ミーちゃんの思いついたネタ、妄想集   作:ミーちゃん

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ふと思いついた妄想。
ごめんね、アンセムさん。

すみません。タイトル変えましたが、中身は全く一緒です。


KINGDOM HEARTS マスマスロールオリ主
闇の世界で波アァァァ!


 空はどこまでも黒く、辺りは無数の黒い岩と、闇の深淵でもある黒い海が存在し、寄せては返す波の音だけが響く。闇の世界、その海岸で水平線に見える光を見ながら、俺は岩の上に座ってボーっとしていた。

 

「はぁ…………」

 

 海を見てると、なんか、こう……スッキリした気持ちになるんだよね。海なんて光の世界、それこそデスティニーアイランドとかにもあるけど闇の世界を選んだのは、その方がミステリアスでかっこ良く見えるからさ。それに、闇の世界って時間の流れがないから時を忘れられるし、人もあんまりやって来ないんだよね。

 

か〜め〜は〜め〜波ぁぁぁぁ!!……なんか違うな」

 

 だからスッキリした後、波打ち際でかめはめ波の練習をしても問題ないわけだ。俺は魔法が使えるから魔法で再現しても良いのだけれど、それじゃ浪漫がない。かめはめ波は気力で撃つものだからね。

 

「う〜ん、こうかな? か〜め〜は〜め〜波ぁぁぁ!」

 

 轟ッと音が鳴ると同時に俺の射線上にある海が大きな水飛沫を上げた。全力で叫びながらやってみたけど、両掌からでるのは衝撃波だけ。気功弾すら出ない。

 

「これも違うか……」

 

 前世の頃から練習してるが、全然撃てるようにならない。学校とか仕事とかあったし、現世でも鍵を持ってハートレスとか倒したり世界を旅したりと毎日練習してたわけじゃないからな…………それが原因か? 

 もしかしたら、練習量が足りないからかめはめ波について何も進歩がないのかもしれない。ならば、練習あるのみ……か。闇の世界で正解だったな! 人が来ることがないから誰にも見られないし、時間の流れもないし!

 

「か〜め〜は〜め〜「あ、あの……」波ぁぁぁぁ!! …………え?」

 

 再びかめはめ波を撃つためにと練習しようとしたら、後ろから話しかけられた。途中、気のせいやろとか思って、一連の行為を終えてから後ろをチラッて見たら、普通に人が立ってた。しかも、女性…………オワタ。

 なんでぇ? ここ、闇の世界やで? 普通の人が入れない世界なんですよ? どうしているん? しかも女性……めっちゃ美型やん。美少女と美女の間って感じ。どっちかといえば美女かな。美しくサラサラと流れるような青い髪、サファイアのような瞳、薄っすらと赤みがかかったピンク色の唇、闇の世界でもわかるくらい白い肌、ベルトに押さえられた少年から大人まで男を魅了しそうな大きな胸、ニーソとスパッツがもたらす絶対領域……………どこかで見たことあるなぁ……どこだっけ?

 

「私はアクアと言います。あの……あなたはこんな闇の世界で何を?」

 

 この声もどこかで聴いたことがあるんだよなぁ……って思ってたらアクアさん!? 

 アイエエエエ! アクアサン!? アクアサンナンデ!?

 お、お、落ち着け……素数を数えるんだ。1、3、5、7、9……いかん、これは奇数だった! 

 ヤベェ。アクアさんが困惑したような顔でこちらを見てらっしゃる。と、とりあえず、質問に答えなきゃ。

 

「ひっ……必殺技の練習さ」

 

「必殺技ですか……その、どうして闇の世界で?」

 

 ヤバい。アクアさんとかそれ以前に女の人と話すのが久しぶり過ぎて、緊張しちゃう。汗が止まらん…………そうだ! 俺の尊敬するあの人の話し方を真似しよう! そうすれば、緊張も和らぐはず!!

 

「俺が着ているこの闇を払う衣があれば、闇の世界でも好きなだけ活動できる。加えて、闇の世界では時間の流れが存在しない。しかも、ハートレスはとても強くなっている。ここほど修練に適した場所はないのさ」

 

「なるほど……」

 

「君は? どうして闇の世界にいるんだ?」

 

 さすが、俺の尊敬するマスマスだぜ! 普段なら女性相手に「君」とか絶対使わないし、そもそも話せないけど、マスマスロールならなんとか話せるぜ! マスマスとは一度しか話したことないけど。

 

「私はこの世界に堕ちて以来、元の世界に戻れずに長い時間彷徨っているんです」

 

 そう言ながら体育座りをして海を眺め始めるアクアさん。やっベー、アクアさん美人だからめっちゃドキドキするー! 

 ん? う〜〜〜〜ん? そういえばこの場面めっちゃ既視感あるんですけど。もしかしてあれじゃない? アクアさんとアンセムの会話のシーンじゃない? え、じゃあ、アンセムさんどこ……?

 てゆーか、KHの本編とっくに終わってると思ってたんだけど、実際はKHⅡが終わったばっかってこと? もしくは3Dの最中か。ディズニー世界に行かないで違う世界ばっかり行ってたのが仇となったか。

 

 今は、なぜかいないアンセムさんが来るまで代わりを務めるしかないみたいだな。アンセムさんなんて言ってたっけ? なんか、ソラについて話していたような気がするけど…………とりあえず頑張れ、俺!! 

 

「元の世界に戻りたいのか?」

 

「友との約束を果たすために」

 

「友? ヘェ〜、俺、君によく似た少年を知ってるよ。今の君のように、友や仲間、世界の人々のために必死で光を守ろうとしている」

 

 今、このセリフを言って思ったんだけど、アンセムさん研究者とはいえ洞察力高すぎでは? アクアさん、友との約束が光を守るためなんて一ミリも言ってないし、キーブレードも持ってないから光の守護者かどうかもわからないと思うんだけど。性格も似てないし。キーブレード使いならわかるらしいけど……なんでアンセムさんはアクアさんとソラを重ねたのかねぇ? 

 

「光を守る? 教えてください、世界は今、どうなっているのですか?」

 

 こちらを向きながら問いかけてくるアクアさん。超高校級の計画力を持っていると言われても納得のいくハゲのせいで、何度も闇に飲まれそうになってますよーと言いたい。

 

「世界は何度か闇に飲み込まれそうになった。しかし、その度にキーブレードを持つ君によく似た少年に救われている」

 

「え? まさか! テラかヴェンという名では……?」

 

「いや——そんな名前じゃないよ」

 

「そうですか……」

 

 そうだよ。ちなみに、原作通りならヴェントゥスはお眠りに、テラは約90歳のハゲに乗っ取られております。この後の展開はどんなだっけ……?

 

「今は眠りの世界にいるだろうが、きっと彼なら、誰もの心を繋ぐあの少年なら——不幸になった者たちも救えるかもしれないな」

 

 確かこんなセリフだった気がする。多分……きっと……メイビー。後は、意味深なセリフだったかな? そういえば、マスマスもふざけたような言動なのに、たまに意味深なことを言うよなー。

 

「すべては眠りから生まれる——そう、君さえもね」

 

  眠りだけでなく闇からも生まれるけど、どっちも間違いではないか。人間で言えば、お母さんの子宮の中にいる頃は真っ暗闇だし、ある程度肉体が成長するまでは意識がないから眠っていると捉えることもできるし。

 

「その少年の名は?」

 

 アクアさんがこっちに体を向けて問いかけてきた。美しい…………はっ!? いかん、いかん、魅了されてしもうたわ。視線をアクアさんから外して海の方へもっていく。海を眺めれば、波の音と潮の満ち引き、水平線上に浮かぶ光が俺に冷静さを取り戻させてくれるから。

 

「彼の名は——ソラ——っ!」

 

 ビックリしたー!!。冷静になったんで、もう一度アクアさんの方を向いたら、アクアさん泣いてるんですけどー!? え、なんか泣くようなこと俺言ったっけ? わからん……

 

「ソラ……」

 

 

 

☆☆☆☆☆

 

 

 

「さて、これからどうする?」

 

 黒いコート……闇を払う衣を着た彼から、そう尋ねられる。

 私は、闇の世界に迷い込んでしまった者たちの力になれるように、光の世界に戻る日まで闇の世界で戦い続ける。ミッキーと再会してそう決めた。

 

「この海岸は、私の知っている海岸と繋がっている気がします」

 

 そう、なんとなくだけれど、あの子たちと出会ったあの世界と繋がっている気がする。闇の世界で、あの世界のように輝く星も美しい夕日もないのに。

 

「……デスティニーアイランド」

 

 彼が海を見ながらそう呟く。そうだ、あの子たちがいた、あの世界の名はデスティニーアイランド。

 

「知っているんですね!」

 

「ああ、綺麗な場所だよ。俺は、この闇の海岸も好きだけどね」

 

 彼がデスティニーアイランドのことを知っていて少し驚いた。あの世界の出身なのか、それとも彼も、私達と同じように世界を旅していたのか、どちらかはわからない。けど…………

 

「ここにいれば、誰かに会える気がします」

 

 また一人になったと思っていたけど、この海岸で彼と出会った。最初は彼の行動も相まってとても驚いたけど……それでも、一人じゃないという事実は私の心を軽くしてくれた。

 

「この海岸は光と闇の狭間、昼と夜の出会う場所だ。君の言う通り、俺たちが出会ったように、また誰かに出会うかもしれないね」

 

「はい!」

 

 

 

 

 

 




どこで区切ったらいいかわからなかった。
マスマスみたいな性格のオリ主。誰も来ない闇の世界でかめはめ波しててもおかしくないと思った。
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