囚われているからか!?」
この「有現夢の世界」の特徴を聞いた二人は黒深子とコウイチが突然消えた理由を理解した。彼等は、普段は言わない心の内に秘めた願い…夢が現実の物となった空間に囚われいるのだった。
「よう、どうだこの世界は。楽しめたか?」
そこへ再び巧が現れ、この世界の居心地について闇影に尋ねた。
「楽しいも何も、こんなまやかしの世界で楽しめる訳が無いだろ!!黒深子とコウイチは何処だ!?」
当然、たった今この世界の仕組みを知った闇影が喜ぶ筈も無く、黒深子とコウイチの居場所を怒号の如く尋ねる。
「ああそうか…ま、そんな事より、今からお前に一個だけテストを出すぜ。」
「テストだと…!!そ、それは…!?」
「ああ。」
巧は闇影の質問には答えず、何時の間にか腰に銀色のベルトを巻いており、手元には携帯電話の様な物を持っていた。そして、「5」のボタンを三回押し「ENTER」のボタンを押すと…
【555】【STANDING-BY…】
「お前が『アレ』を持つ資格があんのか、試させて貰うぜ…変身!」
【COMPLETE!】
警告音が鳴り響く携帯を閉じ、右手で持ったそれを上に掲げてベルトにセットすると、巧の身体に赤いラインが纏い、赤い光を放つと同時に銀色のアーマーに赤いフォトンストリーム、そしてギリシャ文字の「Φ」を模した黄色の複眼が特徴のライダー、夢の守り人「仮面ライダーファイズ」へと変身した。
「ファイズだって…!?」
『俺だけじゃ無ぇぜ。おい。』
愕然とする闇影を余所にファイズが声を掛けると、瞳、鞘華、早苗、そしてゴロウとユイが現れた。彼等は初めからファイズの仲間だったのだ。しかし、絶望はまだ終わらない…。
「「「「変身…。」」」」
「響鬼…。」
【TURN-UP!】
【HENSHIN!】
瞳は赤い縁取りに紫色のスーツの戦士・響鬼。
鞘華は紺色のスーツに銀色のヘラクレスオオカブトを模したアーマーに赤い複眼の戦士「仮面ライダーブレイド」。
早苗は赤いカブトムシを模した青い複眼の戦士「仮面ライダーカブト ライダーフォーム」。
ゴロウは騎士の兜を模した銀色のバイザーに緑が基調の牛を模したライダー「仮面ライダーゾルダ」。
ユイは嘗て闇影を苦しめたオーディンなのだが、通常のそれとは違い「サバイブ-無限-」の力を得ておらず、角や肩の突起が小さく金色の部分が黄色となっている「アンスキル・オーディン」にそれぞれ変身した…。
「熱烈大歓迎って奴か…。巡!周!…って居ない!?」
計六体のライダーを前に状況が悪いと判断した為、巡と周は何時の間にか姿を消していた。
「あ〜い〜つ〜等〜〜っっ!!」
こんな時だと言うのに…と、そんな二人に怒りを募らせて拳を握る闇影。
「こうなったら私達だけで戦いましょう!闇影さん!」
「…そうだね。行くよ!!」
「「変身!!」」
【KAMEN-RIDE…DELIGHT!】
【HENSHIN!】
已む無く二人だけで戦う事を決めた闇影とツルギは各々、ディライトとサソード・マスクドフォームに変身した。
『キャストオフ!!』
【CAST-OFF!】
【CHANGE-SCORPION!】
そしてサソードはキャストオフをし、ライダーフォームにフォームチェンジした。
『さて…ここは最後のダークライダーの力を披露するか!』
【SHADOW-RIDE…RIKUGA!】
そう言うとディライトはドライバーにカードを装填し、自身の影をリクガ・ベヒモスフォームへとシャドウライドさせた。
『更に…忍法・影分身の術!!…何てね。』
【ATTACK-RIDE…ILLUSION-SHADOW!】
ディライトは、何故か師・マバユキや何処ぞの火影を目指す青年の様な台詞を言いながら、イリュージョンシャドウのカードでSリクガBFを三体に増やした。
『そして…遥変身!!』
【FORM-SHADOW-RIDE…RIKUGA!NAGA!UNICORN!GIGAS!】
更にその三体は各々ナーガフォーム、ユニコーンフォーム、ギガースフォームへとフォームチェンジした。
『君達とツルギちゃんは響鬼とブレイドとカブトを、俺はファイズと残りを倒す。』
『闇影さん、私もあの二体と戦いますから貴方はファイズと戦って下さい!私なら大丈夫です。』
ディライトは響鬼・ブレイド・カブトをSリクガ達とサソードを任せ、残りを自分が引き受けると提案するが、サソードはディライトの負担を減らすべくゾルダとUオーディンと戦うと言い、彼にファイズと戦う様言う。
『ツルギちゃん…分かった。君の健闘を祈るよ!!行くぞっ!!』
ディライトの言葉を皮切りに、十一体のライダーが戦いを繰り広げる。三体のSリクガは各々の特殊武器を構えて響鬼・ブレイド・カブトに向かって行き、サソードもサソードヤイバーを構えてゾルダとUオーディンに向かって行く。そして残るディライトとファイズは…
『『おおおおぉぉぉぉっっっっ!!!!』』
互いに走り出し、パンチやキック等格闘戦を繰り広げる。二人共に互いの攻撃にラッシュを掛けるが、それを紙一重の所で避ける…を繰り返していき組手を行い…
『中々…やるな…!!』
『どういたしまし…てっ!!』
『ぐあっ!?』
ファイズがディライトの実力を少し評価するが、彼はそれに返事を答えながらファイズの腹にキックを叩き込み背後まで吹っ飛ばした。
『ちっ…なら剣で試すか!!』
ファイズは舌打ちしながら赤い刀身をした誘導棒の様な剣型武器「ファイズエッジ」を取り出しディライトに向かって行く。
『こっちも剣で勝負!!はあぁぁ…!!』
それに対しディライトもライトブッカー・ソードモードを構えてファイズの猛攻に応対し、互いの武器で斬り結びを行う。
『ふっ!はっ!やぁっ!!』
『……!!』
一方サソードも、サソードヤイバーでUオーディンの持つ一振りの黄色のゴルトセイバー「ライトソード」で斬り結びを行っていた。互いにほぼ互角の戦いを繰り広げているが…
【SHOOT-VENT】
『ギガキャノン…。』
『…っ!!クロックデュアル!!』
【CLOCK-UP!】
そこにゾルダがシュートベントを発動し、マグナギガの両足を模した巨大なビーム砲「ギガキャノン」で強力な銃撃を仕掛けるが、サソードはそれに勘付きクロックデュアルによりそれを難なく回避した。
『何て威力…!!』
上手くかわした物の、それにより森の一部が大きく抉れてしまったのを見てギガキャノンの威力に息を飲むサソード。そこへ…
『きゃあっ!!』
『余所見厳禁…!!』
その隙を付かれ、Uオーディンのライトソードの斬撃を受けてしまう。
『はっ!やっ!せいっ!!』
一方ファイズは、ディライトとの斬り結びでやや押され気味であった。が…
『くっ…!!剣も結構やるな…けどな…!!』
【106】【BURST-MODE】
『うわぁっ!!』
『戦いは剣だけじゃ無ぇんだよ。』
片手でファイズギアを取り外してフォンブラスターに変形し、慣れた手付きで専用コードを入力し、ファイズギアのアンテナからレーザーを三発ディライトに放つ。
『その通りだ…戦いは剣だけじゃないんだ…ね!!』
『がぁっ!?』
攻撃を受けて怯んだディライトは、その反撃としてライトブッカー・ガンモードから緑色のユニコーンの角を模した銃撃をファイズに放った。
『俺は今、三つのリクガの力を共有しているからね。更…にっ!!』
『ぶあっ!!?』
『そして…はっ!!』
『ぅぐあっ…!?』
更にディライトは、ファイズに走って近付きダークパープルカラーの封印エネルギーを纏ったパンチで殴ると彼を大きく吹き飛ばし、すかさずライトブッカーをスピアモードに変形し、その刃先からダークブルーカラーの蛇型のエネルギーを放ち、ファイズを拘束した。
『さてと…ちょっと卑怯かもしれないけど、このまま止めを刺させて貰うよ!!』
【FINAL-ATTACK-RIDE…DE・DE・DE・DELIGHT!】
『はあぁぁ…はぁっ!!』
『く…くそっ…!!』
ディライトは自身のFARを発動すると同時に大きくジャンプすると、十枚のカードビジョンが斜めに並び、それをすり抜けてディメンジョンレッグを拘束されたファイズに叩き込もうとした。が…
『これで…終わ…!!』
『…りだと思ってんのか…?ふんっ!!』
『なっ…何っ!!?だけど…この距離なら…!!』
『だから…それで終わりだと勝手に決めんな…。はぁっ!!』
『なっ…何だこの光は…!!?』
突然ファイズは蛇型エネルギーの拘束を解除した為ディライトは動揺するが、構わず攻撃を続ける。しかしファイズは全身から赤とは対称的な白い光をディライトに放ち出した。すると…
「こ…攻撃の威力が勝手に止まった…!?しかも変身まで…!?」
謎の光を浴びたディライトのFARは本人の意思とは無関係に停止し、変身まで解除されてしまう。だが、「異変」はそれだけでは無い…。
「カ…カードが全部真っ白に…!!?」
闇影の手元にあるカードが、全て真っ白な物に変わってしまっているのだ…。
『形勢逆転だな…。』
「くっ…!!」
『闇影さん!!』
カードが全て使用不可となり形勢が逆転してしまい、ファイズエッジを突き付けられる闇影…。
「う〜ん…皆と…ずっと一緒…zzz」
「はっ…!!はっ…!!///」
「夢」に囚われた黒深子とコウイチは、このまやかしから目を覚ませるのか?
巧の言う「アレ」とは…?
そして、闇影の運命は如何に…?
もしも皆様が今回の闇影達の様に、自分にとって都合の良い事ばかり起きたらどうしますか?
次回は少し過激(?)なシーンがあります。
そして…
好きなレギュラーキャラは?
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煌闇影/仮面ライダーディライト
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白石黒深子/スワンオルフェノク
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赤鏡コウイチ/仮面ライダーリュウガ
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諸刃ツルギ/仮面ライダーサソード
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彩盗巡/仮面ライダーディシーフ
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戴問周/仮面ライダーディスティール
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白石影魅璃
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創士傀斗
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紅蓮