仮面ライダーディライト-世界の光導者-   作:トラグマアーク〜駄作者ナンバーワン〜

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ダークライダー編スタート!!

最初に言っておく!ダークライダー編は全て前後合わせた2話編成でございます。


第1章 9つのダークライダーの世界編
第3導 リュウガの夢


「こ、これって、私が中学の美術部の時に使ってた…」

 

「今日、押入れを整理してたら見つかったの。まだ綺麗だったから出してみたんだけど…。」

 

このキャンバスは黒深子が中学生の時に使用していた物らしい。

 

「この絵は何なんだろう…?」

 

黒深子はキャンバスに描かれている二体の戦士の絵が何を意味しているのか考えている…。

 

「言っただろ?ここはリュウガの世界だって。」

 

「そうじゃなくて、これがどういう意味…って!先生!何?その格好!?」

 

黒深子が闇影の方を振り向いてみると、彼の格好に驚いた。

 

「どうやらそのキャンバスに描かれている絵がどのライダーの世界なのかを教えてくれるようだね。」

 

「ああ、成程…じゃないわよ!何で○子の○将みたいな服着てるのよ!」

 

闇影は構わずキャンバスの絵について説明するが、黒深子は闇影の○子の○将の料理人の様な服装について全力で突っ込んだ。

 

「分からない。多分この世界での俺の役割なのかもしれないな。」

 

「○子の○将の料理人が?何故に?」

 

黒深子は闇影の返答に疑問を抱くが…

 

「お~い!注文をしたいんだが~!」

 

「すいませ~ん!ラーメンが食べたいんですが~!」

 

そうこうしている内にどういう訳か、客が次々と来客してきた。

 

「え?え?え?ちょ、ちょっと待って下さい!ウチはラーメン屋じゃありませんよ!」

 

黒深子は突然入ってきた客達にここはラーメン屋じゃないと訂正するが…

 

「何すっとぼけてんだよ!看板が出てるじゃねぇかよ!『光導軒(こうどうけん)』って看板がよ」

 

「えっ?何?どういう事?」

 

客の返答に「?」で頭の中がいっぱいになっている黒深子は家の玄関を出てみると…

 

「な!ちょ、え、ええぇぇぇぇっっっっ!!!!い、家が変わってるぅぅぅぅっっっっ!!!!」

 

確かに『光導軒』という大きな看板がデカデカと出ていた…それと同時に白石家も変化していた。

 

「分かったか?さっさと注文を聞いてくれ!腹減ったぜ!」

 

「お客様!申し訳ありません!此方の席へどうぞ!黒深子!お客さんの注文を聞いてきてくれ!俺は厨房で調理するから!」

 

外に出てきた闇影は客を席へ誘導し、黒深子に的確な指示を出して、中に戻った。

 

「よぅし!調理開始!」

 

 

 

―世界の光導者、ディライト!9つの影の世界を巡り、その瞳は、何を照らす?

 

 

 

「ふ~…つ…疲れた~…!!」

 

昼時なのか客が多かったおかげで店はてんてこ舞いだった。そのせいか黒深子は相当疲れた表情をしている。

 

「それにしても先生、凄い手際よく調理していたわね。プロ顔負けかも。」

 

「ホントね。もう、惚れ惚れするくらい…。」

 

「い、いやぁ…///」

 

黒深子と影魅璃の称賛に指で頬をなぞり照れる闇影。その時…

 

「な、何だ!この嫌な音は!?」

 

「うぅぅ~…鳥肌が立つ~…」

 

突然聞こえてきたガラスを引っ掻いた様な音に不快感を持つ闇影と、それを過剰に感じる黒深子。この音の正体は何なのか…そう考えていた時…

 

「現れたか!ミラーモンスター!」

 

「ミラーモンスター?」

 

声を上げたのは、一人の女性の客だった。白い帽子を被った茶髪のポニーテールに、きりっとした目と強気な性格を強調した女性である。この耳障りな音の正体を知っているようだ。

 

「あ、あの…」

 

「今度こそ手掛かりを掴んでやる!」

 

黒深子の言葉に耳を貸さずに女は懐から白く四角い物体を取り出し、壁に掛かってる鏡にそれを写す様に突き出した。その瞬間、鏡から黒いベルト「Vバックル」が実体化し彼女の腰に装着された。そして…

 

「変身!」

 

そう叫びながら、四角い物体…カードデッキをベルトに装着した時、彼女の身体に何かの影が纏われ、白鳥をイメージさせる戦士「仮面ライダーファム」に変身した。そして、そのまま鏡の中に飛び込んだ…。

 

「…どうやら『ミラーワールド』の中に入ったようだな。さっきの人なら何か知ってるかも…変身!」

 

KAMEN-RIDE…DELIGHT!

 

『それじゃ…行って来る!!』

 

闇影もディライトに変身し、鏡の中に侵入した。

 

「気をつけてね…先生。」

 

 

 

―ミラーワールド

 

 

『ギギギギギギギギ…』

 

『く…なんて数だ…!キリが無い…。』

 

ファムはレイヨウを模したミラーモンスター「ギガゼール」の大群に苦戦していた。

 

『グギャアァァァァッッッッ!!!!』

 

『……!!』

 

万事休す…!!そう覚悟した時…

 

ATTACK-RIDE…LASER!

 

『グギャアァァァァッッッッ!!!!』

 

ディライトの放つディライトレーザーがファムに襲い掛かったギガゼールに命中し、爆発した。

 

『だ、誰なんだ?お前は!?』

 

『仮面ライダーディライト…!!はっ!ていっ!そりゃっ!』

 

『グァァァァァッッッッ!!!!』

 

ファムの質問を簡潔に返したディライトはライトブッカー・ソードモードで次々とギガゼールを切り裂いていった。

 

『数が減ってきたからこいつで止めだ!!』

 

FINAL-ATTACK-RIDE…DE・DE・DE・DELIGHT!

 

『はあぁぁぁぁっっっっ…はあっ!!』

 

『グギャアァァァァッッッッ!!!!』

 

ディライトは自身のFAR・ディメンションプロミネンスで、残り少ないギガゼールの群れを消滅させた。

 

『ふぅ…こんなとこかな?さて、貴女に聞きたい事があるんですが…。』

 

『ディライト…?そんなライダー、今回のバトルにいたのか?』

 

『今回のバトル?何の事ですか?』

 

ファムの「今回のバトル」という単語に首を傾げるディライト。

 

『…周りを見れば解る…。』

 

『うん?周り?…って!何だこれは!?』

 

ファムの言葉にディライトは馬鹿正直に周りを見渡す。その光景とは…

 

 

 

SHOOT-VENT

 

STRIKE-VENT

 

『『ウオォォォォッッッッ!!!!』』

 

ディライトの視線は銃撃を仕掛ける緑の牛をモチーフとしたライダー「仮面ライダーゾルダ」と、それをかわしながら巨大な爪でゾルダに向かう白虎をモチーフとしたライダー「仮面ライダータイガ」達に向いていた。

 

『俺の願いの為に倒されてくれな?』

 

FINAL-VENT

 

ゾルダはそろそろ決着を付ける為に必殺技用のカード「ファイナルベント」を使い、緑色の牛を模したロボットの様な外見をした契約モンスター「マグナギガ」を召喚しタイガを倒そうとするのだが…

 

FREEZE-VENT

 

『何!?凍っただと!?』

 

マグナギガは、タイガ特有のライダー以外の物を凍らせる特殊カード「フリーズベント」で凍ってしまったのだ。

 

『そっちこそ僕の素晴らしい人生の足掛かりになってもらうよ。』

 

FINAL-VENT

 

タイガはすかさず自分のファイナルベントを発動させ、二足歩行の獰猛な白虎を模した契約モンスター「デストワイルダー」を召喚した。そして、デストワイルダーはゾルダの身体に爪を突き刺し倒したら、タイガの下まで引き摺り、

 

『ぐ、ぐあぁぁぁぁ!!!』

 

タイガの装備する巨大な爪「デストクロー」でゾルダを突き上げ結晶爆発させた。

 

『ギャアァァァァッッッッ!!!!』

 

これが、タイガのファイナルベント「クリスタルブレイク」の威力だ…。

 

『…な…何でだ…。何で人と人がこんな戦いを!?』

 

ディライトは先程の戦いに強い憤りを感じていた。人と人が殺し合う戦いに…。

 

『これが三年ごとに行われる、ライダー同士が最後の一人になるまで戦い合うバトル「ライダーロワイヤル」だ。』

 

『ライダー…ロワイヤル…。』

 

『そして、勝ち残った者にはどんな願いも叶える「ウィッシュスフィア」が手に入る。だから皆あんなに躍起になってるのさ。』

 

『そんな…人の命を踏みにじってまで願いを叶えるなんて…』

 

『この世界では勝ち残ったライダーのみが望みを叶える事など当たり前になっている。』

 

ファムの冷静な言葉にうちひしがれるディライト。

 

『じゃあ…貴女も?』

 

『…違う!』

 

ディライトの質問に先程の冷静な声とは違い、強い口調で否定した。

 

『私はこんな他人を踏みにじる下衆なバトル等どうでもいい!私が戦っているのは…』

 

どうやらファムは他のライダーとは違いライダーロワイヤルにも、ウィッシュスフィアにも、興味を示していないようだ。彼女が他に戦う理由を語るその時、龍の顔を象ったバイザーを付けた黒い戦士が現れた。

 

『…!ついに姿を現したか!龍騎!』

 

ファムは突如現れた黒い戦士を「龍騎」と呼び白鳥型のバイザー「羽召剣ブランバイザー」を構えた。だが…

 

『……!!』

 

黒い戦士は龍騎ではないと、無言で両腕で×の字を作って否定の合図を出した。

 

『来ないならこっちから行くぞ!!はあぁぁぁぁっっっっ!!』

 

間違いだと言う否定のサインを気にせず、黒い戦士に斬りかかるファム。このままでは危険だと判断し黒い戦士は黒い龍の形をしたバイザーにカードを読み込ませた。

 

SWORD-VENT

 

黒い戦士の手元に日本刀を模した黒い剣「ドラグセイバー」が出現し、そのままブランバイザーと斬り結んだ。

 

『何故だ!何故私の前から姿を消したんだ!…コウイチ!』

 

『……。』

 

ファムは黒い戦士に問い詰めるが、彼は一言も口を開かなかった。このままでは拉致があかないと感じ、ファムは斬り結びをやめ間合いを取り、ファイナルベントのカードを使おうとするが…

 

『…くっ…!時間切れか!』

 

突然、ファムとディライトの身体が粒子化し始めた。このミラーワールドに十分間留まると、身体が粒子化し最後には消滅してしまうのだ。『一先ず退却だ!だが、次こそはお前を止めて見せるぞ!コウイチ!』

 

そう言って二人はミラーワールドから脱出した。

 

 

 

―現実世界

 

 

「あっ!帰ってきた!どうだった?何か分かった?先生。」

 

ミラーワールドから帰ってきた闇影に黒深子はリュウガについて聞いた。

 

「くそっ!やっと龍騎を見つけたのに…!」

 

ファムだった女性は拳を握り締め、悔しそうな顔をしていた。

 

「いや、あれは龍騎じゃないですよ?」

 

「何を言っている!あれはどう見ても…!」

 

「龍騎は赤色じゃないんですか?」

 

「あ…///」

 

女性は色の違いに気付き、顔を真っ赤にした。

 

「じゃあ…あれは何だ?」

 

「あれは仮面ライダーリュウガ…俺達がこの世界で救うべきライダーです。」

 

闇影は先程のライダーの名前を女性に教えた。だが、同時に目的まで言ってしまった…。

 

「リュウガ?この世界?お前達は一体何者なんだ?」

 

「…ああ、そうでした。実は…。」

 

闇影はこれまでの経緯を女性に語った。そして、この世界の仕組みについて彼女に質問した。

彼女の名前は羽鳥(はっとり)ミホ。三年前のライダーロワイヤルで行方不明になっていた仮面ライダー龍騎である親友の赤鏡(あかがみ)コウイチを探す為に仮面ライダーファムとしてこのバトルに身を投じていたのだ。

 

「この世界が闇に支配されそう…か。にわかに信じ難い…が、お前達が嘘をついている様には見えんな。」

 

「分かるんですか?」

 

「カメラマンを職業としているから、顔の表情で本当か嘘かよく分かるんだ。」

 

「なんか凄いですね!」

 

「あまり自慢にはならんがな。それにしても、あいつは何処にいるんだ…。」

 

ミホは龍騎の行方を気にしていた。何故自分の前から姿を消してしまったのか…

 

「まあまあ、ミホさん。きっとコウイチさんって人は無事ですよ。貴女が信じている限り、きっと…ね?」

 

ミホの暗い表情を察して影魅璃は彼女に優しい言葉を掛けた。

 

「ああ…そうだな!ありがとう。」

 

「どうでもいいけど、お母さん…何でチャイナドレスを着てるのよ!」

 

黒深子がツッコミを入れるのも無理はない…。影魅璃の服装が何故か緑色のチャイナドレスになっていたのだから。

 

「あら?一応中華料理店なんだからそれっぽい格好を…「せんでええわ!!」」

 

「す、凄い格好ですね…///」

 

闇影も顔を赤らめながら影魅璃の姿を見ていた。

 

「先生も見ないで!!」

 

「ぐほッ!!」

 

だが、黒深子の正拳突きで地に沈んだ。

 

「(こ…こいつらにこの世界を任せていいのか?)」

 

ミホは闇影達のやり取りに一抹の不安を感じた。

 

 

 

―ミラーワールド

 

 

 

ただ一人佇んでいる黒い龍騎、リュウガ…。本来ライダーでも十分間しか留まれないミラーワールドに何故いるのか…。それは彼はこの世界で生まれたライダーだからなのだ。この無人の世界で彼は何を思っているのか?

 

『「アイツ」は一体何処にいるんだ。この世界にいる筈なんだが…。』

 

リュウガもとある人物を探している様だ。その時、彼の元に黒い龍を模した契約モンスター「暗黒龍ドラグブラッカー」が現れた。

 

『……!!』

 

『大丈夫だよ、ブラッカー。もう一度探せば見つかるって。』

 

通常、契約モンスターとライダーとは主従の関係でしか無いのだが、このリュウガとドラグブラッカーのそれは友情で結ばれている様だ。

 

『……!!』

 

『え?この戦いが「まとも」なら何を願うかって?』

 

ブラッカーはリュウガの願いについて聞いた。

 

『そうだな…。あの現実世界で生きてみたい…。ここから向こうの人達の生活を見ていたら俺も…って思ってな…なんてね。』

 

リュウガの願い、それはミラーワールドではなく現実世界で暮らす事だ。

 

『……!!』

 

『そうか…ありがとう。でも俺には…いや、誰の願いも叶えられないんだ…。「今の状況」じゃ…な…。』

 

仮面から表情は読み取れないが、リュウガは何故か悲しげな顔をしている。何故誰の願いも叶わないのか?「普通」や「今の状況」という言葉にその真意が隠されているのか?それから彼は一言も話さなくなった。

 

 

―現実世界

 

 

白石家で一晩世話になったミホと闇影はもう一度ミラーワールドに行こうとしている。

 

「今日こそ龍騎を…」

 

「俺はリュウガを…」

 

「「見つけるぞ!!」」

 

見事にハモった二人、だが目的は違う。ミホは龍騎を、闇影はリュウガを探すからだ。

 

「とりあえず、龍騎が見つかるまでは一時停戦といこうか。煌。」

 

「いいですよ!俺もミホさんの手伝いをしたいし。」

 

「ふん、好きにすればいい。さて…見つけたらどんな仕置きをしてやろうか…。」

 

「「((何か怖い事言ってるんですけど…!!))」」

 

闇影と黒深子はミホの最後の言葉に恐怖した。出来れば自分達が先に彼を見つけようかと考える程…。

 

「と、ともかく、十分しか時間が無いから早く探しましょう!」

 

「ああ、そうだな!」

 

闇影はディライトドライバーを、ミホはカードデッキを鏡に移し、Vバックルを装着した。

 

「「変身!!」」

 

KAMEN-RIDE…DELIGHT!

 

闇影はディライトに、ミホはファムに変身し鏡の中に飛び込んだ。

 

 

 

―ミラーワールド

 

 

『ギギギギギギギギ……』

 

二人が到着した瞬間、無数のミラーモンスターが待ち構えていた。

 

『くっ!ウジャウジャ現れて!』

 

『時間は掛けられないから一気に片付けるか!援軍を作るぞ!』

 

FINAL-SHADOW-RIDE…RYU・RYU・RYU・RYUKI!

 

ディライトは自身の影を、赤い龍を象ったアーマー、バイザーの真上に金色の龍を象った飾りが特徴の、ファムが血眼に探している龍騎の最終形態「龍騎サバイブ」にFSRした。

 

『影が龍騎に!?でも違う…。煌…お前は一体?』

 

ディライトの影が龍騎となった事に驚きを隠せないファムは彼の素性を改めて気にした。

 

『…後でお話しますよ。お互いの目的が果たせたらね!』

 

FINAL-ATTACK-RIDE…RYU・RYU・RYU・RYUKI!

 

『グギャアアアアァァァァッッッッ!!!!』

 

龍騎のFARを発動し、ディライトはライトブッカーを、S龍騎SVは赤い龍の頭部を象った拳銃型の武器「ドラグバイザーツヴァイ」を構えてエネルギーをチャージし、巨大な火炎弾「メテオバレット」を放ちミラーモンスター達を焼滅させ、それと同時にS龍騎SVは影に戻った…。

 

『凄い…これが煌…ディライトの能力か…!』

 

ファムはディライトの他のライダーとは一転した能力に感嘆の声を漏らした。だがその時…

 

 

 

『ディライト…ディライト…だと!?』

 

二人が後ろを向くとドラグセイバーを携えたリュウガが現れた。仮面で表情は見えないが、ディライトに対して強い敵意の視線を感じる。

 

『おおおおぉぉぉぉっっっっ!!!!』

 

『くっ!おい!いきなり何をするんだ!』

 

突然ディライトに向かって斬りかかるリュウガ。だが、間一髪の所を剣状に変形したライトブッカーで防いだ。

 

『ついにこの世界に現れたか!ディライト、いや…世界の灰塵者!』

 

『な、何の事だ!』

 

『とぼけるな!お前は全ての世界を焼き付くす存在だと聞いている!だが、この世界はお前の思うようにはさせない!』

 

ディライトには全く思い当たりが無い事ばかりだ。自分が世界を焼き付くす存在?灰塵者?全く聞かない単語が彼の頭の中でぐるぐる渦巻いている…。

 

『…何か知らないけど、いきなり斬りかかるのは感心しないな!』

 

ディライトはリュウガの剣を斬り払い、彼の身体に蹴りを入れた。

 

『ぐっ!こいつ!』

 

STRIKE-VENT

 

蹴られた事により間合いを空けられたリュウガはストライクベントを発動し、腕に黒い龍の形をした「ドラグクロー」を装着し、黒い炎をチャージした。

 

『そっちが肉弾戦で来るならこっちも!』

 

FINAL-ATTACK-RIDE…DE・DE・DE・DELIGHT!

 

ディライトも自身のFARを発動し、右腕に光のエネルギーを込めた。

 

『はあああぁぁぁぁっっっっ!!!!』

 

『うおおおぉぉぉぉっっっっ!!!!』

 

ディライトの「ディメンションフィスト」とリュウガの「ドラグクロー・ファイヤー」。

二体の必殺技が激突しようとしたその時…

 

 

 

STRIKE-VENT

 

別の電子音が鳴り、巨大な火炎弾が二人を襲った。

 

『『ぐわああぁぁぁぁっっっっ!!!!』』

 

『煌!大丈…!お、お前は…!』

 

火炎弾の爆炎がやむと、そこには龍を象ったバイザーを付けた赤い戦士が立っていた…。

 

『…今度は間違えんぞ…。龍騎!!』

 

ファムはその人物にブランバイザーを向けた。彼こそ、彼女が探していたライダー「仮面ライダー龍騎」であった。

 

『……!』

 

『く…!まさかここで出てくるなんて…!』

 

ディライトは大ダメージを受けたが、なんとか無事であった。しかし…

 

「…くっ!」

 

リュウガは先程の攻撃により変身が解除され、首に銀色のプレートアクセサリーをぶら下げた、黒いレザージャケットに白いシャツを着た黒いズボンの肩までパーマがかった長い茶髪の青年の姿へと戻る。すると…

 

『何故だ…!!』

 

『…ミホさん?』

 

ファムは変身の解けたリュウガの正体を見て愕然としていた。その理由は…

 

 

 

『何故お前がリュウガなんだ…コウイチ!!』

 

『!!!!』

 

なんと、リュウガの正体は、ファムが探していた龍騎の正体である筈の赤鏡コウイチだった…。

 

 

 

一方、ディライト達の様子を赤いフードを着込んだ謎の女性が見下ろしていた。

 

「ついに現れたか。ディライト…。お前の存在は世界を焼き付くす。このまま龍騎によって抹殺されるがいい!」

 

どうやらリュウガにディライトが灰塵者であると告げたのはこの女性の様だ。

彼女の思惑は?灰塵者とは何か?リュウガの謎は?

そして、最後に望みを叶えるのは誰だ!?




探していた龍騎が見つからず、襲ってきたリュウガの正体は何故かコウイチだった!?

その謎は次回明らかになります!!

好きなレギュラーキャラは?

  • 煌闇影/仮面ライダーディライト
  • 白石黒深子/スワンオルフェノク
  • 赤鏡コウイチ/仮面ライダーリュウガ
  • 諸刃ツルギ/仮面ライダーサソード
  • 彩盗巡/仮面ライダーディシーフ
  • 戴問周/仮面ライダーディスティール
  • 白石影魅璃
  • 創士傀斗
  • 紅蓮
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