仮面ライダーディライト-世界の光導者-   作:トラグマアーク〜駄作者ナンバーワン〜

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皆様、大変長らくお待たせ致しました!!

ゴセイジャー編、「一先ず」完結です!!

「一先ず」の意味は最後の方を読んだら粗方解ります(^_^;)


第32導 エピック・エンディライト

ブレディメイトが生み出した天封術・エンジェシールによりゴセイパワーを封じられて変身不能に陥ったアラタ達ゴセイジャーに代わってリュウガサバイブ、サソード、ディシーフ、ディスティール等四人の仮面ライダーが本体及びその分身体達と交戦するが···

 

『遅いっ!!ふっ!はっ!!やぁぁあっっ!!』

 

『ぐっ···ああぁぁっっ!!?』

 

『はぁっ!!つぇぇいっ!!』

 

『くっ···ぶぁぁっっ!!?』

 

両端に金色の刃が装飾されたライジングドラゴンロッドを振るう彗星のブレディメイトの先程以上に目で捉えにくい速度で、ディシーフは反撃も防御の隙も与えられず一方的に幾度も刺突され、ディスティールもドライバーから放つ矢をチュパカブラの武レディメイトの装備する金色の鉤爪・(ライ)ジングライサーにより全て弾かれた挙げ句にそのボディを斬り裂かれ···

 

『クロックデュアル!!』

 

【CLOCK-UP!】

 

『無駄だ!!貴様の高速移動等、私の前では鈍重な虫けらに過ぎん!!』

 

『なっ···きゃああぁぁっっ!!?』

 

【CLOCK-OVER】

 

【SWORD-VENT!!】

 

『てめぇ等は···俺がぶっ倒す!!』

 

『己の力量を弁えぬ特攻程、見苦しい物は無い!!』

 

『んなっ、二刀流だとっ!?』

 

『隙だらけだ!!ぃやあぁぁっっ!!』

 

『ぐあぁぁっっ!!!?』

 

サソードのクロックデュアルも、超感覚を持ったサイボーグのブレディMATEの装備した銃口の上に銃剣の刃が装飾されたライジングペガサスボウガンから連射した複数の金色のエネルギーを纏った矢に直撃して破られ、ソードベントにより装備したドラグブレードで斬り掛かるリュウガSVの攻撃も血祭のブレディメイトの持つ金色の刃をした二本のライジングタイタンソードの一つであっさり防がれ、逆にもう片方の剣で腹部を斬り付けられてしまう。

 

『未熟な護星天使もそうだが、お前達仮面ライダーはそれ以上に脆弱だな。まぁ、所詮は愚かで弱い人間なのだから当然の結果か。』

 

『あっ···くぅっっ···!!?』

 

『だが、あの逃げ出した疫病神と同じくお前達はこの世界···いや、私が創る新たな星にとってあってはならぬ存在!!故に私が直々に滅ぼしてくれる!!』

 

倒れ伏したリュウガSV達が人間である事から、彼等を護星天使であるアラタ達より「愚かで弱い」存在だと、生前と全く変わらない傲慢な発言をしながら嘲笑うブレディメイト本体は、自分が創成したい星にとっても厄介な疫病神···闇影同様に仮面ライダーと言う異物である四人に止めを刺すべく、構えた右掌から超自然発火能力を用いようとするが···

 

『ナイトメタリック!!』

 

『ぐぁぁっっ!!?』

 

そうはさせじとゴセイナイトはレオンレイザーソードでのナイトメタリックで斬り付けて怯ませ、リュウガSV達を危機から救う。

 

『仮面ライダー共!何をしている!?』

 

『ゴセイ···ナイト···なんで···!?』

 

『天装術は使えんが、完全に戦えない訳ではない。』

 

これまでの戦いで一定の信頼感が芽生えたのか、未だに起き上がらぬリュウガSV達に叱咤を飛ばすゴセイナイト。彼はあくまでゴセイパワーを封じられているだけであり、今の人型を維持出来ている為こうして彼等を救えたのだ。

 

『僅かでも戦える力があるのならば、諦めずに立ち上がれ!仮面ライダー共!!お前達のターンはまだ終わってないのだろ?』

 

『おいおい、見くびってんじゃないよ···誰が諦めるかってんだ!!』

 

『そうです···闇影さんを散々侮辱した奴に制裁を加えるまで···諦めるつもりはありません!!』

 

『取られたお宝を取り返すまで···』

 

『俺様達は諦めねぇぜ···!!』

 

ゴセイナイトから更なる発破を掛けられたリュウガSV達は「ブレディメイトを倒す」と言う共通の目的から、それぞれ違った想いを表明しながら立ち上がる。そして···

 

「そうだ···俺達も···まだ何か出来る筈だ···!!」

 

「例え変身出来なくても···!!」

 

「天装術が使えなくても···!!」

 

「この身体が動く限り···!!」

 

「俺達は···絶対に諦めない!!」

 

エンジェシールの影響で天装術はおろか、ゴセイジャーへの変身能力すら失っているアラタ達五人もゴセイパワーを封じられた影響で動かしにくい身体を押して立ち上がり、ブレディメイトを見据える。

 

『ふん、翼をもがれた貴様等が加わった所で何が出来る。足掻いても無駄である事が何故解らない?』

 

「無駄かどうかは···やってみなくちゃ分からない!!行くぞ、皆!!」

 

「「おうっっ!!/えぇっっ!!」」

 

ブレディメイトからの嘲笑等跳ね除けてアラタ達は生身のままでリュウガSV達に加勢するべく走り出す。天装術が使えずとも、変身出来ずとも、地球とその星に住む全ての命を守る為に諦めずに立ち向かう。それが彼等、護星天使なのだから···。

 

 

 

ー世界の光導者、ディライト!幾つもの並行世界を巡り、その瞳は、何を照らす?

 

 

 

ー天知天文研究所

 

 

「······。」

 

望の言葉を受けて一先ず物置から出た闇影は、自分が今何を成すべきなのかを見出だせずに廊下を歩き彷徨っている。過去の自分から変わる努力をしたとされる今の自分に何が出来るのかを考えながら···。

 

「···ん、何か騒がしいな?」

 

何やら広間の方で騒がしい声が聞こえた為、その様子を見ようとドアを開けて入る。

 

「いや~影魅璃さんがいらっしゃったお陰でアラタ君達の再会パーティーに出す料理のレパートリーが沢山増えましたよ。ありがとうございます。」

 

「いえいえ。私も皆さんのお力になれてとても嬉しいですわ。」

 

何時の間にか来ていた影魅璃は秀一郎と共にアラタ達との再会を祝したパーティーに出す料理の準備の手伝いをしていた。広間の中心にある真っ白いテーブルクロスが掛けられた長テーブルの上には、秀一郎が作った極大の牛ステーキの上に焼きニンニクが乗った「ニンニクステーキ」やアボカドと中トロとマヨネーズを具にした巻き寿司「博士巻き」に加えて、影魅璃が作った料理等が所狭しと置かれている。

 

「あら闇影さん。今日は戦いに参加なさってないけど、お身体の調子が悪いのですか?」

 

「いえ···それは···。」

 

「おや、闇影君。やっと出てきた様ですね。」

 

「天知博士···先程はお見苦しい所をお見せして申し訳ありません。」

 

「いえいえ、大丈夫ですよ。」

 

闇影は影魅璃から戦いの場に赴かずにこの場に居るのは体調不良なのかと尋ねられてその理由を言い淀みながらも、続けて声を掛けてきた秀一郎に対して頭を下げ、先程コウイチと喧嘩沙汰になった事を謝罪する。

 

「飲み物用のグラスはこのワイングラスで···って先生、もう大丈夫なの?」

 

「···一応引きこもるのは止めたよ。」

 

「闇影さん···。」

 

そこへ人数分のワイングラスを乗せたトレイを手に持った黒深子と2リットルのジュースのペットボトルの2本手にした望が入室し、闇影の姿を目にして彼の身を案じて言葉を掛けるが、表向きは平常を保ちながらも僅かな曇りが見える表情から、まだ心に迷いがある事を察する。

 

『たた、大変でっす!!アラタさん達がブレディメイトにゴセイパワーを封印されてしまったでっす!!』

 

「なっ···何だって!?」

 

「それって、天装術だけじゃなく変身も出来ないって事!?」

 

そんな中、戦況を知り慌てた声でアラタ達がブレディメイトのエンジェシールによりゴセイパワーを封じられた事を知らせるデータスの言葉を受けて驚愕する一同だが···

 

『ですが皆さん、変身しない状態でブレディメイトと戦っているでっす···!!』

 

データスが画面に戦いの場面···アラタ達が生身でブレディメイト相手に食い下がって行く場面をモニターとして写し出しながら状況を伝える。

 

「そんな!生身で戦うなんて無茶だよ!!」

 

只でさえ強敵であるブレディメイト相手に天装術が使えない、ゴセイジャーにすら変身不能なのにも関わらず生身で挑むアラタ達の行動を望が無謀だと称する中···

 

「(力を封じられた状態で戦えばいくらアラタ君達だって只じゃ済まない···!!コウイチ達だけじゃあ長くは持たないかもしれない···!!俺が行けば···いや、駄目だ。俺が手出ししよう物なら、またこの世界に悪影響が···!!)」

 

「先生、このままじゃ皆死んじゃうよ!!早く行ってあげて!!ねぇ!!」

 

「(解ってる···解ってるけど···!!)」

 

このままではアラタ達が命を落とすのは時間の問題、実質リュウガSV達仮面ライダーだけでは力不足が否めず、自分も参戦する事を考えかける闇影だが、「疫病神」である自分が下手に関わってこの世界に更なる悪影響が及ぶ可能性を恐れ、黒深子から戦う様呼び掛けながら身体を揺さぶられて二の足を踏む。

 

 

 

「ぅくっ···はぁぁっっ!!」

 

『無駄だ!天装術すら使えんお前達の抵抗等、有って無い様な物!!失せろ!!』

 

「ぐああぁぁっっ!!?」

 

『お前も邪魔だ!!』

 

『ア···アラタ!!ぐぉっ!!?』

 

エンジェシールの影響により服越しに浮かぶ禍々しい形をしたクウガの紋章に苦しみながらも素手で血祭のブレディメイトを殴り付けたアラタだが、如何に護星天使と言えど生身の拳等ダメージも無いに等しく、逆にライジングタイタンソードの斬撃波で吹き飛ばされ、その身を案じたリュウガSVをも同様に吹き飛ばす。

 

『お前達がどんなに足掻こうとも!!』

 

「きゃあぁぁっっ!!?」

 

『仮面ライダーと言う力を得て!!』

 

「「ぶあぁぁっっ!!?/ああぁぁっっ!!?」」

 

『更なる進化を遂げた私を!!』

 

「があぁぁっっ!!?」

 

『滅ぼす事等!!』

 

『ぅぐあぁぁっっ!!?』

 

『『『『『絶対に不可能なのだぁぁぁぁっっっっ!!!!!』』』』』

 

ブレディメイト本体と他の分身体達もゴセイパワーを封じられて苦戦する残りの四人とゴセイナイトを嘲笑いながらアラタとリュウガSVと同じ場所へと一ヵ所に集まる様に吹き飛ばしていくと、五人のブレディメイトは更なる追撃として掌からそれぞれがくすんだ色をした黒、青、赤、緑、紫のエネルギー波を放つ。

 

『チッ···ブラッカー!!』

 

【GUARD-VENT!!】

 

『グォォォォンッッ!!!!』

 

『せめて···皆さんの盾くらいには···!!』

 

『エリちゃんとモネちゃんは死なせねぇぜ!!』

 

『この子達のお宝、壊されたら私達が困るのよね···!!』

 

【【ATTACK-RIDE···BARRIER-FORCE!】】

 

仮面ライダー達はアラタ達の前に立ち、リュウガSVはガードベントによりブラックドラグランザーの黒い炎の壁・ブラックファイヤーウォールを、サソードは両手を広げて自らを盾に、盗賊コンビは自分達が手にしたい「宝」を守ると言う不純な理由を述べながら赤と青のバリアフォースを二重に展開して防御に徹してどうにか防ぐも···

  

『まだ足掻くか!!はぁぁっっ!!』

 

『『『『ぐああぁぁっっ!!?/きゃあぁぁっっ!!?』』』』

 

「「「「「『うわああぁぁぁぁっっっっ!!!!/きゃあぁぁっっ!!?』」」」」」

 

それを嘲笑うかの様にブレディメイト本体がもう片方の掌を翳して発動させた超自然発火能力で彼等の身体を燃やし、その隙にエネルギー波をアラタ達諸共直撃、大爆発を起こして変身を解除させた。

 

「ぁ···ぅうぅっっ······!!!!」

 

『しぶとい連中だな···だが次で···!?』

 

『はぁ···はぁ···次で何だよ···「次で止めだ」か?勝手にリーチ掛けてんじゃねぇよ···!!』

 

直撃を受けて虫の息ながらも倒れ伏すアラタ達とツルギ達を見てそのしぶとさに辟易して次の攻撃で止めを刺そうとするブレディメイトだが、唯一変身を解除されずに自分を挑発しながら立ち続けているリュウガSVの姿を見て驚愕する。

 

『まだ生きているか···いや、そうしているのが精一杯だと言うのが正しいか。しかし、進化した私の攻撃に耐え続けた褒美として教えてやろう。この新たな力を手にした経緯を。』

 

しかし、鉄仮面のバイザー部分や装甲は罅だらけで息も絶え絶えとしたリュウガSVの状態を見て、戦うどころか立っているのがやっとだと判断して嘲笑うブレディメイトは単なる余裕なのか、自分の猛攻に耐えた「褒美」と称して、手にしたアルティメットクウガの力の出所について語り出す。

 

『二年前、未熟な護星天使共に葬られた私はあのまま消滅した筈だった。だが、あの疫病神や貴様等仮面ライダーが現れた影響で残留思念としてどうにか生きた私の前に創士とか言う男が現れ、貴様等仮面ライダーを始末する見返りとして与えられたこの特殊なゴセイオーブ···クウガオーブの力により現世に蘇ったのだ。』

 

二年前···アラタ達ゴセイジャーの奮闘の末、現在の地球を破壊し新たな地球を創造する「ネガー・エンドの儀式」を阻止され、自らも討伐されて肉体を失ったブレディメイト···否、ブラジラだが、闇影達仮面ライダーと言うこの世界にとっての「異物」の介入による影響で残留思念として辛うじて生き延び、闇影達の抹殺の見返りとして創士から与えられた特殊なゴセイオーブ「クウガオーブ」なるアイテムの力により復活したと、腰のベルトに手をやりながら経緯を説明する。

 

『何だそのオーブは···!?そんなオーブ等···いや、それ以前に何故人間がゴセイオーブを所有している···!?』

 

『創士から貰ったクウガオーブ···クウガの力···!!おい、まさかそれ···!?』

 

『ふっ···そう言えばこのオーブの力を与えられた時、謎の黒い戦士らしき存在が人間の女に戻った途端に化物となって暴れ狂うと言う、実に面白い光景が頭に浮かんだな。』

 

『···面白いだと···!!?』

 

一万年前の護星天使が所有していたゴセイオーブとは全く違うクウガオーブを何故(ただの)(人間)が所持していたのかをゴセイナイトが疑問に思う中、その出所に勘付いたリュウガSVの反応を確認したブレディメイトは一笑して答える。嘗て仮面ライダーリクガになる前の才牙ソラがアメイジングクウガの力を暴走させ、霊石アマダムを破砕させた光景(ビジョン)が頭に浮かんだと、彼女の苦しみを面白可笑く嘲笑いながら···。

 

『あの光景から大凡理解したよ。私がこうして現世に生き返ったのは、その身の程知らずな女がクウガの力を暴走させてその源である宝玉を破壊し、それを創士が拾い上げてクウガオーブに創り替えたお陰だと言う事を。これについては感謝すべきだろうな···分不相応な力を持て余し、暴走させたその愚かな人間に!!フッハハハハハハハ!!!!』

 

その光景と創士との接触を照らし合わせて、クウガオーブは破砕したアマダムを彼が秘かに回収、変造した物だと理解したブレディメイトは、自身の復活の切っ掛け···アマダムを破砕させたソラの行動を愚かだと嘲り、高笑いを上げる。

 

「このっ···!!?」

 

『···てんめぇぇぇぇっっっっ!!!!』

 

経緯を知り、一人の仮面ライダーを侮辱するブレディメイトに身を起こしながら憤慨するアラタだが、それより前に激昂したリュウガSVはドラグブレードの刃に黒い炎を纏った「ブラックバーニングセイバー」を構えて勢い良く斬り掛かって行く。

 

『何をムキになっている?私は新たな力を得た経緯について説明しただけだ。それに貴様と何の関係がある?』

 

『うるせぇっ!!創士の野郎も許せねぇがなぁっ、てめぇはそれ以上に許せねぇ!!』

 

繰り出す斬撃全てをダークサーベルで防ぎつつ激昂する理由を尋ねてくるブレディメイトの疑問を一喝し、リュウガSVは更なる連撃を叩き込む。人々の笑顔を守る為に戦うクウガの力を利用した創士以上に、その力を得て人々の笑顔を奪う為に悪用しその誇りを穢したばかりか、変身者であるソラを侮辱したブレディメイトをリュウガSVは許せなかったのだ。

 

『うおぉぉぉぉっっっっ!!!!』

 

『図に乗るなっ!!はぁっ!!』

 

『ぐあぁっっ!!?』

 

『やれっ!!我が分身達よ!!』

 

『『『『つぇああぁぁぁぁっっっっ!!!!』』』』

 

『がぁっ!!?ぶふぅっっ!!?ぐがぁぁっっ!!?』

 

しかし、そんな勢いだけの単調な攻撃による優勢は長続きせず、ダークサーベルで防がれている事に気を取られ、ブレディメイトのもう片方の掌から電撃をまともに喰らい、更には他の分身体達からの攻撃を受けてリュウガSVは吹き飛ばされてしまう。

 

『所詮、人間の無駄な悪足掻きに過ぎなかった様だな。』

 

「無理だよ···一人だけで五人のブレディメイトを倒すなんて···!!」

 

「いや···まだ···終わりじゃない···!!」

 

ゴセイパワーを封じられ、仮面ライダー達をも圧倒するブレディメイトの強さを目の当たりにして弱音を吐き出すモネだが、アラタは目にした「ある光景」を見て希望を見出だす···。

 

『何っ···!!?』

 

『はぁ···はぁ···どしたブラジャーメイドさんよぉ···?まだ···俺はくたばってねぇぞ···!!』

 

アラタの言葉を聞き、ふと背を向けて見るとブラジャーメイドもとい、ブレディメイトは「ある光景」に目を見開いて驚く。何故なら、先程以上にズタボロとなり、(バーニングセイバー)の刀身も折れ満身創痍になりながらも、リュウガSVは尚も立ち上がっているのだから···。

 

『馬鹿な···何故立ち上がる、何故足掻く!?貴様と私の力の差は歴然、ダメージも最早限界に達した筈···なのに何故だ···何故貴様は私の前に立ち塞がる!!?』

 

『へっ···んなモン答えてやる義理はねぇよ···と、言いたいとこだけど、漸く動揺したみてぇだから特別に答えてやんよ···!!』

 

幾度倒しても再び立ち上がるリュウガSVの諦めの悪さに思わず動揺するブレディメイト。究極(アルティメット)の闇(クウガ)の力を得て、救星主以上の存在に昇華した自分に敵う筈が無いにも関わらず、何故尚も抗うのかを尋ねられ、リュウガSVは意趣返しに彼が動揺(そう)した表情を見せたからだとその理由を語り出す。

 

『今の俺ぁよ、本当ならこの世界どころか現実世界にすら長く居られねぇ鏡像(うそ)の存在だったんだよ。だけど、あの馬鹿は言ってくれた···心さえありゃあ、どんな存在でも夢を持つ資格がある···って、鏡像(おれ)の存在を受け入れて、俺の世界ばかりか、俺自身を光へ導いてくれた···!!』

 

今の自分は本体の鏡像であり、現実世界に長く居る事が許されない嘘の存在だったが、闇影の活躍により世界も自分も救われたのだと、リュウガSVは自嘲を交えながら身の上を語る。

 

『俺だけじゃなくそれ以外のダークライダー達や黒深子ちゃんやツルギちゃん、巡さんや戴問さん等、色んな連中やその世界の闇を光へ導き、その心を救って来たんだ···!!他人から拒否られようとも、頼みもしねぇで勝手にな···!!』

 

『···何が言いたい···?』

 

『今、俺達がこうしててめぇの邪魔出来てんのはてめぇが疫病神とか抜かしてた闇影のお陰だって言ってんだよ!!だから身を以て解らせてやるよ···彼奴のお節介は間違いなんかじゃねぇって事をなぁっ!!』

 

自分以外のダークライダー達だけじゃなく黒深子やツルギ、巡と周等様々な人々やライダーや世界が闇影の手によって光へ導かれた事を前置きしたリュウガSVは、彼の「お節介」によって救われた自分達が彼を否定したブレディメイトを倒す事が、闇影の行動や存在が間違いじゃない事の証明になる···それが諦めない理由だと答える。

 

 

 

「コウイチ···。」

 

データスのモニターでその様子を見聞きしていた闇影は、リュウガSVがそうまで自分に恩義を抱いていた事を知り小さく笑みを浮かべる。自分のやって来た事は決して無駄では無かったのだと。

 

 

 

『ふん、随分とあの疫病神に入れ込んでいる様だが、私に敵わぬと言う事実に変わりは無い。そんな貴様に今更何が出来る?』

 

『ちっ···!!』

 

ブレディメイトが鼻で嗤う様に、如何に意気込みは良くても戦力差に変わりはない。向こうは究極(アルティメット)の闇(クウガ)の力と超殲装術を使い、それと同じ力を持つ分身を含めて五体、一方アラタ達は天装術を使用出来ず、仲間も自分も被ったダメージが大きい等、此方が分が悪い事を承知しているリュウガSVが舌打ちしていると···

 

『ん?なっ···何だこれ···!?』

 

「コウイチさんのカードデッキが···光っている···!?」

 

何と、リュウガSVの腰に装着しているカードデッキがツルギの言う様に虹色に輝き、光を放つと言う不可思議な現象が起きた為本人は勿論、この場に居る全員が驚愕した。

 

『感じる···新しい何かを···!!この戦いを終わらせる為の新たな切り札を!!』

 

何故カードデッキが光っているのかは解らぬが、ブレディメイトを倒す為の···戦いを終わらせる為の新たな(切り札)だと感じ取るリュウガSVは、勢い良くカードをドローする。

 

『う、嘘だろ···何でこれが···!?だが、これなら野郎に対抗出来るかもしんねぇ!!』

 

『何を手にしようとも、私の優位は揺るがぬ!!』

 

ドローした謎のカードを目にしたリュウガSVは先程以上に驚愕の声を上げるも、その内容からブレディメイトに対抗しうる力だと確信するが、(ブレディメイト)はそれを意に介さず襲い掛かる。

 

『そいつはどうだろうなぁ。行くぜ!天装ベント!!』

 

【TENSOU-VENT!!】

 

『なっ···何っ!!?』

 

「嘘!?今、天装って言わなかった!?」

 

「まさか、そんな···!?」

 

リュウガSVは得意気に謎のカード···「天装ベントカード」なる不可思議なアドベントカードをドラグバイザーツヴァイにベントインをした為、襲撃中のブレディメイトは勿論、モネは耳を疑い、ハイドも目を見開く等護星界に関わる者は皆、驚愕し···

 

「何で野郎がゴセイジャーの力を使えてんだ···!?」

 

「こんな事···有り得るのでしょうか···!?」

 

「でも、現にああやってバイザーも読み込んでるから有り得るんだろうけど···!?」

 

巡達仮面ライダー陣営もまた、各々が驚愕し疑問を感じずにはいられないでいる。巡と周、そしてこの場に居ない闇影達次元ライダーですら、スーパー戦隊の力を扱う事は基本的に不可能なのだから当然と言えば当然の反応である。

 

『何だか良く分かんねぇが、こいつでブラジャーメイドをぶちのめしてやんよぉっ!!冴え渡れ、シーイックの力!!』

 

【SEAICK-VENT!! PRESSHOWER!!】

 

『ぐああぁぁっっ!!?』

 

リュウガSV本人すら把握していないのだが、それに構わず先程発動した天装ベントカードを再度発動すると、ブレディメイトの頭上に強力なクリアブラックカラーの水流波が噴出、直撃する。

 

「えっ!?あれって、プレッシャワーだよね!?」

 

「色は違うがな···だが、何故彼奴がシーイックの天装術を···!?」

 

『くっ···こんな紛い物で私を倒そう等、笑止!!やれっ!!我が分身達よ!!』

 

たった今リュウガSVが発動した「ブラックプレッシャワー」を目にしたエリは驚き、シーイック族であるハイドも色の差異を指摘しつつ彼が何故扱えるのかと疑問の声を上げる中、ブレディメイトは自身の分身達に彼を襲撃する様指示を飛ばす。

 

『生憎、こんなコスプレの化け物のハーレムなんざお呼びじゃねぇんだよ。も一丁行くぜ!!』

 

【TENSOU-VENT!!】

 

『猛りやがれ、ランディックの力!!』

 

【LANDICK-VENT!!ROPLANT!!】

 

『『『『ぐあぁぁぁぁっっっっ!!!?』』』』

 

そんな彼等からの襲撃(ハーレム)はお断りと毒吐きながらリュウガSVは先程発動させたシーイックベントカードを再度ブラックドラグバイザーツヴァイにベントインさせ、更にそれを間髪入れず発動させると、分身体達の足元から生えてきた黒い蔦が一斉に彼等を捕縛する。

 

「今度はロープラントを使った!?」

 

「また真っ黒だけどね···!!」

 

今度は蔦により対象を捕縛するランディック族の天装術・ロープラントを黒くした「ブラックロープラント」をリュウガSVが発動した事に、アグリとモネは驚きを隠せずにいる。

 

『ん?一回使ったら元に戻んのか。ちと面倒臭ぇな。』

 

「どうやらあのアドベントカードは状況に合わせて様々な天装術を発動出来るカードに変化するみたいね。」

 

「ストレンジの天装術バージョンってとこか。んで、変化したカードを使ったら元に戻っちまうんだな。」

 

「ですが、ゴセイジャーの皆さんが天装術を封じられている今、心強い戦力ですよ···!!」

 

リュウガSVはバイザーから飛び出したランディックベントカードをキャッチし、それが天装ベントカードに戻っているのを確認するとその特性を理解しつつぼやく。それを目の当たりにした巡と周は、「状況に応じて3種族の天装術と同じ効果を持つアドベントカードに変化する」天装ベントカードをストレンジベントカードの一種だと推測する。一度使う度に元に戻ると言うやや使い勝手の悪さはあるが、ツルギの言う様にアラタ達が天装術を封じられた今、唯一ブレディメイトに対抗出来る戦力である。

 

『おのれぇ···!!』

 

『どうよ、愚かな虚像如きに天装術で振り回される気分は···?』

 

【TENSOU-VENT!!】

 

『最後はこいつで行くぜ!!煌めきやがれ、スカイックの力!!』

 

【SKYICK-VENT!!SKYICK-SWORD!!】

 

護星界とは無関係の自分に天装術で翻弄される屈辱に憤慨するブレディメイトを挑発しながら、リュウガSVはバイザーにベントインしスカイックベントカードに変化した天装ベントカードを再度ベントインさせると、右腕にクリアブラックカラーのスカイックソード「スカイックソード・ダークミラージュ」を武装する。

 

「やっぱり、スカイックの天装術も使えるんだね。」

 

『そゆ事。行くぜ行くぜ行くぜぇぇぇぇっっっっ!!!!』

 

『···舐めるなぁぁぁぁっっっっ!!!!』

 

アラタからの指摘に軽く返事するリュウガSVは、某赤鬼の口調をパクリながらスカイックソードDMを構えて駆け出して行き、ブレディメイトもそれに応じる様にダークサーベルで迎え撃とうとする。

 

『はぁっ!!うらっ!!せいやぁぁっっ!!』

 

『くっ···瀕死に近い筈のこいつに、何故これ程の力があるんだ···!?』

 

『てめぇが馬鹿にしまくった疫病神様譲りの諦めの悪さが伝染っちまったからだよっ!!』

 

『ぐあぁぁっっ!!?』

 

激しく剣戟するリュウガSVとブレディメイト。本当なら瀕死レベルのダメージを負っているにも関わらず自分を押し負かそうとする程の力を秘めている事に動揺するブレディメイトに対して、リュウガSVは闇影譲りの諦めの悪さが原因だと返しつつダークサーベルを弾き飛ばして、スカイックソードDMの一撃を見舞う。

 

『こいつで終いだ···ブラジャーメイドォォッッ!!』

 

『ぐあぁぁぁぁっっっっ!!!?』

 

その隙を突いてリュウガSVは、刀身に黒い炎を纏ったスカイックソードDMで知って知らずかゴセイレッドの必殺技・レッドブレイクを模した必殺技「ブラックバーニングブレイク」の縦一閃により、ブレディメイトを斬り裂いた。

 

『クウガ···オーブに罅が···ゥグアアアアァァァァッッッッ!!!!!!?』

 

今の一撃でブレディメイトのベルトに埋め込まれたクウガオーブに罅が入り、そこからドス黒い靄が勢い良く漏れて行き、それに伴ってある異変が起きる···。

 

『何···だ···!?力が···究極の闇が···抜けて行···く···!?』

 

靄が抜けて行くと同時に、ブレディメイトや分身体達の身体を覆っていた鎧が溶ける様に消失して行く。どうやらアルティメットクウガの力が失われつつある様だ。そして···

 

「身体が···楽に動ける!!」

 

「どうやらブレディメイトからクウガの力が失われた事で、エンジェシールの効果も消えた様だな。」

 

「あ~身体がめちゃくちゃ軽い!!」

 

「ゴセイパワー封印なんてこりごりだぜ!!」

 

「これで思う存分戦えるわ!!」

 

それと同時にアラタ達の身体から封印エネルギーが排出、エンジェシールの効果から解放され、各々が身体の身軽さに喜びの声を上げる。

 

「ゴセイジャーの皆さんが力を取り戻せて何よりです···!!」

 

「そんな事より、何で野郎があんな力を手に出来たんだ···?」

 

「う~ん、生きた虚像···魂その物であるコウイチ君がライダーとは異なる世界に接触した事で何らかの化学反応が起きた···のかも知れないわね。」

 

一方ライダー陣営は何故リュウガSVが天装術を使えたのかを改めて疑問に思い、その理由は心有る虚像···つまり魂その物である彼がスーパー戦隊の世界と言う仮面ライダーとは異質な世界に接触した事による化学反応だと、巡は自分の見解を述べる。

 

「ううん、あれは奇跡だよ。」

 

「「は?」」

 

「闇影さんを、仲間を信じ続ける事を諦めずに戦ったから、彼に奇跡が起きたんだ。」

 

「奇跡って···。」

 

「信じられねぇな···。」

 

「奇跡···ですか。そうかもしれませんね。」

 

しかしアラタは巡の見解に対して首を横に振り、リュウガSVが天装ベントを得たのは、彼を光へ導いた闇影を心から信じて戦い続けた事で起きた奇跡による物だと答える。盗賊コンビはそんな不確かな理由に呆れた表情を取るが、ツルギは妙な理屈よりも納得出来る理由だと肯定する。

 

『よっしゃ!!これでブラジャーメイドもくたばっただろうし、めでたしめでた···!!?』

 

ブレディメイト···否、ブラジラの力の源であり命でもあるクウガオーブが破損した今、最早彼に対抗手段もなくこのまま在るべき場所に帰すのみ···即ち自分達の勝利を確信するリュウガSVだが···

 

 

 

『しっ···!!?』

 

『どうした仮面ライダーリュウガよ?まだ私は生きているぞ?』

 

倒れ伏した筈のブラジラが起き上がり、先程自分が発した言葉をそっくり返しながら反撃としてダークサーベルによる袈裟斬りをその背に受けてしまう···。

 

「馬鹿な!?奴の命を維持していたクウガオーブは壊れた筈だ!!」

 

「そんな···どうして!?」

 

ハイドとモネが驚愕する様にブラジラはクウガオーブを核として命を得た。ならばオーブが破損すれば当然命を失う筈。にも関わらず、何故ブラジラは生きているのか···?

 

『む···?奴のベルトを見ろ!!』

 

「ベルト?あっ!!」

 

「ゴセイオーブがクウガオーブに力を与えてやがる···!!」

 

その疑問の理由を目にしたゴセイナイトは、アラタ達にブラジラが装着しているベルトに注目する様呼び掛ける。巡と周の言葉通り、彼の四隅に埋め込まれた四つのゴセイオーブからクウガオーブにゴセイパワーが流れ込んでいる。

 

『更には分身共を再び取り込んで何とか生き延びた、と言う訳だ。···尤も、その間天装術は使えなくなるが、手負いの貴様達相手なら充分だ。』

 

ブラジラが言う様に何時の間にか消えた分身体達も再度取り込んで体力を回復して辛うじて生き延びた様だ。しかし、オーブの力を命の維持に使う関係上、天装術は使用不能になったが、ダメージの大きいアラタやリュウガSV達相手なら問題無いと、余裕の態度を見せた。

 

『よもや人間如きが天装術を使えたのは正直驚かされたよ···だが!!』

 

『あっ···ぐぅっっ···!?』

 

『所詮は紛い物···その紛い物で私の力を失わせた屈辱、貴様の死を以て晴らさせて貰うぞ!!』

 

『ぐぁっっ!!?』

 

天装ベントと言う予想外の力を得たリュウガSVに一定の評価を下すブラジラだが、その力を「紛い物」と扱き下ろしながら彼の首を掴み上げ、アルティメットクウガの力を消失させた屈辱を晴らすべく、手始めに鳩尾目掛けて膝蹴りを叩き込んだ。

 

 

 

ー天知天文研究所

 

 

「このままじゃコウイチさんが···!!」

 

「先生!!」

 

「(解ってるさ···何時までも指を咥えて見ている場合じゃない事は···!!だけど···ブラジラが弱体化した今なら···もう···俺が行かなくても···!!)」

 

データスのモニター越しでリュウガSVがブラジラに甚振られる様を見て望が心配の声を上げる中、黒深子から呼び掛けられた闇影は、頭では直ぐにでも戦いの場に駆け付けなければいけない事は理解しつつも、アルティメットクウガの力を失い先程以上に弱体化したブラジラ相手ならばゴセイパワーを取り戻したアラタ達とツルギ達だけでも···と、顔を俯かせながら彼らしかぬ他力本願な考えでいると···

 

「闇影君。すいませんが、此方に来てお皿の用意をお願い出来ますか?」

 

「···えっ···?」

 

「お父さん、今闇影さんはそんな場合じゃ···」

 

「お願いします。」

 

「···分かりました。」

 

影魅璃と料理の準備をしていた秀一郎が、皿の用意を手伝う様呼び掛けて来た。今の彼はそんな心境では無く望が難色を示そうとするが、闇影は了承して彼の下へ向かう。

 

「ありがとうございます。あぁ、お皿はその棚の中にありますよ。」

 

軽く会釈して感謝する秀一郎の指示を受けて、闇影は棚から数枚重なった小皿を取り出す。しかし、先程望が難色を示す通り、今の彼はそんな心境では無い。にも関わらず、何故秀一郎は自分を呼んだのか···?

 

「···闇影君。本当は直ぐにでも戦いに向かいたいのではありませんか?」

 

「···えっ···?」

 

それを察したかの様に秀一郎は、自分が今本当は戦いの場に向かいたい···と言う本心について尋ね出した為、闇影は目を丸くしながら驚く。

 

「私は、子供の頃に見た夜空に散りばむ美しい沢山の星を見てすっかり魅了されましてね、その日から天体について興味を持って自分で調べて更に好きになり、何時しかこう思ったんですよ。『あの美しい景色や星をもっと沢山の人達に知ってもらいたい』『他にはどんな星があるんだろう』って。」

 

そして唐突に自分が天体を好きになった切っ掛けについて語り出す秀一郎。興味は趣味へと変わり、「あの日見た星の美しさを多くの人に伝えたい」「未発見の星を知りたい」と、軈て大きな夢へと変わり、この研究所を私設したのだと。

 

「影魅璃さんから聞きましたが、君は沢山の世界を光へ導く為に旅をしているそうですが、それは何故です?」

 

「えっ···それは···昔、ある人のお陰で闇から救って貰ったから、その人の様に全ての闇を光へ導きたいと思って···」

 

「何故そう思ったんですか?」

 

「それは···昔の自分と同じ思いをさせたくないから···!!」

 

「それが答えじゃありませんか?」

 

「!!!!」

 

此処からが本題、影魅璃から事情を知った秀一郎に何故自分は闇を光へ導く為の旅をしたのかを尋ねられ、切っ掛けは亡き師・マバユキに救われた事だと語り、そこから嘗ての自分の様な人間を出したくないと答えた闇影は目を見開いて気付いた。自分の本当の気持ちを···。

 

「私がこうして此処を研究所を開いたのも、アラタ君達がこの世界に残ったのも··そして君が人を光へ導く旅に出たのも、心からそうしたいと願ったからじゃありませんか?」

 

秀一郎がこの天文研究所を開き、正式な護星天使になったアラタ達が今も人間界で暮らし、闇影が闇を光へ導く為の旅に出た···それらの理由は全て他人から言われた事では無く、自分が心から願い、やりたい道を歩んだと言う共通点がある。

 

「君がそう決めたのならば、どんな事があっても諦めずに最後まで君が選び、君だけの道を信じて進みなさい。それが一番大事な事ですよ。···と、少し偉そうでしたかな?」

 

「諦めずに···自分が決めた自分だけの道を信じて進む···。」

 

自分で選んで決めた道だからこそ、諦めずに信じて進め···秀一郎の言葉を反芻しながら闇影は目を閉じて考える。マバユキに光へ導かれてからこれまでの自分が歩んだ道の過程を、そこで生まれた仲間達との絆を···。

 

「(そうだ···俺が選んだ道によって幾つもの闇が「光」になっていたんだ。なのに俺はあんな事を···ホント、馬鹿だよな···。)」

 

嘗ての自分の様な闇に囚われた人間を生み出させない···そう自分で選んだ道を歩み続けからこそ、コウイチを始めとした幾つもの闇から救われた「光」がある。それを全て否定したからコウイチは激怒したのだと漸く気付いた闇影は、自分の浅はかな言葉に自嘲する。

 

「(そんな彼奴や皆が傷付きながら戦っている。なら、今俺がすべき事は···!!)」

 

自分も誰かを闇から光へ救える力があった。そんな自分を信じてくれた仲間やゴセイジャー達が必死で戦っている。ならば、今自分が為すべき事は一つだけ···そう決めた闇影は、テーブルにある均等に切り分けられたアボカド巻きを一つ手に取り一気に頬張り、咀嚼して呑み込み···

 

「天知博士、ありがとうございます!!俺、行ってきます!!」

 

「はい、言ってらっしゃい。」

 

自分を立ち直らせる切っ掛けを作った秀一郎に深々と一礼し、仲間達のいる戦場へと向かって行く。秀一郎もにこやかな笑みを浮かべながら彼の健闘を祈る。

 

「さ。私達も頑張りましょう!」

 

「うん!」

 

「(先生···立ち直って良かった···。)」

 

秀一郎も望も、自分達に今出来る事を為すべくパーティーの準備の再開に取り掛かった。その中で黒深子は、闇影が何時もの調子を取り戻した事に内心喜びながら天知親子の手伝いを続行する。

 

 

 

(オイオイ死神サマよぉ···また変なでしゃばり癖が出ちまったんかぁ?止めた方が良いんじゃねぇか、あぁ?)

 

「······。」

 

マシンディライターに搭乗し戦場へ向かう道中、ライトオレンジカラーのフルフェイス型のメットを被って運転する闇影の精神にゴーストイマジンが再び煽りかけてくるが···

 

(余計なお節介は却って事態を悪化させてるってのは、お前が一番分かってる筈だぜ?今更良い子ちゃんぶるのは止めて「疫病神」らしく本性晒して···「(煩い!!)」なぁっ···!!?)

 

「(煽りたかったら一生そうしてろ!!お前が何を言おうと、俺は俺自身が信じた道を歩く!!」)

 

(てめぇ···!!)

 

自分が本当にすべき事···否、心から望んだ事を改めて気付いた彼にそんな幼稚な手段等通用せず一喝された。これに苛立ったゴーストIは反論しようとするが···

 

「(誰かに言われた程度で止める程、俺の決めた道はラー油プリンの様に甘くはない!!)」

 

(···チッ···!!)

 

続けて一部意味不明な表現でその信念は揺るがぬと押されてしまう。これを受けて何を思ったのか、ゴーストIは闇影への干渉(あおり)を止めて、舌打ちしながら彼の精神内へと消え去る。

 

「待ってろよ···!!」

 

ゴーストIからの干渉を撥ね除けた闇影は気を引き締め直し、仲間の下へ向かうべくマシンディライターのハンドルを強く捻り、スピードを上げて走り出す。

 

 

 

『がふっ···!!ぁ···ガァッ···!!?』

 

『一思いに止めは刺さんぞ?貴様から受けた私の屈辱は、こんな物では無いのだからなぁっ!!』

 

『グァガァァァァッッッッ!!!?』

 

一方、ブラジラは自分からアルティメットクウガの力を失わせた屈辱を晴らすべくリュウガSVを執拗に殴打し、足蹴にし首を掴んで持ち上げながら罵倒して投げ飛ばすと、ダークサーベルから放つ黒い斬撃波を直撃、遂に変身解除させて地に沈めるが···

 

「ぅ···うぅっっ···!!』

 

『まだだ···貴様には更なる苦痛を与えねば···!!』

 

あれ程痛め付けたにも関わらず、更なる苦痛を与えるべく全身から黒いオーラを纏いながらコウイチの方ゆっくりと迫る。元々大きなダメージを受けていた上、先の一方的な暴行によりコウイチは身動き出来ずにいる。

 

『止めろブラジラ!!』

 

しかし、これ以上の暴虐を許すまいとゴセイパワーの封印から解放され、ゴセイジャーに変身したアラタ達五人とゴセイナイトは各々武器を構えながらブラジラに立ち向かっていく。

 

『愚かな。変身出来た所で、私とお前達との力の差は変わらん!!』

 

如何に此方が弱体化しアラタ達がゴセイパワーを取り戻しゴセイジャーになろうとも力量差は依然変わらないと鼻で嗤うブラジラは、目を妖しく光らせて三度四体の分身体を実体化させる。

 

『まだあんな力が!!?』

 

『お前達と仮面ライダー共への強い憎しみが、私の糧となり力となったのだ。』

 

弱体化したにも関わらず分身体を生み出す程の力が残っている事に驚くレッドの言葉を受けたブラジラは、ゴセイジャー達とコウイチ達仮面ライダーへの強い憎悪···闇の感情を昂らせた事で力を回復させたのだと返す。

 

『私の中の闇が尽きぬ限り、お前達が私に勝つ可能性は無い!つあぁっっ!!』

 

『『『『『『うわあぁぁぁぁっっっっ!!!?/きゃあぁぁぁぁっっっっ!!?』』』』』』

 

例えアルティメットクウガの力が無くとも、自分の中の強い闇によって力は無限に増す···ブラジラはそう断言しながら分身体と共に掌から放った黒いオーラを纏った強力なエネルギー波をゴセイジャー達へ直撃、変身解除に追い込んだ。

 

「あっ···くぅっっ···!!?」

 

『フフフ···!!』

 

倒れながら傷の痛みに呻くアラタ達の姿を見てを嘲笑うブラジラとその分身体は、二度と自分の計画の邪魔をさせぬ様、彼等やコウイチ達に止めを刺すべくゆっくりと接近する。が···

 

『むっ!!?』

 

そんな彼の足元に銃撃による火花が走った為、腕を覆いながら自分の邪魔をした何者かに向けて睨み付ける。その邪魔者は、徐々に聞こえるバイクのエンジン音と共に現れる。その正体は···

 

「そこまでだ、ブラジラ。」

 

『貴様···!!』

 

銃口から煙を噴くライトブッカー・ガンモードを構え、マシンディライターから降りてメットを脱ぎ、強い眼差しで自分を見据える煌闇影だった。

 

「闇影···さん···!!」

 

「漸く来て下さったのですね···!!」

 

「皆···遅れてすまなかった。」

 

漸くこの戦場に現れた事に笑みを溢すアラタとツルギを始めとした他の面々に遅れた事を詫びる闇影は、それ以上に詫びなければいけない人物の下へ駆け寄る。

 

「よ···よぅ···大遅刻だぜ先生よぉ···。てめぇが全然来ねぇせいで···らしくねぇ『熱血』を代わりにやる羽目になっちまっただろうが···!!」

 

「コウイチ···。」

 

「あ···後は···任せた···ぞ···!!」

 

最もダメージが大きく瀕死状態のコウイチは、全身の痛みにより失いかける意識を何とか保ちながら笑みを浮かべて、闇影の「遅刻」のお陰で自分が彼の代わりを務めた事を皮肉を交えて報告し、後を託したと同時に眠った様に意識を手放した。

 

「すまない···そして、ありがとうコウイチ···。後は···俺がやる···!!」

 

自分の不甲斐なさや先の暴言等を詫び、諦めずに最後まで自分を信じ、今の状況を代わりに繋げてくれた事を感謝しながら、コウイチを安全な場所まで運んだ闇影は、痛みに耐えながら立ち上がるアラタ達と共にブラジラを見据える。

 

『今更現れて何のつもりだ疫病神よ。よもや、自分一人が加わった程度で世界を救えると思い上がっているのか?』

 

「てめぇ···!?」

 

「確かに何処かでそう思い上がっていたのかもしれない。だが俺は、そんな大層な理由で戦ったつもり一度もない。」

 

しかしそんな睨みを物ともしないブラジラは、尚も闇影を「疫病神」と揶揄しながら罵倒を浴びせる。これにアグリが憤慨しかけるも、当の本人は腕を横に伸ばして遮りながら一部肯定しつつもブラジラの言葉を否定する。

 

「俺が闇を光へ導くのは、昔の自分の様な過ちを犯す人をこれ以上出したくない···だから、目の前にある闇があったら何が何でも光へ導く、それが俺の戦う理由だ。」

 

『やはり愚かな奴だよ貴様は。要は貴様の単なる自己満足に過ぎん理由ではないか。』

 

闇を光へ導く為に戦う理由···それは嘗て「緋眼の死神」として闇に囚われていた頃の自分の様な人間を二度と生み出さぬ為だと改めて気付いた闇影の答えに、ブラジラは彼の自己満足だと自分の事を棚に上げて嘲笑う。

 

「自己満足でも構わない。例え周りからどう言われようとも、俺は自分が信じた道を突き進んで行く。それが、お節介教師な仮面ライダーだ!!」

 

だが自己満足(それ)を自覚していた闇影は揺らぐ事なくはっきりと肯定し、周囲の非難や罵倒を身に受けながらも、嘗ての自身がそうだった様に人々の闇を光へ導く···それがお節介教師な仮面ライダーだと、己が信念を宣言する。

 

「ゴセイジャーの皆、改めて頼みがある···この世界を光へ導く為に俺に力を貸して欲しい!!」

 

「うん!俺達も君の力が必要だ。この星をブラジラから護る為に、一緒に戦おう!!」

 

闇影はこの世界を光へ導く為、アラタ達ゴセイジャーは再び訪れたブラジラの脅威からこの地球を護る為···互いに共通の目的を持った戦士達は、それぞれの変身ツールを構える。

 

【GACCHA!】

 

「変身!!」

 

「「「「「チェンジカード!!!!!天装!!!!!」」」」」

 

【KAMEN-RIDE···DELIGHT!】

 

【CHANGE···GOSEIGER!】

 

闇影はディライトドライバーにライドカードを装填してディライトに、アラタ達五人はテンソウダーにチェンジカードを装填してゴセイジャーにそれぞれ変身を遂げ、世界の(仮面)光導者(ライダー)護星者(スーパー戦隊)···次元を越えた異なる二つの戦士達が巨悪に立ち向かうべく並び立つ···!!

 

『嵐のスカイックパワー!ゴセイレッド!!』

 

『息吹のスカイックパワー!ゴセイピンク!!』

 

『巌のランディックパワー!ゴセイブラック!!』

 

『芽萌のランディックパワー!ゴセイイエロー!!』

 

『怒涛のシーイックパワー!ゴセイブルー!!』

 

『地球を清める宿命の騎士!ゴセイナイト!!』

 

『『『『『地球を護るは天使の使命!!!!!』』』』』

 

『『『『『天装戦隊!!ゴセイジャー!!!!!』』』』』

 

『さぁ、この世界(ほし)を輝く道へと導きますか!!』

 

『ほざけ!!仮面ライダーも見習い共も、まとめて地獄へ叩き落としてくれるわ!!』

 

彼等の名乗り口上や決め台詞に憤慨するブラジラは、今度こそ自分の野望を実現するべく分身体達と共にゴセイジャーとディライトを葬るべく一斉に襲い掛かる。

 

『『はぁぁぁぁっっっっ!!!!』』

 

『ふっ!!はぁっ!!つぁぁっっ!!』

 

ブラックとイエロー等ランディック兄妹はそれぞれランディックアックスとランディッククローでチュパカブラの武レドランへ畳み掛ける様に荒々しい攻撃を仕掛けるが、彼の両腕の武レドライザーにより防御されつつ、クロスした武レドライザーから放つ電撃が襲い掛かるが···

 

『ディフェンストーンカード、天装!!』

 

【EXPAND!LANDICK-POWER!】

 

『今よ、お兄ちゃん!!』

 

『おう!!はぁぁっっ···ブラックアタック!!』

 

『何···ぐあぁぁっっ!!?』

 

イエローが発動した天装術、ディフェンストーンによる地面から発生した巨大な石壁で防御し、その隙にランディックアックスを構えて跳び上がった上空からブラックが垂直に落下する形で繰り出す技、ブラックアタックの強烈な一撃を武レドランに喰らわせた。

 

『シーイックボウガン!!』

 

『無駄だ···ブレドランチャー!!』

 

『はぁぁっっ!!ブルーチェック!!』

 

ブルーはシーイックボウガンでエネルギーの矢を連射しながらサイボーグのブレドRUNに接近するが、彼の両肩から放つブレドランチャーにより相殺され視界が遮断する程の爆煙が巻き起こるも、その状況下の中に於いても怯まず跳び上がって標的を定め、強力な青いエネルギーの矢を高速度で放つ技、ブルーチェックを見舞おうとするが···

 

『甘いぞ!!はぁっ!!』

 

それに勘付いたブレドRUNは投擲した両腕のブレメランでブルーチェックを斬り裂く様に打ち消し、そのままブルーをも斬り裂こうとするが···

 

『アイストップカード、天装!!』

 

【404】

 

【SPLASH!-KNIGHTICK-POWER!】

 

『ぬっ···貴···様···!!?』

 

そこへ間に割って入ったゴセイナイトがレオンセルラーで発動した天装術、アイストップによりブレメランごと全身を凍結させられ、身動きを封じられたブレドRUNは憤慨する。

 

『すまない、ゴセイナイト。』

 

『ゴセイブルー。此処からは、私達のターンだ。』

 

『あぁ、そうだな!ゴセイヘッダーカード、天装!!』

 

【SUMMON!SHARK-HEADDER!】

 

口数は少ないがそこにゴセイナイトから自分への信頼の想いが込められたと感じたブルーは、共にブレドRUNを倒すべくくシャークヘッダーを召喚し、ゴセイブラスターの銃口に装着する。

 

『バルカンヘッダーカード!!』

 

【848】

 

【SUMMON!VULCAN-HEADDER!】

 

『ナイトダイナミックカード!!』

 

【474】

 

ゴセイナイトもバルカンヘッダーを召喚し、レオンレイザーにレオンセルラーと共に装着したダイナミックレオンレイザーを完成させ、必殺技を発動するべく更にナイトダイナミックカードをセット、番号を入力する。

 

『断罪のナイティックパワー···パニッシュ!!』

 

【KNIGHT-DYNAMIC!】

 

『シャークバレット!!』

 

『ぐあぁぁっっ!!?』

 

ダイナミックレオンレイザーから放つナイトダイナミックとゴセイブラスターから放つシャークバレット、二つの強力な銃撃を身動きが取れず回避不能なブレドRUNはそのまま直撃を受ける。

 

『『はぁぁぁぁっっっっ!!!!』』

 

『ぬんっ!!やぁっ!!』

 

レッドとピンク等スカイックの戦士はそれぞれスカイックソードとスカイックショットで彗星のブレドランに攻撃を仕掛けるが、ブレドランサーの華麗な槍捌きで防ぎつつ斬撃と刺突攻撃を繰り出して吹き飛ばし···

 

『彗星弾!!はぁっ!!』

 

『『!!!?』』

 

『ふっ···これで奴等も終わっ···!!?』

 

続けて掌から青い隕石を模した技、彗星弾を二人に放ち直撃させ、爆発を起こした。これを見て彗星(ブレドラン)はレッドとピンクを葬ったと確信を抱くが···

 

『『はぁぁぁぁっっっっ!!!!スカイコンビブレイク!!』』

 

爆炎の中から低空飛行するレッドに掴まるピンクが飛び出し、スカイコンビブレイクなる技を繰り出そうとする。

 

『小癪な···はぁっ!!』

 

自分に劣ると思い込んでるレッドとピンク等スカイック族に自身の攻撃が全く効かない事に同じ種族として屈辱を覚えて憤慨する彗星(ブレドラン)は彗星弾を連発するが、捨て身覚悟で突撃する二人には全く当たらないでいる。

 

『ピンクトリック!!』

 

『ぐぉぉっっ!!?』

 

『レッドブレイク!!』

 

『ぐぁぁっっ!!?』

 

ピンクが構えるスカイックショットから放つ桃色の鳳凰の羽根を模した光弾を拡散して放つ技、ピンクトリックを被弾させ、そこにレッドの持つスカイックソードの技、レッドブレイクの強力な斬撃を彗星(ブレドラン)に直撃させる。

 

『ぬぅぅぅんっ!!』

 

『ふっ!!はっ!!せぇぇいっ!!』

 

ディライトはライトブッカー・ソードモードで刀を持つ血祭のブレドランと激しい剣戟を繰り出し合っている。片や嘗ては「死神」と謳われた(ディライト)、片や「血祭(げどうしゅう)」を騙る(ブレドラン)···互いに正義とはかけ離れた存在だが、その戦いぶりは「侍」に近しい物──

 

『うぁっっ!!?』

 

『私が居る事も忘れるな!!』

 

──等清廉な物ではなく、本体であるブラジラは自身の存在に失念しているのを良い事に、卑劣にもディライトの背後からダークサーベルで斬り付けた。

 

『そうだったな。なら、目には目を、分身には分身だ!!』

 

【FINAL-SHADOW-RIDE···HI・HI・HI・HIBIKI!】

 

しかし、複数の敵相手に対抗するべくディライトも「分身」として、自身の影をアームドセイバーを携えた装甲響鬼にFSRさせる。

 

『これで条件は同じだ、行くぞ!!』

 

人数を合わせて互いに得物を構えながら走り出しディライトは救星主(ブラジラ)と、SA響鬼は血祭(ブレドラン)と相対して戦いを繰り出す。双方、当初こそ互角に渡り合っているが···

 

『くっ···何故だ!!何故貴様如きの剣に私が押される!?』

 

『当然だ。同じ自己満足でも命や世界を光へ導く為に戦う俺と、壊して思い通りにする為に戦うお前とでは、剣の重みが違う!!』

 

『ぐぁっ!!?』

 

徐々に押されつつあるブラジラが嘆き出すのを聞いたディライトは、自分を皮肉りつつ然り気無く彼のやり方も自己満足だと揶揄し、命や世界を救うべく「護る(光へ導く)」自分と、命や世界を自分の思い通りに創るべく「壊す(闇へ誘う)」ブラジラ···それが剣の重みの違いだと応えつつ後退させ···

 

【FINAL-ATTACK-RIDE···HI・HI・HI・HIBIKI!】

 

『はぁぁっっ···鬼神覚声!!』

 

『『ぐああぁぁっっっっ!!!?』』

 

FARを発動し、SA響鬼と共に鬼神覚声による炎の刃でブラジラと血祭(ブレドラン)をそれぞれ斬り裂き、それと同時に他の分身体も彼の近くまで吹き飛ばされて来る。

 

『おのれぇ···戻れ!分身達よ!!』

 

ダメージによろめきながら立ち上がったブラジラはディライトとゴセイジャーを憎悪の眼で睨み付けつつ、倒れ伏した分身体達を体内に取り込み傷を回復した。

 

『ふっ、残念だったな。この能力がある限り、私を倒す事等絶対不可能だ!!』

 

『これじゃキリが無いよ!!』

 

イエローが嘆く様に、分身の実体化と吸収による戦力増加と回復···この循環がある限り完全に倒す事は不可能だとブラジラは自負する。

 

『さぁ、今一度お前達に絶望を与えてやる···!!』

 

『性懲りも無くまた分身かよ!!』

 

ブラックの辟易した言葉を無視しつつブラジラはディライトとゴセイジャー達に再び絶望を与えるべく眼を妖しく光らせて、四度分身体を生み出そうとするが···

 

『なっ···何故だ···何故分身が···くっ···!!?』

 

『恐らくお前は、自分の体力を分け与える形で分身を生み出していたんだろう。その分身達がダメージを受ける事はイコール、お前自身の体力も削れる事を意味する。それを戻して何度も繰り返せば自ずとお前自身の体力は徐々に失われていくんだ。』

 

四つの分身体が半透明で実体化しかける寸前で全て消失してしまい動揺するが、それと同時に身体に謎の疲弊感が発生した為項垂れかけるブラジラに対して、ディライトはその理由について自分なりの見解を答え出す。

 

分身の実体化と吸収による循環能力、確かに強力ではあるがその反面、重大な弱点が存在する。ブラジラは分身を生み出す度に自身の体力をも分散しており、分身体にダメージを与えれば与える程、本体である自分自身の体力が削られていく事に繋がる。それを幾度も繰り返せば、如何に傷を治せても体力は消費、今の様に疲労するのは当然の流れだ。

 

『ゴセイジャーの皆や···コウイチ達の頑張りが俺達の勝機に繋がったんだ···お前の言う「足掻き」は決して無駄なんかじゃない!!』

 

【RIKUGA!ANOTHER-AGITO!RYUGA!ORGA!

CHALICE!KABUKI!DARK-KABUTO!NEGA-DEN-O!

DARK-KIVA!】

 

【FINAL-KAMEN-RIDE···DELIGHT!】

 

ブラジラが無駄だと一蹴していた分身体達を討伐していたコウイチ達の奮闘が、彼を完全に討伐する事に繋がる事だと評しながらディライトはカオスタッチを取り出し画面をタッチし、カオスフォームへと強化変身を遂げた。

 

『さぁ、光へ導くよ!!』

 

『小癪な···分身に頼らずとも、お前達は私自らの手で葬ってくれる!!』

 

分身による戦力増加まで不能になり徐々に劣勢に追い込まれても尚諦めず···否、往生際が悪く自分自身の手でディライトCFとゴセイジャー達を葬るべくダークサーベルを構えて彼等と正面から激突する。

 

『はぁぁぁぁ···はぁっっ!!』

 

『くっ···ぐぁぁっっ!!!?』

 

しかし、分身の実体化により体力が低下した影響で動きが鈍ったブラジラは攻撃を殆ど回避され、逆にディライトCFとゴセイジャー達の猛攻を一方的に受けて吹き飛ばされる等、戦況は完全に好転してしまう。

 

【RIKUGA!CHAOS-RIDE···FORBIDDEN!】

 

その隙を突いてディライトCFはカオスタッチのリクガと「F」のマークをタッチすると、ヒストリーオーナメントがリクガの最終形態のシャドウライドカードに変わり、両サイドに黒いリクガのシルエットが現れて一体化すると、 リクガ・フォビドゥンフォームへとカオスライドし···

 

【FINAL-ATTACK-RIDE···RI・RI・RI・RIKUGA!】

 

『邪悪なる魂を滅する禁忌の焔!!フォビドゥンキック!!』

 

『ぐああぁぁぁぁっっっっ!!!?』

 

直ぐ様FARを発動すると、DリクガFFの右脚に黒い稲妻と金色の炎が纏いそのまま勢い良く跳び上がり必殺技・フォビドゥンキックをブラジラに叩き込んだ。それと同時にDリクガFFは元のカオスフォームに戻る。

 

『よし、止めだ!!』

 

『『『『『アセンブル!ゴセイバスター!!!!!』』』』』

 

ブラジラに止めを刺すべくゴセイジャー達はそれぞれのゴセイウエポンを合体させ、ゴセイバスターに組み立てて構え···

 

『バルカンヘッダーカード!!』

 

【848】

 

【SUMMON!VULCAN-HEADDER!】

 

『ナイトダイナミックカード!!』

 

【474】

 

ゴセイナイトはバルカンヘッダーを召喚、ダイナミックレオンレイザーを完成させ必殺技を発動するべく、ナイトダイナミックカードをセット、番号を入力し···

 

【FINAL-ATTACK-RIDE···】

 

更にディライトCFも自身のFARカードをドライバーにセットして必殺技の準備をし···

 

『『煌めくスカイックパワー!!』』

 

『『猛るランディックパワー!!』』

 

『冴えるシーイックパワー!!』

 

『断罪のナイティックパワー···!!』

 

【DE・DE・DE・DELIGHT!】

 

『混沌の光で···滅せよ!!』

 

『『『『『パニッシュ!!!!!』』』』』

 

『バニッシュ!!』

 

【GOSEI-DYNAMIC!】

 

【KNIGHT-DYNAMIC!】

 

『ぐああああぁぁぁぁっっっっ!!!!!!!?おのれぇぇ···またしても···またしても破られるのか···!?未熟な護星天使だけでなく、仮面ライダーと言う異物共にぃぃぃぃっっっっ!!!!』

 

ゴセイジャーのゴセイダイナミック、ゴセイナイトのナイトダイナミック、そしてディライトCFの身体に九人のダークライダー達の最強形態の幻影が重なり、両掌で構成した勾玉状のライトオレンジとクリアブラックカラーの巨大なエネルギー弾を放つ超必殺技「カオスディメンジョンプロミネンス」の合体技により、悪しき救星主の亡霊は呪詛の言葉を残して爆散する···。

 

 

 

ー天知天文研究所

 

 

「ありがとう。君達のお陰で、この地球はブラジラの手から守れたよ。」

 

「止してくれ。俺は自分の不始末を片付けただけだよ。」

 

仮面ライダー(闇影達)スーパー戦隊(ゴセイジャー)は互いに向き合い、仮面ライダーの助力によりこの地球がブラジラの脅威から救えたと感謝するアラタに対して、そもそもの原因は自分にありその不始末の責任を取っただけだと謙遜する闇影。

 

「ううん。もしも君達が来なかったとしても、ブラジラはああして俺達の前に現れてたと思うんだ。そこに君達と出会えたからこそ、協力してブラジラを倒せた。だから、やっぱり君達仮面ライダーのお陰だよ。改めて、ありがとう。」

 

それでもアラタは、仮に闇影達仮面ライダーの介入がなかったとしてもこれまでの経験上、ブラジラがアルティメットクウガかそれとはまた違う別の力をつけて復活して再びこの地球を狙っていたと推測し、結果論とは言え闇影達仮面ライダーと出会ったお陰でこの戦いに勝利したのだと根拠の無い理由で再度感謝の言葉を送った。

 

「え···あ···まぁ、その···此方こそ···ありがとう···。///」

 

真正面から自分達の様な世界の「異物」 へ感謝の言葉を受け、流石の闇影もこっ恥ずかしく思い、顔を紅くしながら礼を返した。しかし、こうした所がアラタの護星天使としての「力」なのだと実感する。

 

「何かアラタさんって、先生に似てる

わね。」

 

「確かに···。」

 

「闇影って何処かアラタに似てそう。」

 

「うん、似てる似てる。」

 

そんなやり取りを見て黒深子とツルギ、エリとモネ等それぞれの女性陣は彼等二人は似通った部分があると小声で笑いながら話し合う。闇影とアラタ、穏和な性格で大切な物を護るべく絶対諦めようとしない芯の強い所は確かに似通っているだろう。

 

「さ、俺達がこの世界でするべき事は終わりだ。残念だが此処で。」

 

「そっか···。君達の旅が無事に終わる日を祈ってるよ。」

 

「ありがとう···!!」

 

名残惜しいがこの世界で為すべき事が終わった今長居は無用···次の世界への旅に向かうべく研究所を後にしようとする闇影達。アラタは少し寂しい表情を見せつつも、直ぐに明るい笑みを浮かべて彼等の旅が終わる時を祈りつつ、闇影と握手を交わす。黒深子、ツルギ、コウイチと続いて出て行く中、何故か闇影が研究所の出入口のドアの前で一旦立ち止まると···

 

「ゴセイジャーの皆、これからどんな敵が現れても君達は君達が守りたい物の為に戦ってくれ。···どんな敵が現れても···!!」

 

「···!!?」

 

突然彼等護星天使の使命の下、如何なる脅威が現れてもこの(せかい)を護るべく戦う様に告げ出す。普通に聞けば単なる闇影の余計なお節介(エール)で済む話なのだが、「どんな敵」と何やら意味あり気に繰り返した事に少し眉を顰めるアラタだが、直ぐに「分かった」と答える様に無言で頷く。

 

「そっか···。」

 

アラタの返事に安堵した闇影は、僅かに口角を上げて今度こそ研究所を後にした。

 

「(闇影···どうしてあんな事言ったんだろ?)」

 

闇影の言葉に一先ず頷きはした物の、アラタは何故彼が去り際に「如何なる脅威からこの地球(せかい)を護れ」と今更の様に告げたのかを一人考え込む。だが、何やらあまり良い予感とは思えない···それが意味する物は···

 

「アラタ。さっきから突っ立って何考えてるの?こっち来て早くパーティーをしようよ!」

 

「···多分気のせいだよね。」

 

「え?」

 

「ううん、何でもないよ。それより、早くパーティーを楽しもうよ!!」

 

エリに話し掛けられたアラタはこの「予感」を気にしながらも、自分の杞憂だと考えるのを中断して彼女と共に再会パーティーに加わる。

 

だが、この時アラタ達ゴセイジャーは気付かなかった。その「予感」が最悪の形で的中してしまう事を···。

 

 

 

ー白石家

 

 

「ただいま···って、あれ?何で家の中が真っ暗なんだ?電気も点かない···ブレーカーでも落ちたのかな。」

 

仲間達と遅れる形で漸く帰宅した闇影だが、何故か家中がまるで停電状態の様に真っ暗だった為電灯を点けようとするが、幾度スイッチを切り替えても変わらない為ブレーカーが落ちたのだと考える。

 

「皆何やってるんだ···って、ん?リビングがちょっと明るいな。」

 

しかし、それなら何故先に帰宅している筈の黒深子達はブレーカーを元に戻さないのか?と疑問に思いながら歩を進めると、リビングの方から僅かな明かりが灯っているのが見えた為そこに入室する闇影だが···

 

 

 

「ふふふ···おかえり、先生♪」

 

「うわああぁぁっっ!!?」

 

入るや否や、火を灯した蝋燭を刺した燭台を手にして不気味な笑みを浮かべた黒深子が突然現れた為、思わず腰を抜かして後ろに倒れてしまう。

 

「お···威かすなよ黒深子···て言うか、電気も点けないで何やってるんだ!?」

 

「何って···夫婦水入らずで一晩を過ごす為のムード作りに決まってるじゃない♪さ、そんなとこに座り込んでないで一緒にご飯食べよ?」

 

「夫婦水入らずって···あれは只の役割···で···!?」

 

態々部屋を真っ暗にしたのは自分達夫婦だけの特別な一夜にする為の雰囲気作りだと当然の様に答えつつ、共に遅い夕飯を摂ろうと勧める黒深子に対して、あくまでこの世界での「役割」だと返そうとする闇影だが、立ち上がって目にした「物」を見て絶句する···。

 

『『『ギィィィィィィィィッッッッ!!!!!!!!』』』

 

闇影が目にした物···それはテーブルの上に置かれた、黒深子の手料理と言う名の奇声を叫ぶヘドロの様なドロドロした液体を纏ったドス黒い爬虫類の様な不気味な生物が盛られた皿が幾つも並べられていると言う地獄絵図だった。

 

「な···な···何で···!?」

 

「何でって、先生が食べたいってリクエストしたから腕に縒りを掛けて作ったのよ。」

 

「俺が!?いやいや···そんな事頼んだ覚え···あ!!」

 

この地獄絵図は自分が黒深子にリクエストした事だと知らされる闇影は、罷り間違ってもそんな命知らずな真似をしないと否定しようとしたが、ある事を思い返す···。

 

 

 

ーああ…とても美味しいよ···。晩御飯にまた食べたいくらいにね···。

 

ー 嘘じゃねぇよ!!そもそもお前···!!

 

 

 

「(あれかぁぁぁぁっっっっ!!!!!!ならあの時コウイチが言い掛けたのも···!!)」

 

精神的ショックを受けて上の空とは言え今朝自分が申告した事を思い出し、弁当を届けてくれたコウイチが言い掛けた事···それは知らず知らずの内にあの料理(殺戮兵器)を口にしてしまった事実だと悟った闇影は、顔を真っ青にして苦々しい表情をして震え出す。

 

「ちゃんと言った通りにしたんだから、先生が全部食べてよね。」

 

「えっ···いやいやいやいやいやいやいやいや!!!!さ、流石に一人じゃ食べきれないからコウイチ達も···!!」

 

「コウイチ達なら研究所に行ったわよ。『折角だからたまには二人でゆっくりしなよ。』って言って私達だけにしてくれたみたい。彼奴、普段はスケベな癖に中々良いとこあるよね。」

 

「(コウイチの奴めェェェェッッッッ!!!!)」

 

この料理(殺戮兵器)を一人で食する運命が迫る闇影は何とか負担を減らすべくコウイチ達を呼ぼうとする最低の手段を使おうとするが、彼等は天知天文研究所へ向かったと告げられる。そもそもこの家を二人だけで過ごすよう進言したのはコウイチその人だと知った闇影は、自分を「生け贄」にして逃走した彼に怒りを顕にする。

 

「ほら、早くしないと覚めちゃうよ。これ全部食べ終わったら食後の(デザート)もあるからさ。」

 

「ちょちょちょちょちょちょちょちょちょっと待って!!お、俺今お腹空いてないから···って、動かないっ!!?」

 

完全に全ての望みを絶たれた闇影は悪足掻きと言わんばかりにこの悍しい晩餐会から逃げようとするが、食後に自分を「デザート」だと更なる地獄(?)を予言する黒深子の手により両手両脚を鎖で縛られる形で無理矢理固定される。そして···

 

「はぁい先生。あ~~~~ん♪」

 

「あがああああああああぁぁぁぁっっっっ!!!!!!!?」

 

今、闇影は真の地獄を文字通り味わされている···。

 

それ故に気付いていない。この世界を現わしたキャンバスの絵に更なる絵···黒いレールの上を滑走する赤紫色の桃が特徴をした電車と複数のヘッダーを合体させた巨大ロボットのイラストが追加された事に。

 

···まだ全てが解決していない事に···。

 

 

 

「はぁぁぁぁ···めっちゃくちゃ疲れたなぁぁぁぁ···!!」

 

「確かに···限界を超える程戦いましたからね···!!」

 

とある大きな戦いを終えて限界以上の力を出し切った為か、コウイチはテーブルの上に突っ伏しながら疲弊の声を上げ、ツルギもこのまま眠りに落ちそうな表情でソファーに背凭れながら同様の言葉を漏らす。

 

「二人共お疲れ様。ま、何はともあれこれで諸悪の根源をぶっ潰してめでたしめでたしって感じね。ねぇ、先生?」

 

だがその甲斐あって、全ての世界が今後「諸悪の根源」によって脅かされる事はないと確信した黒深子は、窓際に立つ闇影に声を掛けるが···

 

「(···本当に···これで全て終わったのか?『奴』が最後に遺した言葉もそうだが···そもそも俺は一体何を──としていたんだ···!?)」

 

その「諸悪の根源」が死に際に遺した言葉···何より自分はそこで何を行っていたのか?記憶を辿って考え込む闇影だが、それが何なのか皆目見当が付かないでいる。

 

「ふぅ···♪」

 

「ひゃっ!!?///な、な、な···何するんだ黒深子!?」

 

「それはこっちの台詞よ。さっきから声掛けても返事がないから疲れてるだろうと心配して、吐息サービスを提供したのよ。」

 

一向に返事しないのは疲労が溜まっているせいだと判断した黒深子から不意打ちする形で耳に吐息を吹きかけられた為、闇影は思わず声を裏返し、息を吹かれた耳を押さえながら顔を紅くして動揺する。

 

「しれっと何言ってんの!?でも、ごめん。ちょっと考え事してて···!?」

 

真顔で疲労回復(吐息)サービスだと答える黒深子にツッコミを入れつつ返事をしなかった事を詫びる闇影は、ある物を見て目を見開いて驚く。

 

「何だ···見た事の無いライダー···それも···九人も···!?」

 

何時ものキャンバスに無数の地球が中心にあり、それをこれまで闇影達が出会った事の無い九人のライダー達が、悪魔の様なオーラを纏いながらその地球を両手で掴み摂ろうとしている絵が描かれている。これが意味する物、それは···

 

「どうやら···まだこの旅は終わらないみたいだな···!!」

 

新たなる旅の始まり···そこで彼等が待ち受けている物は何なのか···?

 

そして···煌闇影が嘗て闇に身を堕としてまで手にしようとした「物」は何なのか···?

 

世界の光導者、ディライト!失われし記憶の欠片が揃う時、その先にあるのは闇か?光か?




と言う訳で、今回の話の後に「大きな戦い」がある為、その詳細については別に書く予定でございます。

その「大きな戦い」が終わり次第、新章がスタートする予定ですので当分の間本作の更新がストップしますので何卒御勘弁を!!え、何時もの事だろって?手厳しい···!!((T_T))

とは言え、「大きな戦い」も本編と繋がりがある為「ディライト」その物はまだまだ続けますので御安心を(^_^;)

好きなレギュラーキャラは?

  • 煌闇影/仮面ライダーディライト
  • 白石黒深子/スワンオルフェノク
  • 赤鏡コウイチ/仮面ライダーリュウガ
  • 諸刃ツルギ/仮面ライダーサソード
  • 彩盗巡/仮面ライダーディシーフ
  • 戴問周/仮面ライダーディスティール
  • 白石影魅璃
  • 創士傀斗
  • 紅蓮
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