隔日更新予定。
現代ポケモンモノが読みたく自作。
相変わらず仕事は忙しいので感想の返信は期待しないでね。
突然ですが、私は今どこにいるでしょう?
正解は真白い空間でした。えっ、意味が分からない?大丈夫だ、私もわからない。
誰に言っているのかわからない冗談を考えて落ち着くと、周りを見渡す余裕も出てくる。
見回してみると多くの若い人が立っている。半分くらいは学生ではないだろうか?
立っているだけでは何も起きないので声をかけようとするが、口は開かず、足も動かない。両手は動かせるが手話もできない私では、明確な意思も伝えられない。
身振り手振りでコミュニケーションを取ろうとするが、気が付いたお姉さんに睨まれてしまった。まったく余裕がない。
それにしてもここはどこだろうか?確かにベッドで寝たんだけど、明日は仕事なんだがなあ。などといろいろ考えを巡らせていると、頭の中に声が聞こえてくる。
「どーも、選ばれし100人の皆さん。お待たせしてしまって申し訳ございません。手続きに時間がかかってしまいました」
?選ばれた?何に?私が?私なんて、しがないオタクサラリーマンでしかないぞ。
混乱する頭の中を謎の声は、透き通るように浸透してくる。
「あ、質問は受け付けませんからね。簡潔に説明します。実はこの世界とは別の世界がこの世界に衝突しようとしています。それを回避するには100人のいけに…勇者が必要なのです。安心してください。死ぬわけではなく、新しい世界に転生することになります。選ばれた人は比較的適性のある人を選んでいます」
・・・はあ。意味が分からないのですけど
率直な感想であった。
それにしてもパニックにならないな。少なくても私は何もない空間に飛ばされれば、慌てふためくはずなんだけどな。謎の声の適性は何かをいじられるのか?
「そしてなんと皆さんが行く世界は現代ポケットモンスターの世界!!!………になる予定です。いえ、違うんですよ。こういう衝突する軌道の世界は不安定で、その世界はまだポケットモンスターのポの字もない世界ですが、ポケモンが生まれることは決定しています。選ばれた皆さんはポケットモンスターソード・シールドを遊んでいらっしゃる方たちです。うれしいですよね」
勝手な押し付けである。そもそも私がソードを買ったのは、コロナの暇な時間をつぶすためである。まあ、ダイパ復帰勢からするとグラフィックの進化に感動してかなりやり込んではいたが。
「その世界はゲームとアニメと現実の混ざった、まったく違った世界になっています。どういう世界かは実際に体験して感じてください」
つまり、ぜったいれいどは-273℃ってか。無理じゃないかな?後ろにいるトレーナー、余波だけで死なない?
「最後にお待ちかねのチートタイムです。まずは皆さん共通の身体能力向上(小)とダブルバトルの才能です。まあ、これがないと一地方を徒歩で踏破するなんて出来っこありませんし、せっかくのポケモンでダブルバトルができないなんて悲しいですからね。現地の人もポケモントレーナーの素質があるのなら、持っている人は多くいます。…さあ、お待ちかねの個別チートタイムです。ちなみに見ることはできませんが、現地の人も一部持っています。が、(小)や(中)程度です。(上)や(特上)なんて現地の人は誰も持っていませんよ。…バグっている人以外」
最後のセリフはなんだ。やっぱり原点にして頂点の人とかいるの?
不意に目の前にキラキラ光るカードが現れる。そこには…
「さあ、受け取って、夢と冒険と!ポケットモンスターの世界へ!レッツゴー!」
あなたのチートは[育成(中)]です
確かに、(上)や(特上)が与えられるなんて言っていませんでしたよね!!しかもバトルではなく、育成。俺TUEEEEしたかったなあ。
そんなことを考えながら、意識は暗闇に落ちていった。
2011年3月11日。福岡県在住の私、神崎ユウ(男)は、いまだポケモンのポの字もない世界で、ゆかいな仲間たちと元気に過ごしています。
誕生日が3/11で今日10歳になります。
それにしても、赤ちゃんからやり直したくなかったなあ。
ご都合主義万歳!!