「んー。朝は霧が凄いな....。目前3メートル先が見えねぇ....」
「おっ?団子屋のあんちゃんじゃねぇか!こんな時間に散歩かい?」
「いえいえ、ちょっと野暮用ですよ。」
「そうかい。いずれにせよ、早朝は夜活動した妖怪が住みかに帰る時間だ。遭遇しないよう気を付けろよ。」
「ありがと。んじゃいってくるわ~」
~青年移動中~
「さって、三日目の今日だが、お賽銭はいくらかなぁ~....。ん?330円か....。ふむ、ま、上等かね....。」
「....三日目でこの金銭感覚に慣れるとは....恐ろしや....人間の適応力....」
ザッザッザッ....
「ん?あれ?こんな道あったっけ?というか、こんな木ここら辺に生えてたか?」
ギャーギャー
「というか、カラスの鳴き声が嫌に大きく聞こえて....!?」クスクス....
「笑い声?....まさか....んしょっと。」ドカッ
ゴソゴソ....
「さあって、道に迷った事だし、腹減ってしかたがねぇや。親父に内緒で持ってきたたくさんの団子、一人で食べようか....」
「ちょっとまったぁ!!その団子私にも頂戴!!」
「....はあ、やっぱりお前らの仕業だったか....」
「もう、サニーったら、いたずらの途中なのに抜けちゃ駄目でしょ。」
「じゃあ、ルナは団子要らないのね!じゃあその分の団子を私が....」
「いるわ。だってその団子、私のコーヒーと合う位美味しいもの。」
「....相変わらずルナの味覚はよくわからんなぁ....」
「はい、旦那様。あ~ん♪....あいたっ!」ポカッ
「そしてスターよ、新婚ごっこをいきなり始めるんじゃありません。」
「むーっ....熟年夫婦のつもりだったのに....」
「というか、お前らよくこんな朝早くに起きてたな。」
「スターがね!今日は早起きしてて、誰か来たらしいから、私達いたずらの為に叩き起こされたの!」
「お前らいたずらに命でも賭けてんのか?」
「いたずらの腕なら、この三妖精がいれば誰にも負けないわ!」
「まぁ、いつも誰かが失敗するけどね....」
「三人....こう言うとき何て言うんだっけ....?」
「三人寄ったらもんじゃ焼きよ!!覚えておきなさいスター!!」
「そうなの?ありがとうサニー♪」
「あながち間違いではないから困る....。」
「ところで、トオルはどこに行こうとしてたの?」ズズッ
「どっからコーヒー出したんだルナ....いやな、今から博麗神社にお賽銭を入れようとな....」
ピクピクピクッ
「いたずらのにおいがするわ!!」
「これは....面白くなりそうね....。」
「私たちも一緒に行ってもいいですか♪」
「いたずらじゃないけど....ま、一人よりかましか(安全面で)。」
「やった!!トオルが加わればいたずらは絶対にうまく行くわ!!早速いくわよ!!」
「「おーっ!!」」
「いたずらじゃないんだけどなぁ....」
~青年&妖精達移動中~
「さって、じゃあ、いたずらをする前にやることといったら?」
「声合わせ!」
「....偵察でしょ。」
「ルナが正解だ。」
「というか、いたずらする気になってるんだね?」
「まあ、その方がやりやすいし....」
「あら♪私たちってそんなに軽い妖精じゃあ....」
「....あ~ん。」つ団子
「あむっ!ん~♪美味しい。」
「と、言うわけでスター。偵察よろしく。」
「ふぁい♪....二人、賽銭箱の前にいるわ。それと....賽銭箱の中に一人。」
「なに?サニー。皆の姿を消せるか?」
「オッケー!....はい!これで大丈夫なはずよ!」
「よしよし」ナデナデ
「むふふ~♪」
「....ジーッ。」
「おっと、じゃあルナには俺たちの会話と....そうだな、足音とか、服の擦れる音とか消してもらっていいか?」
「....わかったわ....はい。」
「ありがとな。」
「....。」
「....。」
「....ジーッ。」
「わ、わかったわかった。ほら」ナデナデ
「....ん。許す。」
「よおし!まずは、偵察だ!そこの階段に寝そべって賽銭箱の方を見るぞ!」
「見えてないから堂々と....」
「雰囲気があっていいわね!」
ジーッ....
「あれは....魔理沙とアリスか....」
「スター?お賽銭箱の中に誰かいるっていったわよね?」
「....多分霊夢じゃないかなぁ....」
「え?なんで?」
「いや、多分だけど、お賽銭に関心があるのって霊夢だけじゃない?」
「え?そうなのか?」
「そうなの。それで、今回のいたずらはどうする?」
「ふむ、そう言うことなら...。ここに330円ある。これを誰にも気付かせずに入れることがいたずらだ。」
「え?それって良いことじゃないの?」
「ふふん♪驚けサニー。この百円玉は一見すると本物だが、中身はただのお菓子だ。ちょうど別のを持ってるから食ってみろ」つ五円玉チョコ(リアルVer)
「ふーん....あ!ホントだ!」
「と、言うわけで、お金に関心のある霊夢さんを騙すにはうってつけのいたずらだ。しかもあの二人はお賽銭の事なんて知らないから、霊夢さんが出てきたらすっごいビックリするぞ?」
「いいわね!!早速やりましょ!!」
「....じゃあ....そろ~り、そろ~り」
「抜き足差し足勇み足....」
「....旦那様の寝室にこっそり忍び込む感じで....キャッ(/▽\)♪」
「なにやってんだスター....」
「よし、サニー、お賽銭入れてやれ。あ、霊夢さんに当てないようにな?」
「わかったわ!....はい!」ポイッ
....チャリン
「ん?チャリン?」
「あ、お賽銭の音消すの忘れてたわ。」
『....ん?今お金の音が....』
「まずいっ!みんな逃げろぉ!!」
わぁーーーーっ!!!
「はぁ....はぁ....」
「け、結局失敗しちゃったわね....」
「ま、まぁ、いたずらの仕掛けは済んだんだし、後は気付くのを待つだけ....」
お賽銭....とったどぉーーー!!
「あ!!気付いたみたい!!」
「....霊夢さん、小躍りしてるわ、お菓子とも知らずに♪」
「あははっ!!今回のいたずらは成功ね!ありがとうトオル!!」
「おう!(まぁ、あれ本物のお金だけどね~。)」
「あ、これはここにいる皆の秘密な!」
「わかったわ!誰にもこんないたずらの気持ちは分けてあげないわ!」
「殿方との秘め事....(/▽\)♪キャッ」
「....じゃ、俺は団子屋の仕事に戻るから、また今度な~。」
「またねー!!」
「....また。」フリフリ
「夜這いしに来るわ~♪」
「こんでいい!!」
◼️◼️◼️
「ふぅ~今日もお疲れ~。」
「おう!昼時はもう過ぎたか、客さんいると時間があっという間に過ぎるねぇ....」
「ま、親父はゆっくりしとけ、俺は紅魔館に行ってくるわ。」
「おう、そこに団子積んでるから、あの....リヤカー?ってやつで持ってってくれ。」
「....本当、こんなによく作ったな....俺達。」
「まぁ、後は届けるだけだ。作ってお客さんの腹に届けんのが俺たちの仕事だ。しっかりやれよ!」
「了解!んじゃいってくるわ~。」
~青年移動中~
「お!?今日は外売りかい、お兄さん?」
「いえいえ、今日は紅魔館の方に注文が入ったもんで。」
「そうかい。あの不気味な所のね~。生きて帰ってくるんだよ~。」
「物騒なこと言わないでくださいよ~」
「あははっ!!冗談冗談!!頑張ってね~」
「は~い。いつもありがとうございます~!!」
◼️◼️◼️
「さぁって~ここまで来たが....ん?あれは....。」
「Zzz....」
「気持ち良さそうに寝てんなぁ....
「ふぇぁっ!?あ、おはようございます咲夜さん。今日は優しいんですね。ナイフがどこにも刺さってませんよ。」
「お前なぁ....そろそろ起きているようにできないのか?」
「ん?....あっ!?トオルさんでしたか!!いやはや失礼しました。それで、ご用件は....図書館ですか?」
「え?聞いてないの?団子届けに来たんだが....」
「あっ!!そうだったっ!!すっかり忘れてましたぁ~。」アハハ
「忘れるな!....まぁいい。中に案内してくれる?」
「ええ。いいで....っ!!?」クンクン
「ん?どうしたんだ....?」
「....これは....他の女の臭いっ!!?あなたまさか....あだっ!!」ポカッ
「お前は俺の嫁かなんかかっ!!そんなことしてねぇで案内しろ案内!!」
「はいはい~....でも、気を付けてくださいよ~。女の人はこういうのに敏感ですから....。」
「ん?そうなの?まぁ、別にそんな問題じゃないだろ....。」
(割りと問題あるんだけどなぁ....ま、あの方がどう反応するか楽しみではありますね♪)
「....な~に考えてんのかな?美鈴さん?」
「なーにも?ささ、お客様のおなーりー!ですよ!!」