「ただいま」と言うために   作:ZG

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なのはとフェイトの口調こんなだったっけ?うまく書けない……


Memory 3

暴走したリニアレールを停止させ、内部のガジェットドローンの殲滅とレリックの回収を無事済ませた起動六課の姿を、離れた場所から見ている影があった。

銀色の装甲と髑髏の装飾が施された機体、クロスボーンガンダムX-0を駆るゴーストだ。

ゴーストは内部に突入した少年少女達が無事に任務を終えたのを確認するとホッっと胸をなでおろす。

 

「ツヴァイのサポートとなのは・フェイトコンビの制空権の制圧があったとはいえ、流石にハード過ぎる初陣だろぉ」

『どの口が言うんですか』

 

主の心配を余所に辛辣な言葉を投げかけるクロスボーン。もっとも、訓練も碌に受けていない少年がいきなり戦場に出るよりかは遥かにマシな初陣なので何も言えない。

 

「にしても、あの新米達、まだまだ粗削りだけど中々良い動きをするじゃないか」

『まぁ、現状の実力を見て…というよりも将来性を期待しての選出でしょうね』

「ちびっ子たちも良くやる。9歳とかそこら辺だろうに」

『フェイト様の被保護者のようです』

「あいつ、いつの間に子持ちに…」

 

それはそうと、クロスボーンのツインアイが点滅し目的が達成した事を報告する。ゴーストが最後まで離脱しなかった理由はレリックの回収とは別にあった。

 

「ファントムのデータはどんなもんだ?」

『概ねマスターが設計した通りの性能を発揮しているようです。もっとも、アレを使わなかったので未完成なのかオミットされたのかは分かりませんが』

「アレを装備していないのなら、Iフィールドを装備した意味も、ファントムを製造する必要も無いから使わなかっただけだろ」

『それは願望ですか?』

「・・・・・・かもな」

 

そう零し空を自由に駆ける白と黒の魔導士を一瞥すると、誰にも発見されないよう素早く離脱する。もはや光を捉えず持つことも無いその目は、懐かしさと哀愁がこもっていたのをたのを彼のデバイス以外の誰も知ることは無かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『……』

「どうかしたかファントム?」

『マスターの体力と魔力の無さを嘆いているだけです』

「あんたのデバイスって本当に辛辣というか…」

『事実を言っているだけです。私の性能を100%引き出してもらわなければマスターを選んだ意味がありませんので』

 

相変わらずの辛辣さを発揮し、疲弊した自身の主にトドメを刺そうとするファントムを本気でバラそうか迷うグレイとそれを止めようとするフォワードのティアナ達に近づく二人がいた。リニアの周囲にいたガジェットの殲滅を終えたグレイ達の部隊長、高町なのはとフェイト・T・ハラオウンだ。

 

「お疲れ様皆」

「お疲れ様です!なのはさん、フェイトさん」

「皆もデバイスの方も問題無さそうだけど、戻ったらシャマルに検査してもらうのを忘れずにね」

「グレイもデータと報告書の提出忘れずにね」

 

帰っても休む暇が無い事を知ったグレイは力なく返事をし、なのは達は苦笑する。

ここまで疲労しているのは何もグレイだけの問題ではない。(まぁ、同期のティアナやスバルよりも鍛えてないからと言われてしまえばそれまでなのだが) 体力や魔力量の少なさという点を除いても、単純にファントムを操縦するのに相当な集中力が必要な上、通常のデバイスと違い、展開するだけで魔力を消費し、その消費も魔法を使用とは比にならない。更に言ってしまえば、グレイの足りない技術を補う為にファントムが補助をするのだが、かなり無理をする為その分体力を消耗する。

ファントムはグレイが死なないギリギリを見極めて体を酷使させるのである。もっとも、ファントムの奥の手を使えるようにするための無茶ではあるのだが。グレイの訓練を担当しているなのはからすれば、自身の過去から無茶をさせないように訓練をしているのに、それでは足りないとばかりに、ファントムが普段の訓練にプラスして更にハードな訓練をさせるため、なのはを悩ませる種になっている。

 

「アレは使わなかったみたいだね」

「使わなかったと言ってもロックは掛けてあるんでしょ?」

「それでも、ファントムとハロロには簡単に解除されちゃうよ」

 

六課の隊長陣の見解としては、今のグレイではファントムの性能を100%発揮するのは不可能と判断されている。これは単純にファントムに求められる操縦技術が相当なものなのと、なのは達の言う『アレ』を使えば戦闘の結果に関係なくグレイの身体が持たない可能性が高かったからだ。そのためにファントムの機能にロックをかけている。ファントムとハロロがその気になれば何時でもロックは外せるのだが、それをするのは最終手段として2機ともそのつもりは無い。

 

「……アリサとすずかが完成させてくれた彼の形見」

「本当に彼が求めてた形になったのかは…もう分からないけど」

「信じてみよう。ファントムとファントムが選んだグレイを」

 

フェイトのその言葉に強く頷く。だが、いまだに口論を続けるグレイとファントムを見つめるその瞳は、どこか物寂しさと後悔の様なものが込められていた。

 

「――




話が進まん!

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